ss初投稿です! 書き貯めてます
ラブライブ!はアニメ全話
を1回しか見たことがないためキャラの口調が違ったりするかもしれませんがご理解ください 登場キャラは「りんぱな」です!
内容はアルトネリコの「シャラノワールの森」の歌詞をほぼそのまま使い、登場人物をりんぱなにして台詞などを加えました!
あくまで「歌詞」に加えただけなんでシャラノワールの森やアルトネリコを知らない人でも一応は見れる内容となっているとは思います!
間の開け方が下手かもしれませんがよろしくお願いします!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444915171
(童話~花と共にある猫の物語~を紐解きましょう)
植物の女神ハナヨワールとネコ族のリンのお話をしましょう…
--此度語るは 花咲き乱れる 神秘の森の物語…--
緑溢れる静かな楽園の
その奥深くに
優美な花を咲かせる
神樹ダイアンサスがありました
ハナヨ「ダイちゃんはいつ見ても綺麗だねぇ…私もこのくらいに綺麗になりたいなぁ…」フフッ
女神が愛し大切に育てたその花はいつしか
「不死をもたらす花」と噂されるようになりました
それを聞いた欲深い人間達の手で花は無惨にも摘み取られてしまいました
ハナヨ「そんな…酷い…せっかくおばあちゃんから貰った大切なお花だったのにっ…樹にも傷が…お花もほとんどっ…!」グスッ
ハナヨ「許しませんっ…!こんなに散らかして…ハナヨの大事にしてたお花を摘み取っていくなんてっ…」ギロッ
女神はその痛ましさに激しく憤りました
ハナヨ「もう許しませんっ!命で償ってっ!」シュルシュルシュル
女神の怒りに呼応して茨はうねり
不逞の輩を絡めとり その鋭い棘で貫きました
ハナヨ「ごめんね…ダイちゃん…」
そして森はいつしか「魔の森」と恐れられるようになりました…
~~~~~~~~~~~~~
???『おばあちゃんの言い伝えだとこの森の奥にお花があるはずにゃ…』
ハナヨ「また侵入者…でもたくさん茨を這わせたから流石にここまでは来ないよね…?」
???『にゃっ…この森、茨や蔦が多くて進むのが難しいにゃ…痛いっ!』
ある日のこと森に澄んだ目をしたネコ族の少女が現れ
???『でもリンは頑張るよ、昔おばあちゃんから聞いた綺麗なお花を見るために、そしてそのお話に出てきたお花の妖精さんと、お友達になるためにっ!』
苦難の末に茨の海を越え 女神の元へたどり着きました
ハナヨ(うっ…嘘っ…本当にここまでタドリツイチャッタノー!?)チラッ
奇跡の森で 運命の森で
導かれるように二人は巡り会いました
リン(わぁ…お話に聞いてたよりずっと綺麗なお花だにゃ~……あれっ?あそこに凛と同じくらいの女の子がいる!?)テクテク
ハナヨ(えっ…バレちゃった!?近づいて来ちゃってる!?どうしよう!?どうしよう!?)ビクッ
リン「見つけたにゃ!」バッ
大樹の下で 花薫る中で
見つめ合う姿は さながら1枚の絵のように…
高鳴る胸に 二人は戸惑いながら…
リン「わ…私の名前はリン!あなたの名前は?」
ハナヨ「わっ…私の名前はハナヨワール…です…」
リン「ハナヨワールちゃん…!じゃあ…かよちんって呼ぶにゃ!」
ハナヨ「か…かよちん?」
リン「よろしくね!かよちん!」
ハナヨ「う…うんっ!よろしくねっ!リンちゃん!」
心を求めあい絆を育んでいきました
ハナヨ「そう言えばリンちゃんはどうしてこの森の中に入ろうと思ったの?…多分噂になってるよね…ハナヨが森に入った人達に酷いことをしてるって…」
リン「あのね、リンのおばあちゃんが一度この森に入ったことがあってね」
ハナヨ「えっ…!?そうなの!?」(おばあちゃんっぽい人が入ってきたのはあの時だけだよね…?まさか…)
リン「うん!リンのおばあちゃんが大好きだったダイ…ダイアンサス?の花が普通の土じゃ見ることができないから、ここに埋めに来たんだって!」
ハナヨ「!?」
ハナヨ(やっぱりそうだったんだ!私にダイアンサスの苗をくれたのはリンちゃんのおばあちゃんだったんだ!)
ハナヨ(うぅ…棘の多い茨とか足元に蔦とか悪いことしちゃったな…)
互いを分かち阻む者はなにもない…
~~~~~~~~~~~~~
リン「リン知ってるよ…かよちん実はリンが休憩してる時リンのために、こっそり木の実とか果物を落としてくれてたりしたこと」
ハナヨ「ナ…ナンデシッテルノー!?」
リン「流石に休憩する度に食べられる木の実や果物が落ちてきたら不思議に思うにゃ」
ハナヨ「」
リン「でも、かよちん最初はリンを追い出そうとしてたんだよね?どうして木の実とかくれたりしたの?」
ハナヨ(…傷つきながらも頑張ってるリンちゃんを見てたら何かしてあげようかな…って思い始めてきちゃったんだよね…)
ハナヨ「り…リンちゃんが頑張ってたから、お花を見るだけなら…少しくらいなら手伝ってもいいかなって思って…」
リン「……」
ハナヨ「うっ…」(ハナヨのせいでいっぱい傷つけちゃったもんね…木の実くらいじゃ許してく「かよちん、ありがとうにゃ~!!」ギュー
ハナヨ「り、り…りりリンちゃんっ!!?」
リン「ここまで来るの大変でね、ちょっと心折れそうになった時もあったよ…でもね?そんな時かよちんから貰った木の実を食べたんだ…そしたらだんだん元気がでてきたんだにゃ!もう少し、もう少しだけ歩こうって!…それでここまで辿り着けたんだにゃ!」ギュー
リン「だから、ここまで来れたのはかよちんのおかげなんだよ?かよちんありがとう!大好きだにゃ~!」ギュー
ハナヨ「リンちゃん…」グスッ
ハナヨ(私も…リンちゃんのこと大好きだよ…)
…かのように思われました
けれどある日 噂の森を厭った人々に火を放たれ…
メラメラメラパチパチ
ハナヨ「どうして!?どうしてこんなことするの!?私はただ、おばあちゃんのお花とリンちゃんと一緒にいたいだけなのに!!!」
パチパチボォォォォ
リン「かよちんっ!!早く森から抜けよう!!かよちんもリンも死んじゃうよっ!!」
メラメラボォォォォ
ハナヨ「駄目だよ!!あのお花は…せめてあのお花だけは私が守らないとっ…!!」
ボォォォォォォォ
リン「かよちんっ!!!確かにあのお花は大事だけど!けど!リンは、かよちんの命の方が大事だよっ!!」ガシッ
ボォォォォボォォォォ
ハナヨ「うっ…ごめんね…ごめんなさい…ダイちゃん…おばあちゃん…」ヒグッヒグッ
タッタッタッタッ…
二人を除く全てが跡形もなく焼け落ちてしまいました…
ハナヨ「どうして…ごめんね…ごめんね…」ポロポロ
リン「かよちんっ…!」ギュッ
女神の嘆きは深く…
リン「かよちん!森はまた時間かけて復活させればいいにゃ!」
リン「かよちん!ポケットにあった木の実全部あげる!だから、これ食べて元気出してにゃ!」
リン「かよちん!おばあちゃんもきっとかよちんの悲しんでる姿は見たくないって思ってるにゃ!」
どんな慰めの言葉も その心には届きませんでした…
リン「かよちん!今日は二人で一緒にお花探「もういいよ!!」
ハナヨ「ハナヨにはもう居場所が無いんだよ…」
ハナヨ「森を失って…ダイちゃんも失って…ハナヨはもう疲れちゃったよ…」
ハナヨ「だからリンちゃん…もう私とは一才関わらな「かよちんのバカっ!!」
ハナヨ「!?」ビクッ
リン「リンはかよちんが死んじゃわなくて良かったって思ってるのにっ…!!かよちんが元気になるようにって願ってるのにっ…!!」グスッ
リン「かよちんはずっっとお花お花お花っ…たまにはリンのことも見てよっ!!」
ハナヨ「私だってっ…私だってもう2回もこんなっ…!!!ううぅぅ…リンちゃんの…」グスッ
ハナヨ「リンちゃんのバカっ!!」
二人の想いはすれ違い続け…
ハナヨ「んんっ~…」ノビー
ハナヨ「あれ??」ブンブン
ハナヨ「リン…ちゃん?」
ある日少女は何処かへ旅立ってゆきました…
ハナヨ「リ…リンちゃんが悪いんだから!私はとても悲しいのに…どうせきっとリンちゃんもすぐ戻ってくるよ…」
ハナヨ(リンちゃん…)
やがて清らかな森は 美しい森は女神の力で再び蘇ってゆきます
ハナヨ(リンちゃん…もう3日経ったよ…?そろそろ戻ってきてよ…)シュルシュル…
けれどそこには少女の姿はありません…
ハナヨ(リンちゃんが居なくなってから10日…うぅ…寂しいよ…)シュルシュル…
女神の苦しみに呼応するように 森はまた茨を張り巡らせてゆきます…
ハナヨ(もう20日…ハナヨが悪かったです…だから…だから戻ってきてよぉ…)シュルシュル…
茨の海の奥で深い森に独り 女神は少女を待ち続けています…
ハナヨ(1ヶ月経っちゃった…実は戻ってきてくれたけど、この森の中で倒れちゃった…のかも…?)ソワソワ
ハナヨ「探そう…!」
もう一度出会えれば頑なな心は解けてゆき 森は再び喜びを取り戻せるでしょう…
~~~~~~~~~~~~~
愛する女神ハナヨワールの元へ…
リン『つ…疲れたにゃ…旅立ってから32日…やっとここに戻ってこれたよ…』ボロボロ
リン『でも…これでかよちん元気になるかにゃ?』ニコッ
もうすぐ少女は帰り着くでしょう…
ハナヨ「!?森に誰か入ってきた…!?」ピクッ
ハナヨ「ま…まさかっ!?」ダッ
リン『かよちん驚いちゃうかにゃ…?』ギュッ
小さな神樹の苗を手に…
深く生い茂った森の奥で
「リンちゃんっ!!」「かよちんっ!!」
…ひとつの物語が終わりを告げます…
これにて「ハナヨワールの森」は完結です!
またラブライブ!とヒュムノス歌詞パロを作るかもしれません、もし見てくださっている方がいましたらその時も口調がおかしくても気にしないで見ていただけるとありがたいです
それでヒュムノスに少しでも興味を持ってくだされば嬉しいです
乙です
乙
真姫ちゃんとレプレキアとか良さそう
乙、歌詞に合わせたssはやっぱいいね
乙
次はパスタリエで頼む
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