ことり「ホトトギス」 (108)
穂乃果「もうすぐ夏も終わりだね?」
ことり「そうだね……」
ことり「……はぁ…」
穂乃果「ことりちゃんどうしたの?なんか疲れてる?」
ことり「ちょっと最近バイトがね…」
穂乃果「メイド喫茶のバイトだよね、なにかあったの?」
ことり「うん、メイドのひとりが怪我しちゃったみたいでしばらく来れないの」
ことり「それで人が足らなくて…」
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穂乃果「そうなんだ…………ねえことりちゃん」
ことり「?」
穂乃果「メイドさん…穂乃果出来ない?」
ことり「えっ!?穂乃果ちゃんが?」
穂乃果「うん!怪我した人が戻るまで…無理かな?」
ことり「それはとても助かるけど…穂乃果ちゃんに悪いよぉ~」
穂乃果「ううん、実は欲しいものがあってね、お金が必要だったんだ」
穂乃果「だからむしろお願い!ことりちゃんと一緒なら安心だし!」
ことり「…それならお願いしようかな」
ことり「ちょっと店長に聞いてみるね!」
トゥルルルル~
ことり「穂乃果ちゃん!OKだって!」
穂乃果「やった!またよろしくね、ことりちゃん!」
ことり「こちらこそ!また一緒にできるなんて……あぁ~楽しみ~♪」
穂乃果「穂乃果もだよ!えへへ~♪」
│8・)つ ④
穂乃果「今日からよろしくお願いします!」
店長「はい、よろしくお願いします」
店長「以前の時はイベントということで接客等は特に言いませんでしたが…」
店長「今回は正式に雇うのでしっかりと覚えていただきます」
穂乃果「はっはい!ばんがります!」
店長「ふふ、そんな緊張しなくても大丈夫ですよ」
店長「教育係もミナリンスキーさんにやってもらいますから」
店長「それではミナリンスキーさんあとはよろしくお願いしますね」
ことり「はいっ、分かりましたぁ」
ことり「じゃあ穂乃果ちゃん、まずはメイド服に着替えよう?」
穂乃果「うん」
ことり「着方は分かる?」
穂乃果「前に着たから大丈夫だよ」
ことり「じゃあ着替えたら呼んでね」
穂乃果「はーい」
穂乃果「ことりちゃんお待たせ、どうかな?」
ことり「!!」
ことり「っっや~ん♥穂乃果ちゃんっかわいい~~♪」
穂乃果「本当!?」
ことり「うんっ!すご~く似合ってるよぉ~♪」
穂乃果「よかった~」
ことり「それじゃあ仕事を始める前に…」
ことり「穂乃果ちゃんの名前を考えますっ」
穂乃果「名前?…あっ、ミナリンスキーさんみたいなやつ?」
ことり「うん、何かある?」
穂乃果「う~ん……ほむまん…とか?」
ことり「あはは……おいしそうだね…」
穂乃果「う~ん…ミナリンスキーみたいな……」
穂乃果「ミナリン…スキー……ミナ…リンスキー……リンスキー……」
穂乃果「ハッ!そうだ!!」
ことり「決まった?」
穂乃果「ホノリンスキー……ってどう?」
ことり「ホノリンスキー……」
穂乃果「うん!ことりちゃんとお揃いなんだけど……ダメかな…?」
ことり「お…お揃い……………///」
ことり「…………いい」
穂乃果「え?」
ことり「とぉ~~てもいいよ!!穂乃果ちゃん!」
ことり「ことりもお揃い嬉しい♪」
穂乃果「ほんと!やったー!」
ことり「よろしくね!ホノリンスキーさん♪」
穂乃果「よろしく!ミナリンスキーさん!」
へぇ~
期待
ことり「それじゃあ仕事を教えるね」
穂乃果「よろしくお願いします!ミナリンスキーさん!」
ことり「ふふっ、頑張ってくださいね、ホノリンスキーさん♪」
ことり「……って感じだけど………」
穂乃果「ダイジョウブ…ダイジョウブダヨ……」プシュー
ことり「あはは…まあ穂乃果ちゃんは動いて覚える派だもんね……」
ことり「今日はとりあえず裏でお仕事して、接客とか見といてねっ」
穂乃果「分かったよ!」
穂乃果「ことりちゃんのこと見てる!」
ことり「う、うん///じゃあ行ってくるね!」
スタスタスタ
ことり(穂乃果ちゃんが…見てる……)チラ
穂乃果「?」
穂乃果「!」ニコッ ブンブン
ことり「………、頑張らないとっ!ファイトだよぉ!」
ことり「ふぅ~」
ことり「あ、穂乃果ちゃんおつかれさまぁ」
ことり「どうだったかな、参考になった?」
穂乃果「ことりちゃん……」プルプル
ことり「どうしt―――」
穂乃果「すごい!すごいよことりちゃん!!!」
穂乃果「すっごく輝いてた!ことりちゃんずっと笑顔で、お客さんも笑顔になってて……」
穂乃果「穂乃果も頑張るよー!ことりちゃんみたいになるんだ!」
ことり「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「よーし! ファイトだよ!!」
ことり「そうえば穂乃果ちゃんはお仕事どうだった?」
穂乃果「!!」
穂乃果「え……え~と」メソラシ
ことり「?」
穂乃果「そ…その~………」ダラダラ
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「はい……お皿割ったり、料理失敗したりしました……」
ことり「…………」
穂乃果「ごめんなさい……」シュン
ことり「……大丈夫っ!」
ことり「ことりも最初はいっぱい失敗したもん」
穂乃果「えっ!…ことりちゃんも?」
ことり「そうだよ~、はじめからできる人なんていないよぉ~」
ことり「今出来なくても次出来ればいいの!」
ことり「だから次頑張ろっ♪」
穂乃果「ことりちゃん……うん!頑張る!」
ことり「ふふっ♪」
ことり「それじゃあお先に失礼します」
穂乃果「お疲れ様でした!」
メイド1「おつかれさま~」
メイド2「おつかれ~」
メイド1「……今日のミナリンさんすごかったね……」
メイド2「だな…なんかいつにも増して輝いてた…」
メイド1「うん…笑顔もいつも以上の破壊力……お客様失神しかけてたよ……」
メイド2「うぇ……そのうち死人出るんじゃ……」
メイド1「やっぱりあの新人さんの影響かな?」
メイド2「かもね、あの新人ちゃんの方も面白い子だったな」
メイド1「クスッ、ちょっとお転婆だけどね」
メイド2「まあこれから楽しくなりそうだ」
メイド1「忙しくもなりそうだけどね……」
はいかわいい
ことり「今日から穂乃果ちゃんにも接客をやってもらいますっ」
穂乃果「接客……ついに……」
ことり「最近なぜかお客さんが多くて大変だけど……」
ことり「一緒にがんばろっ♪」
穂乃果「うん!がんばるよ!」
メイド2「誰のせいで多くなったと……」ボソッ
ことほの「?」
メイド2「なんでもない…頑張ってねホノリンちゃん、期待してるよ」フフ
穂乃果「はい!がんばります!」
カランカラン~♪
穂乃果「お帰りなさいませ!ご主人様!」
穂乃果「こちらのお席へどうぞ」
お客さんA「元気な子だね、新人さん?」
穂乃果「はい!ホノリンスキーといいますっ、よろしくお願いしますご主人様」ペコリ
お客さんA「ホノリンスキーさんか、ミナリンスキーさんと似てるね?」
穂乃果「ミナリンちゃんとは大親友なんです!」
お客さんA「そうなんだ」
穂乃果「あ、お冷やお持ちしますね!」
タッタッタッタッ
ことり「ホノリンちゃんっ!」
穂乃果「わわっ!」
ことり「もう…走っちゃダメだよっ!」
穂乃果「ご…ごめんなさい……」シュン
ことり「次は気を付けてね♪」ナデナデ
穂乃果「くぅ~ん、気を付けま~す」フニャー
お客さんA「何あれ…かわいい……」
穂乃果「ご主人様!お待たせ致しました!」
コトッ
穂乃果「それでは最後に……私の気持ちを入れさせていただきます!」
ことり(穂乃果ちゃん大丈夫かなぁ?)チラ
穂乃果「では!」
穂乃果「もぎゅーっと♥」
穂乃果「届いて!私の~」
穂乃果「ピュア♪ピュア♪ラブ♥」キメ
お客さんB「ゴフッ・………」チーン
ことり(ガハッ・)
ことり(なっなっなっな////)
ことり(なんてかわいいの!穂乃果ちゃん!)
お客さんB「ハッ、……あ、ありがとね~……」
お客さんB(なんだこれ!可愛すぎて逝っちまうとこだった!)
穂乃果「はいっ!それでは失礼します、ご主人様♪」
穂乃果「お待たせして申し訳ありません!ご主人様!」
お客さんC「いや、大丈夫だよ」
お客さんD「うお、うまそうじゃん!」
穂乃果「こちら最後にホイップクリームを掛けさせていただきます」
クイッ
穂乃果(あ…あれっ?開かない!)
グイー
穂乃果「うぅう~~~」グゥゥゥ~~
ポン!!
びゅりゅるるるるぅ~~!!
穂乃果「うわわっ!キャン!!」ドスン
穂乃果「うぅ…なん…で……」
穂乃果「いっぱい……かかっちゃった……」ウルッ
お客さんC(…なんてこった……………)
お客さんD(こ…これは…………………)
穂乃果「クリーム……」スイ
穂乃果「ペロッ……チュパ……」
お客さんCD「!!」
穂乃果「……チュポン!」
穂乃果「はぁ……♥」ウットリ
お客さんC「ブハッ!!…は…鼻血が……」
お客さんD「う…う……お…俺も……」ポタポタ
穂乃果(クリームあまぁ~い♥)
ヒョコッ
ことり「すごい音したけど……どうしたn――――っ!!////」
穂乃果「ぁ……ミナリンちゃ――」
ことり「なななななっなんて格好してるのぉ~!!////」
穂乃果「ふぇ…ごめんなさぃ……」ウルウル
ことり「とっ、とりあえず早くこっちに!!///」グイ
ことり「ご主人様っ!申し訳ありませんでした!すっ少し失礼します!」
お客さんC「……すごいものを見てしまった……」ポタポタ
お客さんD「ああ……生きてて…良かった……」ポタポタ
穂乃果「あ~疲れた……」
ことり「穂乃果ちゃんお疲れさまぁ~」
ことり「どうだった?初めての接客は」
穂乃果「楽しかった!でも…失敗いっぱいしちゃって……」
穂乃果「迷惑かけてごめんね…ことりちゃん…」シュン
ことり「穂乃果ちゃん……」
穂乃果「でも!!」バッ
穂乃果「今出来なくても次出来るように……明日は頑張るよ!」
ことり「ふふっ、それでこそ穂乃果ちゃんだよっ♪」
穂乃果「よーし!ファイトだよ!穂乃果!」
ことり(まあ今回の失敗は悪い印象与えるどころか、穂乃果ちゃんの人気が上がりそうだけどね)
ことり(なんかまた忙しくなりそう……)
お客さんA「ホノリンスキーさん注文お願いしま~す」
穂乃果「はい!ただいま!」
お客さんB「ホノリンスキーちゃんこっちも!」
穂乃果「は、はい!少々お待ちください」アセアセ
ことり(予想が当たり大忙しです……)
メイド2「何してるの!ミナリンちゃんもホール出て!ホノリンちゃんが死んじゃう!」
ことり「はいっ!今行きますっ!」
ことり(あれ?何か穂乃果ちゃんくる前より忙しいような……)
ことり(まあ楽しいからいいかなっ♪)
すみません、今日はここまでで
見てくれてる方ありがとうございます!
続きは明日投稿します!
ではでは~
面白い
ことほの派の自分はこれを見過ごさんよ
あかんわ………可愛すぎるよ!!
ことほのが接客してくれるなら毎日行きたい
コメントありがとうございます。
少しだけ投稿を再開します
絵里「それじゃあ練習も終わったことだし…皆でお昼でも食べに行かない?」
希「うん、いいんやない?」
凛「凛ラーメンがいいにゃー!」
穂乃果「穂乃果もおなかペコペコ~」
ことり「穂乃果ちゃん…ことり達は……」ボソッ
穂乃果「あっ!」
海未「どうしたのですか?穂乃果」
穂乃果「え~と……ごめん!ちょっと用事があって…」
ことり「実はことりも……」
花陽「え…ことりちゃんも……?」
ことり「そうなの……ごめんね」
絵里「用事があるなら仕方ないわ、ふたりともまた明日ね」
穂乃果「うん、じゃあね!」
ことり「また明日ね~」
タッタッタッタッ
花陽「………何か最近あのふたり……」
真姫「ちょっと変ね」
海未「何か隠してる気がします」
絵里「そうね…少し気になるわね…」
希「ならこういうんはどう?」ニヤッ
穂乃果「練習お疲れさま!今日もお先に失礼しま~す」
ことり「お疲れさまぁ、皆またね~」
タッタッタッタッ…
海未「行ったみたいですね…」
絵里「それじゃあ行くわよ、海未、真姫」
海未「はい!」
真姫「まったく…何で私が……」
希「いいやん、暇なの真姫ちゃんしかおらんし?それに……」
希「穂乃果ちゃんのこと気になるんちゃう?」ボソッ
真姫「べっ別に穂乃果のことなんか……///」
真姫「……まあ暇だし!行ってあげてもいいけど!」
希「決まりやね」ニヤニヤ
海未「それでは行きましょう、ふたりを追跡します!」
凛「ストーカーかにゃ?」
花陽「凛ちゃん!しーっ!」
穂乃果「今日も頑張ろうね、ことりちゃん!」
ことり「うん!」
ことり「にしても穂乃果ちゃん最近接客も安定してきたよね~」
穂乃果「ほんと!?」
ことり「本当だよ、店長さんも褒めてたもん」
ことり(まあまだ失敗することはあるんだけどね、でもそれが穂乃果ちゃんの人気の1つだし)
穂乃果「わー嬉しいな♪頑張ったかいがあったよ!」
穂乃果「ことりちゃんもありがとね!いつも助けてくれて!」ギュッ
ことり「キャッ!穂乃果ちゃん///」
ことり「ふふ、どういたしまして♪」ナデナデ
穂乃果「えへへ~」
絵里「…穂乃果に抱きつかれるなんて……羨ましいわ……」
海未「あのふたりはいつもあんな感じです、気にしてはいけません」
真姫「ふん、別に羨ましくなんて……」
絵里「それにしてもあのふたり…どこに行くのかしら?」
海未「秋葉原に向かってるようですが……」
真姫「普通なら遊びに行くって感じね、けど…」
海未「ええ、今回のあの様子では…」
絵里「それはないわね」
真姫「何しに行くのかしら?……まったく」
絵里「ふたりともここに入っていったわよね?」
真姫「そうね、でもここって……」
海未「ええ、ことりのバイト先ですね」
海未「しかしどういうことでしょう?ことりはバイトだとしても…」
絵里「穂乃果は何をしに来たのかしら?」
真姫「………ねえ海未」
海未「なんですか?」
真姫「もし穂乃果が最近メイド喫茶に来てるとして…」
真姫「穂乃果ってそんなお金もってるの?」
海未「まあ、持ってないでしょうね」
海未「この間もお金がないと泣いていましたし」
絵里「お金がない……ハッ!」
絵里「まさか…穂乃果は…」
真姫「…エリーも気付いたみたいね」
海未「?」
絵里「お金がないのにメイド喫茶に入っていく…」
絵里「メイド喫茶に入る人は…客として入るか…」
海未「……従業員として入るか……ですか…」
真姫「そう、ということは…」
海未「穂乃果はメイドを………」
うみえりまき「……………………………」
絵里「確認の必要が…あるわね」
真姫「エリー……顔、にやけてるわよ」
海未「そういう真姫も顔真っ赤ですが……」カチャカチャ
絵里「……海未…そのカメラはどこから出したのかしら……」
海未「普通にカバンからですが?常備品ですので」
絵里「そう……でも海未、残念ながら店内は撮影禁止だったはずよ?」
海未「………大丈夫です」
真姫「なにが大丈夫なのよ…海未」
海未「バレるようなヘマはしません!」
絵里「そういう問題じゃないでしょ!………穂乃果にバラすわよ」
海未「ぐぬぬ……仕方ありませんね…」
真姫「もうっバカなことやってないで早く行くわよ!」
絵里「そうね…」
海未「仕方ありません…この目に焼き付けるとしましょう…」
絵里「…行くわよ」
うみまき「………」ゴクン
ガチャッ
カランカラン~
穂乃果「お帰りなさいませ♪お嬢様♥」ニコッ
うみえりまき「………………………………」
穂乃果「ってあれ?なんでみんなg―――」
絵里「ハッ…ハラショー////♥♥」
海未「素晴らしい……最高です」ブワッ
真姫「…ほのかぁ………////♥」ポー
穂乃果「ふぇっ!なんでみんなが?えっ?えっ?どうなってるの~?」アタフタ
ことり「ホノリンちゃんどうしたの…って…」
穂乃果「ミナリンちゃん助けてーー!」
ことり「……とりあえずお席にご案内しよう?」
穂乃果「う、うん!それではお嬢様、こちらへどうぞ~」
ことり「それでみんな来ちゃったんだぁ」
絵里「そうなのよ、ごめんなさいね…」
海未「最近ふたりの様子が変だったので……」
海未「すみません…急に押し掛けたりして…」
ことり「ううん、みんなに言っておけばよかったね」
ことり「心配かけたみたいで、こっちこそごめんね~」
真姫「別に、私は心配してた訳じゃ…」クルクル
絵里「いえ、いいのよ……………それより」グイ
海未「穂乃果はどうなのですか?」グイ
真姫「……………」グイ
ことり「穂乃果ちゃん?」
海未「はい、ちゃんと出来ているか気になります!」
ことり「ん~、穂乃果ちゃんは――」
穂乃果「お嬢様!お待たせいたしました♪」
穂乃果「それでは最後に私の気持ちを入れさせていただきます♪」ニコッ
穂乃果「もーっと幸せになってね♪」
穂乃果「happyにな~れ♪ちゅっ♥」ナゲキス
ことり「と、こんな感じで可愛く働いてるよ~」
うみえりまき「…………♥♥」ポー
穂乃果「ミナリンちゃんどうだった!今の?」
ことり「新しいパターンだったねっ!とっても可愛かったよぉ~」ナデナデ
穂乃果「えへへ~海未ちゃんの投げキッスを参考にしてみたんだ!」
穂乃果「どうだった!海未ちゃん?」
海未「………ハッ!」ガタン
海未「ほ…穂乃果……」プルプル
穂乃果「え…ど…どうしたの………?」
海未「可愛すぎます!もう我慢できません!」バッ
穂乃果「ふぇっ!?」
ことり「てい!」バシッ
海未「ふぎゅっ…………何をするんですか!」
ことり「お嬢様、当店ではメイドへのお触りはNGですっ♪」ニコリ
海未「っ!!しかし――」
ことり「NGですっ♪」ニコニコ
真姫「うっ海未!落ち着きなさい!」
絵里「そうよ!冷静になって!」
海未「ぐぬぬぬぬ……」
海未「くっ……すみません…落ち着きました……」ストン
えりまき「…ふぅ……」
絵里(危なかったわね…ことりのあの笑顔……)
真姫(あの笑顔はまずいわ…)
ことり「うふふ」ニコニコ
穂乃果「あっ…忘れてた!ミナリンちゃん、店長さんが呼んでたよ!」
ことり「ええっ~!大変、行かなくちゃ!」
ことり「それじゃあことりは行くね、その前に海未ちゃん?」
海未「はい……」
ことり「お触りは?」
海未「……NGです………」
ことり「よろしい♪じゃあ行ってくるね」
スタスタスタ
絵里「ふぅ……そうえば穂乃果?」
穂乃果「はい!なんでしょうか?お嬢様♪」
絵里「~~っ////」
絵里「ふっ普通に喋って……お願いだから////」
穂乃果「うん?わかった」
穂乃果「それでなになに?」
絵里「ええっと…そう、何で急にバイト始めたのかを聞こうと思ったのよ」
真姫「確かに気になるわね」
穂乃果「ん~と…まあちょうどいい機会だから話しちゃおうかな?」
海未「なんです?」
穂乃果「え~と…ことりちゃんには内緒だよ?実はね――――」
穂乃果「――――ってことなんだけど……」
海未「ふふっ、なるほど」
絵里「ハラショーよ!穂乃果!」
真姫「まあ、いいんじゃない?」
穂乃果「本当!じゃあみんな……」
海未「ええ、もちろん協力しますよ」
真姫「当たり前じゃない……友達でしょ?」
絵里「他のみんなにも私たちから話しておくわ!」
穂乃果「みんな…ありがとう!」
ことり「今日は来てくれてありがとう!」
穂乃果「来てくれて嬉しかったよ!」
絵里「いえいえ、私たちも楽しかったわ」
真姫「たまにはこういうのもいいわね」
海未「そうですね…本当に幸せな…時間でした…」ポー
穂乃果「それじゃあみんな…よろしくね」コソッ
真姫「任せなさい」コソッ
絵里「穂乃果こそ…バレないように気を付けてよ?」コソッ
穂乃果「もちろんだよ」コソッ
ことり「なにコソコソ話してるんだろ…」
海未「ふふっ、なんでしょうね?」
ことり「海未ちゃんもなにか知ってるのぉ~?」
海未「さあ?どうでしょう?」
ことり「もう~、海未ちゃんまでぇ!」
絵里「それじゃあふたりとも、また次の練習でね」
海未「バイト頑張ってください」
真姫「それじゃあね」
穂乃果「はい!お嬢様、いってらっしゃいませ♪」ペコリ
絵里「はぁ♥」(かわいいわ~)
真姫「~~っ///」(穂乃果かわいい///家で雇えないかしら)
海未「ジィーーーー」(目にしっかり焼き付けました!これで永遠に忘れることはありませんね)
ことり「ふふっ♪」
一旦ここまでで
夜にまた再開します
ではでは~
乙です
再開します
よろしくお願いします!
穂乃果「あ~学校疲れた~」
ことり「そうだね、夏休みが懐かしいね~」
穂乃果「ねー、それにしてももうすぐバイトも終わりだね」
ことり「あっ……そう…だね…」
穂乃果「よーし!最後まで頑張るよ!」
ことり(もう…終わっちゃうんだ…)
ことり「はぁ…」
穂乃果「どうしたの?ことりちゃん」
ことり「ううん、なんでもないっ」
ことり「今日も頑張ろうね!穂乃果ちゃん!」
穂乃果「うん!」
ことり「………………」
ミナリンチャーン
ことり「………………」
ミナリンチャン!
ことり「………………」
穂乃果「ミナリンちゃん!!」
ことり「きゃっ!…どっどうしたの?」
穂乃果「どうしたのじゃないよ!ずっと呼んでたのに~!」
ことり「ご…ごめんね…ちょっとボーとしてたみたい…」
穂乃果「珍しいね、大丈夫?体調わるいとか…」
ことり「ううん!大丈夫だよっ!」
ことり「さあ!お仕事がんばろぉ~」
穂乃果「うん!」
メイド1「………………………」
ことり「…………はぁ」
ブリュブリュブリュ~
ことり「………………」
ビュービュゥビュ~
穂乃果「うわ~っ!!ミナリンちゃん!オムライスがー!!」
ことり「…うん?……え?」
穂乃果「ケチャップまみれになってるよー!!」
ことり「ええ!?ああっ!!………ごめんなさい…」シュン
穂乃果「だ…大丈夫だよ~もう1回作ろう?」
ことり「…うん………」
メイド2「………………………」
ことり「はぁ…」
メイド1「ミナリンさん料理できました?」
ことり「え…?あっ!も…もう少しです…」
メイド1「急いでね!ご主人様待ってるよ」
ことり「はい…すみません…」
ことり「はぁ……」
メイド1「ミナリンさん最近調子悪いんですかね?」
メイド2「最近ミスが多いな…」
店長「そうですね…」
ミナリンチャン!コゲテルヨー
アア!ゴメンナサーイ!
店長「…………少し息抜きに今日は他の仕事をさせましょうか」
メイド1「……それがいいかもしれないですね」
メイド2「……だな」
ことり「それでは広告用のポスターを届けて来ます…」
店長「はい、ポスターを貼ってくれるお店はそこに書いてありますから」
店長「お願いしますね」
ことり「はい…行ってきます……」
ガチャン
穂乃果(ことりちゃん……大丈夫かな…)
穂乃果「はぁ……」
メイド2「ホノリンちゃん、心配なのはわかるけど…今は仕事頑張るよ」
穂乃果「はい…」
メイド1「店長……」
店長「はい、なんでしょう?」
メイド1「今度はホノリンさんが――」
ガラガラガシャーン!!
ホノリンチャン!ダイジョウブ!?
ゴメンナサーイ!
店長「……なるほど…」
メイド1「ミナリンさんが行ってからあんな調子で……」
店長「ふぅ……ホノリンスキーさんにも行ってもらいましょう…」
店長「ふたりにすれば…何か変わるかも知れませんしね…」
店長「それではよろしくお願いします」
穂乃果「はい…」
店長「ミナリンスキーさんが行った所からは連絡がありました」
店長「なので次はそこに向かうはずなのでそちらで合流してください」
穂乃果「わかりました」
店長「それと……もしふたりで何か話すことがあるなら、少し遅れても構いません」
穂乃果「えっ?」
店長「ミナリンスキーさんを頼みましたよ?」
穂乃果「!………はい!」
穂乃果「ええっと合流場所は…ここだね」
穂乃果「ここならことりちゃんから聞いた抜け道が使えるね!」
穂乃果「よ~し、急いでいくよ!」
ことり「次はこっちかぁ……」
ことり「抜け道で行こうかな…」
トコトコトコ…
ことり(最近だめだなぁ…ことり…)
ことり(仕事中も穂乃果ちゃんのこと考えちゃう…)
ことり(バイトが終わったら、穂乃果ちゃんと一緒にいる時間が減っちゃう…)
ことり(いや減るんじゃないんだよね…ただ戻るだけ…)
ことり(戻るだけなのに…すごく離れちゃう気がするの…)
ことり(ことりのわがままだってわかってるけど…)
ことり(離れたくないなぁ………)
ことり(さびしいよぉ…)
ことり「穂乃果ちゃん……」
タッタッタッタッ
タッタッタッタッ
ドン!!
ことり「ひゃっ……え?」
穂乃果「ことりちゃん!見つけたよ!」
ことり「え…穂乃果ちゃん……どうして……」
穂乃果「それが…ことりちゃんが行っちゃったあとすごく失敗しちゃって…」
穂乃果「穂乃果…やっぱりことりちゃんがいないとダメみたい…あはは…」
ことり「ほの…か…ちゃん…」ジワァ
穂乃果「ことりちゃん!?」
ことり「う…うぅ…穂乃果ちゃん……穂乃果ちゃん…」ポロポロ
穂乃果「ええっ!?どっどうしたの!ことりちゃん!どこか痛い?大丈夫!?」
ことり「ちが…う…の……グスッ…」
ことり「でも…涙が止まらなくて……」ポロポロ
穂乃果「ことりちゃん!」
ダキッ
ことり「えっ!?」
穂乃果「大丈夫…大丈夫だよ…ことりちゃん」ギュウ
ことり「穂乃果…ちゃん……?」
穂乃果「ごめんね…こんなになるまで気付いてあげれなくて……」
ことり「穂乃果ちゃんは…わるく…ない……」
穂乃果「でも………」
穂乃果「もうことりちゃんを悲しませないって決めてたのに……」
穂乃果「だからごめんね……」ギュウ
ことり「……………」
穂乃果「ねえことりちゃん……なんで泣いちゃったのか…もしよかったら話してくれないかな?」
ことり「…………うん」
穂乃果「はいっ、紅茶でよかった?」
ことり「うん…ありがとう…」
穂乃果「よいしょ」ストン
ことり「………………」
穂乃果「………」ゴクッ
穂乃果「ふぅ……」
ことり「………………」
穂乃果「………………」
ことり「…………あのね…」
ことり「最初穂乃果ちゃんがメイドさんをやりたいって言ってくれたとき……すごく嬉しかった」
ことり「穂乃果ちゃんともっと一緒にいられるって思って…」
ことり「それから…毎日とても楽しかったんだぁ…」
ことり「穂乃果ちゃんにメイドさんのお仕事を教えて…お手本になれるようにいつも以上に頑張ったの」
ことり「そうしたらすごい!輝いてる!って誉めてもらえてね…とても嬉しかった…」
ことり「一緒に働いて…穂乃果ちゃんともっと近づけて…とっても幸せだった…」
ことり「だから…バイトが終わって、穂乃果ちゃんと一緒の時間が少なくなると思うと…寂しくなっちゃって…」
ことり「近づけたのに…また離れちゃうって思ったの…」
ことり「そうしたら悲しくて…涙が止まらなくなっちゃったんだ……」
穂乃果「………………」
穂乃果「そっか…それで泣いちゃったんだね」
ことり「うん…」
穂乃果「…………ことりちゃん!」
ことり「はっはい!」
穂乃果「穂乃果ね、前に決めたことがあるの!」
穂乃果「ことりちゃんが留学しそうになったとき…」
穂乃果「穂乃果がどんなに手を伸ばしても届かない所に、ことりちゃんが行っちゃうって思ったらね…」
穂乃果「穂乃果とことりちゃんの間にあった絆が…消えちゃうように感じて………とても悲しくて…辛くて…どうにかなちゃいそうだったんだ…」
穂乃果「そのときは間に合って、また手の届くところまで戻ってきてくれた」
穂乃果「ことりちゃんとのつながりが…消えないでくれた……」
穂乃果「それで穂乃果…思ったんだ…」
穂乃果「こんな思い…もうしたくない……」
穂乃果「ことりちゃんともう離れたくないっ!!」
穂乃果「……だから決めたの、離れないように…消えないように…しっかりことりちゃんの手を握っていようって…」
穂乃果「だからね、ことりちゃん」
穂乃果「ことりちゃんが穂乃果のそばに来てくれるなら、離れないように…離さないように…しっかりその手を握っているから…」
穂乃果「だから大丈夫だよ?ことりちゃん」
ことり「穂乃果…ちゃん…」ジワァ
穂乃果「ねえことりちゃん、こんな穂乃果で…面倒かもしれないけど…」
穂乃果「ずっと一緒にいてくれる?」
ことり「うん…うん!もちろんだよっ!」
ことり「ことりこそ…面倒かもしれないけど…」
ことり「ずっと…一緒にいてください…」
穂乃果「うん…もう…放さないからね!」
ことり「うん!…ありがとう…穂乃果ちゃん…」
ダキッ……
穂乃果「戻りました!」
メイド1「あ、お帰りなさい」
ことり「迷惑をかけてすみませんでした……」
メイド2「大丈夫だよ、これから頑張ればいいんだから」
ことり「…はい!」
店長「それで広告用のポスターは……」
ことほの「ああっ!!」
ことり「わ…忘れてた…」
穂乃果「今から行ってきます!行こう、ことりちゃん!!」
ことり「うん!穂乃果ちゃん!」
タッタッタッタッ
メイド1「もう…大丈夫そうですね」
メイド2「ぽいな」
店長「ですね、あのふたりがあんな調子では店内が暗くなる一方でしたし」
店長「やはり、笑っていてもらわないと…困りますからね」
コトリチャンオソイヨー
マッテヨーホノカチャン!
メイド2「ふふふ」
メイド1「そうですね」
穂乃果「短い間でしたが、お世話になりました!」
店長「はい、ありがとうございました」
メイド1「一緒に働けてとても楽しかったですよ、ホノリンさん」
メイド2「これっきりは寂しいからさ、今度はお嬢様として遊びに来なよ?」
穂乃果「はい!本当にありがとうございました!」
穂乃果「バイト…終わっちゃったね…」
ことり「そうだね…穂乃果ちゃんお疲れさまっ」
穂乃果「うん…ありがとね!ことりちゃん」
ことり「お礼を言うのはこっちだよぉ~」
ことり「穂乃果ちゃんのおかげでと~っても楽しかったし」
ダキッ♪
ことり「こうしても~っと仲良くなれたしね♪」
穂乃果「そうかな?」
ことり「そうなの♪」
ギュー♥
ことり「明日は学校お休みだけど練習がある日だよね?」
穂乃果「うん!そうだよ、楽しみだね!」ワクワク
ことり「どうしたの?穂乃果ちゃん、やけにワクワクしてるけど…」
穂乃果「ギクッ………ナンデモナイヨ?」
ことり「んーなんか怪しい…」
穂乃果「そっそんなことないよ~あはは…」
ことり「そうかな~?まあいっか」
穂乃果(危ない…バレちゃうところだった…)ドキドキ
穂乃果「じゃあまた明日ね、ことりちゃん」ブンブン
ことり「うん!また明日ね~!」フリフリ
ことり(バイトは終わっちゃったけど、もう寂しくてないよ?)
ことり(穂乃果ちゃんがことりのこと放さないって言ってくれたもん)
ことり(もう離れちゃうって心配になることもないしね)
ことり「明日も楽しみだなぁ~」
ことり「ふふふっ♪」
トコトコトコトコ
ことり「穂乃果ちゃんも海未ちゃんもどうしたんだろ?先に行っちゃうなんて…」
ことり「それに『早く来てね♪』なんて…なんだろう?」
ことり「お昼も食べてこないでって言われたし…」
ことり「まあ直接聞けばいいよね」
ガチャ
ことり「穂乃果ちゃん先に行っちゃうなんt――」
パン!パパーーン!!
ことり「きゃっ!」
穂乃果「ことりちゃん!お誕生日おめでとー!!」
7人「おめでとう!!」
ことり「えっ!?ええええぇーー」
穂乃果「ほらほら早く入って~」グイ
ことり「ふぇ~!穂乃果ちゃんこれはどういう……」
穂乃果「いいからいいからっ♪はい、ことりちゃんここ座って~」
ことり「う、うん」ストン
ことり「えっと…それで…」
穂乃果「ふっふー♪、今日はことりちゃんのお誕生日でしょ?」
穂乃果「だからみんなでお祝いしようって!ねっ」
海未「はい、ことりおめでとうございます!」
花陽「ことりちゃんおめでとう!」
オメデトー!
コトリチャンオメデトー!
ハラショー!
ハッピーバースデーニャー
ことり「みんな…ありがとう!」
ことり「わぁ~すごい料理!」
にこ「ふふんっ、スーパーアイドルにこにーの手料理を食べれるなんて感謝しなさい?」
希「うちと絵里ちも手伝ったんよ?」
絵里「私はロシア料理を作ってみたわ!」
ことり「すごくおいしそう~!」
ことり「お昼食べてこないでってのはこういうことだったんだ」
穂乃果「うん、さあ食べよう?穂乃果もお腹へっちゃった♪」
ことり「うん!いただきまーす♪」
穂乃果「さあ!次はケーキだよ!」
凛「任せてにゃー!かよちん!真姫ちゃん!」
花陽「うん!」
真姫「準備万端よ!」
凛「ケーキはことりちゃんみたいに上手く作れないから買ってきたんだ!」
花陽「まずこっちから!」
ことり「こ、これは!?」
花陽「そうです!最近話題ですっご~く人気のチーズケーキ!」
ことり「すごい!これ食べたかったけどすぐ売り切れちゃうから諦めてたのに…」
凛「かよちんとすごく早起きして並んで買ってきたんだ!」
花陽「まだ暗いうちから待ってたんだよね」
ことり「うわ~ありがと~」
真姫「喜ぶのはまだ早いわよ!」ドン
ことり「え?こっこれ!」
真姫「こっちも人気のものよ、どう?」
ことり「すごい…これ予約に何ヵ月も必要な幻のチーズケーキ!」
真姫「作ってる人がパパの知り合いだったのよ、それで特別に作ってもらったわ!」
ことり「一生食べられないと思ってたのに…」
ことり「3人とも本当にありがとう!」
まきりんぱな「」ニコニコ
穂乃果「ふふっ、じゃあ食べようか?」
ことり「うん!」
真姫「それにしてもことり、最初の反応だと誕生日のこと忘れてたんじゃない?」
花陽「ええー!ワスレチャッテタノー!」
ことり「あはは…完全に忘れてたよぉ」
にこ「まったく~自分の誕生日を忘れるなんて、ありえないわよ」
ことり「ごめんねぇ、穂乃果ちゃんとのバイトでそれどころじゃなくて…」
海未「穂乃果…あなた、またことりに迷惑を……」ジトー
穂乃果「ええ!?ちっ違うよー!」
希「まあまあ、穂乃果ちゃんもことりちゃんのために頑張ったんやし」
ことり「?」
穂乃果「そっそれはいいから!さあ次いくよー」
ことり「まだあるのっ!?」
穂乃果「もちろん!ことりちゃんへのプレゼントだよ!」
ことり「みんな!ありがとね!」ギッシリ
絵里「ふふ、喜んでもらえて良かったわ」
真姫「ほんとね」
海未「さて、それでは最後は穂乃果ですね」
穂乃果「うん!持ってくるから待っててね!」
タッタッタッタッ
海未「ふふ、今日の誕生日で出たものは全部穂乃果に教えてもらったんですよ」
ことり「え?穂乃果ちゃんが?」
海未「ええ、作ったり買ってきたりは私たちがしましたが…」
海未「ことりの好きなもの苦手なもの、好みの味付け」
海未「ことりが食べたがっているケーキ」
海未「全部穂乃果から教えてもらったんです」
海未「穂乃果は、本当によくことりのことを知っていますね」
ことり「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「お待たせー!」
穂乃果「穂乃果からのプレゼントはこれだよ!」
ことり「うわぁ~大きいくまさん!」
穂乃果「テディベアさんで~す」
穂乃果「はいどうぞ、可愛がってあげてね♪」
ことり「うん!ありがとう!大切にするね!」モギュー
ことり「みんな今日はありがとう!本当に嬉しかったよぉ~」
海未「喜んでもらって何よりです」
絵里「本当によかったわ!」
花陽「苦労したかいがありました!」
にこ「それにしても……」
真姫「どうすんのよ…このテディベア」
テディベア「」ドン
希「さすがにみんなのプレゼントもってだと持てなそうやね…」
穂乃果「じゃあ穂乃果がことりちゃん家までお届けするよ!」
ことり「本当?ありがとう穂乃果ちゃん!」
穂乃果「うん!任せて!」
トコトコトコトコ
ことり「それにしてもかわいいねぇ、その子」
穂乃果「でしょ?一目見たときにことりちゃんが好きそうって思ってね!それでバイトして――あっ」
ことり「穂乃果ちゃんが言ってた欲しいものって、この子だったんだ…」
穂乃果「あはは…そうなんだ、ことりちゃんにプレゼントしたかったけどお金がなくって、それでバイトしたんだ」
穂乃果「バイト…楽しかったな~」
穂乃果「メイド服もかわいかったし、何より…ことりちゃんともっと仲良くなれたしね!」
ことり「ことりも…穂乃果ちゃんと近付けて…本当に嬉しかった」
穂乃果「穂乃果もだよ!」
穂乃果「ことりちゃんこれからもずっとそばにいてね?」
穂乃果「穂乃果もずっとそばにいるから!」
ことり「うん!ありがとう、穂乃果ちゃん!」
ことり「くまさん持ってくれてありがとね!」
穂乃果「うん!」
穂乃果「あっそうだった!」ガサゴソ
ことり「え?どうしたの?」
穂乃果「実はプレゼントなんだけどもうひとつあるんだ!」
穂乃果「はいこれ!気に入ってくれるといいんだけど…」
ことり「わぁ~リボン!かわいいっ!」
ことり「ん?このリボンお花が描かれてる……」
穂乃果「ホトトギスっていうお花でね、ことりちゃんの誕生花なんだよ!」
ことり「そうなんだぁ」
穂乃果「うん!穂乃果も買ったんだ!おそろいだよ?」
ことり「おそろい…」
ことり「すごく…嬉しい…」ギュッ
穂乃果「ふふ、よかった!」
穂乃果「それじゃあ穂乃果帰るね!」ダッ
ことり「あ……」
タッタッタッタッ
スタッ
穂乃果「ことりちゃーんっ!!」
穂乃果「ずーーーっと一緒だからねーーっ!!!」
タッタッタッタッ
ことり「……ありがとう……穂乃果ちゃん……」
ことり「ずっと一緒だよ」
ことり(そういえばリボンのお花……)
ことり(ホトトギスの花言葉って…)
ことり(私は永遠にあなたのもの、なんだよね…)
ことり(まあ穂乃果ちゃんは知らないみたいだけど)
ことり「はぁ…」
ことり「告白かと思ってドキドキしちゃったなぁ」
ことり「……………………………」
ことり「やっぱり……ことりは………」
ことり「いつか穂乃果ちゃんの……………」
穂乃果(ことりちゃんホトトギスの花言葉知ってたかな?)
穂乃果(まあ知らないよね……)
穂乃果(穂乃果はもっとことりちゃんに近づきたい…)
穂乃果(ことりちゃんの…特別になりたい…)
穂乃果「そう……穂乃果は……」
穂乃果「いつかことりちゃんの……………」
「恋人になりたいな」
おわり
タイトルいつ出てくるか気になってたよ。
ピュアだね。乙
読んでくれた方ありがとうございました!
こと誕用に書いてたら予想以上に長くなってしまい間に合いませんでした
ごめんねことりちゃん…
乙
心がちゅんちゅんした
めっちゃ乙
あぁ…浄化される…満たされていく…
(´・ω:::::.... .サラサラ
いやー良いですね
乙過ぎて…
(ホトトギスって花あるんだ)
鳥のことかと思ってた(・8・)
乙
おつ!
かわいい
素晴らしい
乙乙
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