リベッチオ「マエストラーレ級駆逐艦リベッチオ、着任しました!」 (22)

・リベッチオメインのSSです

・史実はあまり知らないので間違いがあるかもしれません

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【リベッチオ着任】

鎮守府 執務室


提督「もうそろそろ、新しい子が来るかなー」ソワソワ

島風「提督ー、挙動不審に見えますよー?」

提督「え……そうかな?」ドキッ

コンコンコン

提督「お、来たかな……入ってくれ」

ガチャ

提督(ドアを開けると、ビスマルクと見慣れない艦娘が並んで入ってきた)

ビスマルク「艦隊、帰投したわ」

ビスマルク「出撃の結果、西方海域戦線カレー洋の増援艦隊は無事撃破出来たわ」

提督「おお、よくやってくれた!」

ビスマルク「丙作戦だったから、これくらいはお安い御用よ」

ビスマルク「それより、新しい艦娘と出会えたから紹介するわね。ほら、自己紹介なさい」

???「はい!」

リベッチオ「Buongiorno! マエストラーレ級駆逐艦、リベッチオです!」

提督「リベッチオ……確かイタリアの駆逐艦だったっけな?」

リベッチオ「はい!」

提督「元気があっていいね。じゃあこっちも自己紹介しようかな」

提督「俺はこの鎮守府の提督だ。これからは俺の指揮下で戦闘や遠征を行ってもらうからよろしくね。リベッチオ」

リベッチオ「よろしくね! あとリベでいいよ」

提督「おお、分かった。よろしく、リベ」ニコッ

リベッチオ「はい!」

提督「じゃあ、次は二人を紹介するかな」

提督「こっちの連れてきてくれた方はビスマルク、ドイツの戦艦だ」

ビスマルク「よろしく、リベ」

リベッチオ「ビスマルクさん、よろしくね!」

リベッチオ(ドイツの戦艦……凄いカッコイイ! イタリアさん達にも負けてないかも!)

提督「で、執務室で秘書官をしているこっちが島風。日本の駆逐艦だ」

島風「よろしくね」スクッ

リベッチオ(え、えええ!? 凄い露出してる服装……恥ずかしくないのかな?)

島風「……どうしたの?」

リベッチオ「はっ……な、なんでもないよー! よろしくねー!」

提督(……まあ、初見じゃそうなるよね)

提督「挨拶も終えたところで、リベッチオはビスマルクにイタリア、ローマのところに連れて行ってもらってくれ」

リベッチオ「了解!」

提督「ビスマルクも、それで構わないか?」

ビスマルク「ええ、お安い御用よ。じゃあ早速行きましょうか」

リベッチオ「はい! 提督さん、チャオー!」

ガチャ バタン

提督「……ドイツの子と違って、えらく元気だったなー。あの子達が暗いってわけじゃないけどさ」

島風「うん。だからきっとすぐ馴染めると思う」

提督「そうだな」クスッ

――――――――――
【イタリア・ローマとの再会】

鎮守府 イタリアとローマの部屋前


ビスマルク「ここが二人の部屋よ。イタリア・ローマ、いるかしら?」コンコンコン

リベッチオ(ううー、緊張してきちゃった)

イタリア「はーい」ガチャ

リベッチオ「あ……り、リットリオさん!」

イタリア「あら? あなたはもしかして……」

リベッチオ「はい! リベッチオです!」

イタリア「久しぶりね、リベ」ニコッ

リベッチオ「会いたかったですー!」ギュッ

イタリア「うふふ……良かったわ」ナデナデ

ビスマルク「二人は過去に関係があったの?」

イタリア「はい、私が今の名前に改名する前、リベは私とヴィットリオ姉さんの護衛をしていたのよ」

ビスマルク「へー、なるほどね」

リベッチオ「リット……イタリアさん! ここでもよろしくお願いします!」ビシッ

イタリア「ええ、よろしくね。リベ」ニコッ

ローマ「……」チラッ

リベッチオ「あ、もしかしてローマさんですか?」

ローマ「ええ、私はイタリア姉さんの妹、ローマよ。一緒に出撃する機会があったら、よろしく」

リベッチオ「はい、よろしくお願いします!」ビシッ

ビスマルク「……そろそろ私は事後報告をしなきゃいけないから先に行ってるわね」

ビスマルク「良かったら二人に代わりに案内してもらいなさい、リベ」

リベッチオ「はい! ありがとうございました!」ペコリ

ビスマルク「ええ、じゃあ後はよろしくね」

イタリア「分かったわ」

リベッチオ「チャオチャオー」

――――――――――
【キヨ…シモ…さん?】

鎮守府 トイレの前


リベッチオ「ふー、すっきりしたよー」

リベッチオ「イタリア姉さんと再会できて、リベは幸せでいっぱいだよー」

リベッチオ「もう一人は妹の、ローマさんかあ。はあ~戦艦ってやっぱおっきなあ」

リベッチオ「リベもいっぱい食べて、大きくなろっと」

清霜「戦艦のように大きく!?」ヒョコッ

リベッチオ(ど、どこから出てきたの!?)

リベッチオ「え、あなた、だーれ?」

清霜「わたしは清霜だよ!」

リベッチオ「キヨ…シモ…さん?」

清霜「清霜でいいよ! あなたが今日着任したイタリアの子?」

リベッチオ「う、うん。リベッチオだよ。リベって呼んでね」

清霜「うん、分かった! で、早速私と友達にならない!?」キラキラ

リベッチオ「えっ……友達に?」

リベッチオ(初対面の駆逐艦っぽい子に凄い親しくされてる……けど、悪い子じゃなさそうよね)

リベッチオ「あ……うん。いいけど……」

清霜「やったぁ!」ピョンピョン

リベッチオ(凄い嬉しそう)

リベッチオ「えっと、どうして突然リベに?」

清霜「リベも戦艦を目指してるのかなって思ったの!」

リベッチオ「り、リベが!?」

清霜「うん!」

リベッチオ(さっき、戦艦って大きいからリベもたくさん食べてってところでそう思われちゃったのかな?)

リベッチオ「え、えっと……」

清霜「うん?」キラキラ

リベッチオ(……誤解を解こうと思ったけど、真実を伝えたら悲しんじゃいそうかな)

リベッチオ「な、なんでもないよー」

清霜「そうなの?」

リベッチオ「う、うん」

清霜「ところで、今は一人なのかな?」

リベッチオ「そうだよ」

清霜「じゃあ、私がリベを案内してあげる! ついでにドイツの駆逐艦もいるから、会わせてあげるね!」ガシッ

リベッチオ「えっ……案内はイタリアさんが――」

清霜「遠慮しないで、私に任せて!」トコトコ

リベッチオ「ちょっと待ってよー!」

――――――――――
【ドイツ駆逐艦とイタリア駆逐艦の出会い】

鎮守府 レーベとマックスの部屋


清霜「やっほー!」

レーベ「清霜、何か用かな?」

マックス「その横にいる子は、今日着任した駆逐艦?」

清霜「そうだよ!」

リベッチオ「……ちゃ、チャオー、リベッチオです。リベでいいよ」

リベッチオ(錬度の高い清霜に強引に連れてこられたから疲れて適当になっちゃった)

レーベ「僕はレーベレヒト・マース、レーベでいいよ」

マックス「私はマックス・シュルツよ。マックスでもいいけど」

リベッチオ「よ、よろしくね」

レーベ「うん、よろしく」

マックス「ええ。あなたも災難ね」

清霜「え、リベに何かあったの?」

レーベ(無自覚なのかな……)

リベッチオ(キヨシモに無理矢理連れてこられたからこうなってるのに……)

マックス「あなたが無理矢理連れてきたみたいだから、リベが疲れているわよ」

清霜「ああ! ご、ごめんね!」アタフタ

リベッチオ「だ、大丈夫……だよ。心配しないで」

清霜「う、うん……」

レーベ「ところで、リベは今鎮守府の案内を清霜にしてもらってるのかな?」

リベッチオ「元々はイタリアさんにしてもらう予定だったんだけど……」

マックス「それ以上言わなくても、分かったわ」

マックス「鎮守府の案内ね……とりあえず、間宮に行きましょう?」

リベッチオ「マミヤ?」

清霜「甘くて美味しいアイスとかが食べられるところだよ!」

リベッチオ「アイス……食べたい!」

レーベ「じゃあ、僕たちについてきてね」

リベッチオ「うん!」

――――――――――
【間宮とリベッチオ】

鎮守府 間宮


レーベ「ここが間宮だよ」

リベッチオ「わー、艦娘がいっぱいだねー」

マックス「ここは艦娘にとっては大事なところよ。疲れも癒せるし、艦娘によっては戦意高揚のために間宮の作るデザートを食べることもあるの」

清霜「早く頼もうよ!」キラキラ

レーベ「う、うん……皆バニラ味のアイスでいいかな」

マックス「それでいいわよ」

清霜「うん!」

リベッチオ「じゃ、じゃあリベもそれで!」

レーベ「じゃあ席に座って待っててね」

――――――――――
―――――

レーベ「アイスも揃ったし、まずはリベが一口先に食べてみて」

リベッチオ「リベが?」

マックス「別に変なものは入ってないから、安心して食べればいいのよ」

清霜「早く早くー!」

リベッチオ「じゃ、じゃあ一口」パクッ

リベッチオ「!? お、おいしい~」ニコーッ

レーベ「良かった、喜んでもらえて」

マックス「そうね、私たちも最初の頃は大げさじゃないかと思っていたけど」

リベッチオ「ここって、いつでも食べに来ることが出来るのかな?」

レーベ「この間宮券を提督から貰えば、買えるよ」ヒラヒラ

リベッチオ「グラーチェー! リベも任務とか遠征頑張る!」

マックス「あら、アイスでやる気になるのね」クスッ

リベッチオ「な、なんで笑うの!?」

清霜「私も、アイス大好きだから分かるよー!」ギュッ

リベッチオ「な、なんで突然抱きつくの!?」

レーベ「初日から人気者だね」クスッ

リベッチオ「レーベまで! なんで!?」

ハハハハハ

リベッチオ(この後もアイスを食べながら皆とおしゃべりして、楽しく過ごしたよ!)

――――――――――
【一日を過ごして】

鎮守府 執務室

リベッチオ「ふああー、疲れたー」

リベッチオ(執務室に戻って、応接用のソファに座って寛ぐ)

提督「今日一日、清霜とかに連れまわされたんだって?」クスッ

リベッチオ「うん……色々大変だったけど、すぐに皆と仲良くなれたよ」

提督「そっか、早めに溶け込めそうか?」

リベッチオ「多分、大丈夫だと思い……ます」コテッ

提督「……疲れて寝てしまったか」

島風「そうみたい。これが終わったら私が部屋に連れて行くね」

提督「ああ、頼む」

――――――――――
―――――

リベッチオ「zzz……シロッコ……グレカーレ姉さん……」

リベッチオ(夢の中で、姉妹と会う夢を見た。この夢がいつか現実になるといいな……)

リベッチオ(そして、翌日から演習や訓練の日々が始まり、そこで色々苦労するけどそれはまた別な話――)

終わり

勢いに任せて書きました
今からE6挑戦とHTML依頼してきます

もう一つの現行のスレはもう少し待っててください

おつおつー

おつ
褐色ツインテロリとか最高だよな

もう一つの現行スレです。ほぼ同時期に終わったので一応リンク貼っておきます

ビスマルク「行きましょう」提督「ああ、行こうか」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439214837/)

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