前川みく「ドッキリ企画?」 (36)
みくりーな
アニメ設定あり
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346プロ
みく「みくに話ってなんにゃPチャン、りーなチャンは良いの?」
P「はい。実はこのような企画が来てまして……」ペラッ
みく「なになに……『アスタリスク本当の本当に解散!?どうするロックアイドル!!』……」
みく「うわぁ……これもしかしてりーなチャンにやるにゃあ?」
P「そうなりますね、私も含め前川さんや他のアイドルの方達には仕掛け人になってもらいます」
夏樹「ヨロシク!」ヒョコッ
みく「にゃっ、夏樹チャン!?」
P「こちらが台本です」
みく「どれどれ……うわぁ、酷っ……」
夏樹「アタシもあんま趣味じゃ無いけど仕事貰ったからにはやらなきゃな!」
P「期待しています」
後日
李衣菜「いやー夏樹さんの曲カッコ良かったな〜……あれこそ私の追い求めていたロックかも!!」
「ーーーーーだろ?」
李衣菜「あ、夏樹さんの声……そうだ、弟子入りしよう!!」タッタッタッ
夏樹「ーーーーなあ、良いだろ?」
「ダメ……私には……」
李衣菜「あれ?誰かと話し中かな?」チラッ
夏樹「なあ……良いだろ?」
みく「にゃあ………///」
李衣菜(みくぅ!?何してんの!?)
李衣菜(何この少女漫画の告白シーンみたいな感じ!?完全に校舎裏で告白される後輩女子じゃん!)
みく「でもみくにはりーなチャンが……」
夏樹「あの子とアタシ、どっちがロックだ?」
みく「そ、それは……」
みく「夏樹チャン……にゃ」
夏樹「だろ?だったらアタシとーーーー」
李衣菜「ちょ、ちょっと待ったぁ!!」ザッ
夏樹「ん?」
みく「りーなチャン!?」
夏樹「………邪魔が入ったな。じゃーな、みく」スタスタ
みく「な、夏樹チャン!」
夏樹「また明日、な」スタスタ
李衣菜「みく……今のは?」
みく「へっ?な、何でもないよ!!」
李衣菜「何でもないって……」
みく「ほら細かい事は気にしない!ロックじゃないにゃ!」グイグイ
李衣菜「え、あ、うん……」
翌日
みく「ふんふふーん」タッタッ
李衣菜「何聴いてんのー?」
みく「夏樹チャンの曲!りーなチャンは聴いた?」
李衣菜「え?まあ聴いたけど……それよりそのヘッドホン、結構良いやつじゃない?」
みく「ああこれ?夏樹チャンから貰ったの♪」
李衣菜「ふ、ふーん……良かったね」
李衣菜(私だって言ってくれれば1個くらいあげたのに……)
また翌日
李衣菜(最近どう考えてもあの2人仲良いよなー……)
みく「あ、りーなチャンおはよー」
李衣菜「うわっ!?」
みく「え、何その反応……」
李衣菜「ご、こめん!ちょっと考え事しててさ」
みく「ふーん、りーなチャンが考え事ね〜」ニヤニヤ
李衣菜「ばっ、バカにしてんの!?」
みく「そんな事ないにゃ〜〜ん♪」ニヤニヤ
李衣菜「ほら絶対バカにしてんじゃん!」
prrrr…
みく「あ、電話。ゴメンちょっと良い?」
李衣菜「うん」
みく「もしもしー?」
夏樹『あ、アタシだけど。今ヒマ?』
李衣菜(!!)
みく「え、あ、えーとね……」チラッ
みく「うん、大丈夫!」
李衣菜「ちょっ!?」
みく「この後ってお仕事入ってないでしょ?」
李衣菜「ま、まあそうだけど」
夏樹『ちょっと2人で話したい事が有るんだけど……良いかな?』
みく「うん、分かった。いつもの場所で良いの?」
夏樹『ああ、待ってるぜ』ピッ
みく「ゴメン、りーなチャンは1人で行ってて!」タッタッタッ
李衣菜「あっ………」
李衣菜(『いつもの場所』って……前に2人が話してた場所?)
李衣菜「わ、私も行ってみよう!」タッ
346プロ裏
みく「お待たせー」
夏樹「会いたかったぜ、みく」
みく「えっ………?」
李衣菜(会いたかったって………)チラッ
夏樹「みく………」ドンッ
みく「にゃっ///」
李衣菜(壁ドン!?)
夏樹「お前の事が好きなんだよ……だから、な?」
みく「夏樹チャン……」プルプル
夏樹「ほら、顔こっち向けて」クイッ
李衣菜(顎クイ!?)
みく「ちょっ、こんなの台本に無かったけど!?」ボソボソ
夏樹「フリだよフリ、アイツからならシてる風に見えるだろ」ボソボソ
みく「しょうがないなぁ…………ん」
李衣菜(き、キス顔!?)
夏樹「ありがとな………んっ」
李衣菜「」
李衣菜(い、い、い、今のってキ、キ、キ、キ、キ、キ、キス!?)
夏樹「んっ………はぁっ」
みく「にゃあ………夏樹チャンズルいにゃあ///」
夏樹「何言ってんだ、先にキスして欲しそうだったのはお前だろ?」
みく「そうだけど……こんなところ誰かに見られたら」
夏樹「良いじゃねぇか。見せつけてやろうぜ」
みく「もうっ!もう外じゃしないからね!」
夏樹「じゃあ今度は寮の部屋でだな」
みく「んん〜〜っ………りーなチャン待たせてるからもう行くからね!」
李衣菜「やばっ!?」
夏樹「はいはい。じゃーな」
書き溜めあるんでまた後で投稿します
しかしこの夏樹ノリノリである
これは逆ドッキリ
みく「ふぅ……」
李衣菜「た、ただいまみく!」
みく「それを言うならおかえりでしょ〜」
李衣菜「あ、そ、そうだね……アハハ〜……」
みく「先行かせちゃってゴメンね、急な話があるって言うから」
李衣菜「な、何の話?」
みく「にゃっ!?……り、りーなチャンには関係無い話だから!」
李衣菜「えっ……」
李衣菜(何ソレ……あんな事しといて?)
李衣菜(まあ確かに私には関係無いかもしれないけど……)
李衣菜「何よソレ………」ブツブツ
みく「…………」
みく「りーなチャン、今日みくの部屋来ない?」
李衣菜「えっ!?良いの!?」
みく「最近2人であまり話せてないからね」
李衣菜「行く行く!絶対行く!」
みく(まあカメラが回ってない所なら大丈夫だよね……流石に可哀想になってきたにゃ……)
夜
李衣菜「〜♪」
みく(ここに来て罪悪感がヤバイにゃあ……)
李衣菜「みくの部屋ココだよね!」
みく「え?あ、うん。ちょっと待って、鍵開けるから」
ガチャ
夏樹「よっ、おかえり」
みく「」
李衣菜「」
夏樹「あれ?」
みく「あー………ゴメンりーなチャン、少し夏樹チャンと話があるから先に中入ってて」
李衣菜「えっ、あっ、うん」バタン
李衣菜(折角2人っきりだと思ったのに……)
みく「な、なんで居るの!?」ボソボソ
夏樹「何でって……お前さっき『続きは寮で』って」ボソボソ
みく「なっ!?台本に書いてあっただけでしょ!?」ボソボソ
夏樹「マジ?アタシ台本確認してないからなー」ボソボソ
みく「ロック過ぎでしょ!」ボソボソ
prrrr…
みく「誰こんな時に……もしもし!」
P『もしもし、私です』
みく「Pチャン!?」
P『実は先程木村さんから連絡がありまして……Dと話し合いの結果前川さんの部屋に隠しカメラを置かせて貰いました』
みく「人の部屋に何してんの!?」
P『今多田さんが入ってきました』
みく「あっ…………変な所にカメラ無いよね!?」
P『一応リビングだけにはなってますが……』
みく「それなら良いけど……つまり撮影続行って事?」
P『よろしくお願いします』
ピッ
みく「んー……まあやるしかないか」
夏樹「アドリブで大丈夫か?」
みく「ん、まあ大丈夫」
夏樹「そういう所、ロックで好きだぜ♪」ガシッ
みく「はいはい、じゃあ撮影行くよー」
みくの部屋
李衣菜「…………」
ジュウゥゥゥ
みく「おおっ!夏樹チャン料理も出来るの!?」
夏樹「まあな……ほれ、あーん」
李衣菜「!?」
みく「あ、あーん………んっ!?美味しい!!」
夏樹「そうか?………おっ、確かに美味く出来てるな」
夏樹「……みくの為に愛情込めて作ったからな」
李衣菜「!?」
みく「な、何言ってんの!?」
夏樹「照れてるところも可愛いよ」
みく「〜〜〜〜///」
李衣菜「………」
なんだろ、夏樹の方が相性良いように思えてきた
食後
みく「ごちそうさまでした!」
李衣菜「ごちそうさま……」
李衣菜(不覚にもメチャクチャ美味しかった………!!)
夏樹「さてと、皿でも洗うかな」
みく「それくらいみくが……」
夏樹「じゃあ2人でーーーー」
李衣菜「わ、私がやるから!!」
夏樹「お、良いのか?」
李衣菜「ま、まあ私だけ何もしてないし!?わざわざ2人でやるもんでも無いし!?」
夏樹「そっか、じゃあ任せるわ」
李衣菜(危ない所だった……!これ以上あの2人のイチャイチャなんか見てられないし……)
夏樹「じゃあみく、一緒に風呂行こうぜ」
李衣菜(!?)
みく「で、でもりーなチャンがまだ……」
李衣菜「べ、別に!?先入ってくれば!?」
夏樹「ーーーーだとよ♪」グイッ
みく「あっ……」
バタン
夏樹「さて、行くか」
みく「ちょっ!しかも今お風呂の時間じゃないよね?」
夏樹「風呂じゃねーよ、アタシの部屋」
みく「えっ?」
みく(ま、まさか夏樹チャン本気にゃ!?)
みく「いやそれはちょっと………」
夏樹「何勘違いしてんだよ。アタシの部屋にモニターあるからさ、一緒に見ようぜ」
みく「ああ、そういう……」ホッ
夏樹「もしかして何か期待してた?」ニヤニヤ
みく「なっ!何言ってんの!?ほら行くよ!」
夏樹「はいはい」
夏樹の部屋
みく「おじゃましまーす」
未央「おかえりー!」
みく「どわぁっ!?何で未央チャンがいるの!?」
卯月「あの……実は私も」
凛「ていうかCPの人皆居るよね、P以外」
みく「って事は………」
みく「さっきのも全部見られてたって事!?」
きらり「にょわーっ!!ドキドキしたにぃー☆」
みりあ「ねー莉嘉ちゃん!壁ドンやってー!」
莉嘉「こうかな?えいっ☆」ドンッ
キャッキャッ
みく「なんか凄い恥ずかしくなってきた………///」
卯月「でもこの企画って全国ネットですよね?」
みく「いやまあそうだけど……」
夏樹「それより皆画面見てみなよ」
李衣菜『うぅ………』
李衣菜『なんなのみくのヤツ……デレデレしてさ……』
李衣菜『確かに夏樹さんロックでカッコいいけど………』
アーニャ「プロデューサー、準備、OKです」
P『分かりました』
みく「電話?」
蘭子「偽りの世界の終焉の時!!(ドッキリ企画のエンディングも近いです!)」
みくの部屋
prrrr…
李衣菜「電話?……Pからだ、もしもし」
P『こんばんは。少しお時間宜しいでしょうか?』
李衣菜「はい……」
P『実は……非常に申し上げにくいのですが……』
P『本日をもってアスタリスクは解散となりました』
李衣菜「………………は?」
李衣菜「い、いやいや〜……私たち今日はまだ解散してませんよ〜…………」
P『いえ、これは何時もの再結成出来る解散ではありません。本当の解散です』
李衣菜「い、いやだなぁ!?少し解散芸が過ぎたかな!?」
P『多田さん!』
李衣菜「!?」
P『………事実です。本日をもって、アスタリスクは解散です』
李衣菜「…………み、みくと私はどうなるんですか?」
P『多田さんはまだ決まってませんが……前川さんは既に木村夏樹さんとのユニットが決まっています』
李衣菜「そう…………ですか」
P『多田さんにはソロでの活動をーーーー』
ピッ
李衣菜「そっか………解散しちゃうんだ………」
李衣菜「そりゃあそうだよね、私より何倍も凄いロックなアイドルがいるんだもん………そっちと組む方がみくにとっても…………」
李衣菜「あれっ……なんで私……泣いてんの……」ポロポロ
李衣菜「うっ……イヤだっ……あっ……み゛ぐぅ……」ポロポロ
李衣菜「ぐすっ……帰っできてっ………」ポロポロ
バァンッ!!
李衣菜「みく!?」
みく「りーなチャン!ドッーーーー」
李衣菜「み゛ぐーーーーー!!」ガバッ
みく「にゃっ!?」
李衣菜「何処にも行っちゃヤダぁ……私みくが居ないと……」グスッ
みく「…………」
みく「うん、みくも……りーなチャンが居ないと……ダメ……なの」グスッ
李衣菜「みく………」グスッ
みく「りーなチャン………」グスッ
凛「2人とも……」グスッ
未央「良かった……本当に良かったね………」グスッ
アーニャ「ミナミ、ワタシ達……ずっと、一緒です」グスッ
美波「うん……そうだね……」グスッ
かな子「智絵里ちゃん……杏ちゃん……」グスッ
智絵里「うぅ……私……」グスッ
杏「大丈夫、杏は何処にも行かないよ………」ナデナデ
みりあ「きらりちゃん…莉嘉ちゃん…これからもずぅーーーっと一緒?」グスッ
莉嘉「当たり前……じゃん!凸レーションは……絶対っ……」グスッ
きらり「よしよし……これからもずぅーーっと、ずぅーーーーっと!ハピハピしようにぃ……」ギュッ
蘭子「私っ……もっともっと……皆と居たいです……!」グスッ
「本当に良かっーーーーーー」
卯月「なんと!ドッキリでしたー!」テッテレ-
李衣菜「ーーーーーーーは?」
全員「えええええええええ!?」
その夜
みく「もー、そろそろ機嫌直してよー」
李衣菜「ふーん、知らないもんねー」プイッ
みく「じゃあみくは布団でーーーー」
ギュッ
李衣菜「……それはダメ」
みく「はいはい、仕方ないにゃあ……」ギュッ
李衣菜「ん………」ギュッ
みく「夏樹チャンも騙してゴメンって言ってたよ」
李衣菜「ん……今度ギター教えてもらう約束したからチャラ……」
みく「そっか……りーなチャン、私たちこれからもずっと一緒に頑張ろうね」
李衣菜「……うん」
みく「…………おやすみ」
李衣菜「…………おやすみ」
ギュッ
これで一応お終いです
前作
前川みく「明日はお休みにゃ!」
前川みく「明日はお休みにゃ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436531037/)
てか前作で応援1コマとまさかのネタ被りしてしまった……確認して無かったんや……
乙乙
逆に考えるんだ
それだけ需要があるってことさ
乙
しかしアニメ本編でホントに解散の危機になっちゃってるよね
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