課金黙示録カイジ デレステ篇 (89)
深夜0時、都内某所、四畳一間の小さなアパート。
そこに、伊藤カイジはいた。
帝愛グループとの縁を断ち切ったものの、これといった起伏なしの人生。
金もあるわけではない。
そのためカイジ、バイト。
生きるため、バイト。
しかし余った金は全てパチンコ、スロット、麻雀に消える。
食うにも困る有様。
カイジ「バイトして飯食って寝て・・・・・休日はギャンブル・・・・・賭け事以外に楽しみなんかねぇっ・・・・」
毎日が繰り返し。稼いだ金も、外に出れば無一文。
最悪なサイクル。働きもせず、就職氷河期など知らず、ただ時代に流されるだけ………
カイジ「テレビもねぇ・・・・ラジオもねぇ・・・・それほどWi-Fi繋いでねぇ・・・・・オレこんな生活嫌だぁっ・・・・・」
自分が望んだこと。自業自得、因果応報。
だがカイジ、ここで自分を見つめ直し考える。
カイジ「・・・・・何か、何かないかっ・・・・」
カイジ「そうだ、スマホ・・・・」
カイジ「買ってみるか・・・」
スマホ!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444391614
カイジ、スマホを購入。
縦14cm、横およそ半分の7.5cmのAndroidを購入。
カバーは耐久性重視のシリコンを使用。
本来、スマホカバーは4種類に分けられる。
大きく分けてシリコン製、金属及びプラスチック製、合成皮革や本革、シリコンとプラスチックの複合型の4種類。
カイジはその中でシリコンを選択。
滑りにくい素材と衝撃を吸収する役割を持った利点で保護に向いている。
しかしバリエーションが少ない………が、これはカイジにとってどうでもよいこと。
ただ熱がこもり、バッテリーの寿命を縮める事が欠点。
カイジ、知る由もなく、購入。
帰路へ。誰もいない部屋へ、帰宅。
カイジ「買ったはいいが、特に連絡を取る奴もいねぇ・・・・」
連絡先 0件
カイジ「・・・・・やめだっ、やめ・・・電話の他にネット、メモ帳、カメラ、ゲームだって、何だってあるっ・・・・・」
カイジ「ゲーム・・・・・・」
とりあえずゲームを探し、粘る事一時間。
幾つか試すも、肌に合うものがなく断念。
登録しては退会、インストしてはアンストの繰り返し。
長時間による目の疲れっ……!目薬……
しみるっ……
だが、続行。
粘るに粘って、行き着いた先は……
カイジ「スターライトステージ・・・・・?」
デレステっ……!
カイジ「評価は・・・・高い。それにベタ褒めのコメントまで・・・・・」
カイジ「胡散臭いが、試さなければ何も言えない」
カイジ、デレステをインストール……!
1%……26%…………54%………
刻まれる数字……!
このゲームが!このコンテンツが…!
カイジにとってどのような影響を及ぼすのか……っ!
78%……98%……
そしてっ……!
100%………!
カイジ「いくぜっ・・・・・!スターライトステージ・・・・・っ!!」
カイジP……誕生っ……!
カイジが先に行うは、チュートリアル。リズムゲーの根本と言えるLIVEを指示通り熟す。
リズムゲー初心者のカイジにとって少々難解ではあるが、慣れさえすればコッチのもの。
LIVE設定を終え、次に向かうはマイルーム。しかしカイジ、これに興味なし。適当に流す。
そして、ガシャ。
カイジ「ジュエル250個で1回。優劣はわからねぇが、引く価値はありそうだ・・・・・・何が出ても受け入れる。リセマラなんざしねぇ」
カイジ、無知故に祈りもなく。
引く。
浮かび上がるサイン……その文字が示すは……
きらり(SSR)『にょっわー☆』
カイジ「」
衝撃。
キャラバンのおかげでスターレッスンがはかどります(SRなんてこねぇ)
こりゃ、衝撃だわ
カイジ「・・・・はっ、まずは検索・・・・・・」
カイジ「SSR・・・現時点で最強クラス・・・使える」
カイジ「しかしコイツよく見ると・・・・・・デカいっ・・・!べらぼうに・・・っ!なんなんだこの身長・・・!アイドルにあるまじき・・・!」
カイジ「問題はそこじゃない・・・・・・!異常なテンション・・・そこ・・・!高すぎる・・・!身長も・・・!」
カイジ「だが幼さ・・・よくわからない幼さ・・・なんだ・・・」
生物的直感、今のカイジを支配する感情は、不安……。それのみ……
性能を重視するとしても、耐えられるか否かっ……しかしカイジ、諸星をリーダーに設定、ことなきをえる。そしてLIVE…!
カイジ「デレステの売り、LIVE・・・!チュートリアルはバッチリ・・・!」
お願いシンデレラ、迷うも安全策としてREGULARを選択。
賢明な判断。
カイジ「・・・・・」シャンシャン
カイジ「DEBUTはチュートリアル並に簡単・・・っ。問題ナシっ・・・ナシ・・・」
カイジ、これを軽々とクリア。度合いに合った報酬を受け取り、次・・・!
カイジ「DEBUTがここまで簡単なら、REGULARは多少難易度は上がれど、出来ない事もない」
思惑通りコンボは外したがこれもクリア。問題は次。
カイジ「イケる・・・!これならPROも・・・!」
だが、慢心……!それを痛感するまで、わずか10秒
カイジ「なっ・・・!待てっ・・・!あぁ・・・!ま、待てっ・・・!」
悲鳴、そして無残なNICEの音が入り混じる。
NICE!
BAD!
BAD!
BAD!
BAD!
BAAAAAAAD!
LIVE失敗っ………!
カイジ「あぁ~・・・・・あぁぁぁ~~・・・・!」
ジタジタ………ジタジタ……
カイジ、ふてくされて就寝。
デレステに敗北して…就寝……!まだ夜の9時……!
早朝6時。就寝してからおよそ9時間の睡眠。規則正しい生活。
カイジ「昨日は・・・・・・そうだ、デレステ!失敗してやめた・・・・・・今は、イイ・・・レッスンに専念・・・」
カイジ「しばらく放置してたらボックスが溢れちまってる。移籍させるか」
カイジ「Nは排除、レベル上げ・・・・・」
そして、無償ガシャを徐に回す。
カイジ「またRっ・・・!しかも使えない・・・・・クソッ・・・!」
カイジ「スタミナが溜まってる・・・?やるしかねぇ・・・!」
【HOME画面】
『にょっわー、ちゅうもーく!大きなイベント、開催中ー!』
カイジ「は・・・?イベント・・・?」
カイジ「し、知らなかった・・・・だが今のオレじゃ何もできやしねぇ・・・・オトメモリ・・・スタミナ0で経験値が得られる・・・!ありがてぇ・・・!」
昨日の一件がなかったことのようにイベント曲をこなすカイジ。溜まったオトメモリを次々と消費・・・カイジのスマホから可愛らしく愛らしく流れるアタシポンコツアンドロイド!
ご主人様、スキ……!
カイジ「耳に残る・・・惑わされるなっ・・・集中・・・!」
カイジ「もう一回!」
だが、時は残酷。
カイジ「も、もうバイトの時間・・・クソ・・・こんな時に・・・」
やむを得ず、バイト……!
カイジ「ありがとうございました~・・・」
無気力。生活するために稼ぐも、ただの生活だけに見いだせられない稼ぐことの喜び。不調続きのギャンブルも今は退くべきと考えているため、無気力。
生きるための貯金。デレステ民のカイジにとってまだガシャそのもの、つまりは課金の楽しさを理解できずいるため金は溜まる。
カイジ「退屈・・・何もかも・・・・・・」
スマホ<ザワザワ……
カイジ「通知・・・?連絡先なんて」
『スタミナが全回復しました』
カイジ「わ、わざわざ通知・・・!やれってのかチクショウ・・・・・・!今は客もいないし・・・やるなら今・・・!」
カイジ「音量は最小限にして・・・やれる!」
カイジ「Living in dream i'm feeling the light of fantasy~・・・・・・!」
カイジ「静かに手が触れた朝の・・・・・・」
…が、不運!
客「あの、スイマセン」
カイジ「待てっ・・・!フルコンできそうなんだっ・・・!待ってくれ!」
客「」
カイジ「気付いているかな・・・涼しい指先と・・・っ!」
カイジ「えっ・・・・クビ・・・・・?」
当然の結果です……!
@アパート
カイジ「はぁ~・・・・・・新しいバイトを探すのも面倒・・・坂崎のおっちゃんから貰った金と、稼いだ金を足せば、五ヶ月、いや六ヶ月は余裕。遊んで暮らせる・・・・・・バイトは後になって考えれば・・・いやギャンブル・・・っ!一発逆転のチャンス!今はそれ・・・!それだけを考えるっ・・・・・」
金がある事の安心……だがそれはいつも、カイジが絶望の淵に追い込まれる前兆………!それに気付かないっ……破綻への道っ…………!
カイジ「まぁ空いた時間はデレステで埋める・・・課金なんざしねぇ・・・馬鹿馬鹿しい・・・」シャンシャン
カイジ「憧れてた場所を・・・・・・ただ遠くから見ていた・・・・・・」
カイジ「シャバっ・・・!」
福本調が上手いなww立木声再生余裕でした
こんなん期待するにきまってる
カイジ「スタミナが尽きた・・・待つか、ドリンク・・・今じゃない」
カイジ「バイト行って帰って飯食ってデレステ・・・・いや、起きて飯、デレステのサイクル・・・これじゃあデレステにハマってると思われる・・・・・・」
カイジ「周りの目なんて気にしてる場合か・・・!」
カイジ「しかし、スタミナがなくなっただけで、こんなにもやることがっ・・・・はっ、オトメモリ・・・・・・!」
カイジ、再びサイクルへ突入……!
『裸になっちゃおっかな~』
カイジ「・・・・・・」シャンシャン
ピンポーン
カイジ「・・・・・・」シャンシャン
ピンポーン
カイジ「・・・・・・」シャンシャン
ピンポーン
カイジ「チッ・・・誰だっ・・・こんな時に・・・!」
ガチャ
カイジ「勧誘ならお断り・・・・・・あっ・・・!」
カイジ「お前は・・・・っ!」
利根川「久しいな・・・カイジ君・・・」
カイジ「利根川っ・・・・・・!!」
カイジ「何故・・・お前がここに・・・!!」
利根川「カイジくんが沼を攻略したと耳にしてな・・・噂を聞いて寄ってみたものの、疑わしい現状だな」
カイジ「うるせぇ・・・これにはワケがあったんだ・・・!それにお前は今まで何してやがったんだ!」
利根川「入院」
カイジ「悪い」
利根川「いや」
利根川「ひとつ・・・お前に聞きたいことがある・・・それは」
利根川「デレステか・・・?」
ざわ・・・ ざわ・・・
ざわ・・・ ざわ・・・
カイジ「な、何故知ってる・・・!!」
利根川「知ってるさ・・・なにせ・・・・」
利根川「ワシも・・・Pだからなっ・・・!!」
カイジ「なっ・・・・・・・!!!」
利根川「こんなところで立ち話もなんだ、中で話そうじゃないか」
カイジ「何様のつもり・・・人の家にアポなしで来て、あげくに家に上がらせろ・・・・!お前常識」
利根川「クズに常識など教えられる程暇ではない。上がるぞ・・・」
カイジ「あぁっ・・・・!」
利根川P……!
廃課金っぽいな
利根川Pはウサミン貰えたのかしら…
面白い
利根川「ところでカイジくん・・・・・それはSSRだな・・・?」
カイジ「あ・・・?あぁ、諸星のことか・・・適当に引いたら当たって・・・・・って違う!何しに来た・・・!オレを嘲笑いに来たのか・・・!」
利根川「そういうわけではない。ただカイジくんの現状が気になっただけだ・・・・」
利根川「それに・・・・私と同じ、デレステ民である以上、話は早い・・・・」
カイジ「何故お前がデレステを・・・!」
利根川「入院は実に退屈・・・・することがない・・・・私は会長とまではいかないが、博奕がしたかった・・・」
カイジ「そして行き着いた先がデレステってわけ・・・・・ふざけるなっ・・・!お前にデレステの良さなんてわかるかっ・・・・!」
利根川「そうカッカするなカイジくん・・・デレステをやるのに権利など必要ない。だが・・・カイジくんがデレステの良さを本当に理解しているとは、私もそう思わんがな」
カイジ「え・・・・・?」
利根川「ククク・・・・その様子だと、課金もしたこともないみたいだな・・・・」
カイジ「あぁ・・・・・」
利根川「愚か・・・・実に愚か・・・・」
カイジ「え・・・・?」
利根川「まぁ良い・・・・」
カイジ「それより見せろよ・・・利根川・・・!お前のプレイ・・・!」
利根川「いいだろう・・・腰を抜かすなよ・・・・!」
カイジ「・・・!」
利根川、夕映えプレゼントのREGULARを選択。
カイジ「え・・・レギュラー・・・・・・?」
ただ黙々とPERFECTを繰り出す利根川。
しかしREGULAR。
難しくはない。
カイジ、これを見て
茫然。
至っては・・・
苦笑。
それに一生懸命な中年の男、利根川。
再び苦笑。
利根川「どうだカイジくん・・・・・フルコンだっ・・・・・!凄かろう・・・!」
カイジ「(救えねぇ・・・・・)」
うわぁ...
中間管理職トネガワを読んだ後だとこういう利根川は凄く馴染みやすい
利根川「な・・・?」
カイジ「・・・・・・」
利根川「ククク・・・・・声も出んか・・・・・」
カイジ同じく、夕映えプレゼントのREGULARを選択。
あっという間のフルコン。
見せつけるかのように見えたが、これは誤り。
実際それは利根川を蔑むものではなく、現実を見せようとしたカイジ側のささやかな配慮。
利根川、唖然。
現実を見る。そして理解。
利根川「貴様・・・・やり込んでいるなっ・・・・!」
カイジ「REGULARにやり込みもクソもあるかっ・・・・!たわけっ・・・・!」
利根川「なっ・・・・・」
カイジ「お前は何もわかっちゃいない・・・・!REGULARは出来て当然・・・普通・・・問題は次のPRO・・・!これが難関にして最強・・・!」
利根川「・・・・・・」
カイジ「その様子じゃ・・・手も足も出なかったみたいだな」
利根川「ぐっ・・・・・」
利根川「ならば・・・・次はお互い勝負だ、カイジくん・・・スコアを競う」
カイジ「あぁ・・・いいぜ・・・」
突如始まった利根川とカイジによるリズム対決。
しかも両者REGULAR。
張り合いのない小さな争い、ただスタミナと時間を消費するだけ。
例えるなら・・・コガネムシとカナブンの角のない者同士の突つき合い。
カイジの狭いアパート、四畳一間に響くPERFECTの音。
シャンシャン・・・! シャンシャン・・・!
そしてドンという破裂音。
隣人の壁ドン。
ビビる利根川、これによりコンボを逃す。
カイジの勝ち。
カイジ「利根川・・・どうやら、俊敏性や瞬発力は俺の方が上みたいだなっ・・・」
利根川「くっ・・・・だが今のはほんの練習に過ぎない・・・・次は勝たせてもらう」
カイジ「いいぜ、脈でもなんでも計りな。意味があるならなっ・・・次はどの曲だ」
利根川「お前が決めろ、勝者には権利がある」
カイジは『アタシポンコツアンドロイド』を選択。
利根川「ククク・・・・」
不敵な笑みを浮かべ、自信を見せる利根川。
それもそのはず、利根川はイベントを効率よく回るためCD購入勢。
Pの鑑。
だがカイジも、アタシポンコツアンドロイドはプレイ済み。
溜まったオトメモリを消化するため。
高ランク入りは諦めたものの、スタミナを消費しない利点と経験値を貰える利益。
カイジにも充分勝算はある。
利根川「では・・・・REGULARでいいか」
カイジ「あぁ・・・いいぜ」
利根川「参るとしよう・・・・っ!」
カイジ「いくぜ・・・・!諸星っ・・・!」
LIVE準備中......
カイジ「き、来たっ・・・・!」
~♪
『ドキドキ恋しちゃったの スキスキご主人様ルン♪』
シャンシャン
轟く、PERFECTの音。
カイジ「(・・・・利根川の野郎が純粋に勝負を仕掛けてくるのには何かある・・・・裏があるハズだ・・・)」
カイジ「(考えられるのは・・・・まさかっ・・・!チンチロみてぇに俺のAndroidを奪うんじゃっ・・・・!)」
カイジ「(やめろっ・・・・!それだけは・・・・!Androidを奪えば・・・アタシポンコツだけが残る・・・・!)」
カイジ「(させるかっ・・・!そんなことっ・・・・!)」
利根川「(クックック・・・・・)」
『キュンと来た瞬間に何が始まったの♪』
利根川「・・・・・」シャンシャン
カイジ「(な、何もしてこないっ・・・!まさか、オレを無駄に動揺させるだけの・・・・・!)」
カイジ「(クソッ・・・・そうはさせるか・・・!集中集中・・・・!)」
『ポンコツなアタシもうすぐ弾けそうよ♪ ギュィーン♪』
カイジ「・・・・」ポチポチ
利根川「・・・・」ポチポチ
『ムズムズムズムズ ドキドキ~♪』
カイジ「(サビっ・・・・・ここからが大勝負っ・・・・!)」
利根川「裸になっちゃっおっかな~っ・・・・・なっちゃえっ・・・・!」
カイジ「!?」
カイジ「(まさかの歌っ・・・・・!野郎ふざけやがって・・・・!こんなの笑うに決まってるじゃねぇかっ・・・・!卑怯・・・!『裸になっちゃおうかな』の件はいいっ・・・・!だが『なっちゃえ!』単体はキツイ・・・・!)」プルプル
利根川「ハート見せっちゃおっかな~・・・・・見せちゃえっ・・・・!」
カイジ「(第二波っ・・・・・!)」プルプル
カイジ「(だが・・・・もうその手は通用しないっ・・・・!来やがれ、利根川っ・・・・!!)」
利根川「生まれたてのジュエルはピンクっ・・・・!回路はとっくにショートしたのばーん・・・・・!」
カイジ「(慣れればこっちのもの・・・!さぁ歌え・・・!利根川・・・!)」
利根川「廃人になっちゃったかも~・・・・!ビックリ・・・・!」
カイジ「(ここにきて・・・・替え歌っ・・・・!やめろ・・・!)」プルプル
利根川「市民~が来るってこんなの~・・・・ちゅるるるるるる・・・・!」
カイジ「(替え歌となりゃあ、もうネタは尽きたハズ・・・っ!これ以上の爆弾はねぇ・・・一気にケリを付けるぜ、利根川っ・・・・!)」
利根川「今から厄介なことする・・・・・」
カイジ「ん?」
利根川「焼き土下座なんですっ・・・・・!」
カイジ「自虐ネタっ・・・・・・!!」プルプル
草しか生えない
なんだこれwwww
こんな事しなくてもスコア競ったら利根川圧勝じゃないですかね…
こんなん笑うわ
カイジ「卑怯・・・歌唱、合いの手、替え歌、自虐・・・・全部自分で・・・・!!」
利根川「ククク・・・・これには手も足も出まい・・・・・所詮その程度・・・」
カイジ「だがっ・・・・・」
利根川「ん・・・・?」
カイジ「こっちにだって策はあるっ・・・・!もう一戦・・・!もう一戦だ・・・!利根川・・・・!」
利根川「スタミナが溜まっていればなっ・・・・」
カイジ「あっ・・・・あぁ・・・・」
カイジ「チクショウ・・・・スタドリを使ってでも・・・!負けてたまるか・・・!」
利根川「そもそも、編成すればよかろう。それではスコアが稼げんぞ」
カイジ「編成?そんなの必要か?」
利根川「・・・・・・・・」
利根川「カイジくん・・・・これを始めて何日になる?」タバコ スッ
カイジ「まだ・・・三日くらい・・・」
利根川「そうか・・・スゥープハー・・・」
カイジ「そういうお前は、どのくらいだ」
利根川「フゥー・・・」
利根川「稼働時からだ」
カイジ「なっ!?稼働時・・・お前、古参Pってやつか!」
利根川「違う。私は古参ではない・・・」
カイジ「え・・・・?」
利根川「古参Pというのは、デレマスを最初から始めていた者を言うのだ・・・・!だからデレステを稼働時から始めていたからと言って、古参Pを名乗る資格などどこにもない・・・」
カイジ「な、なんだそれ?」
利根川「そうか、そこからか・・・・フゥー・・・」
カイジ「長くなるか・・・・・・?」
利根川「あぁ」
カイジ「一本よこせ」
利根川「・・・・・」スッ
カイジ「スゥー・・・プハー・・・・聞かせろよ、続き」
利根川「・・・デレステは、最初からそれで売り出しているわけではない。元となったものがある。それがアイドルマスターシンデレラガールズ、略してデレマスだ」
カイジ「デレマス・・・・」
利根川「そうだ。担当を決め、プロデュース・・・輝かせるために課金っ・・・・キャラを愛する者の歩み・・・そのデレマスが音ゲーになり進化・・・。コミュはおろか、ルームという新境地を作り上げた・・・!その面白さを追求したデレステを作ったのは、誰かわかるか・・・・!?」
カイジ「そ、それは・・・・ゲーム制作の・・・」
利根川「違う、古参達だっ・・・・!」
カイジ「!!」
利根川「彼らが・・・あの素晴らしきゲームを作り上げた・・・・!幾度となく繰り返される課金でだ・・・!生活を顧みず、自己破産してもなお課金し続けた彼ら・・・・古参は、お前の想像以上の猛者なのだ!」
カイジ「も、猛者っ・・・・」
利根川「ワシも・・・・デレステ民だ。古参などではない・・・彼らと同じにしては失礼だ。・・・だがワシと君、同じデレステ民でも違う。何が違うかわかるか・・・カイジくん」
カイジ「・・・・・・」
利根川「君は音ゲーとしてのゲーム性を楽しんでいる。私は、“本来の目的”であるプロデュースを楽しんでいるっ・・・・・!」
カイジ「!!」
その時、カイジに電流走る!
利根川「だが、楽しみ方は人それぞれ・・・・!しかし忘れてはならない、デレステは、アイドルをプロデュースするものだと・・・・・!」
カイジ「・・・・あ~・・あっ・・・」ジワァ
利根川「そして・・・・お前が常日頃から行っているガシャ・・・一体何のために、何の目的で回しているっ・・・・!使える者、使えぬ者を識別し、効率化を計るためか・・・・!違うぞカイジ・・・・!ガシャは・・・・」
利根川「アイドルに、会いに行くためのものだっ・・・・!」
カイジ「あぁ~~~~・・・!!!」ボロボロ ボロボロ
カイジ『けっ・・・・レッスン相手にしても、全然レベルが上がらねぇ・・・・Nじゃ駄目・・・』
カイジ『しばらく放置してたらボックスが溢れちまってる・・・・移籍させるか・・・・』
カイジ『またRっ・・・!しかもダブり・・・・・クソッ・・・!』
カイジ「俺は・・・・俺は・・・アイドルを愛さず・・・ただ利益のためだけに・・・・」ボロボロ
カイジ「龍崎・・・速水・・・一ノ瀬・・・・・!!」ボロボロ
利根川「やっと、わかったか・・・・伊藤カイジっ!」
カイジ「うわぁぁ~~~・・・・!」ボロボロ
号泣、慟哭、狼狽、咆哮。
それに加わるは、後悔。
ゲーム性に囚われ、本来の目的に気付かなかった自分に後悔。
自分の元に現れ、慈悲もなく去っていった数々のアイドル。
スタージュエルに変わるただの道具。
今思い返せば、カイジは彼女達の顔をあまり見ていなかった・・・・
ならば、募る想いさえない。
大切なのは・・・心と心の通じ合い・・・・・・
カイジ、痛感・・・・・・!
こいつらアタポンMasterのジグザグみたら発狂するんじゃないの・・・?
>>37
俺も難易度17程度のproならプレイ3回目までにはフルコン出来るようになっていたのに、フリック、ジグザグの多いあんずのうたproには50回以上かかったしな
利根川、帰宅。
カイジ「オレは・・・・・無責任に・・・・利益のため・・・アイドルを・・・」
音ゲーという枠に囚われていたカイジ、改めて見回す。
コミュ、LIVE、ルーム……
カイジ「金なんて全く気にしてなかった・・・・・・!所持金は・・・・・30万ペリカ・・・・・!」
これだけあれば、彼女達に潤った環境を整えられると思ったカイジ。
早速、観葉植物、ベッド、ソファーを購入。
配置。
だが・・・・・・!
カイジ「はっ・・・・・!セ、センスがねぇ・・・・!ダメだ、こんなんじゃ・・・・」
自分の部屋を見渡し参考にするが・・・・・・駄目!
今のルームと同じ、殺風景・・・・・・!
カイジ、息詰まり・・・・・・!!
カイジ「うっ・・・・・うぅ・・・アイドル達に・・・・整った環境さえ与えられねぇとはっ・・・・・!」ボロボロ
カイジ「不甲斐ねぇ・・・・不甲斐ねぇ・・・・」ボロボロ
殺風景で薄暗い事務所に彷徨う天使5人と悪魔。
まるで夜の砂漠。何もない。
カイジここで感じるは
自責の念、悔悟の情、良心の呵責。
そしてアイドルに最低限の『住』を与えられなかった罪悪感。
右側に表示されたLike情報から同僚、利根川を恐る恐る選択。
開かれる利根川のルーム。
そこに広がっていたのは・・・・・・
潤った明るい事務所っ・・・・・!オアシス・・・・・!
最高の『住』・・・・・!
誰もがくつろげる快適空間・・・・!
一方カイジのルーム、棚と机と椅子のみっ・・・・・・!
それだけ・・・・・・・!
たったそれだけっ・・・・・・!
椅子は二人掛け。
つまり三人立っていなければいけない計算。
疲れるっ・・・・・・・・・
カイジ、涙ながらに利根川をLike・・・・・・!
笑うわこんなんwww
利根川が帰宅してからおよそ一時間。
カイジはデレステのBOXを眺めていた。
カイジ「綾瀬・・・・桃井・・・・・姫川・・・・・」
カイジ「どいつもこいつも皆・・・可愛い・・・・・・・」
カイジ「何で今まで気づかなかった・・・・!」
今まで目を向けなかったアイドル、ひとりひとりのPRを見て回る。
愛おしい。
今のカイじにピッタリの言葉。
カイジ「しっかし、アイドルが多すぎて受け取りBOXにいっちまってる。移籍移籍・・・・・・・」
移籍しようとしたカイジ・・・・・
だが
アイドルに愛着が湧いたため・・・・・
移籍出来ず・・・・・!
レッスンを試みる。
・・・・・が、駄目・・・!
カイジ「駄目だ・・・・・!!アイドルを手放すなんざ、出来ねぇ・・・・・!!」
カイジ「かわいそうだっ・・・・・!うぅっ・・・・・・!!」ボロボロ
号泣。
移籍、レッスン。
行えばそのアイドルは消える。
つまり、事務所を離れること。
もはや施設・・・
受け入れるだけの養護施設・・・・・
カイジに芽生える父性・・・・・
どこにも渡したくない想い・・・・・・!
嫁入り前の娘を見る父親同然・・・・・・・!!
カイジ「レッスンしたら消える・・・・!アイドルが被ったとしても・・・事実上一人・・・!消せない・・・!オレには消せない・・・・!」
カイジ「うっ・・・・・・」ボロボロ
ピロリン♪
カイジ「メール・・・・?」
カイジ「利根川か・・・・・」
『明日、デレマスのイベント。場所は・・・』
カイジ「い、イベント・・・・・・?」
@翌日 イベント会場
カイジ「・・・・・」キョロキョロ
カイジ「(利根川に呼び出されて来たものの・・・・・・イベントって何だっ・・・・・知らねぇ・・・)」
カイジ「(ギャンブル・・・・?ギャンブルでもするのかっ・・・・・?)」
カイジ「早く来いよ・・・・利根川・・・・!」
?「おや・・・・?カイジくんじゃないか・・・・!」
カイジ「!そ、その声は・・・・!!」
カイジ「は、班長っ・・・・!」
会場で遭遇した人物・・・・・もう二度と会うことはないと思っていた人物・・・・・!かつてカイジが地の底の底で葬った男っ・・・・・・!チンチロリンの男・・・・・・!
班長、大槻!
カイジ「大槻、唯ちゃんっ・・・・・・!」
班長「唯ちゃんはやめろ・・・・!・・・・・・久しぶりだね・・・カイジくん・・・」
カイジ「一日外出券を使ったのか・・・?」
班長「そうさ、その通りさ・・・ワシはこの日のために券を使った」
カイジ「この日・・・?まさかっ・・・俺を殺しに!」
班長「落ち着けカイジ君・・・そんな恨みはギャンブルで尽きっこさ・・・君を殺したところで何も変わらないっ・・・。第一、人なんか殺せば余計に面倒なことになる・・・!今の最悪な状況をさらに悪くしたくないんだ・・・・・・・」
カイジ「・・・・・・・・・」
カイジ「この日のためって?」
班長「やだなぁカイジ君・・・そんなの君が一番よく知ってるじゃないか・・・・・・・」
カイジ「この日・・・・ま、まさか・・・・・」
ざわ・・・ざわ・・・
ざわ・・・ざわ・・・
カイジ「デレステイベント・・・・・!」
カイジ「いい大人が・・・何でっ・・・!そんな馬鹿な話、信じられるか・・・!外出ていきなりデレステ始めてイベント参加・・・っ!無理・・・っ!どう考えてもムリ・・・!」
班長「じゃあ・・・ずっとデレステをやっていた、と言うとどうなる・・・?」
カイジ「はっ・・・・・・?」
>>カイジ、涙ながらに利根川をLike・・・・・・!
吹いたwwww
班長「カイジくんとの一件以来、チンチロが流行りに流行ってね・・・・・以前の何倍も金が巡るようになったんだ・・・・それが肥大化して地下帝国内で廃人が生産され、精神的状況から働けない者が続出・・・・それを見かねた黒崎さんが一旦ギャンブル、娯楽を禁止させた・・・!」
カイジ「それを取り上げちゃあ、面白いもんも面白くなし・・・・」
班長「娯楽を完全に封じられた後、それはそれは退屈だった・・・・何もやることがなしっ・・・ただ寝ているだけ・・・チンチロで稼ぐことを考えていた連中にとっては地獄っ・・・不衛生な場所で過酷な労働っ・・・!何年も何十年も・・・帝愛は絶望した人間を好めど、地下帝国建設の邪魔になる者は嫌いっ・・・・」
班長「そこで、他人との賭けがないデレステが導入された・・・っ!唯一の娯楽のため・・・!」
カイジ「でもそれじゃあ外部との連絡が・・・」
班長「誰がスマホだと言った・・・?」
カイジ「え・・・?」
班長「帝愛が作った、デレステ専用のタブレット・・・・その他の機能はナシっ・・・・!!」
カイジ「なんだよ・・・・それ・・・・・」
班長「皆それにハマり我々も売店にマネーカードを設けた・・・・飛ぶように売れる売れる・・・!」
カイジ「でも!結果的に破綻する奴が出るじゃないかっ・・・!」
班長「馬鹿だなぁカイジ君・・・・・例え無一文でも、デレステはスタミナさえあれば、いつでも出来る・・・・!ただ新アイドルに会えないだけ・・・!」
カイジ「はっ・・・・!」
カイジ「それじゃあ・・・最早課金のための労働・・・!借金返済のことなんて・・・・」
班長「あぁ・・・・誰も考えちゃいない」
カイジ「・・・・・」
班長「毎日毎日デレステの話・・・誰が可愛いだとか、担当だとか、スコアやガシャ成績、毎日デレステの話・・・いい大人が30か50揃って・・・皆でアイドルの話・・・・・・っ!」
カイジ「班長・・・・・」ボロボロ
班長「ん?」
カイジ「オレも・・・・・混ぜろっ・・・・!その会話っ・・・・・!」ボロボロ
班長「(バカだ・・・・本物の・・・・)」
班長「そんな理由で不衛生かつ過酷な環境に戻る気か・・・・・・?馬鹿はいけない・・・」
カイジ「シャバでもデレステの話が出来る奴がいねぇっ・・・!オレは話したくて山々・・・!」
班長「そこで病気になったら本も子もないじゃないか・・・もう二度とデレステが出来ないかもしれない・・・!」
カイジ「ぐっ・・・・・・・・・」
班長「話せないなら、ネットを使えばいいじゃないかっ・・・・話し相手なんてどこにでもいる」
カイジ「アイツしかいねぇっ・・・・・・・」
班長「アイツ・・・・・?」
利根川「カイジくん、席はアッチだ・・・早くせんと・・・・・・」
班長「と・・・・・・利根川さん・・・・・?」
利根川「」
班長・大槻が目にした人物、かつて帝愛グループの次期トップと恐れられていた利根川。
黒崎に変わった今でも、大槻は覚えていた。
動揺。
二人目を合わせ、動揺。
そして硬直。
これを見てカイジ、失笑・・・・・!
誤解を解くため、両者弁解の嵐。
これによりカイジ、再び失笑っ・・・・・!
笑いが止まらないっ・・・・!
利根川「・・・・・・」
カイジ「またオレの脈拍を計ってやがるのか・・・・!」
利根川「バカがっ・・・・!普通に時計を見ているだけだ・・・・!」
班長「始まるっ・・・・!」
ワァァァァァァァ!!
カイジ「!?」
利根川 サッ
班長 サッ
カイジ「おい・・・・・なんだその光ってる棒・・・・?」
班長「おや・・・?サイリウムを知らないのかい・・・・?」
利根川「ククク・・・・・」
班長「駄目だなぁカイジくん・・・・!実にダメ・・・・!」
カイジ「え・・・?え・・・・?」
利根川「これは・・・サイリウムと言ってな・・・ライブにはかかせない、いわば必須アイテムなのだよ・・・」
カイジ「そ、そんなの聞いてない・・・・・・・!」
利根川「遠足じゃない・・・・!しおりなどあるものかっ・・・・!自分で用意するのだ・・・・!」
カイジ「うっ・・・・・」
班長「カイジくん・・・・・ほれ、サイリウム・・・!」
カイジ「あっ、ありがてぇ・・・・!」
カイジ「こ、これ!どうすれば・・・・・!」
利根川「曲に合わせて振る、それだけ。周りに合わせればいい・・・・・」
声優『お願いシンデレラ!夢は夢で終われない♪動き始めてる、輝く日のために!』
イェェェェェイ!!
利根川「いぇぇぇい・・・・・!!」
カイジ「はっ・・・・知ってる・・・・!お願いシンデレラ・・・・・・!!」
カイジ「これを振ればいいのか!」ブンブンブンブンブンブンブンブン!!
利根川「下手くそめっ・・・・・!」
カイジ「えっ・・・?」
ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!
利根川「はい・・・・!はい・・・・!」
班長「はい・・・!はい・・・・!」
カイジ「はっ・・・・いっ・・・・!」
カイジ「うっ・・・・・完璧・・・・・」ボロボロ
カイジ、手も足も出ず、己の無力さに号泣。
周りから見れば、感動してコール出来ない者。
しかしカイジ、ただ情けなく泣いているだけ。
溢れ出る古参臭・・・その実態は新規・・・!
カイジ、早くも挫折・・・・!
声優「エヴリデイどんな時もキュートハート持ってたい♪」
利根川&班長「キュートっ・・・・・・!」
カイジ「(なっ・・・・何?今、キュートって・・・・!)」
カイジの中で交錯する・・・・!!
ざわ・・・ざわ・・・
ざわ・・・ざわ・・・
カイジ「(今、この会場が口を揃えて言った・・・・キュート・・・)」
カイジ「(これはつまり、属性・・・三つの・・・・属性、それの合いの手・・・)」
カイジ「(パッション、クール、キュート・・・・そのうちの一つ・・・・)」
カイジ「(ってことは、次に来るのはクールかパッション・・・二者択一・・・!続けてキュートの可能性はナシ・・・)」
カイジ「(だが何故連中は先にキュートが来ると予測できた・・・・?)」
カイジ「(はっ・・・・・!)」
カイジ「(イカサマ・・・・・!?イカサマ・・・・・!?ひょっとしてこいつら・・・・イカサマ・・・・!)」
カイジ「(許せない・・・・!皆で寄ってたかってオレをハメようと・・・・!)」
カイジ「(・・・・いや、違う・・・・!勝負もクソもない時に、イカサマなんて使わないっ・・・・!)」
カイジ「(・・・何か、何か法則があるはず・・・・!じゃなきゃ運否天賦・・・・次は・・・・!)」
カイジ「(いや・・・待て・・・・そうじゃないっ・・・・・・もっと何かあるハズ・・・・
カイジ「(歌詞・・・・!)」
カイジ「(そういえば、お願いシンデレラの歌詞・・・・!エヴリデイ、どんな時もキュートハート持って・・・・・・)」
カイジ「(キュート・・・・・!これかっ・・・・!クソッ・・・・・!)」
カイジ「(卑怯だ・・・・!卑劣・・・・!なら次の歌詞を先読みすれば、次のコールに間に合うハズ・・・・・!)」
カイジ「(えっと確か・・・・ピンチもサバイバルもクールに超えたいっ・・・・・)」
カイジ「(クール・・・・!)」
カイジ「(次はクール・・・・・!)」
カイジ「(運否天賦なんかじゃねぇっ・・・・・!ただの法則っ・・・!次はクール!)」
カイジ「(来いっ・・・・・!クール・・・・!)」
声優『ピンチもサバイバルもクールに超えたい♪』
会場「クール!」
カイジ「(やった・・・・!クール・・・・!やった!)」
カイジ「(あっ・・・・合いの手忘れた・・・・・!クソッ・・・次こそは・・・・!)」
コールを理解するも、口が動かないカイジ。
しかし残るはパッションのみ。安易。
きらりの属性。
カイジ「(キュート、クール、残るはパッション・・・・!)」
カイジ「(簡単・・・・!タイミングさえ合えばっ・・・・・!)」
カイジ「(次に来るのはパッション・・・・)」
カイジ「(間違いねぇっ・・・・歌詞だってそうだっ・・・!)」
カイジ「(アップデイト、無的なパッション・・・・そう!そう!)」
カイジ「(勝ったっ・・・・!完全に・・・・!)」
その時、違和感。
カイジになんとも言えぬ・・・違和感・・・・・
今まで絶壁に立たされ、確信した勝機は数少ない。
そこで感じた、裸の勝機・・・・
事が上手く運びすぎている。
カイジ「(次は・・・パッション・・・・)」
カイジ「(こんな簡単で・・・いいのか・・・?)」
カイジ「(なら、最初から出来たハズ・・・!そんな簡単なら・・・!)」
カイジ「(今までのは・・・隠す囮・・・言うならダミー・・・)」
カイジ「(ここでの変化球は大いに・・・アリ・・・・!)」
カイジ「(でも歌詞にはパッションの文字・・・・!)」
カイジ「(思い出せ・・・デレステ・・・・!)」
カイジ「(確か、9人・・・城ケ崎姉妹とミオ・・・ちょうど三人・・・!)」
カイジ「(残りの6人は・・・キュートとクールで3対3・・・・!ちょうど9人・・・!)」
カイジ「(パッションは・・・・確実・・・!)」
声優『アップデイト、無的なパッション、くじけ心更新!』
カイジ「パッションっ・・・・!」
カイジ「来たっ・・・・・!やった・・・・!」
この後、何とか周りに合わせ終了。
イベントは幕を閉じた。
カイジ、帰宅。
熱と興奮が冷めぬまま、帰宅。
@カイジ宅
カイジ「イベント・・・ああいうのは初めてだったが・・・・・・」
班長「楽しかったかい?」
カイジ「あぁ・・・・すげぇ・・・・」
利根川「おーねがいーシンデレラ・・・・・」
カイジ「帰って来い利根川っ・・・・!
班長「それじゃあ・・・・我々はおいとまするよ・・・・」
カイジ「あぁ・・・・じゃあな、班長。また、会おうぜ・・・・・・」
班長「・・・・・・また」
もう二度と会えないと悟った班長、大槻。
卑怯で残酷な人間ではあったものの、
友情が芽生えていた・・・・・。
カイジ「そういや・・・・利根川の言ってたデレマス・・・・デレステの元・・・・」
カイジ「知っておかないと・・・・」ポチポチ
カイジ「総キャラ数・・・・183!?そ、そんないるのかっ・・・・!限定ジャンケンが出来る・・・!」
カイジ「どいつもこいつも・・・・可愛い・・・犯罪的だ・・・!」
http://i.imgur.com/Z4kkegI.jpg
カイジ「三好・・・・・・・・」
カイジ「ん・・・・・?この名前・・・・」
ざわ・・・ ざわ・・・
ざわ・・・ ざわ・・・
カイジ「あ~~~~~・・・・・・!!!」
http://i.imgur.com/XxlRkC0.jpg
カイジ「兵藤・・・・・!!!」
カイジ「ジジイの娘・・・・!そうに決まってる・・・・!!」
カイジ「ここまで来てっ・・・・オレを・・・・!」
ジタ・・・ ジタ・・・
利根川「そんなわけがあるかっ・・・・!カイジ・・・!」
カイジ「は・・・・?何勝手に入ってきてんの・・・・?」
利根川「お前、イベントが終わってからデレステを開いたかっ・・・・」
カイジ「デレステ・・・いや、興奮して・・・まだ・・・」
利根川「見ろっ・・・・!新しいガチャが来ているぞ・・・・!」
カイジ「なっ・・・・!!ほ、本当・・・!」
班長「帰り道に開いたら来てたんだ・・・・それで急いで引き返した・・・!」
利根川「どうするカイジくん・・・・引くかねっ・・・・?」
カイジ「引きたいのは山々だが・・・・ここで課金すれば、生活が危うい」
カイジ「・・・・・今回は、パスだ・・・パス・・・!」
利根川「我々は引かせてもらう」
カイジ「!」
人間の三大欲求。
食欲、睡眠欲、性欲・・・・
そして人間の奥底に眠る、全機能を統べるもの。
ガチャ欲っ・・・・・・!
人間の本能、四つ目・・・・・!
ガチャ欲っ・・・・・・!
カイジを駆り立てる!
まずは班長、大槻の一手。
班長「ん~~っ・・・・・・・・」
班長「かっ・・・・!」
利根川「・・・・・」
班長「ぐっ・・・・!」
出たのは、10連でRとごく僅かなSRが並ぶ悲劇の一手・・・!
班長「ノーカン!ノーカン!ノーカン!」
カイジ「現実を見ろ、班長!」
班長「・・・一旦退かせてもらう」
利根川「賢明な判断だなっ・・・・兵は退くべきところで退く・・・」
利根川「だが・・・・真の兵は・・・引くべきところで引くっ・・・・!」
利根川、iTunesカード提出。回す・・・!
出目は・・・
Rのみ・・・・!
利根川「なっ・・・なに・・・」
驚愕!
カイジ「嘘・・・だろ・・・?」
恐怖!
班長「まさかっ・・・・・」
狂気!
利根川「コンビニに・・・行ってくる・・・」
カイジ「・・・・・・」
カイジ、これを止めない!
利根川、24時間営業のコンビニへ走る。
そのコンビニは利根川やカイジのためにあるようなもの。
深夜営業のため店員は一人!睡魔に襲われながらも業務をこなす店員。
感心っ・・・・・!
利根川、煙草とマネーカード!
ご購入・・・・・!
しかし利根川・・・・・動揺のあまり買ったのは・・・・
GooglePlayカード・・・・
iPoneの利根川!
使えないっ・・・・・!
不覚・・・・・!
これでは引けないっ・・・・・!
カイジ「ばっ・・・・」
カイジ「馬鹿馬鹿しいっ・・・やってられるかっ・・・こんなものっ・・・・!」
カイジ「当たるわけねぇ・・・!オレは寝る・・・!お前らも帰れ!」
班長「・・・・・」
利根川「・・・・引かんのか、カイジくん」
カイジ「今回はやめだっ・・・次を待つ・・・!いくらあっても足りるか・・・!」
・・・・せっ!
カイジ「せ?」
・・・・・・せ!
・・・・わーせ!
まーわーせ!
回ーせ!
カイジ「オレは・・・・回さないっ・・・回さないっ・・・うっ・・・」
カイジ「寝る・・・!もうしらん・・・!」
なんで間違えるんだよwwwwwwww
ヤボとは思うが、10連はSR1枚確定やで?
班長「もう一度引くのが吉かっ・・・!」
利根川「引けばいいっ・・・!」
カイジ「・・・・・・・」
カイジ「(馬鹿が・・・欲に流れて夢も追えないのかっ・・・自堕落な連中めっ・・・!スタージュエル60個で120円だぞ。あんな調子でいいやいいやで使ったら、あっという間にこんな金消し飛ぶ・・・・貯められるわけがねぇ・・・!貯金なんて、夢のまた夢・・・)」
カイジ「(なのに・・・・こいつらときたら・・・・)」
カイジ「(救えねぇ・・・・!)」
カイジ「(誰が使うかっ・・・・!)」
だが、頑なになればなるほど、その反動は大きい・・・!
>>58 間違えました・・・・ありがとうございます・・・・
カイジ「(・・・・それにしても、なんなんだこの胸のざわめきは・・・そうよ、買える・・・!オレは買える!今のオレなら買える・・・神崎、前川、十時、三村も・・・!)」
班長「フフ・・・・・わかるよ、カイジくん」
カイジ「は、班長!」
班長「次のガチャだろう?考えることは一緒だ・・・わしも最初そうだった・・・となりゃあこんな所で使っちゃいられねぇよな。けど・・・無理はいけねぇ。無理は続かない・・・・自分を適度に許すことが、長続きのコツさ・・・!」
Googlr Playカード \3000
カイジ「は・・・?」
班長「わしのおごりだ。カイジくん新規Pのお祝いさ・・・金は取らねぇよ・・・・!」
カイジ「班長・・・・・・!」
カイジ「うっ・・・・・・・ううっ・・・・・・!」
カイジ「ジュエルがパンッパンに溜まってやがる・・・!あ・・・ありがてぇっ・・・・!涙が出るぅ・・・!」
カイジ「引ける・・・・!これなら・・・・!マジデレステのためなら・・・強盗だって・・・・!」
カイジ「しかし・・・買おうと思えば買えなくもない・・・すぐバイトして稼げば・・・余分な金が!余るってことだ・・・!その気になれば!バカっ・・・!ダメだ!使うのはよっぽど特別な時・・・特別な日っ・・・!耐えろっ・・・・耐えるんだっ・・・・!」
カイジ、耐える!
必死に、耐える!
だが・・・・・・!
@コンビニ
店員「ひと段落ついたな」
カイジ「・・・・・・」
店員「はいはいはーい。何、なんなのカイジくん」
カイジ「・・・・・・だけ」
店員「あっ?」
カイジ「5000・・・・・」
店員「5000・・・・5000ってそれ・・・・マネーカードかい!?GooglePlayカード5000を、一枚ってことかい・・・?」
カイジ「・・・・・・」コクッ
店員「はい、カイジくんカードお買い上げっ・・・・!」
カイジ「(一枚はいい・・・考えてみれば、三日は我慢した・・・今日は特別な日・・・!)」
店員「あれ?これだけでいいの?」
カイジ「は・・・?」
店員「せっかく回すんだよ・・・!そんなんじゃ出ないって・・・!課けようよ、何でもいいからさ・・・!」
カイジ「・・・・・・・・・・・」
カイジ「じゃあ・・・そこの1500・・・・」
班長「フフ・・・・下手だなぁカイジくん・・・・」
カイジ「はぁ・・・?」
班長「へたっぴさ・・・欲望の解放のさせ方が下手っ・・・・!カイジくんが本当に欲しいのは・・・これ!」\10000
班長「これをデレステに課金してさ・・・10回引きたい・・・だろ・・・?」
カイジ「うっ・・・・・・」
班長「だけど・・・それはあまりに値が張るから、こっちのしょぼい1500で誤魔化そうって言うんだ・・・」
班長「カイジくん、ダメなんだよそれじゃあっ・・・!せっかく5000で引いて当てようって時に、それで引けなかったら、返ってストレスが溜まる・・・・貰えなかったとときんがチラついてさ、全然スッキリしない・・・!心の毒は残ったままだ。贅沢ってやつはさ、小出しじゃダメなんだ。引く時はキッチリ引いた方がいい・・・・!それでこそ次の節制の励みになるってもんさ・・・!自分へのご褒美さっ・・・!」
カイジ「・・・・・」
カイジ「(言われてみれば、確かにそうかも・・・・)」
カイジ「じゃあ」
店員「はいマネーカードお買い上げ・・・」
カイジ「実は・・・5000も・・・・」
店員「はい、5000もお買い上げ・・・!となると三枚じゃ全然足りないよね・・・・!」
カイジ「・・・・!!」
そしてカイジ、課金・・・・!
班長「フフフ・・・・・・・」
>>58の一行目はiTuneとGoogleカードのことに対するツッコミだったんだ、勘違いしたのならすまん
利根川「誘惑に負けるとは・・・・カイジ・・・お前も」
カイジ「言うなっ・・・!黙れ・・・!」
利根川「ククク・・・・さ、後には引けんぞ・・・・!」
カイジ「言われなくても・・・!引いてやる・・・!」
班長「さぁ・・・・楽しみだな~・・・!」
カイジ「まずは・・・・10回・・・!」
カイジ、スタージュエルを提出。
オープンっ・・・・!
出目はR9、SR1・・・・!
カイジ「ぐっ・・・・だが、これは想定の範囲内・・・!幸先良ければ、後は悪いだけ・・・!これはナシ・・・ナシ・・・!」
カイジ「問題は・・・次・・・!」
利根川「初回の10回でなんとも言えぬ引き・・・・・先が思いやられるな、それでは」
カイジ「黙れ・・・・!」
>>62
いえ、勘違いしてないですよ。
一枚確定を知りませんでした。ご指摘感謝です。
カイジのスマホにアイドルのサインは出ず。
そして2回、3回、4回、続けて5回に渡り、SSRはなし・・・!
残るはあと2回・・・・・!
カイジ「あぁ~~~・・・・あぁ~~~~!!!」ポロポロ
利根川「勝たなきゃゴミ・・・・勝たなければ・・・・勝たなければ・・・・」
カイジ「勝つことが全て・・・・!」
オォォォォォォン!!
カイジ「!?」
カイジ「鳴いた・・・・!今・・・オレのスマホが・・・泣いた・・・!」
カイジ「来やがれ化物・・・!デレマス沼なんかに負ける気はねぇっ・・・・・!」
班長「今だ・・・回せっ・・・・・!」
カイジ「あぁぁぁ・・・・!!」
カイジ・・・・・回す・・・・・!
だが・・・・!
並ぶ赤と黄と青の付箋・・・!
虹色はナシっ・・・・!!
SR白坂、R桃井、続けて前川、ナターリア、杏・・・!そして残る5枚は・・・!
渋谷凛・・・
凛ゾロ・・・っ
凛ゾロ・・・!
凛ゾロ・・・!!
凛ゾロ・・・!!!
カイジ「あぁ~~~~・・・・・・!!」ボロボロボロ
ぐにゃあぁぁ
カイジ「ふざけやがってぇ・・・・チクショウ・・・・チクショウ・・・・!!」ボロボロ
カイジ「千川~~~~!千川~~~!!」
利根川「ククク・・・・・・・これが恐ろしさ・・・敗北者の末路・・・!」
カイジ、残り一回っ・・・・・・・・!
班長いつまで外出してるんだよwwww
カイジ「悔しい・・・!」
悔しい!
カイジ「悔しい・・・!」
悔しい!
カイジ「悔しい・・・!」
悔しい・・・・!
だが、これでいい!!
カイジ「もうダメ・・・・何も出ないっ・・・・絶望・・・」
班長「あと一回残ってるじゃないか・・・・!」
カイジ「黙れ・・・・!!お前が誘わなければ・・・・!クソッ・・・!」
班長「信じる者はすくわれる・・・・!足元をなっ・・・・・!」
班長「フフフフ・・・・!カカカ・・・!」
カイジ「てんめぇ・・・!この野郎・・・!」
黒服「そこまでだ」
三人「!?」
カイジ「く、黒服・・・!?ふざけんなっ、オレはもう関係ないハズ・・・・!」
黒服「お前ではない伊藤カイジ。もう時間だ、大槻」
班長「あっ・・・・」
班長「ま、待ってください・・・!あと一回・・・!見させてくれ・・・!」
黒服「ならば地の底の底の底に行くか、ほんの数分のために50万ペリカを使うか・・・・」
班長「ぐっ・・・・!」
班長大槻、帝愛により連行。
カイジ、利根川共に失笑。
草・・・!
圧倒的草・・・・・・!
カイジ「オレはここでSSR引かなかったら・・・・・・・」
カイジ「デレステを・・・・やめる・・・」
利根川「ほう・・・・覚悟が」
カイジ「やっぱりやめないっ・・・・・オレはやめないっ・・・・!」
利根川「・・・・・」
カイジ「オレには無理・・・・・皆を消すなんて・・・ムリ・・・・!とてもムリ・・・・!」
カイジ「きらりっ・・・・アイツはオレに元気をくれたっ・・・・!!」
カイジ「にょわーっ・・・・!おにゃーしゃーって・・・!!」
カイジ「おにゃーしゃーってなんだよ・・・・っ!!!」
利根川「フフっ・・・・!!」
カイジ「利根川っ・・・・オレは引けると思うか・・・?」
利根川「単刀直入に言おう・・・・・」
利根川「引けんなっ・・・・」
カイジ「う・・・・・」
利根川「今まで弱気になって勝った試しがあったか・・・よく思い出してみろっ・・・!」
カイジ「皇帝を市民に変えた時・・・・・」
利根川「その話はやめろっ・・・・!!」
カイジ「理不尽・・・!」
カイジ「ダメだ・・・今回はっ・・・運がない・・・・!」
利根川「甘ったれるなっ・・・・!」
カイジ「・・・!」
利根川「自分の賭けた金・・・それを信じず何がギャンブラーだ・・・!運など勘違いも甚だしい・・・それは運などではなく・・・・愛だっ・・・・!愛さえあれば引ける・・・・・!」
カイジ「運否天賦・・・単なる指運に過ぎないっ・・・SSR・・・・たったこれだけっ・・・!」
利根川「カイジ・・・・お前が強くなる時・・・それはいつかわかるか?」
利根川「大金を賭けた時だっ・・・・!」
カイジ「・・・!」
利根川「ならば賭けようじゃないか・・・これは慈愛のゲーム・・・ノーリスク、こちら側の不利益のみ・・・どうだ・・・?無論、無傷とはさすがに言えん。カイジくんが負ければ・・・・・・」
カイジ「焼かれろ・・・・!地獄で・・・・!」
利根川「・・・・・」
カイジ「ふざけるなっ・・・・慈愛?笑わせるな・・・・!お前がもっと早く来さえすれば・・・・!何人もっ・・・!一ノ瀬も・・・!塩見も・・・島村も・・・龍崎も・・・おそらく佐城も・・・・!」
カイジ「移籍することはなかったっ・・・!お前は見殺しにしたっ・・・!忘れるなよ・・・!見殺しにしたんだっ・・・!」
それは自業自得。
利根川、ただ困惑。
利根川「この一回で、SSRが来たならばお前の勝ち・・・・しかし来なければ、無論私の勝ち・・・!張るのは・・・・・一年間の生活費・・・!」
カイジ「ならいらねぇっ・・・!そんなはした金で・・・オレの大切なアイドルを当てるなんざっ・・・!」
利根川「金さえあれば皆に会える・・・・・ウォルト・ディズニーは言った・・・・『現状維持は後退するばかりである』と・・・・・!」
利根川「その事務所で満足か・・・カイジ・・・・!限定・・・!この先々も限定ガシャ・・・!運否天賦と言っていられるのも今のうち・・・!これがどういうことかわかるか・・・!逃したらもう二度と手に入らんのだ・・・・!」
カイジ「あぁ・・・あ~~~~・・・・!!」ボロボロ
利根川「これはこちら側の利益などではないっ・・・・慈愛さ・・・ククク・・・」
SR確定も知らずにどうやってこんな詳しく書いてんだ・・・
利根川「・・・・・どうする、カイジくん」
カイジ「利根川・・・引かせてもらうぜ・・・。オレは負け組なんかじゃねぇ・・・利用される側でもねぇっ・・・!」
カイジ「ここいらで引く・・・!」
カイジ「引かせてもらう・・・・・!!」
SSRが当たる確率は極僅か・・・
その天秤に掛けられるものは、愛と運・・・・!
カイジの自信は、ほとんど地に堕ちていた・・・
しかし、その手を後押ししてくれる存在・・・・!
そこで聞こえた、彼女の声・・・!
『カイジちゃんなら、大丈夫だにぃ・・・・・!!』
それはカイジが初めて出会った・・・・
諸星・・・!
カイジ「きらり・・・いくぜっ・・・・!SSR・・・・!」
一手・・・!
利根川「今のお前ではとても無理・・・・またRの大名行列・・・・!」
カイジ「大名行列・・・・?はっ・・・笑わせてくれるぜ・・・・・」
カイジ「利根川・・・大名行列ってのはな・・・・」
カイジ「その列には光輝く・・・・殿がいるんだっ・・・・・!」
ガシャ!!
利根川「なっ・・・・・・・!」
浮かび上がる・・・!
サイン・・・・!
サイン・・・・・・!!
その文字が示すは・・・・!
SSR前川・・・・!!!
カイジ「勝ったっ・・・・・!あぁっ・・・・!!勝った・・・・!」
利根川「なにっ・・・・・・!」ガクッ
至福っ・・・!デレステ民の夢・・・!嬉々として働くカイジ・・・至福のレッスン・・・!
前川・・・!ただ鯛焼き食ってるだけ・・・!至福の猫・・・・・!
桃源郷を彷徨うが如くの圧倒的至福っ・・・・・!
みくにゃんほしかったにゃぁ(遠い目
カイジ「てめーの負けだ・・・・利根川っ・・・・・!!」
利根川「なぁっ・・・・・カカっ・・・!!」
カイジ「そして・・・トドメは・・・みくにゃんが指してくれる・・・・!」
カイジ「ユーザー名を利根川にする・・・・・!」
利根川「・・・・・やめろっ・・・・カイジ・・・!!」
カイジ「奴隷は持たざる者・・・猶予のない・・・虐げられし者・・・!その何も持たない、どうしようもない奴隷だからこそ・・・皇帝を撃つ・・・・・・!!」
カイジ「受け取れ・・・!これがオレとみくにゃんの最後の声・・・・死の淵での・・・」
カイジ「最後の意地だっ・・・・!!!」
カイジ「喰らいやがれっ・・・焼き土下座っ・・・・・・・!!!」
http://i.imgur.com/PFAasU6.jpg
奴隷は、二度刺す・・・・・・・!!
利根川「あぁ・・・・あがっ・・・・・!!!」
勝利・・・・!
圧倒的勝利っ・・・・・!
もう何も言うまい・・・・!
完膚無きまでに利根川を叩きのめす・・・・・・・・・!
一夜明けて翌日。
カイジ「あぁ・・・・・・・・・あぁ~~~・・・・!!」
カイジ「調子に乗ったのが運の尽き・・・・・・!!」
カイジ「あああっ・・・・全額・・・」
カイジ「全額すっちっまったぁぁぁ~~~!!!」
利根川「・・・・・・」
利根川「このクズが・・・・・・・・」
その頃
アカギ「みりあガシャ・・・・・・」
アカギ「倍プッシュだっ・・・・・!」
終・・・・・・・・・・・・・・・・・
お付き合いありがとうございました・・・・・っ!
前川ァ! ってかそれがやりたかっただけだろwwww
うーんこのアホ共
乙!
デレステやろうかなぁどうしようかなぁと思ってたけどこれを見て課金地獄に落ちそうな気がしたのでやめておこう
圧倒的草で顔面草塗れや
乙乙
まぁ確かにみくにゃんのあの台詞は最初「?!」ってなったわ
乙
こっそり最後にヤバイのが居るwwwwww
乙
笑わせてもらった、課金怖いわ
利根川焼きがやりたかっただけだろww
乙乙
アカギロリコンかと思ったら名前つながりだからかww
乙乙
未来はちひろの手の中
おっつおっつばっちし☆
乙にょわー☆
乙
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