ちゃおラジの続編です。今まで読んでなくても大丈夫です。
前回
蘭子「混沌電波第26幕!(ちゃおラジ第26回)」
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外伝
心「何ではぁとじゃデッキ組めないんだよ☆」
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飛鳥「ラジオネーム『チューブ』さんからのお便りだよ」
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長かった夏休みも終わり、学校が始まりましたね。飛鳥ちゃんも蘭子ちゃんも人気アイドルですから休みなんてあってない物だったかもしれませんが、宿題はちゃんと提出できたでしょうか?ちなみにぼくはずっと8月32日が続いています。どうやったらこのエンドレスエイトから抜け出せるでしょうか?
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飛鳥「とりあえず何かやってみれば?」
飛鳥「この『ちゃおラジ』はゲストを呼んで掘り下げていく番組だよ。パーソナリティーはちゃおっす!二宮飛鳥と」
蘭子「混沌!神崎蘭子と」
のあ「カオス!高峯のあでお送りするわ」
のあ「『チューブ』さんの夏休みを終わらせる方法については置いておきましょう。二人共宿題は終わらせたかしら?」
飛鳥「早いうちにみんなで勉強会を開いて終わらせたよ。アイドルであることを言い訳にするわけにはいかないからね」
蘭子「試練は速攻で終わらせるのが上策よ!(宿題は早く終わらせた方がいいですもんね)」
のあ「やっぱり自由に使える時間がある方が宿題は片付けにくいのかしらね」
飛鳥「まあどうしても遊びの方が優先になる気持ちはわかるよ」
飛鳥「明日から心のSinがCGIに追加されるよ」
蘭子「漫画に取り込まれし者と罪を背負いし者の対決は見物だったわ!(トゥーンとSinの戦いはとても面白かったです)」
のあ「二人ともまだ経験が浅いからプレイングミスはあったわね。だけどだからこそ面白くなったと言えるわ」
飛鳥「そろそろゲスト呼ぼうかな」
のあ「さすがにあの子は学校が始まってすぐは難しいかもしれないわね」
蘭子「数は必ずしも生け贄名を表す者ではないわ!それでは今宵の生け贄を札に示してもらおうか!今宵の生け贄は…叛逆の歌い手!(いつも数字の名前のゲストが来るとは限りませんからね。では今日のゲストをカードに教えてもらいましょう。今日のゲストは…この人です)」
涼「教えてやるよ、アタシの声を!松永涼だよ。今日はよろしく」
飛鳥「よろしく」
蘭子「歓迎するわ!(よろしくお願いします)」
のあ「よろしく」
飛鳥「さて、ツイッターの反応は」
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かっこいい方の涼ちゃんだ!
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小梅ちゃんのお母さんですね。
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ドラマ出演おめでとう。
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最近は輝子ちゃんのお母さんでもありますね。
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ドリフェス期間中に出るの大変じゃないんですか?
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涼「誰がお母さんだよ!」
のあ「まあ面倒見がいいイメージがあるわね。ドリフェス中にこんな仕事入れるの大変じゃないかしら?」
涼「まあやる以上は全力を出すよ。それに少しは気分転換になるかもしれないしさ」
蘭子「確かに催しの趣向は大いに異なるだろうな!(確かに仕事内容は大きく違うでしょうね)」
飛鳥「それではまず質問に行こうか」
涼「質問ね。いいよ。何でも聞いてきな!」
蘭子「果たして解答可能なのだろうか…(答えることできるんでしょうか)」
涼「は?どういうことだよ」
のあ「最初の質問に行くわ。ラジオネーム『マンマミーア』さんからの質問よ」
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涼ちゃんに質問です。涼ちゃんは最近毎食輝子ちゃんが間違えて毒キノコを使った料理を食べてるって本当ですか?
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涼「いや、それだとアタシとっくの昔に死んでるだろ」
飛鳥「輝子が毒キノコと食用のキノコを間違える所なんて想像できないよね」
蘭子「まるで菌糸博士だしな!(キノコに詳しいですからね)」
涼「だよな。輝子が料理に毒キノコを使うことなんてないだろ」
のあ「どうかしらね。小梅を巡った痴情のもつれなんかがあるかもしれないわ」
涼「いや、アタシたち普通に仲いいだけだから」
のあ「次はラジオネーム『ヤシチロ』さんからの質問よ 」
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涼ちんに質問です。どうやって876との仕事を掛け持ちしてるんですか?
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涼「何で同一人物だと認識されてるんだ?!」
涼「字が違う人も含めると同じ名前のアイドルって割といるだろ。全員同一人物だととんでもないことになるぞ」
飛鳥「トライアドプリムスはかなり大変だろうね。凛以外765にもいるんだからさ」
のあ「それだけじゃないわ。確か765の美希のお姉さんの名前もなおだったはずよ」
蘭子「同時に3ヶ所に偏在しているだと?!(3人もいるんですね)」
涼「何だかすごいことになりそうだな」
のあ「最後の質問に行くわ。ラジオネーム『おかわり』さんからの質問よ」
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涼ちゃんに質問です。背中に押し付けられたあの子のうすぺたい胸の感触はどんなものでしたか?
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涼「え、いや、ちょっと待て。何だよこの質問!」
飛鳥「そんなに叫んだりすることかな。確かに女の子に対してうすぺたいはないと思うけどね」
涼「いや、そうじゃなくてさ!これだとあの子がアタシの後ろにいたことになるだろ!」
のあ「確かにいたわ。劇場で使われた写真にもバッチリね」
涼「そ、そんな写真あるわけないだろ!」
蘭子「真実とは残酷な物なのだ!(残念ながら本当に写ってます)」
涼「そ、そこまで言うなら具体的にどの話か言ってみろよ」
のあ「劇場第39話『恐怖の夜?』よ。単行本1巻では41ページ。涼が小梅と肝試しして音葉がおどかす話ね」
涼「かなり具体的に出てきた?!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーよかれと思って1巻を持ってきました。
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蘭子「生け贄を選定した瞬間から予知していただと?!我らの下僕を勤めるだけの力はあるな!(ゲストを決めた時からこうなることを予想してたんですか?この番組のスタッフをやるだけのことはありますね)」
飛鳥「どうする?ボクは見ない方がいいと思うけどね」
涼「そ、そこまで言うなら見てやるよ。それにしても懐かしいな。あの時は不覚にも腰が…腰ぃ?!」
のあ「おわかりいただけただろうか?」
涼「ああ。ついでに輝子と幸子が一時期変な感じだった理由もな!あいつら劇場の1巻読み直して見つけてたのか」
飛鳥「まあそういう反応になるのが普通だよね」
涼「だよな。むしろ何でそんなに落ち着いていられるんだよ。特に蘭子ホラー苦手だろ」
蘭子「ふっ。生け贄となった者は皆友なのだ!(ゲストに来たらみんな友だちです)」
涼「まあそれならわからなくも…あの子がゲストに来たのか?!」
のあ「ええ。小梅と一緒にね」
涼「まあそりゃゲストで来るなら小梅と一緒だよな」
飛鳥「それで結局感触とかあったのかな?」
涼「…いや、特に何も感じなかったと思うぞ」
のあ「なるほど。絶壁すぎてわからなかったのね」
涼「そういうわけじゃないだろ!霊感ないと感じないとかじゃないのか?」
蘭子「フム。我も姿なき迷い子を冷気でしか感じとれぬわ!(私もあの子ちゃんの冷たい感じしかわかりません)」
涼「仲よさそうだな。まあ小梅の友だちなら悪いやつじゃないだろうし、あれって音葉にビビってアタシにしがみついたってことだろ?怪奇現象そのものなのに怖がりとかかわいいじゃん」
のあ「わからないわよ。あれが他の悪霊だった可能性もあるわ」
涼「頼むからあの子だったってことにしてくれよ!」
のあ「以上で質問を終わるわ」
涼「何だか変な質問しかなかったな」
飛鳥「まあいつものことだよ」
蘭子「通常の問いなど最初から求めてないわ!(普通の質問なんて最初から期待してないです)」
涼「特に最後。何でわざわざ教えたんだよ。アタシ知りたくなかったんだけど」
のあ「そうよね。ウォーリーの居場所を教えるくらいの暴挙だわ」
涼「アタシは心霊写真があったことを知りたくなかったって言ってるんだよ!確かにそういう感覚で探してた人もいるかもしれないけどさ」
飛鳥「次は『闇変換』だよ。これはゲストにちなんだ物を蘭子の言葉で言い換えるコーナーさ」
涼「蘭子の言葉で?かなり難しそうだな」
のあ「まず音楽性が違うものね」
蘭子「ククク。我が瞳の力とくと見よ!」
飛鳥「最初の言葉はこれだよ」
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平和の形態模写
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涼「あれ、何かあまりよくない記憶を思い出しそうな気がするぞ」
のあ「ヒントが必要かしらね。蘭子」
蘭子「劇場に編纂されているわ!(劇場に載っている話です)」
涼「また劇場かよ。これって仕事自体ではやってないよう系とかか?」
飛鳥「そう考えていいと思うよ」
飛鳥「まだヒントが必要かな。蘭子」
蘭子「子供の笑顔を曇らせないのも偶像の勤めよ!(子供の笑顔を守るのもアイドルの仕事です)」
涼「んー。漠然としてるのに何か思い当たるふしがあるような気が…」
のあ「どうやら出掛けてはいるみたいね」
のあ「次でわかるかしらね。蘭子」
蘭子「たまには道化を演じるのも悪くないのではないか?(時にはピエロを演じるのもいいんじゃないでしょうか)」
涼「道化やったのはテーマパーク…うさちゃんピースか!」
飛鳥「正解だよ。文字通りに捉えたのがよかったかな」
涼「あれ人前でやるのけっこう恥ずかしかったよ。アタシを知ってる人もいたしさ」
のあ「まあ最初に中身おっさんとか言った涼が悪い所もあるわよね」
蘭子「子供の夢を破壊するのはいかがなものだろうか?(子供の夢を壊すのはどうかと思います)」
涼「そうだな。そこは反省してるよ」
飛鳥「でもすかさずキャラを捨ててフォローできるあたり面倒見がいいよね」
飛鳥「次の言葉はこれだよ」
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発せられなかった叫び
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涼「…あー。ドラマのロックバンドか。他に企画倒れになったのなんてないだろ」
のあ「正解よ。これは絞り込みやすかったわね」
蘭子「やはりリミッターを掛けすぎたか…(やっぱり簡単すぎましたね)」
涼「あれってメンバーは文句なかったよな。ただやり方が気に入らないってだけでさ」
飛鳥「確かにそうだね。ある程度条件をつけてその中でやれっていうなら納得できるよ。でも作曲や演出も全部他の人に従えっていうのはやりすぎだよね。成功する確率は高いかもしれないけど感情的には納得できないよ」
のあ「美城常務のやり方は個人の感情を排して美城のやり方という成功の道筋に乗せるもの。自分の感情を歌に乗せるロックとは合わないのかもしれないわ」
蘭子「貴様のエンタメは独り善がりに過ぎん!エンターテインメントには程遠い!(美城常務って自分のやりたい理想をアイドルに押し付けてるのは確かですよね)」
飛鳥「まあそれで結果が出て成功してる以上現時点ではやり方は正しいと言えるんだろうね。今の所他のプロジェクトは相容れないというだけでさ」
飛鳥「最後の言葉はこれだよ」
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干渉不可の不可避
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涼「何だかよくわからないな」
のあ「まあ蘭子にもうまく言葉にできてない感じかもしれないわね」
蘭子「このような感覚を覚えたのに経た年月が短いからな!(最近思うようになったことですからね)」
のあ「ヒントが必要ね。蘭子」
蘭子「境界外にいるから脅威なのだ!(自分とは関係ない所にいるから怖いんです)」
涼「うーん?何か言ってることが矛盾してるような気がするな」
飛鳥「だろうね。実際普通の人には理解できない感覚だと思うよ」
飛鳥「まだヒントが必要かな。蘭子」
蘭子「隔絶された時の狭間の中で畏れが輪廻するわ!(物語の中で恐怖が繰り返されます)」
涼「あーなるほど。ホラー映画だな」
のあ「正解よ。輪廻でなんとなくわかるかしらね」
涼「さっきから聞いてると何かホラー映画の方が実際に心霊現象にあうより怖いって言ってるように聞こえるんだけど?普通そばで起こる方が怖いだろ」
蘭子「だ、だってそばで起こるんだったら小梅ちゃんやクラリスさんがいるから何とかなるかもしれませんし、あの子ちゃんみたいに話せばわかるかもしれません。でもホラー映画だとどうやっても恐怖は避けられませんし、死ぬ人は死から逃れられないじゃないですか!」
飛鳥「無茶苦茶な話だけど一理ないことはないね。あの子と深く関わったから心境の変化があったのかな」
のあ「どうにもならない虚構よりはどうにかなるかもしれない現実の方がいい。ホラーが苦手だからこそ至る発想なのかもしれないわね」
飛鳥「残念ながらそろそろお別れの時間だよ。涼、今日はどうだったかな?」
涼「何だか本当にカオスだったよ。まあいい気分転換にはなったかな」
飛鳥「少しは気が紛れたみたいでよかったよ。それじゃ番組を終わるよ。お送りはちゃおっす!二宮飛鳥と」
蘭子「混沌!神崎蘭子と」
のあ「カオス!高峯のあと」
涼「音を刻んでやったよ!松永涼でお送りしたよ」
蘭子「それでは皆」
蘭子・飛鳥・のあ・涼『闇に飲まれよ!』
放送終了後
♪~
涼「あ、小梅から電話だ。どうかしたか?」
『いたどもとあらくおyかったyちうじk』
涼「ん?今何て言ったんだ小梅?というか声へんじゃないか?」
小梅『ご、ごめんなさい…。ら、ラジオ聞いたあの子が…どうしても涼さんに…言いたいことがあるからって…』
涼「ってことはさっきのあの子か?!一体何て言ったんだよ!」
飛鳥「とりあえず逆再生してみたらどうかな?」
蘭子「姿なき迷い子の言の葉は裏返っておるからな!(あの子の言葉は逆になってますからね)」
涼「いや、わざわざ録音とかしてないんだけど。こ、小梅?あの子なんて言ったんだ?」
小梅『あ、あの子は…秘密だって言ってました…』
のあ「あの子が言うならしかたないわね」
涼「他人事だからって適当言うなよ!た、頼むから教えてくれ小梅ー!」
おわりです。ネタバレしてしまってすみません。
乙
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