チュンチュン
男「今日から新入生か…ククク」
男「おっとあぶねぇ…。ついこれからの3年という時間の事を考えると笑いが堪えられねぇ…」
男「ヒヒ…ははっ」
男「きゃははははははははははははははははははははは!!!!!」
幼馴染「うるさい!!」
男「楽しみだぜ…ZZZ」
幼馴染「うわっ…寝言なのかよ。どんだけ高校生活楽しみにしてんだよ」
幼馴染「ほら起きろ!!朝だぞ!!」
男「はっ!!」
男「夢か…。暴動起こして退学になったかと思ったぜ」
幼馴染「夢の中で何やってんだアンタは…」
男「あぶねぇあぶねぇ…中学の時と同じ轍は踏まねぇようにしねぇとなぁ…」ヒヒヒ
男「きゃはははははははははははははははははは!!!!」
幼馴染「うるせぇ!これ飲め!!」
男「」ズズズ
男「あっぶね…また俺理性飛んでたわ。いやそれにしても緑茶って心やすらぐわ」
幼馴染「ったく、茶がなかったらこいつの人生終わってるようなもんだよ…」
幼馴染「いい?絶対に暴動なんて起こしちゃダメだからね?授業中うるさくするのも禁止」
男「んなんわかってるよ、小学生でもできらぁ」ズズ…
幼馴染「小学生でもできるようなことをできてなかったから言ってるんだっつーの…」イライラ
幼馴染「いい?休み時間には必ずこの水筒に入ってある緑茶を飲むこと。これないとあんた獣以下なんだから」
男「わかってるわかってる」ズズ
幼馴染「じゃあ朝食食べたら学校行くわよ」
男「りょうかーい」
男「」スタスタ
幼馴染(普通にしてりゃ美形のいい男なんだけどなぁ…)
男「ここが高校か…」ゴクリ
幼馴染「大丈夫だって。普通にしてりゃなんも咎められないし」
幼馴染「私だってついてるから、安心しな」ポンポン
男「いい奴だな…お前」
幼馴染「だからちゃんと授業受けて、友達作って遊んで高校生活エンジョイしな、な?」
男「おう!まかせろ!!」
幼馴染「んじゃ私4組だから。また放課後連絡して!」ダッ
男「へーい!」
男(っしゃ頑張るぞ!)
教師「今後はこのような流れで授業を進めていくつもりです。では最初は教科書の4ページを…」
男(やっべ、すっげぇ笑いてぇ)
男(全員の鼓膜破る勢いで叫びてぇ)
男(この新品の教科書をビリビリに引き裂きてぇ)
男「あーやっべ…。マジやっべ…ヒヒ」ブルブル
女「…」
女(あの人大丈夫かな…すっごく震えてる)
女(具合悪いのかな…。もしかして具合が悪いけど初回の授業だから中々言い出せないのかな)
女「先生!」ガタッ
教師「む、どうしました…えっと、女さん」
女「男君が具合を悪そうにしています」
男(やっべぇ堪えろ……まだ笑っちゃダメだ…)
先生「ふむ…頬を膨らませて、吐きそうなのか?」
男「フフッ」
先生「今度は腹を抱え初めて…たしかに普通ではないな」
先生「では女さん、男君を保健室まで運んでくれるかね」
女「はい」
男「えっ、えっ?」
男(何々?何で俺先公と女子に絡まれてるの?もしかして無意識のうちになんかやっちまってた?)
女「男君、保健室まで行こ?」ニコッ
男(うわ絶対そうだわ。これ無意識のうちに頭おかしい行動起こして頭の心配されちゃってるパターンの奴だわこれ)
女「では失礼します」
男(やっべー。初日からやらかした…)
ほう、期待
ミサワっぽい
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