双葉杏「料理をしよう」 (13)

アニメ準拠でモバマスのSSです

アニメの杏があまりにも良いお姉ちゃんをしていたので、
キャンディアイランドにこんな一面があったらなぁ、
と思って深夜テンションで書き上げました

初のSSで至らぬところも多いですが楽しんでいただければ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1442680737

杏「料理をしてみようと思うんだけど、どうかな」

かな子「…………あ、杏ちゃん、大丈夫? お熱ない? 無理しなくていいんだよ? 今日はもうお仕事ないし、送って帰ろうか?」

智絵里「あ……もしかしてカップ麺、ですか……? か、体に悪いから……あんまり食べ過ぎちゃ、めっ、だよ……?」

杏「なんでねんっ! ふたりにそこまで言われるようなことは……してるけどさぁ」

かな子「自覚はあるんだね……」

杏「まぁそれはそれ、これはこれ」

智絵里「で、でもどうしたの……? 杏ちゃん、あの……何か辛いことでもあったの……?」

杏「智絵里ちゃん……心配してくれるのは嬉しいけどあんまりにも本気で心配されると流石の杏でも凹むよ?」

智絵里「あ、ご、ごめんなさい……!」

杏「損害賠償に飴を要求するー」

智絵里「は、はい、これ。のど飴だけど」

杏「お、ヴィックスのど飴かー。あむっ!」

智絵里「おいしい……?」

杏「仕事で疲れ切った杏の喉が潤っていくのがわかるよ」

かな子「ふふ、良かったね杏ちゃん。……ところで、お料理したいなんて急にどうしたの?」

杏「あー、ほら最近かな子ちゃんと智絵里ちゃん、よくうちに来るじゃん?」

かな子「うん、いつもごめんね杏ちゃん」

杏「それはいいんだけどさ」

智絵里「…………あっ。えと、わたしたちはお邪魔してる側だから……その、杏ちゃんは気を遣わなくても……」

かな子「あっ! そうだよ杏ちゃん! いつもお世話になってるしお料理くらいするよ?」

杏「うぐ……そうじゃなくって、だなぁ……」

かなちえ「…………?」

杏「あの、だなぁ……」

武内P「あのぉ、失礼ですがよろしいですか?」

杏「おぉ、プロデューサー、いたの?」

武内P「はい、最初からデスクに……」クビニテ

かな子「なんですか、プロデューサーさん」

武内P「…………お二人は、よく双葉さんのお宅に伺ってらっしゃるのですか?」

智絵里「あ……はい。朝早くのお仕事がある日とか……泊めてもらったり……事務所から近いし、杏ちゃんも遅刻しなくてすむから……と思って……ごめんなさい」

武内P「あ、いえ! 責めているわけではなくっ」アタフタ

杏「わかってるって、ほら智絵里ちゃんもクセ、出てるよ?」

智絵里「あっ、ごめ…………あ、ありがとう杏ちゃん」

武内P「……ふふ」

杏「お、プロデューサーが声出して笑うなんて……うーん、レアだね」ニタァ

武内P「あ、いえ」アタフタ

かな子「もう、杏ちゃん?」

杏「はいはーい、杏は物言わぬ貝になるのだ」グデー

智絵里「あの、プロデューサーさん……お話の続きを……」

武内P「そうでしたね、すみません。……泊まられる際にはいつもお二人が料理を?」

かな子「はいっ! 杏ちゃん、なにを作っても美味しそうに食べてくれるから私たちも作るのが楽しくって!」

智絵里「でも、お料理はほとんどかな子ちゃんがやってくれて……わたしはかな子ちゃんに教わってるだけで……」シュン

かな子「そんなことないよ智絵里ちゃん! 智絵里ちゃん下準備とかすごく丁寧にしてくれるからすっごく助かってるよっ! それにこないだのオムレツ! 智絵里ちゃん私よりふんわり焼けてて美味しかったよ?」キラキラ

智絵里「あ、ありがとう……かな子ちゃんっ」ニコッ

杏「むぅ……」

武内P「………………」クビニテ

かな子「あっ、また脱線しちゃってごめんなさい」

武内P「いえ、構いません。本当に三村さんは料理がお好きなのですね」

かな子「はいっ! それに、誰かと一緒にお料理することってあまりないから、もっと楽しくて!」

武内P「……双葉さんが料理をしてみたいと仰ったのは、だから、ではないでしょうか?」

かなちえ「だから、ですか?」

武内P「はい。……あ、いえ……私の勝手な想像なのですが」

杏「ちょ、ちょっと! も、もういいってばぁ……////」

武内P「双葉さんも、お二人が楽しんでいることを共有されたいのではないか、と思うのですが」チラッ

杏「…………//////」

智絵里「杏ちゃん」

かな子「そうなの?」キョトン

杏「うっ……えぇいもうこうなったらヤケだっ! かな子ちゃんっ!」

かな子「は、はいっ!」

杏「智絵里ちゃん!」

智絵里「はいっ」

杏「…………あ、杏も今度は、一緒に料理……してもいいかな?」カオマッカ

かなちえ「うんっ! もちろんっ!」

杏「……ありがと…………ま、まぁ味見係だけどねっ!」プィッ

かなちえ「なんでやねんっ」

武内P「ふふ」

杏ちゃんちゅっちゅ

~終~

山もオチもなんにもない上に短いですが、
クセが強くてお姉ちゃん的立場に収まっている杏が言葉にしにくいこととかもあるだろうな、
という考えから、ふわふわと仲の良いキャンディアイランドとそれを見守る武内Pを書いてみました

友人から「SS投稿すれば杏のSSR出るよ」ってそそのかされて書いたというのは秘密です

ここまで読んでいただき、ありがとうございました
それでは、依頼出してきます

もっと書かないと出ないぞ
みくにゃんしか出ない呪い掛けた



料理編はよ

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