テスト１週間前の土曜日の今日、凛ちゃん未央ちゃんと一緒に私の家で勉強することになりました。
私は２人より１つ上のお姉さんなので、勉強会でしっかりカッコいいところをみせたいです
(初めてのダンスレッスンで先輩風を吹かせて失敗してしまったのでそれの名誉挽回も兼ねています！)
「未央ちゃん、凛ちゃん、どこか分からないところある？私２年生だから任せて(ｷﾘｯ」
「卯月(しまむー)かっこいい！」
・・・・こんなかんじでしょうか！　えへへっ、私、お姉さんみたいです！

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ　
あっ、２人とも来たみたいです！

２人を私の部屋に通して、少ししてから勉強会を開始しました。
「あっ、卯月、問題集のここわかんないんだけど・・・いいかな？」
「もちろんですよ凛ちゃん、えっとどれどれ～」ここまで計算通りです。鮮やかに解いてお姉さんアピールです！
あれ？これ数学なんですけどⅠ＋Ａじゃないです、点と直線の距離なんてありましたっけ？

「・・・・凛ちゃんって１年生でしたよね？」
「そうだけど、どうしたの？」
「今はⅠ＋Ａをやってるんじゃないんですか？」
「あー、私のとこ中高一貫で持ち上がり組は中３で高入組は春休みにⅠ＋Ａをやって、どちらも高１でⅡ＋Ｂをやるんだ。」
「そ、そうなんだ」道理でみたことないと思いました。まだやってません・・・どうしましょう
「卯月？」
「えっと・・・私のとこでは未だやってないです・・学校によって進みが違うみたいで」
正直に打ち明けます。
「そっか、仕方ないね。自分で頑張ってみて、分からなかったらあとで美波に聞いてみるよ。」
うぅ・・・これは計算外でした。

「まぁまぁ、そういうこともあるよ、しまむー。じゃあ気を取り直してここ教えてくれない？」
流石未央ちゃんです、こういうときに助け舟を・・・ってフォローされてどうするんですか私。
でもちゃんと答えます、
「どれどれ～？」
ぶ、物理です。私は選択しているのが化学と生物なので初めて見ます・・・というか記号の読み方すら分からないです。
「どしたのしまむー？」
「・・・すいません、私物理とってないので分からないです。」
「そっか～、あとで杏ちゃんにきいてみるね。ちょうどいい飴手に入れたことだし。」

なかなかうまくいきません・・・
それにプロジェクトには私よりお姉さんの大学生の美波ちゃんや、とても頭がいい杏ちゃんがいますし勉強ではあまり頼りにならないのかもしれません。

そんなことがあってから２時間ほど３人で勉強をすすめていると、
未央ちゃんが「あ～長いこと机に向かってたら肩凝っちゃった。私は体動かしてるほうが性にあうんだよ～」といいました。
「そんなこといって、未央、単に勉強飽きてきたんじゃないの？」と凛ちゃん。
「そうともいう～」
「まったく、調子いいんだから。でも私も少し集中力切れてきたし、腰痛いかな。卯月、休憩にしようか？」

「そうですね。飲み物とってきましょうか～」ん？今肩や腰が痛いと２人ともいいました。
これはチャンスです！　実は私、マッサージには自信があるんです。
パパやママ、あとプロデューサーさんからも好評を得ていますし！
「あの、２人とも、よければ私がマッサージしましょうか？」
「いいの？」
「はい、私マッサージ得意なんです！」
「おっ、じゃあ頼むよしまむー～」

２人へのマッサージは好評でした。
これで少しお姉さんらしくなれた・・・かな？
ちなみに、テストは、大体７０点台でした。ふ、ふつうじゃないです、頑張りました！

一行ごとに行間開けたほうが読みやすいで

掲示板形式やから行間意識せんと読みづらいんやで

アイドルなのに高校のテスト全教科70以上キープとか普通に凄いな