ホモのおっさんと淡路島に行った話 (10)

2014年7月12日、俺は休みだったので少し遠くの温泉へ日帰り旅行に行った。

やはり郊外の温泉は素晴らしく、日々の疲れが湯に溶け出すようであった。


俺「ふぅ~。いい湯だ。お、サウナあるな。入るか」


この選択を俺は今になっても誤りとも正解だったとも言えない。
しかしサウナに入った事が少なくとも何かの分岐点であったことは確かであった。

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サウナの中は俺以外誰もいなかったので俺はサウナの最上段の端に座った。
サウナはちょうどいい熱さで、やはり疲れがサウナに溶け出すようであった。


俺「ふぅ~……。ん?」


そこへ40歳前後であろうか、頭頂部は既に薄くなりボヨンボヨンのビール腹を抱えながらサウナにおっさんが入ってきたのだ。

おっさんは俺の顔をちらりと見ると誰も俺とおっさん以外誰もいないはずなのに最上段の俺の隣に腰を下ろした。

俺「(なんだこいつ……気持ち悪いな……)」


俺は嫌悪感に支配されていた。
だからといって隣におっさんが座った直後に立ち去るのはなかなかに感じが悪い。八方塞がりであった。

なので気にしないことにしてサウナに設置されたテレビを見続けた。


おっさん「……」サワッ

俺「!?」


おっさんが俺のふとももをさすったのだ。
俺は抗議の顔をしておっさんの顔を見たがおっさんは知らないふりをしてテレビを見続けた。

俺は勃起していた。

なぜ勃起しているのか?
俺はホモじゃないのに?

様々な疑問が頭を駆け巡る。

よく見るとおっさんも勃起しているではないか。
しかもタオルをかけていないので完全に俺に見せつけていた。


おっさん「……」サワサワサワ

俺「……お……」ビクッ


おっさんは調子に乗り俺のふとももから股間近くまで触りだした。

俺の頭の中はもはや恐怖の段階であった。

なぜ痴漢される女子高生は声を上げられないのか?
よく言われる答えは恐怖から声を上げられないということだが、それは女子高生ならず男の俺にも当てはまることであったのだ。


おっさん「……」サワサワサワサワサワサワ

俺「ぉ……」ビクッ


ここまでいくとおっさんの手は俺の股間のタオルの中へと侵入して所謂俺のちんこを触り始めていた。

流石に限界であった。
俺はひったくるように自分のタオルを取ると脱衣所へ全力で走った。


俺「うっううっ……」ボロボロ


俺は着替えながら泣いた。

何故泣いているの自分でも分からなかったがレイプされた少女の心境であった。

俺は素早く車に乗り込み郊外の温泉を後にした……。
これで終わりと思い、俺は安堵した……。

プロローグ終わり

きたい

気体

待ってる

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