女「私、青い空が見たいの」(6)

子供「おかあさん! 助けて! おかあ……うあ!」

兵「うるせえガキだな……俺はガキが嫌いなんだよ!」ブン

子供「う、うわあっ!」ガキン

子供「……?」

女「あなた、こんな小さい子にまで剣を振るうよう言われたの? ずいぶんと趣味の悪い兵隊さんね」

兵「あぁ? 誰だよ、めんどくせえなあ……俺は女だからって容赦はしねえぞ」

女「奇遇ね、私も男だからって容赦はしないわ」ビュンッ

兵「がっ……?」バタン

女「ふう、君、大丈夫だった?」

子供「お、お姉ちゃん、誰?」

女「うーん……、通りすがりの、正義の味方、かな?」

女「よし、片付いたかな」

町長「あ、ありがとうございます、なんとお礼を言ったらいいか……」

女「いいのいいの、“組織”のやり方が気にくわないのは同じだし、あなたたちレジスタンスが騒ぎを起こしてくれれば私も動きやすいから」

町長「動きやすい……あなた、まさか組織を潰すおつもりですか!?」

女「ええ」

町長「無茶な! あなたはたった一人、それも女性なのですよ!?」

女「あら、私の強さはさっき見たと思うけど?」

町長「そ、それはそうですが……しかし!」

女「大丈夫よ、私は不死身の女だからね」フンス

町長「……な、ならばせめて、こいつを連れていってください、……男!」

男「はい」

町長「こいつは我らがレジスタンスの中で最も腕が立ちます。あなたには及びませんが、弾除けくらいにはなるでしょう」

女「うーん……、君、武器は何か使える?」

男「男だ。……銃が、少し使える」

女「銃、か。……いいかも。君、よく見たらなかなかかっこいいしね」

男「は、はぁ!?」

女「よし、これからよろしくね! 男!」

男「よ、よろしく……?」

書き出してすぐであれなんだけど眠いから書き溜めして寝る

中二

イノセントサーガもどきな件

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