圭「……生きていれば、それでいいの？」

美紀「……」

バタン

圭「美紀一人に心配はかけられない……絶対に助けを連れて来なきゃ」

圭「ん……あそこ……」

士郎「……」

圭「ひ、人が倒れてる！だ、大丈夫ですか！？」

士郎「……」

圭「気を失ってる……特に噛まれたって訳でも……た、助けないと……」

天然ジゴロの代表格だな
スコップを強化したらよく斬れそう

圭「うーん……お、重い！というより私の力じゃ男の人なんて運べない……」

士郎「……」

圭「……あ、あいつらだ！逃げなきゃ！でも……うー！折角の生き残りを置いていくなんて……！」

士郎「……」

圭「なんの……何とか、あそこの車まで……！よいしょっ……」ドサッ

圭「この車……所々血が付いてて鍵が差しっぱなしだけど、明らかに事故、だよね」

士郎「……」

圭「この人を連れて歩くなんて絶対無理……
なら、多少無茶でも、車……安全運転なら……！」

ブロロロロ ガシャン

胡桃「な、なんだあれ！？
無茶苦茶な運転してる車が！」

悠里「……あいつらが乗り回しているのかも知れないわね」

由紀「……」

胡桃「由紀、無理するなよ？ りーさん、由紀を頼む」

悠里「えぇ、分かったわ」



圭「い……った、たた」

士郎「――ん、ここは」

圭「あ……気が付きました？良かった、やっぱり生存者だ」

士郎「な……そんな血まみれでどうしたんだよ！」

圭「ちょっと……車で事故……っちゃって」

士郎「ば……(放っておいたら死ぬぞこれ……！)」

圭「……」

士郎「……肩、貸すけど大丈夫か？
とりあえずあそこの学校まで何とか頑張るんだ」

圭「すいません」

士郎「……くそ、最悪だ、なんだこの状況」

圭「……」

士郎(あいつらの数が多過ぎる……手ぶらであの数とやり合うのは無理だ。
というより、怪我人がいるこの状況で戦いなんて――)

胡桃「――」

士郎(かといって、車はさっきの事故でもう動かない……！何か……何か手は……！)

胡桃「でやぁぁぁぁっ！」

士郎「！」

ガンッ ガンッ ボコッ

胡桃「おい――大丈夫か！」

士郎「良かった……！ありがとう、怪我人がいるんだ。何とか安全な場所まで……」

胡桃「私があいつらの相手をしてやる。逸れないようにしっかり付いて来るんだ」

圭「……」

胡桃「……ひどい怪我だな。生憎医療道具は充実してないから――助かるかは」

士郎「そんなの――やってみなくちゃ分からないじゃないか！」

胡桃「……とにかく、大人しく付いて来いよ。
離れられたら安全は保障出来ない」

さて…どうなることやら

今度はハッピーエンドまでに何回死ぬかな

聖杯戦争前って事は強化も怪しい状態でしょ
まああの状況の男手、しかも喧嘩が強いってだけでもかなりプラスだけど

>>9
実際戦闘手段も身体能力も常人の範疇だった頃の士郎だと
むしろあの他者を見捨てたり切り捨てたり出来ない性格のせいで全体的にがっこうぐらしの世界とは相性はかなり悪いと思う（主にゾンビらの感染スキルのせいで）

かといって終盤の士郎はどの√でも無双してしまうからなあ

はいはいハーレムハーレム

力仕事と料理、機械修理とかできるし、鍛えていたから胡桃よりは強いだろう。
弓はゾンビには効果が薄そうだな。

ヘッドショットできれば聞くんじゃね？てかあいつあの頃から心眼偽的なの持ってたから遠距離攻撃絶対外さないしそこそこ強いっしょ

まーた遠坂がうっかりでやらかしてしまったのか（違

士郎「……ありがとう。何とか助かったよ」

胡桃「こんな状況なんだ。少しでも協力しあわなきゃな。……りーさん」

悠里「えぇ、一応止血と消毒ぐらいはしておくけど……重傷ね。なるべくここから動かさない様にしておきましょう」

圭「……」

士郎「なぁ、あっちの子も体調悪いんじゃないのか？」

胡桃「……ゆきは精神的にまだ落ち着いてないんだ。そっとしておいてやってくれ」

士郎「あ……ごめん。迂闊だった」

胡桃「いいさ。構わない」

圭「美紀……」

士郎「……！どうした？どっか痛むのか？」

圭「あのショッピングモールに……私の友達がいるの。何とか……助けてあげて……」

士郎「……！」

悠里「な……ちょっと！何処に行くの！？」

士郎「決まってるだろ！生存者がいるって分かったんだ。助けないと……！」

胡桃「何か考えがあるのか？」

士郎「……」

胡桃「おい！待てっ！くそっ……折角の生き残りをむざむざ死なせられるか！りーさん！」

悠里「……ゆきちゃん。行きましょう」

由紀「え、でもりーさん。あの子は？」

悠里「怪我をしているから安静に、ね？」

由紀「……うん、分かった」

悠里(薄情な様だけど……あの怪我じゃ、病院にでも連れて行かない限り助からないわ……。悲しいけど、置いていきましょう)

楽しみにしてる

士郎の超人化やナデポ等は勘弁してほしいけど、士郎が出しゃばって被害拡大、士郎身の程知らず無能って展開もいやだな

世界のゾンビなら足引っ張るのはなさそうだけどな

かと言ってUBW後だと無双するししゃーなし

聖杯戦争前だとしても投影した剣が長時間消えないってだけで胡桃とかには十分助けになるだろうな

まあ士郎さんならきっとなにかしらやるんじゃない、
これがキリツグだったら…

ケリィのトラウマ直撃コースは流石に草

>>21
聖杯戦争前じゃ投影は出来ない

助けられたからには……簡単には[ﾋﾟｰｰｰ]ない。

でも逆に――――救われたからこそ、助からなかった人々の為に尽くすべきだと思った。

それはこの状況になって初めて湧いた感情じゃない。

――――衛宮になったあの日、空っぽな自分に唯一零れ落ちた救いの在り方。

あの時見せた男の笑顔に憧れ、救世主の存在を尊いと思ったあの日。

助けを求める人間がいるのなら―――そんなの、考えるまでもなく、自分のやるべき事は決まっていた。

「トレース……」

自己へと紡ぐ―――暗示の言葉を口にする。

「オン」

完成したものは外見ばかりの贋作品。

一見美しく見えるものの、その実中身を伴わない三流の刀剣だった。

(ひっどいなこりゃ……じいさんから無駄だと太鼓判を押されただけの事はある。やっぱり投影は実用的じゃない)

―――分かっている。

周囲に武器の一つでもあれば迷わず強化に走るのだが、この辺りで見かけた武器などあの少女が所持していたスコップ程度のものだ。

――唯一自分にしっくり来る刀剣の投影。

相変わらず中身は空っぽだけど、今はこんなものでも頼るしかない。

(相手は魔術師じゃない。数撃くらいは保――――いや、こんな空っぽの剣じゃ、一撃だって耐えれるか怪しい)

それでも――行かなければ。

助けられる人がいるのなら、むざむざ見殺しにする事なんて出来ない。

>>24
強化の修行の片手間に投影してたってシーンなかったっけ？
俺が忘れてるだけなのか？

あったね、で投影して出したガラクタを蔵に放置してたのが凛に見つかってそれで士郎の魔術の本質が固有結界だと解るきっかけになった

この段階なら投影より何か長物拾って強化をかけるほうが自然

>>28
そう必死にならなくてもいいじゃない>>24くん

シャベルとか学校で拾えるものとかの性能を上げるよりは投影した方が断然いいと思うんだが

本編で椅子の足を強化して使ってるんだよなぁ

マジレスさせてもらえば
聖杯戦争前の士郎の投影できる武器の性能や強化魔術の有用性に関係なく
くるみはあのシャベル以外は使わないし、強化魔術みたく下手したら対象が粉々になるような事を他人にさせたりはしない。

>>24だけど26と27
すまんド忘れしてた

>>24が粘着キチガイすぎてドン引き…

これで粘着扱いされるとかマジで怖いんですけど（苦笑
あとドヤ顔でレッテル貼りしてるところ悪いけど>>28は俺じゃないんだけどｗｗ

>>31
他にも葛木襲撃時なんかも自前の木刀を強化してるな。
少なくともこの設定時期の士郎なら既存武器か武器になりそうなのが有ればそっちを素直に使うと思う。

武器になりそうなのがロクなもんないって地の文に書いてるやん
ええ加減型月厨は自分中心に世界回ってるって思考やめーや

あげんなカス

ええ加減age厨は自分中心に世界回ってるって思考やめーや

士郎って戦争前は強化もろくにできずに死ぬ可能性すらあったカス

中盤に異世界に飛ばされたとかのがまだええわ

圭さん……

外野うるさすぎやっぱ型月厨って糞だわ

至極どうでもいいな。お話そのものの整合性があればよい気がする。

「……」

振り返って、粉々になった鉄片を凝視する。

何度繰り返しても成功しない強化。
今までの鍛錬でもほぼ成果を発揮しなかったモノが、土壇場になって成功するなんて都合のいい話はないだろう。

――――何の気なしに、手の甲を見つめた。

時々夢に見る剣の容。
衛宮士郎を構成する因子かもしれないソレが――――何故か脳裏によぎった。

見た事はないはずなのに意識に叩き込まれる黄金の鞘。
神造の聖剣。
黄金の騎士。

――――本来、この手に宿る筈だった運命が大きく歪んでしまった様な……

「……修行不足だ、ばか」

無い物を強請っても無い。
ソレに意味などないて、他でもない自分自身が一番良く分かっていた。

「行くか」

意を決して走る。
ショッピングモールまで、車を使う程度には遠い道のりだ。
気休めにしろ、魔翌力で水増しした脚力で少しでも早く到達すべきだろう。

「おい！」

走って、気合いだけでモールへと突入しようとした刹那、さっきの男勝りな少女が車から声をかけてきた。

「あの距離まで走って行くとか馬鹿かお前。そんなんじゃ助けられる人も助けられないぞ」

自分の身、そして他人の身さえ省みず、私情だけで動いた俺を――――本当に恨めしそうな目で見つめる。

こんな状況だからこそ、迂闊な行動を取る人間が腹立たしいのだろう。

自分でも、カッとなったら止まらないのは自覚している。

だからこそ、その少女には頭を下げざるを得なかった。

「―――すまん。乗せてもらえると助かる」

「当たり前だ。その為に声をかけたんだから」

急いで助手席に飛び乗り、振り返ると、先程の理知的な少女と内気な少女も同乗していた。

「……私達だって出来れば協力者は増やしたいさ。でも出来ない事、ってのもある。……あんたの我儘に付き合うんだ。ゆきやりーさん達に何かあったら――――許さないからな」

睨む様な目付きで警告された。

――――当たり前だ。そんな事、言われるまでもない。

こんなふざけた騒ぎで、これ以上少しでも犠牲者なんて増やしてたまるもんか。

>>1
余計なお世話かもしれないけどやるなら酉つけたほうがいいんじゃないのか？

あとsagaがないから魔翌力になってる

聖杯戦争前の士郎じゃがっこうぐらしのキャラは救えなさそう

百合豚が湧きそう

おーい

【申し訳ない。士郎は投影出来ないってコメがあったので、出来ますよ〜ってのを言いたくて投影させました。特に拘りがあった訳でもないので強化した事にしておきます】

「……着いた」

最早見る影もなくなったショッピングモールを見つめて、そんな当たり前のコトを口にした。

「……」

――――隣で立ち尽くす勝気な少女はただ無言。
恐らくは魔導の道を知らず、当たり前の女の子として平穏を享受していた彼女達。
突然の悲劇にも拘らず、弱音一つ無しに前を見据える少女達はあまりにも辛すぎて見るに堪えない。

「――――――――――――」

ギリ、と、噛み締めた奥歯が悲鳴を上げる。
だがそれ以上に――――泣き出しそうな悲鳴を堪えているのは誰なのか。
それを勝手に想像して、今直ぐに駆け出したい衝動を抑えるのに必死だった。

――――知っている。

俺はこの悲劇を―――理不尽に奪われていく命の不幸を、十年前に経験している。

「おい、また一人で熱くなってるんじゃないだろうな」

「――――え？あ……」

怒りを剥き出しにする俺を見かねたのか、少女はクギを刺す様に告げてきた。

――――そうだ。

ここで冷静さを欠けば、救える者だって救えない――――。

「……っ！ごめん……俺、どうかしてた」

激情する一歩手前。
衛宮士郎の無駄骨が周囲を犠牲にする前に、何度も念を押す少女が最後の静止の機会を与えてくれていた。

「―――まぁ悪漢じゃないって事が分かっただけでもプラスだけどな」

正義に燃える俺の姿は彼女の信頼を得るに足りたのか、少女は安堵した様に溜息を吐き、人差し指を立てて確認の仕草を取る。

「車に友達を残してる。
ケリなら早めに付けるぞ。長引けばあいつらも危ないからな」

言われるまでもない約束に、無言の頷きで答えて見せた。

――――ここからは一刻一秒を争う。
顔も知らない誰かの為、俺を助けてくれた恩人の友人を救う為、生ける死者が跋扈する死地へと足を踏み入れる。

不思議と殺される事に対する恐怖はなかった。

――――ただ、何よりも「救えない」事実こそが重く、ただひたすらに恐ろしい。

ｷﾀｰ

ゾンビに噛まれてもアヴァロン発動でワンチャンありそう

弓持ってくれば大丈夫。

さすがの士郎もこの状況じゃ女の子を闘わせるのね

士郎が一人称で正義に燃える姿が言うのはちょっと……

まぁ士郎って正義の味方を目指してはいるけど自分をそういう風には見たりしないわな

すんません、原作の読み込みが甘いのでhtml後で出しときます

諦めるなよ

fateの方だったらプレイに時間かかるけどがっこうぐらしならただの漫画だしすぐだろ
一ヶ月でも待ってる

58の言う原作ってがっこうぐらしでなくfateの方だろ
最初のほうので既にがっこうぐらしサイドも原作組からは結構言いたいことでそうだけど

fateはゲームなのに読み込みなんて言葉使うか？
まあテキストの読み込みかもしれんしそもそも小説版が出てるのかもしれんが

やっぱ型月の真面目系二次創作は地雷だわ、原作者のきのこですらトンチンカンな事言うのに他人が原作っぽくとか尚更無理だわな

>>62
まずfateは格ゲーやＳＴＧとかじゃなくノベルゲー区分
そしてfateに限らずテキスト部分についてなら普通に使うと思うが？

おまえはエロゲーやり込むことを読み込むって言うのか

>>65
>>62の時点で予想してたが未プレイだろ？
まあぶっちゃけ
この場合は表現方法を指摘されてなんだからテキスト部分だよ＞見直すの
そしてfateの場合はそのテキスト部分がメインだ（お前の思ってるであろうパラメーター等の管理ゲーではない）

ええ…
>>62では至極当然のことを言ったまでだも思ったんだがこれで俺が未プレイとか思っちゃうのかよ…
まあこれ以上うるさくしても迷惑だし俺が未プレイだと思いたいならずっと思っててくれ

こっちも最後にするが

＞fateはゲームなのに読み込みなんて言葉使うか？
本家のテキスト要素を指摘されて>>60の反応なんだから普通は読み込みが甘いのはfateのほうだと思う
fate自体もともとテキストゲーの部類なんだから尚更

＞まあテキストの読み込みかもしれんし
ＳＮもアンコとかＧＯみたいな部類だと思ってるんじゃないのかと思うには十分な発言なんだが（要は未プレイ）

＞そもそも小説版が出てるのかもしれんが
原作からしてＣＧと音楽のついた小説みたいなもんなのに何言ってんだって話だぞ？

お前ってfateなら仮にzeroやアポが内容は一本道のままでゲーム化されても「読み込む」はおかしいって言う部類だろ？
選択肢も操作性もなく文章読みながらただクリックしてけばエンディングへ辿り着けるノベルゲーでもゲームなら「やり込む」じゃないとおかしいって言う類。

↑訂正
>>60じゃなく>>58の間違いね

>>1です。
html化の宣言は私以外の別人の手によるものですが、このまま継続させた所で私自身の浅慮が更なる原作の貶めに繋がりかねない事を懸念し、html化の依頼を行おうと思います。
軽率な思慮で二次創作に手を染めた事、一介のファン如きの知識で型月を語ろうとした事を深く謝罪致します。

そんな細かいことは気にせずに最後まで書けばええんちゃう？

残念だが乙でした

最後まで書いてくださいお願いします

二次創作なんてただの[田島「チ○コ破裂するっ！」]だしこっちのことなんて気にせず書きたいことを書けばいいんだよ
俺はこのSSの続き読みたいし

もう依頼出てたな