姫(お、おしっこしたくなってきた……)(52)

姫(うう……)モジモジ

姫(お昼ご飯、味つけ濃かったからなぁ……飲み物いっぱい飲んじゃったし)モジモジ

姫(と、トイレ行きたいよぉ……)

姫(でも、まだまだこんなに勉強あるし……それに)チラ

騎士「?どうしました?」

姫(見張りまでついてるし……どうしよう)

騎士「姫様?どうかなさいましたか?」

姫(こ、こうなったらダメで元々!)

姫「あ、あのー、騎士?」

騎士「はい」

姫「その……ちょっとおトイレに行きたいなーなんて……ダメ?」

騎士「ダメです」

姫(うう……やっぱり……)

騎士「その手で何度抜け出されたと思っていらっしゃるのですか。溜まりに溜まった一週間ぶんの勉強課題、終わるまで部屋から出すなと、王からも言われています」

姫「うう……だって街のクレープ美味しいんだもん……かわいい服もいっぱいあるんだもん……」

トイレのあたりまで見張りつけとけばいいじゃねえか

騎士「それならコツコツとやっていればよかったではないですか。貯めるからこういう事になるのです。反省してください」

姫「うっ、騎士ってわたしの護衛なのにけっこう厳しい事言うよね……」

騎士「教育係も任されていますから」

姫「鬼教師だよう……」

そしてわがまま放題の姫様にとうとう堪忍袋の緒が切れた騎士くんはおしっこを我慢する姫様のおしりの穴にさらにお浣腸するんですねわかります

>>7それは王に殺されるだろう

騎士「遊びに行きたいのなら手早く終わらせてください。もし今日は遊びに行けなくてもそうすれば明日は行けるでしょう」

姫「わ、わかったよ……」

姫 カリカリ

騎士「…………」

姫 カリカリ

>>5
いきなりダッシして逃げる可能性があるということでどうか……

姫(う、うあ……会話がないとますます我慢できない……)モジモジ

姫「ね、ねえ」

騎士「なんですか?」

姫「あの……次出かける時は騎士もついてきてくれるないかな、って思って……」

騎士「…………」

姫「ダメ……?」

騎士「……何があるかわからないというのに、いくらやめろと言われても変装して勝手に一人で街に行くのは姫様のほうでしょう」

姫様「うあ、まあそれはそうだけど……」

姫様(誰か一緒に行くといろいろうるさいんだもん……街の人達はなんか腫れ物にさわるみたいな態度になるし……)

騎士「しかしそう考えると珍しいですね。自分からわたしを誘うとは」

姫「だ、だって……」

姫「わたしは別に、騎士や城の人が嫌いなわけじゃないんだよ?」

騎士「…………」

姫「特に騎士の事は……その……」

騎士「……お戯れを……」

姫「た、戯れてなんか……」

騎士「わたしは姫様の護衛ですよ」

姫「……昔はそんな事言わなかったのに」

騎士「…………」

姫「結婚しようって、言ってくれたのに」

騎士「……十年前の事でしょう。お互い子供だった時の事です」

姫「あ、騎士も覚えてたの?」

騎士「…………」

姫「てっきりわたししか覚えてないかと思ってたけど……」

騎士「……早く課題を進めてください」

姫「……わかったよ、もう」カラン

姫「あ、ペンが落ちちゃった」スッ

姫「!?」

その時、姫様に電流走る

姫「あ……う……!」

姫(ま、まずい……体勢変えたら……一気に……!)

姫「く……ううう……」

姫 チラ

騎士「…………」

姫(ダメだ……何度かこういう演技して抜け出した事あるから、絶対信じてもらえない……)

姫(こ、こうなったら!)

姫 カリカリカリカリ

騎士「ようやくやる気を出していただけましたか」

姫(正攻法で早く終わらせてトイレ行くしかない……!)カリカリ

数十分後

姫「ふっ……う……く!」カリカリ

姫(こ、このまま行けば、ギリギリで間に合う!)カリカリ

姫「あ、あれ?」

姫(わ、わかんない!どうやって解くんだっけこれ!?)

姫「ああ……う、あ……」モジモジ

姫(や、やばい!やばいよこのままじゃ!)

姫「き、騎士ぃ……」プルプル

騎士「どうしました?」

姫「わ、わからないところがあるの……解き方教えて……」モジモジ

騎士「わかりました」

騎士「ここはですね、まず……」

姫「う、うん」

姫(騎士の説明はわかりやすいんだけど、そのぶん細かくて長くなるからできれば自力で解きたかったけど……)

姫(今はもうちょっとくらい長くても、確実に終われるほうを選ぶしかない……!)

騎士「こうなるのです。わかりましたか?」

姫「う、うん」

騎士「では、もう一度、今度はご自分で解いてみてください」

姫「わ、わかった」

姫(ひー!ひー!)カリカリ

姫(説明してくれたから方法はわかったけど、もう限界だよぉ!)カリカリ

姫(早く!早く終わらせないと!)カリカリ

姫「よ、よし!解けた!」

騎士「解けましたか。一応答えの確認を」

姫(お、お願いだから合っててえ!)

騎士「ふむ……」

姫(神様ぁ!もう食事前のお祈りサボったりしませんから!どうか!どうかぁ!)

騎士「ふむ、合っていますね」

姫「ほっ……」

姫(よ、よかったぁ……これで残りはあと少し……)

騎士「姫様、がんばりましたね」ポンポン

姫「ひっ!?」ビクン!

騎士「ひ、姫様?」

姫「……っ!……っ!」

姫(こ、堪えた……!なんとか堪えた……!)

騎士「姫様、わたしはもしや今、何か粗相を働いてしまいましたでしょうか……?」

姫「うっ、ううん……そうじゃないよ……大丈夫」

騎士「そうですか?」

姫「ほ、ほんとに大丈夫だから……」プルプル

騎士「わかりました。では、続きをがんばってください。あと少しで終わりです」

姫「うっ、うん……」

姫(そうだ、あと少し……あと少しなんだ)プルプル

十分後

姫(も……)プルプル

姫(もう……ダメ……)カラン

騎士「姫様?」

姫「う……あ、うう……!」プルプル

騎士「どうしました?またわからない問題でも?」

姫「……!……!」ブルブル

騎士「お、もうあと二問じゃないですか。がんばってください」

姫「む……無理……」プルプル

騎士「はい?」

姫「お、おしっこ……漏れちゃう……っ!」ブルブル

これで姫がお漏らししちゃったら騎士は打ち首だな

騎士「ひっ、姫様!?顔色が……」

姫「んーっ……!」ブルブル

騎士「残りたった二問なのに演技する必要はない……ということは」

姫「あ、あう……あううう……!」ブルブル

騎士「まさか、本当に……?」

姫「う、うんっ……!」ブルブル

騎士「っ!そ、それなら、はい、早くトイレへ!」ガチャ

姫「む、無理……もう一歩でも動いたら、漏らしちゃう……!」

騎士「な、ど、どうすれば」

姫「は、運んでぇ……トイレまで……お願いだからぁ……」ブルブル

ダダダ

騎士「姫様、あと少しで着きますから!」

姫「あ、あうう……もうダメ……走る振動でも……あっ、ああ……」

騎士「もう目の前ですから!」ダダダ

騎士「つ、着いた!」

姫「ああ……もうダメ……」プルプル

騎士「姫様、着きましt」

姫「あう……あああ……」プルプル

チョロロロロ ポタポタ

騎士「あ……」

姫「う、ああ……ぐすっ、ひっく……」チョロロロロ

一時間後

姫「…………」ズーン

騎士「…………」

騎士(着替えを済ませてから、一言も喋らない……)

騎士「姫様」

騎士「申し訳ありませんでした」スッ

姫「…………」

騎士「姫様の言うことを信じて、早くトイレへ行ってもらっていれば、こんな事には……」

姫「…………」

姫「ぐすっ……いいよ」

姫「今まで嘘ついてきたわたしも悪かったし」グス

騎士「姫様……」

姫「そ、それより、嫌いになったよね?」グス

騎士「え?」

姫「この歳でお漏らしなんてして……騎士の服も汚しちゃったし……」

騎士「……嫌いになんか、なっていませんよ」

姫「え……?」

騎士「こんな事で、姫様を嫌いになんかなりません。だから安心してください」

姫「でも……わたし迷惑かけちゃったよ」

騎士「そんなもの、子供のころから慣れっこです」

姫「…………」

姫「じゃあ……」

騎士「はい」

姫「いつもの……して?」

騎士「……他の人には内緒ですよ」

ギュッ

姫「えへへ……♪」

騎士「…………」

姫「ねえ、騎士?」

騎士「なんですか?」

姫「騎士には将来、騎士団長になってほしいな」

騎士「…………」

姫「それなら、王族との結婚も認められるから……」

騎士「……簡単な道では、ありませんよ」

姫「でも、なってほしいの……」

騎士「姫様……」

姫「騎士がそんなに弱気なら……命令にしちゃう」

騎士「命令ですか……」

姫「うん……えへへ♪」

ふむ

姫「でもね、団長になるのはともかく、結婚は自分の意思で決めてほしいの」

騎士「……大丈夫ですよ」

姫「え?」

騎士「そちらのほうはおそらく、簡単に姫様の望み通りになりますから」



おわり

短いけどおわり
騎士の敬語が変かもだけどごめん
読んでくれた人ありがとう

お、おう


乙(^ω^)


しかしこんなさわやかなものではなく鬼蓄なお姫様調教モノを読みたかっ…いやなんでもない

もうちょい見たかった


綺麗だな

すっとした終わり方やな



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