魔物使い(・・・・・ポケモン?)(29)
魔物使い(以下男)「はぁ・・・腹減った・・・」グルル…
スラリン「キュピィ!!」ギュルルル…
男「あの旅人の祠・・・なんかおかしかったもんな・・・」
男(だからこんな・・・)
サトシ「ピカチュー! 電光石火だっ!」
ピカチュー「ピッピカチュー!!」
カスミ「避けるのよっスターミー!!」
男「不思議な魔物ばかりいる世界にきたに違いない」ソウダ…
ポケモン初期以外ほとんどしらない、ドラクエモンスターズうろ覚えでいきます。
サトシ「やったぜピカチュー!! カスミに勝ったぞ!!」
ピカチュー「ピカチュー!!」
カスミ「・・・・はぁ、やっぱ電気とは相性悪いわよね・・・」ハァ
サトシ「まぁ気にすんなよっ! 俺とピカチューが強すぎただけだって」ニコニコ
カスミ「・・・っ、さっさとバッジもって帰れぇええ!」バシッ
サトシ「よーっし、ピカチュー! 次の街に行くぞー♪」
ピカチュー「ぴっぴかちゅー☆」
男「・・・・・・俺も戦いたい・・・」ウズウズ
男「受付はどこだろう」キョロキョロ
海パンやろう「・・・・・」プカプカ
男「あの、エントリーをしたいんですけど・・・」
海パンやろう「おや、今日はまた勝負ですかな」
―――海パンやろうが勝負を挑んできた!―――
男「何!? エントリーなしで戦うのか!?」グッ
男「スラリン・・・頼むぞ」チラッ
スラリン「キュピィ!!」
男「スラリン! ガンガン行こうぜ!!」
スラリン「キュピィイイ!!!」ギガデイン!!
海パンやろう「いけ! タッツー・・・あばばばばばばば!」バリバリ
タッツー「たっつあばばばばばばばばば」
男「スラリンさすがだぜ!!」
スラリン「キュピィイイ!!」ヨロコビ
カスミ(危 険 な の が き た )ガクガク
男「後、二回か・・・」ヨシッ
ガールスカウト「・・・・」ビクッビクッ
カスミ「よ、よくも二人を!!」ガクガク
男「おっ、あんたと戦いたかったんだっ! よろしくたのむ!」ペコリッ
カスミ「・・・・ひっ」
カスミ(あんなポケモン見たことない・・・見た目はプニプニしてて可愛いのに)
男「そういえば、ローズは・・・」
カスミ(ローズ? もしかして草ポケモンかしら・・・)
ローズバトラー「・・・・・・・」フシュー
カスミ「ま が ま が し い」フラッ
男「でも、経験値をつませるために、あえてピサロを使おう」
カスミ(ピサロ? 属性は分からないけど、先の二匹よりはましね。さっさと負けて・・・)
デスピサロ「主・・・ここにいたか」シュゴォー
カスミ(ば け も の)バタリ
男「さぁ! 1対1でも3対3でもいいぜ!」ニコリ
カスミ「・・・・・」キゼツ
男「ローズバトラー・・・お前毒出してないだろうな」ギロリ
ローズ「フルフル」
男「じゃあピサロか?」
ピサロ「主・・・あれは気絶してるのではないか?」
男「気絶? なぜ?」
スラリン「キュッピィ!(それよりたすけろ)」
男「そうだなっ!!」ダッ
カスミ「・・・うーん・・・」
カスミ(さっきのはなんだったのかしら・・・)
男「おい、大丈夫か!?」
カスミ「え、ええ・・・」
カスミ(カッコイイ人・・・だけどちょっと臭い?)ボーッ
ピサロ「・・・・・」ゴゥゴゥ
ローズ「・・・・・」ズォオオオン
カスミ「あばばっばばばばば」ブクブク
男「なぜだ・・・なぜなんだ・・・」
男 ハナダジム撃破!!
男「とにかく飯を食おう・・・」ギュルルルル…
???「あれは・・・ポケモン?」
???「分からない。が、強そうだっ!」
???「あれを仲間にすればボスもお喜びになるニャー!」
???「「「いくぞ!!にゃー!!」」」
男「なんだ?」キュピーン
ピサロ「任せろ・・・」
ピサロ「はぁ!!!」ジゴスパーク
???「「「やな感じーーーー!!」」」
男「危険な街だ・・・」ヤレヤレ
男「とりあえず、さっきの施設で得た金が少しあるので、店に行こう」
ピサロ「同意」
ローズ「ゴクッゴクッゴクッ!」
ポッポ「・・・・・」ビクビクッ
男「はははっ、ローズはどこでも食料があっていいなぁ」アハハ
ピサロ「誇り高き魔族としてそんな真似はできん」
スラリン「キュッピィ!」
通行人達(((に げ た い)))ガクガクブルブル
――――ファーストフード店
店員「・・・・・・」ガクガクブルブル
男「へー、この世界はずいぶん発展してるんだなぁ」カンドウ
店員「お、お持ち帰りでしょうか?」オズオズ
男「あ、店でも食べれるの? じゃあお願いしようかな」
店員(し ま っ た)
男「とりあえず、これでありったけ肉を下さい」ジャラジャラ
男(戦いで報酬がもらえるんだ。また勝てばいいさ)
店員「は、はいっ! あの、店内でのポケモンの同伴は小型サイズのみとなっておりますのでモンスターボールに戻していただけますか・・・」
男「・・・モンスターボール?」
店員「え?」
男「え?」
二人「「え?」」
――――公園。
男「けっきょくよく分からんから公園で食べることにした」
ローズ「ゴキュッゴキュゴキュ!」
モンジャラ「」ゲソー
男「ピサロ、どうだ?」
デスピサロ「・・・こんな下等生物の食料気に食わんが、食べれないことはない」ガツガツ
スラリン「キュピィ!!」ガツガツ
男「ははは・・・さて、どうしたものか」
ピカチューじゃなくてピカチュウだ
???「お前、それ強そうじゃねーか」
男「ん? お前は誰だ?」
シゲル「俺はシゲル。あのオーキド博士の孫さ」フフン
男「それは知らんが、シゲル。食事中に話しかけてくるとは旅をしたことはないのか?」ギロリ
シゲル(こえええええええ)ガクガク
シゲル「お、俺はこのリザードと一緒に世界中を旅しているんだっ! 文句あるか!」
男「・・・ふっ、そんな旅行のことを言っているんじゃないさ」
シゲル「何を!! こうなったら勝負だっ!!」
―――シゲルが勝負をしかけてきた!!!―――
ピサロ「・・・我が出ようか主・・・」
男「いや・・・あいつは俺の怒りを買った」チャキッ
シゲル「いけっ! リザード!!」
リザード「ギャオギャオギャーオ!」
男「・・・そんなドラゴンベビーみたいな魔物を連れて粋がりやがって・・・」ゴゴゴゴ
男「ゆ る せ ん !」シュンッ
男『ギガスラッシュ!!!』ズバッ
リザード「ぎゃぁぁぁああぁぁあ!」マップタツ!
シゲル「リザード! リザード!!!」
男「いけっ、ローズ」
ローズ「ゴキュゴキュゴキュ」
リザード「」プシュー
シゲル「リザーーーーーーーーード!!!」
男「食に命をかけれない奴は喰われるぞ」ドンッ
シゲル「う、ううぅ・・・」
男「・・・・・なんなんだこの世界は」
男(魔王がいるわけでもなく、人間同士が戦争をしているわけでもなく、いたって平和なのに・・・戦っている)
男「それも、命を賭ける訳でもなく、お互いのポケモンを褒めながら殺傷能力の低い技で乳繰り合う・・・」
男「俺には理解できない・・・早く帰りたい」
ピサロ「主よ。主は向こうの世界をすでに救っているではないか」
男「たしかにな。そういう意味ではやってることは変わらないのか・・・」
ローズ「・・・・・・」
男「俺は・・・お前達を縛りすぎていたようだ・・・」クッ
男「いけ、お前らは自由に生きるべきだ」
ピサロ「主・・・野生化すれば二度と共に歩むことはできぬぞ」
男「ああ、分かっている。分かっているが、お前らは自由にいきるべきなんだ・・・」
男「・・・いっちまったか・・・」
???「・・・ピィ」
男「・・・スラリン」
スラリン「きゅぴぃいいい!!」ゴウキュウ
男「すまない。お前だけは俺が旅を始めた時から一緒にいた“戦友”だったな」ギュ
スラリン「キュピキュピィ!!」
男「もう一度・・・俺と一緒に行くか?」
スラリン「キュピィイイ!!!」
男「・・・・!! よし、行こう!!」ダッ
――――とあるほらあなの奥。
サトシ「・・・ここに伝説を超越したポケモンがいるらしい」
ピカチュー「ピカチュ・・・」
???「ふははははは、我に挑むなど100万年早かったな」
ミューツー「・・・ぐっ」キズダラケッ
サトシ「何がどうなってるんだ!?」パカッ
ポケモン図鑑「ミューツー、遺伝子ポケモン(以下略)」
サトシ「こっちは・・・」
ポケモン図鑑「・・・・・・・・・・・・・」ガクガクブルブル
サトシ「ポケモン図鑑が恐怖で震えている!?」
デスピサロ(野生化)「お前は・・・ハナダジムとやらにいた・・・」ゴゴゴゴゴ
サトシ「すげぇ威圧感だ。だが、俺にはこのマスターボールがある・・・」チャキッ
サトシ「いけっ! ピカチュー! 10万ボルトだっ!!!」
ピカチュー「ビィガァジューーーーー!!!」バリバリバリバリ
デスピサロ「・・・ふんっ」ジゴスパーク
サトシ「今だっ! マスターボール!!!」ポンッ
デスピサロ「な、なんだぁ・・・・この吸い込み力・・・」ゴワァアアアア
マスターボール「お前を放さない」ギュッ
デスピサロ「・・・・・・・・・・ちっ」シュオンッ
サトシ「よーしっ! ・・・えっと、なんかゲットだぜ!!!」
ピカチュー「ぴっぴかちゅー!!」
飽きてきた。
ナツメ「・・・はぁはぁ、なんだこの力」
スラリン「キュッピィ!」シャクネツ!
フーディン「・・・・・・」サイコキネシス!
男「念動力か・・・卑怯な」
ナツメ「卑怯? そんなポケモンかどうか分からない生き物つかうほうが卑怯なのよ」
男「・・・・・・何?」ピクッ
男「スラリン、どいてろ」チャキッ
ナツメ「何よ。負けを認めるの?」
男「その黄色い化物の念動力を俺に使え」
ナツメ「何言ってるのよ。し、死ぬわよ」
男「・・・・逆だ。怒りに満ちた俺に殺されたくなければ・・・先手を打てと言っているんだ」ギロリ
ナツメ「ひっ・・・フーディン! サイケ光線よっ!」
フーディン「・・・・・・」ビームッ
男「俺の魔法力全てと引き換えに・・・」ギュォォォォォン
男「世界の終焉を凝縮し・・・」キュィイィイィイン
男「究極最大消滅呪文・・・・」シュゥウウウウウン・・・・
ナツメ「な、なにを・・・」
男『 マ ダ ン テ !!』
ピサロ「・・・これは」
サトシ「ピサロー、どうしたんだよ」
ピサロ「・・・・・主・・・それを使えば・・・」
サトシ「よく分からないけど、仲間のピンチなのか?」シンケンッ
ピサロ「・・・いや、どちらかというと“世界”のピンチだな。我には関係のないこと」フッ
サトシ「そっか、よーし、いくぞピサロ、ピカチュー! 次はカントーだ!!」
男「・・・・・・・助けてくれたのか・・・ローズ」
ローズバトラー「・・・・・」コクリ
???「間に合いましたわね」
男「あんたは?」
エリカ「私はエリカ。草ポケモンを専門にジムリーダーをしております」ペコリ
男「・・・それでローズが・・・」
ローズ「・・・・・・ごきゅ・・・」
エリカ「ローズ。おやめなさい」
ローズ「・・・・」スッ
フーディン「・・・・・・」タスカッタ
男「ローズがなつくとは・・・あんた良い魔物使いだな」
エリカ「いいえ、私はただのジムリーダーです。この子の主が素晴らしい魔物使いだったのでしょう」
ローズ「・・・・・・」ウルウル
エリカ「この子は主の元へ帰りたがっております」
男「ああ、分かっている」
エリカ「ですが、私はこの子をあなたに渡す訳にはまいりません」
男「・・・・・なぜだ?」ギロリ
エリカ「・・・あなたが、哀しみで満ちているからです。この子は優しい子なのであなたの哀しみに答えてしまうでしょう」
男「・・・ならどうする」
エリカ「こうするのです」ギュッ
男「・・・・・・何をする」
エリカ「あなたに足りないのは人のぬくもりです」
男「俺が孤児だから馬鹿にしているのか?」
エリカ「それを私が知っていたと思いますか? 私は草ポケモン、いえ草モンスターを愛するあなたを愛してしまったのです」
男「・・・エリカ」ギュッ
ナツメ「待ってよ!」ギュッ
男「サイコ少女・・・」
ナツメ「そんな危ない言い方しないでよっ! 私の名前はナツメよっ!」キッ
男「ナツメ・・・」ギュッ
ナツメ「私も・・・あなたの哀しみ苦しみ・・・そして何より正義がサイコキネシスを通して伝わってきた。あなたを守りたい・・・」
男「・・・どいつもこいつも」
???「いけっ、“改造ポケモン”」バッ
改造ポケモン『化物』「グパァ」シュゥウウウウウン
男(・・・!? まずい、俺はマダンテでmpを使いきっている!)
男「スラリン!!」
スラリン「・・・・」コクリッ
スラリン(マダンテ!!!)
改造ポケモン「・・・お、おおおおおうおおおおうおうおうう」ジュゥウウウウ
シゲル「・・・なんでだよ。なんでかてねぇんだよ!!」
男「そんなのは簡単だ。・・・お前には“愛”が足りない」ドンッ
シゲル「うそだっ! 俺はポケモンを愛している!!」
男「だからどうした。そんなのはただのエゴと変わらない」
シゲル「じゃあ、何を愛せと言うんだよ!!」
男「世界だ」
シゲル「・・・え?」
男「俺はかつて神に命じられて世界を救った。その時、魔王を目の前にして俺はただ一言だけ呟いたんだ」
シゲル「何を・・・」
男「これで世界が平和になる・・・ってな」ニヤリ
シゲル「・・・かてねぇ・・・かてねぇよ」ガクリ
こうして、男は二人の嫁と、一人の仲間、そして多くのポケモンを引き連れ、世界を救う旅に出た。放映当時は視聴者からの理解が得られず視聴率は低迷したが、その独特な世界観とシュールな設定。何より愛が反響を呼び、アニメ界の中でも頂点を極めたことはいうまでもない。
終わり。
終わらせます。
読んでないけど乙
乙 面白かったよ
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