八幡「いや俺クズなんで」 (80)
静「また君はそうやって……」
八幡「別にいいじゃないすか、普段から自分を卑下して下に置いておけば期待も失望されることもない」
八幡「実力も根拠も無い自信家よりよっぽどマシかと思いますよ」
八幡(そもそもそんな人間関係築いてすらいないけど)フヒッ
静「……まあいい、ここだ」
八幡「あ、はい」
静「失礼」ガラッ
雪乃「先生、ノックを」
静「おっと失礼」
雪乃「何度言えば分かるのですか……」
静「いや、ついな」ハハハ
雪乃「……」
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雪乃「何度も……注意しましたよね?」
静「いや、すまん癖というか……」
雪乃「そうですか、癖と認識しているにも関わらずそれを改善しないのですか」
静「ま、まあ細かい事を気にするなよ」
雪乃「細かい事?このくらい人として出来て当然なのですが」
雪乃「生徒に注意されて恥とも思わず『細かい事』程度で片付けてしまうのですね」
静「あ、あの……その……」
雪乃「だから結婚できないんですよ」
静「はうっ」グサァ
八幡(アラサー撃沈)プークスクス
雪乃「それはさておき、何用ですか?」
静「……ぁ、ああ、し、新入部員を、つ、連れてきた」グスッ
八幡「うす」
雪乃「あら比企谷君じゃない」
八幡「よう雪ノ下」
静「なんだ知り合いか」
雪乃「まあちょっと」
八幡「色々と」
八幡「……って、新入部員てなんすか初耳ですけど」
静「君は自分を卑下して無能な人間だと思い込んでいるだろう」
八幡「まあ」
静「そんな君にも出来る事があると思ってな、この奉仕部に連れてきた」
八幡「奉仕部……」
静「まあ詳しい事は雪ノ下に聞いてくれ、私は少し席を外す」ガラッ
雪乃「丸投げしたわねあのアラサー……」
八幡「やっぱ結婚できねーな」
雪乃「ええ、そうね」
八幡「ところで奉仕部っつってたけど何するとこなんだ?お前の嗜好からしてボランティアはあり得ないだろ」
雪乃「よくぞ聞いてくれたわ」
雪乃「奉仕部とは主に悩みを持つ生徒に解決させる手助けをする部活よ」
八幡「……ほう」
雪乃「あくまでも手助け、飢えている者に魚を与えるのではなく獲り方を教える。そういった部活ね」
八幡「……しかし、雪ノ下雪乃の行う真の実態は?」
雪乃「……さすが比企谷君」フフ
雪乃「 他 人 の 不 幸 を 見 て 笑 う 」
八幡「……」
八幡「おいおいおいおい」
八幡「 最 高 じ ゃ ね ー か 」
愉悦部に改名すべき
雪乃「そう、やはり他人の不幸は蜜の味、こればっかりはやめられないわ」
八幡「やっぱお前すげーわ、只者じゃないね」
雪乃「私はあなたも中々に評価しているのだけど」
八幡「まあな、なにせ俺もお前も……」
雪乃「クズだものね」
八幡「やべえこの部活絶対楽しい」
コンコン
雪乃「どうやら学習したようね」
八幡「でも結婚はできないがな」
雪乃「全くね」
雪乃「どうぞ」
ガラッ
静「どうかね比企谷、奉仕部は」
八幡「入ります」
静「まあ、そう言わず…」
静「えっ」
静「入るの?」
八幡「入ります」
静「そ、そうか……それはよかった……うん……」
つぎのひ
コンコンコンコンコンコンガラッ
八幡「うーす」
雪乃「何今の」
八幡「ノックをしてみた」
雪乃「別にあなたはしなくてもいいわよ、昨日のは先生の落ち込む姿が見たかっただけだもの」
八幡「お、そうか」
雪乃「でも面白いからやってもいいわ」
八幡「おう」
八幡「んで何か依頼はないのか?」
雪乃「残念ながら依頼は滅多に来ないのよ」
八幡「そうなのか……」
雪乃「だから普段は読書をしているわ、比企谷君も好きに過ごしてて構わないわよ」
八幡「んじゃ、俺も読書かな」
コンコン
八幡「お?」
雪乃「どうぞ」
ガラッ
結衣「失礼します……」
八幡「あ」
雪乃「あら」
結衣「え」
シーン
雪乃「……と、とりあえずその椅子にかけて」
結衣「あ、はい……」(雪ノ下さん、俯いちゃった……)
八幡(雪ノ下絶対思い出し笑いしてるだろ)
雪乃(マズいわ……由比ヶ浜さんと比企谷君がいるなんて入学式の事を思い出さずには……)クッ
雪乃(深呼吸……深呼吸……)スゥーハァー
結衣(雪ノ下さんまだ入学式の事……)
八幡(雪ノ下笑いすぎだろ)
八幡「……まあ色々気になると思うが今日はどうしたんだ」
雪乃(比企谷君ありがとう)
結衣「あ、ヒッキー、その、あのね……」
八幡「手作りクッキー?」(うわつまんな)
結衣「う、うん」
八幡「クックパッドでいいじゃん」
結衣「いやー、なんて言うか始めてだから人についててもらいたいなって……」
雪乃(あまりに下らない悩みだから冷めたわ)
雪乃「まあいいわ、早速だけどやりましょう」
結衣「え、今から!?」
雪乃「そうよ」
八幡「テンポ早いっすね」
家庭科室
八幡「おいおいおいおい……」
雪乃「何これは……」
ボロッ
結衣「いやー、やっぱ難しいねー」
八幡「お前レシピ見て作れよ」
雪乃「そうよ」
結衣「なんて言うか少しオリジナリティ加えた方が愛情こもってる感あって手作りって感じしない?」
八幡「その結果これだぞ」
結衣「も、もう一回やってみるからさ、そん時は味見してよね!」
八幡「食べられそうならな」
笑いこらえのんがカワイイ
結衣「よーし」ガチャガチャ
雪乃(比企谷君)ヒソヒソ
八幡(どうした)ヒソヒソ
雪乃(由比ヶ浜さんの作り出す汚物……誰かが食べるとしたら、どう思う?)
八幡(!!)
雪乃(そういう事よ)
八幡(雪ノ下……やはり天才か)
雪乃(そうと決まれば)
八幡(OK、合わせる)
雪乃(最高よ、比企谷君)
八幡(お前もな、雪ノ下)
結衣「できたよー!」
ズオォ…
八幡(さ、最高の出来じゃねーか)
雪乃(……ある意味才能ね)
雪乃「由比ヶ浜さん」
結衣「あ、うん……」
雪乃「どう?やってみた感想は」
結衣「やっぱ難しかったな……でもやってみたら結構楽しかったよ」
雪乃「ならもう後は大丈夫そうね、家でもやってみるといいわ」
結衣「うん!ありがとう、雪ノ下さん!」
八幡「あげるのはやっぱ男にか?」
結衣「え!?えと、あー……うん」////
八幡「男なんて女子からの手作りクッキーなんて貰ったらそれだけで大喜びだ」
結衣「そ、そうなの?」
八幡「だから出来なんて気にするな、自分のやりたいようにやって満足いったものを贈ってやればいい」
雪乃(いい事言うじゃない)クスクス
結衣「ヒ、ヒッキーも……?」
八幡「ん?」
結衣「ヒッキーもそういうの貰ったら喜ぶ……?」
雪乃(……あら)
八幡「あーもう超喜ぶね喜びすぎて三日三晩踊り明かすわ」
結衣「そ、そうなんだ」////
雪乃(これはこれで)プークスクス
結衣「二人とも今日はありがとう!!」バイバーイ
雪乃「ええ、これからも頑張って」
八幡「おー頑張れよ」
雪乃「比企谷君」
八幡「なんだ?」
雪乃「楽しみにしてるわ」
八幡「え?」
べつのひ
コンコン
雪乃「どうぞ」
ガラッ
結衣「し、失礼、しま、す」カチコチ
雪乃(来たわね)
八幡「おう由比ヶ浜じゃねーか」
結衣「ヒ、ヒヒヒッキー!!!」
八幡「なんだよどうした」
結衣「その、あの」
結衣「受け取って下さい!!!!」ズイッ
八幡「え、何、これは」
こりゃひでぇ
結衣「手作りクッキー!その、あの……」
雪乃「由比ヶ浜さんの手作りクッキーを贈りたい人は比企谷君、って事よ」
八幡「えっ」
結衣「そ、そう!」
結衣「う、受け取ってくれるよね……?」ウルウル
八幡「わ、分かった分かった貰うから……」ヒョイ
結衣「や、やった……」
八幡「しかし何で俺なんだよ……」
結衣「……入学式のこと、面と向かってちゃんとお礼とかしてなくて」
雪乃(この話題はマズいわ)プルプル
結衣「あっ雪ノ下さんごめん!私が悪い事なのに気にさせたみたいで!!」
雪乃(ちwwwがwwwうwwwわwwwよwww)
雪乃「い、いいのよ気にしないで、わ、わた私は大丈夫フッだから」プルプル
八幡(少し漏れたぞ笑いが)
結衣「雪ノ下さんにも悪いから……また出直して……」
雪乃「いや!いいのよ!ごめんなさい!続けて!」
結衣「わ!」ビクッ
雪乃(こんな面白いの逃すわけないじゃない)
八幡(さすが雪ノ下)
八幡「んでサブレだっけか、元気か?」
結衣「あ、うんおかげさまで……」
八幡「まあしばらく入院はしてたが俺は見ての通り元気だからさ、お前もあんま気にすんなよな」
結衣「あ、ありがと……」
八幡「俺も雪ノ下も全然気にしてないしな」
結衣「え、でも……」
雪乃「……」プルプル
八幡「大丈夫!気にしてない!うん!」
結衣「な、ならいいんだ……」
結衣「ね、ねえヒッキー」
八幡「ん?」
結衣「……それ、食べてみてよ」
八幡「えっ」
結衣「感想とか……聞きたいなって……結構自信作だったり……」
雪乃(来たわね!しかも自信作!)
八幡「お、おう……」ゴソゴソ
グヌァオォォ…ブジュゥゥゥゥ…
八幡(いや無理)
ちゃんとサブレは助けてるんだな
結衣「た、食べてくれないの……?」ウルウル
雪乃「ひ、比企谷君、食べてあげなさい」ブフッ
八幡(雪ノ下め……この戦いを心底楽しんでやがる……)
八幡「い、今腹減ってないしな!また後でに……」
結衣「ひ、一口だけでいいから!」
八幡「う……!」
八幡(やべーよ死にたくねーよ)
結衣「ヒッキー……」
八幡「えっと……」チラ
ヴォォォォ…ズリュウウウウウ……
八幡(無理無理死ぬ死ぬ)
結衣「お願い……っ!」
八幡(もう、ダメだ)
ガハマさんに自分で味見させてこんな物を食べさせようとしてたんだぞ追い込みをかけよう
八幡「雪ノ下」
雪乃「なに?」(早く食べなさいよ)
八幡「あの事バラしていい?」
雪乃「あら、どうしてかしら」
八幡「これ」チラ
ブッシュウウウウウウ…ニュグググググ…
雪乃「いいわよ」
雪乃(さすがに私でも死体は見たくないわ)
結衣「なになに?なんの話を……」
八幡「由比ヶ浜」
結衣「なに?どうしたの?」
八幡「真実を語ってやろう」
八幡「入学式の日のな」
八幡「あの日俺は珍しく早起きでな、まあ高校入学ともあってはやる気持ちもあり早めに出たわけなんだが」
結衣「う、うんそれ聞いたかも」
八幡「まあ、その後に道路に飛び出したサブレを突き飛ばして助けたってのはお前も見たよな」
結衣「うん」
八幡「あれ自転車でコケて倒れた先にサブレがいただけなんだ」
結衣「……は?」
雪乃(も、もうダメかも……)クッ…プルプル
結衣「う、嘘でしょ?」
八幡「マジマジ、つーか病院で目が覚めて妹に犬助けるなんて珍しい事するじゃんとか言われてなんの事か全く分からなかったし」
結衣「え、え、てか何?雪ノ下さんはそれ知ってたの!?」
八幡「うん」
結衣「じゃあなんで俯いて……」
八幡「顔見てみ」
結衣「え…?」ソ~
雪乃「み、見ないでっ!!フフッ」
結衣「笑ってるし!!??」
うわぁ
結衣「てゆうか雪ノ下さんひどくない!?私が知らなかった事で笑ってたの!?」
八幡「それは違うぞ」
結衣「違うの!?」
雪乃「違うわ」フフッ
雪乃「轢かれた時の比企谷君のポーズがあまりにも面白かったせいで頭から離れないの」
結衣「……は?」
八幡「ハハハこやつめ」
雪乃「だって」フフフ
結衣「ヒッキーは笑われてもいいの!?」
八幡「いいけど」
結衣「いいんだ!?」
八幡「だって面白かったんだろ」
雪乃「ええ、とても」クスクス
八幡「ほら」
結衣「こ、こんなの…………」
結衣「こんなのおかしいよ~~~~~!!!!!!」
八幡「だって俺たち」
雪乃「クズだもの」
つぎのひ
八幡「いやー、俺もあのダークマター食べたくないとはいえつい勢いでクズっぷりをバラしてしまったが悪かったな」
雪乃「いいのよ、別に隠しているわけでもないし」
八幡「まあそうだな」
雪乃「しかし由比ヶ浜さんも由比ヶ浜さんよね、事故後に比企谷君が私の家から治療費諸々のお金を貰いたいがためにサブレを助けて轢かれたって言った話を聞く前に帰っちゃうんだもの」
八幡「そこもなかなか笑えるのにな」
雪乃「そうよ」
結衣「笑えないよ!!!」バァン
八幡「うお、なんだよ」
雪乃「お、驚かせないで」
結衣「ヒッキーそんな事言ったの!?つーかダークマターってなんだし!!」
八幡「いやお前もうせっかくだから言うけど料理下手すぎだろ」
結衣「ええ!?だ、だってあの時……」
雪乃「あれは由比ヶ浜さんの作る毒物が誰かの口に入るのが面白そうだったから囃し立てただけよ」
結衣「そ、そうだったの……」ガーン
八幡「悪いな」
雪乃「なにせ私達」
八幡「クズなんで」
結衣「うう……本当にこの二人クズだ……人間不信になりそう……」
八幡「お?由比ヶ浜もこっちの世界へくるか?」
雪乃「クズはいいわよ、他人の不幸を心から喜ぶの。するとえもいわれぬ快感が……」
結衣「私は二人みたいなクズにはならなーーーい!!!」
結衣「つーか何!?人間不信はクズなの!?」
八幡「まあ最初はそうかな」
雪乃「そうね、昔いじめられたのが発端かしら」
八幡「あ、俺もそれ」
雪乃「まあこっ酷くやり返してドン底に突き落としてあげたけど」
八幡「おい今度そのエピソード語ってくれよ」
雪乃「長くなるわよ」
八幡「なお良い」
結衣「良くない!!!!」
雪乃「というか由比ヶ浜さん……一体なにしにきたの?」
八幡「確かに」
結衣「……」
結衣「……私は今日ある決心をしてここに来たの」
八幡「ほーん」
雪乃「何かしら」
結衣「もうすでに決心も砕けつつあるけど……」
結衣「私は……奉仕部に入部します、というかもう平塚先生に入部届だしてきました……」
八幡「は?」
雪乃「なぜ?」
結衣「二人がクズだから更生させるために!!!!!!!!」
八幡「ぬかしおる」ハハハ
雪乃「クズはなったら治るものではないわ、もはや生き様よ」
結衣「……奉仕部って名前でかわいそうな人達笑いものにしてたんでしょ」
八雪「……」
八幡「まあ俺はお前が来る前日に入部したからまだ堪能してないが……」
雪乃「なかなか鋭いわね由比ヶ浜さん……」
結衣「誤魔化しもしないで認めるとかクズなんだか潔いのか……」
八幡「プライドなんてないしな」
雪乃「どうでもいいわね」
こいつら生きるの楽しそうだな
べつのひ
八幡「何してんのお前ら」
結衣「ヒッキー!」
雪乃「部室に不審者が……」
八幡「不審者?」チラ
材木座「……」ニオウダチ
八幡「うわ、めんどくせ」
結衣「知り合い?」
八幡「まあな」
雪乃「依頼かしら」
八幡「もし依頼なら直接ドン底に突き落としていいからな」
結衣「ひ、ひどい……」
材木座「と、いう訳なのだ!!よろしく頼む!!」
八幡「まあ別にいいけど」
雪乃「明日まででいいのかしら」
材木座「構わぬ!むしろありがたい!」
結衣(絶対この二人ボロクソに言うよ……)
つぎのひ
材木座「……ど、どうだった?我の渾身の作品なのだが」ワクワク
雪乃「つまらなかったわ」
八幡「だな」
材木座「ウボァー!!」
クドクドシネカスクドクドクドクドクドクドクドクドシネカスクドクドシネカスクドクドクドクドクドクドクドクドシネカスクドクドクドクドクドクド
雪乃「まあこんなところかしら」
八幡「だな」
材木座「」チーン
雪乃「由比ヶ浜さんは何かあるかしら」
結衣「二人ともヒドいね……」
八幡「お前は好意的な意見あるのか」
雪乃「こんな駄文からよく見つけられたわね……」
結衣「うん!ちょっと読んだだけですぐ眠れた!」
材木座「あべし!」
八幡「読んですらいないのかよ……」
雪乃「私達は読んだうえでの感想なのだけれど……由比ヶ浜さんが一番ヒドいわよ……」
結衣「えっ!!マジ!?ごめん!」
あぁ、悪気のないクズとかそういう……
悪質だな由比ヶ浜
自覚なき悪意
これが本当の悪ですか
材木座、有名な皇帝の断末魔^^
由比ヶ浜はどのSSでも材木座の小説いつも読まないからひどい奴だw
由比ヶ浜の場合は面白くない以前に理解できないんだからしかたないよ
名作だろうが材木座の小説だろうが反応は一緒なんだろう
正直凄く面白い
そういや材木座の文章って活字になってるの?
期待
やっぱサーガ面白れえな
シュールギャグばっかじゃなくてもっとこういうのも書いて欲しいわ
クッキーの擬音がwwww
え、これサーガなの?マジで?
葉山が出てないから違う
八幡「材木座、生きてるか」ペチペチ
材木座「な、なんとか……」ピクピク
材木座「し、しかしプロを目指す身としてこの程度の苦難、越えてみせねばぁぁ…!」
八幡「お、やる気あんじゃん」
雪乃「その意気ね、また見せに来るといいわ」
八幡「ボロクソに言われたきゃ何度でも歓迎するぜ」
材木座「少しは加減してほしいナリ……まあ良い、諸君今日は大っ変参考になった!」
材木座「またいつか会う時が来るであろう!ではその時まで!さらばだ!」シュタタタタタ
結衣「……行っちゃった」
八幡「なあ由比ヶ浜」
結衣「なに?」
八幡「……俺達を更生させるだの言ってたが具体的には何するつもりなんだ?」
八幡「今日のはどっちかっつーとお前からクズの片鱗を感じたんだが……」
結衣「え!?なんでよ!!」
雪乃「さっきも言ったけど私達のは読んだうえでの感想、あなたのはもはや相手に興味すら持っていない無関心」
雪乃「由比ヶ浜さん、あなたクズの才能あると思うのだけど」
結衣「わ、私はクズじゃないよ!」
八幡「でもなぁ……」ニヤニヤ
雪乃「ねえ……?」ニヤニヤ
結衣「く、くそぅ……」
結衣「と、とりあえず明日までに色々考えてくる!!じゃーね!!」バヒューン
八幡「逃げたな」
雪乃「逃げたわね」
やっべ、原作(笑)なんぞよりこっちの方が楽しい!
意地張ってる意識高い系(笑)なんぞよりも堂々としてる方がいい
気力の続く限り続けてください
乙
乙!
おもしろいです
だって俺たち
クズだもの
んげ
にゃーんでwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
つぎのひ
八幡「……」ペラ
雪乃「……」ペラ
ガラッ
結衣「やっはろー!」
八幡「おう」
雪乃「こんにちは」
結衣「ふっふっふっ……」ニヤニヤ
八幡「なんだ、バカでもこじらせたか」
結衣「違うよ!昨日いっぱい考えて二人を更生する方法思いついたんだよ!」
雪乃「一体どんな方法なのかしら」
結衣「それはね、 ゆ き の ん 」
雪乃「……」
雪乃「はい?」
結衣「だからねゆきのん」
雪乃「ゆきのん?」
結衣「うん、ゆきのん」
雪乃「そ、それは私の事を指している呼称なのかしら……?」
結衣「コショウ?」
八幡「ちげーよペッパーじゃねーよ」
雪乃「その『ゆきのん』というのは私の事を呼んでいる言葉なのかという意味なのだけど……」
結衣「あー!そうそう!ゆきのんてのはあだ名!」
雪乃「何故急にあだ名を……?」
結衣「ヒッキーにはヒッキーって素晴らしいあだ名がついてるからゆきのんに無いのはかわいそうかなって!」
八幡「素晴らしくねーよ……」
雪乃「私は別にあだ名なんて無くても……」
結衣「まあ、あだ名はほんの序の口っていうかホントの目的は友達になることなんだけどね」
雪乃「友達……?」
結衣「この際ズバッと言うけど二人とも友達いないっしょ」
八幡「いないっつーか……いらない」
雪乃「そうね、いたところで何の得があるというのかしら」
結衣「ふっふっふっ……」ニヤニヤ
八幡「な、なんだよ」
結衣「二人とも、予想通りの返答だよ」
雪乃「……と言うと?」
結衣「そんなクズな二人に友達の良さを分かってもらうために私が!二人の友達になるんです!」
結衣「んでもって色々と遊んだりなんかして友達も悪くないかな~から始まり!」
結衣「友達と一緒にいる時間を心地良いと感じ!」
結衣「友達が楽しい時は一緒に楽しくて!」
結衣「友達が悲しい時は一緒に悲しい気持ちになるの!」
結衣「気づいた時にはアラ不思議!クズが治ってるではありませんか~!」
結衣「どうよ!!」
八幡「論理の飛躍が凄まじいが……」
雪乃「言いたい事は伝わったような気もするわ……」
このやっはろーなんかワサワサしてる
なんだろう……悪意なくマルチ商法を押し売りしてくる、普通にウザい人ポジションにいきそうな雰囲気
クズはクズを呼ぶからね
乙です
友達関係を施してやる
という上から目線が素晴らしい
いい感じです
ナチュラル畜生の由比ヶ浜が一番質悪くないですかねぇ・・・
∩___∩三 ー_ ∩___∩
|ノ 三-二 ー二三 ノ ヽ
/ (゚) (゚)三二-  ̄ - 三 (゚) (゚) | キルミーベイベーェェェェェェ!
| ( _●_) ミ三二 - ー二三 ( _●_) ミ
彡、 |∪| 、` ̄ ̄三- 三 彡、 |∪| ミ どしたのwわさわさw
/ __ ヽノ Y ̄) 三 三 (/' ヽノ_ |
(___) ∩___∩_ノ ヽ/ (___) なんでもwナーミンw
真面目系クズに近いかもしれないが、違うんだよな
そいつは自分がクズであると自覚してるから
それ以上のクズの可能性ががが…楽しみになってきたじゃねぇか
自覚の無い人が一番タチが悪いからね
結衣「んじゃもう私達は友達ね!」シェイクハンドブンブン
八幡「ぅお、おう」ブンブン
雪乃「わ、分かったわ」ブンブン
結衣「もちろん私だけじゃなくてヒッキーとゆきのんも友達同士だから!友達の友達とかいうのはなしね!」
八幡「!!」
雪乃「!!」
八幡「……」チラ
雪乃「……な、なにかしら」////
八幡「な、なんでもねーよ」////
結衣(……ん?これはもしや……?)
べつのひ
結衣「やっはろー!」ガラッ
八幡「おー」
雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん」
結衣「ゆきのんやっはろー!」
結衣「あ、突然で悪いんだけど依頼人連れてきたよ」
八幡「ほんとにすげえ突然だな」
結衣「さいちゃん入って入って!」
戸塚「ど、どうも、戸塚彩加と申します……」
雪乃「それでは戸塚君、その椅子にかけて頂戴」
戸塚「あ、はい」
八幡(……え、戸塚……『君』?)
雪乃「分かったわ、あなたのテニス特訓引き受けましょう」
戸塚「ほ、ほんとに!?ありがとう雪ノ下さん!」
結衣「ゆきのん!クズなのは駄目だからね!」
雪乃「だ、大丈夫よ……こういう普通の依頼は普通に引き受けるもの……」
結衣「え、そうなの?」
八幡「まあ前回の材木座も普通に引き受けて普通に遂行したろ、多少言い方は悪かったかもしれんが」(戸塚かわいい戸塚かわいい戸塚かわいい戸塚かわいい戸塚かわいい戸塚かわいい)
結衣「ま、まあ……」
雪乃「そういう事をする『相手』はちゃんと選んでいるつもりよ」
八幡「こんな天使を貶めるなど俺が許さん」(戸塚かわいい戸塚かわいい戸塚かわいい戸塚かわいい戸塚かわいい戸塚かわいい戸塚かわいい)
結衣「……え?」
雪乃「……クズでもこじらせたかしら」
八幡「なんとでも言うがいい、だが戸塚は天使」
戸塚「……」////
結衣「同じクラスだとも知らなかったくせに何言ってんだか……」
八幡「それはサーセン」
由比ヶ浜カワイイ💖俺のお母さんに似てる!全てが!
乙
>>77
うわぁ…
もう夏休みもシルバーウィークも終わったよ?
アホの子という点ではある意味
このSSまとめへのコメント
まあ流し見程度なら
愉悦部にしかみえねぇw
1⬅ここにも屑がおるw
悪くない
なんだよただのヒッキーじゃんつまんな