希「うち以外、みんなドSやて?」 (44)
遅くなったけどはっぴーばーすでー!
にこ「私以外、みんなドMウイルスに感染した?」
にこ「私以外、みんなドMウイルスに感染した?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403428490/)
別に読まなくても大丈夫な前作↑
SM・エロ・百合注意
真姫が作った通称『ドМウイルス』の効力が無くなり、月日が流れた。
この頃には、μ'sのメンバーもそれぞれほとぼりが冷め、
互いに普段の生活を取り戻していた。
真姫の部屋にて。
真姫「……希の誕生日だし、この天才真姫ちゃんがオリジナル配合した栄養ドリンクをプレゼントするわ」
にこ「あんた、懲りないわね」
真姫「もらって、悪い気はしないでしょ」
にこ「そりゃ、まあ」
真姫「希には世話になってるし、3年生は勉強も頑張らないとだし」
にこ「妬けるわねえ」ニヤニヤ
真姫「べ、別に、誕生日くらいいいでしょッ」
にこ「おお、ツンデレツンデレ」
真姫「にこちゃん、からかわないでくれるッ」
にこ「で、そのドリンクちゃんと効くんでしょうね?」
真姫「ぶっつけ本番よ!」
にこ「……にこ、しーらない……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434273017
―――
――
―
それから、数日後。
希の家にて。
希「みんなのくれた誕生日プレゼント使うんもったいないなあ」
希は中身を一通り確認する。
希「穂乃果ちゃんと、真姫ちゃんの……お饅頭と、飲み物? ロイヤルゼリーみたいなのが……」
真姫のプレゼントは茶色の小瓶の中に、液体が入っている。
瓶のラベルには『滋養強壮に!』とでかでかと書かれてあった。
希「なんか、手作りっぽいし、これから先に頂こうかな」
キュポンッ
希「んくッ……んッ……ッぷは」
希「なんや、喉がかあーっと熱くなってきた。生姜でも入っとるんやろか」
希「今日は身体ぽかぽかで眠れそうな予感がするわ」
希は枕元の携帯に手を伸ばす。
希「真姫ちゃん、ありがとな。美味しかったで」
感想をSNSで真姫に送る。
すぐに既読表示になり、真姫から、
真姫『しつこい疲れも吹っ飛ぶわよ』
と、返事が戻って来た。
希「うちは、疲れたサラリーマンかって」クスクス
その後、真姫とだらだらとやり取りして、
希はいつの間にか眠ってしまっていた。
翌朝。
教室にて。
希「おはよう」
女子「お、おはよう……」ビクッ
希「変な反応してどしたん?」
女子「あ、ううん……なんでも」
女子生徒は足早に希の前を離れていく。
希「……?」
席へ着くと、絵里が駆け寄って来た。
絵里「希、プレゼント気に入ってくれた?」
希「肩叩きセットって、おばあちゃんかい、うちは」
希は呆れながら答える。
絵里「……だって、希この間肩が凝るって…………どう? 凝りの方は?」
希「まだ、使ってないからなんとも」
絵里「なんで、まだ使ってないのよ?」
希「なんや、そんなすぐに使って欲しかったん? えりちったら、ほんま駄々っ子なんやから」クスクス
絵里「何言ってるの」ニコ
絵里は笑いながら、希の胸の辺りに手を突き出した。
希「ッ!?」
希の胸の突起辺りを親指と人差し指で、軽くつねり上げる。
希「やめッ……ッ!?」
希は思わず、声をあげた。
クラスメイトが何人かこちらを振り返る。
絵里の手は離れていた。
絵里「このくらいで、そんなはしたない声出さないでよ、希」
希「い、今のはびっくりしたんよッ。まったく、えりちのくせにわしわしなんて百年早いで!」ドキドキ
希は両腕で、胸を隠す。
絵里「わしわしねえ……」
絵里は希の腕を握り締めた。
希「いたッ……えりち、痛いって」
絵里「もっといいこと教えてあげるわ。希」
絵里は希の耳元でそう告げる。
授業開始のベルが鳴り、
絵里は妖しい微笑みをたたえたまま、席へと戻っていった。
希(……何や、漫画か小説にでも影響されたん? 変なえりち)
希は絵里の後ろ姿を見つめる。
なんだか、少し怖かった。
気のせいだろうか。
先生「はい、では教科書の45ページを開いて――」
放課後。
先生に呼ばれて、絵里は職員室へ、希は部室へと向かった。
絵里も朝以外、特に変わった言動もなく、希も気には留めなかった。
希「おっつー……」
部室の扉を開けると、あやとりをしている花陽がいた。
希「どしたん、あやとりなんて古風な遊びして」
花陽「なんだか急に、紐を触りたくなって……えへへ」
希「へー」
花陽「希ちゃんも、する?」
希「やり方しらんで?」
花陽「教えてあげるよ。ほら、座って座って」
希「どれどれ」
花陽の隣の椅子に腰かける。
花陽「まずは、簡単にこうしてこうして……山!」
希「どこら辺が山なんか……」
花陽「ここ、ここの尖ってるところだよ」
希「ふんふむ」
花陽「そして、川! それから、船!」
希「うん、見分けがつかん」
花陽「ええッ」
希「どれどれ、うちにも貸して?」
花陽「どーぞ……」
花陽の手から紐を受け取る。
意外と長い。
希「えっと、山……が、こう?」
指で紐をすくい寄せる。
花陽「そうッすごい!」
花陽が拍手する。
希「で、川が……ありゃ!? こんがらがってしもたッ」
指に紐が絡みついて、ほどけない。
希「ご、ごめんな花陽ちゃん……うちが調子乗ってしまったばかりに」
逮捕された犯人よろしく、希は花陽の前に両腕を突き出す。
花陽「いいよ、気にしないで。もう一本あるから……」
言って、花陽は鞄から細めの長い――縄を取り出した。
希「ま、またえらくごついのを……何に使うん?」
花陽「希ちゃんを縛るために持ってきたんだ」
希「そーか、うちを縛るためか。そっかそっか……ゔええ!?」
花陽「はーい、まずは足に……」
花陽は素早く、希の足首に縄をくくりつける。
もともと輪っかの状態が作られていて、
輪に足を通して縄を引っ張ると、簡単に両足がきつく縛られた。
希「う、うち女の子に縛られるんは始めてでして……」
花陽「私もだよ」ニコ
希「というか、そもそも縛られるん始めてでして……」
花陽「私もだよ」ニコ
希「は、花陽ちゃん、うち、何か怒らせるようなことしたんかな? もし、あるなら謝るからな?」
花陽「そんなことないよ? 花陽が希ちゃんの抵抗できなくなった無防備な所が見たいだけだよ」
希「神様、仏様、神田大明神様……花陽ちゃんについた悪魔をどうかお祓いください…………サッダルマ・プンダリーカ・スートラ」
花陽「やだなあ、希ちゃん。それサンスクリット語だよ」
希「花陽ちゃん、他のみんなも来てしまうし……こんな趣味があったなんて知られたら、花陽ちゃんの沽券やら将来やらに関わってくるでえ……?」
花陽「鍵かけたから大丈夫」
希「そか、なら安心……じゃなくてな?」
希があーだこーだ言っているうちに、花陽は手首に縄をくくりつけていた。
あやとりを取り払う。
いつの間にか、胴体と下半身が椅子に括りつけられていた。
希「た、立ち上がれんやとお……」
ガタガタと希はパイプ椅子を揺らした。
花陽「……ふふ……ふふふう……ふうッ」
息遣いが荒い。
希「花陽ちゃん……ちょ、これリアルに食い込んでいた、いたた……」
涙目で訴える希。
花陽「……」
花陽が無言で携帯を取り出す。
カメラを取っているようだった。
シャッター音が部屋に響く。
花陽「お誕生日おめでとう……♡」
希「これ、お祝いなん? お祝やったんッ?」
不覚にもおめでとうで笑ってしまった
花陽「何か、足りない気がする……」
希「いや、もう十分やッ。これ以上進まんといて」
花陽「あ」
花陽はポケットから黒いリボンを取り出した。
花陽「これで、ラッピング」
希の目元をリボンで隠した。
花陽の荒い息が、希の耳元をくすぐった。
希「ッ……」
パシャッ。
と、希は闇の中その音を聞く。
花陽「これ、待ち受けにしてもいいかな?」
希「ダメに決まっとるやろ!」
花陽「そっか……そうだよね」
希「そやそやッ」
花陽「でも、する」
希「ひいいッ」
花陽「凛ちゃんにも見せてあげるんだ。あ、真姫ちゃんにも……」ニコニコ
希「やめて、ほんとにそれだけは……今なら冗談で済むし、うちらだけの問題で済む。花陽ちゃん、引き返せんなる前に……この辺りでお開きにしとこ?」
花陽「希ちゃん……」
希「な? お願いやッ……」
花陽「じゃあ、最後にやりたいことがあるの……」
希「うん?」
花陽「ご飯持ってきてるから、希ちゃん見ながら食べたいの……」
希「そ、そっか……わかった、ええよ。それで、気が済むなら……」
花陽は鞄からサランラップに包まれたおにぎりを取り出した。
それに、かぶりつく前に、希に言った。
花陽「はい、あーん」
希「え……なに?」
見えていないため、希は困惑する。
花陽「口開けないと、写真絵里ちゃんにもばらまいちゃうぞ?」
その言葉で仕方なく、希は口を開いた。
希「あ、あーん……んぐッ……んッ……む」
やや塩味の効いたご飯が口内に炭水化物の甘みをもたらす。
花陽「美味しいでしょ?」
希「う、ゥン……」
希は頷いた。
花陽「希ちゃんが縛られたまま目隠しされて、私の作ったおにぎり食べてくれてるなんて……最高だよおッ」
花陽の語尾が震えていた。
希「は、はは……喜んで頂けたようで……」
花陽「ご飯も美味しいッ……もぐもぐ」
希はドッキリに違いないと思っていたが、
その後30分程誰も扉を叩きにやってくることはなかった。
次の日。放課後。
希は部室に顔を出すのに抵抗を感じ、
その日は気分が悪いからと穂乃果にSNSを飛ばして、
早々に家に帰ろうと足早に玄関へ来ていた。
希「……はあ、体中が痛い」
昨晩お風呂に入った時に分かったことだが、
ぎっちりと縛られていたためか、
希の体は巻き付けられた跡が残っていた。
希「年頃の女の子は多感やなあ……」
がたん、と後ろで物音。
絵里「希、気分悪いって……心配だから、私も一緒に帰るわ」
希「え、かまんかまん……」
絵里「いいのよ。ちょうど、希に用があったし……」
希「そうなん?」
絵里「ええ、いきましょう」
希は一人にして欲しかったが、花陽のことを相談してもおきたかった。
しかし、言い出せずに結局アパートまで絵里に見送ってもらった。
希「ここまで送ってくれてありがとう。そう言えば用事ってなんやったん?」
絵里「良かったら、希の部屋で話さない?」
希「え、うん……ええけど」
希の部屋。
希「お茶、いれよか」
絵里「大丈夫よ。それより……」
急に、絵里は希を後ろから抱きしめる。
希「なん? 甘えん坊さんやな」
絵里「……ふふ」
いっそうきつく抱きしめられると、
縛られた所がやや痛かった。
希「ッ……」
絵里「どうしたの? 花陽にやられた所が痛い?」
希「え、えりち……なんでそれを」
絵里「さあて……でも、私も写真……もらったの」
絵里がポケットから何かを取り出す。
目隠しされ、縛られた希の写真だった。
ご飯をもぐもぐしている。
絵里「あっはっはッ……最高に可愛いわ希!」
希「ひいいッ……」
希は絵里の腕から抜け出して、持っている写真を奪い返そうとやっきになる。
絵里「無駄よ。これはコピーしてもらったやつだもん」
希「なんなん……なんかうちに恨みでもあるん?」
絵里「あるわけないじゃない……希が可愛いから……つい、いじめたくなっちゃうの。その今にも泣きそうな顔……たまらない」
希「えりちのバカッ……アホッ……!」
希は台所にあったバナナを絵里に投げつけた。
絵里「食べ物で遊ばないの」
それを掴み、袋から中身を取り出す。
希「ばかばかばかんぶ!?」
口の中にバナナを差し込まれた。
希「んぶぶッ!?」
絵里「皮の被ったバナナって美味しくないでしょ」
希「んぶう!」
希(当たり前やんけ!)
絵里「舐めて……」
希「ん?!」
希(はい?!)
絵里「舐めないと、ネットでさっきの写真公開するわよ?」
希「……ッ」
希は怒るのも馬鹿らしくなって、仕方なく言う通りにバナナを皮ごと舐めた。
絵里「そうそう……跪きなさい」
言葉に従って、希は床に座り込んだ。
絵里がバナナを口から抜き取る。
唾液でべとべとになっていた。
希「満足した……?」
絵里「まだね……だって、希……まだ全然従順じゃない」
希「従順って」
絵里「ねえ、希。私の犬になってよ」
希「え、いや」
絵里「ふッ……言うと思ったわ」
希「大丈夫か? えりち? 頭打ったんか? 一緒に真姫ちゃんとこ行こか?」
絵里「だめね、私……やっぱり、これじゃないと」
絵里は、背中から何かを取り出した。
金属バットだ。
希「お、おう、それ何に使うんや?」
絵里「これで、あなたのお尻をお猿さんになるまでブっ叩くの」
希「……」
希は頭から血の気が引いた。
絵里「気持ち良すぎて、きっと癖になるわ」
希「ならん! 絶対ならん! いやや、絶対やらんもんッ!」
絵里「そ、そんなこと言わずに、ね?」
希「……それ、やったらえりちのこと嫌いになるもんッ」
絵里「……え、あ、え、それ、困るわ……困る」
希「てゆーか、もう、こんな意地悪するえりち嫌い! もう、しゃべらんもん!」
絵里「の、希……?」
希「絶交やもん! もう、明日から口きかへん!」
絵里「や、やだ、希と喋れなくなるのやだッ……」
希「じゃあ、バットしまって!」
絵里はバットをその辺にぽいっと投げ捨てた。
かなり良い音を立てて、フローリングの床に転がった。
絵里「ぽいしたわッ。ほら、希、ぽいしたから嫌いにならないで、ね?」
先ほどと打って変わって、絵里がしどろもどろに言った。
しゃがみ込んだ希を抱きしめる。
希(……ふう、必殺幼児退行が効いて良かったわ)
絵里「ごめんね、あれはまだ希には早かったのよね」
希「うん?」
絵里は希を床に押し倒した。
絵里「こっちの方が希も好きでしょ?」
希「ま、待って……えりちッ……」
うつ伏せにさせられ、制服のスカートを捲られる。
希「ちょッ、え?!」
絵里「……ッふー」
絵里が息を吸い込んだ。
次の瞬間。
ぱあん!
と、希のお尻で音が弾けた。
希「あんッ!?」
絵里「どお?!」
絵里が生き生きとした表情で聞いてくる。
肩越しに振り返りながら、希は暴れた。
希「え、普通に痛いでッ!?」
絵里「だんだん気持ちよくなるから」
ぱあん!
希「ぁッ!?」
パンツがずり降ろされる。
素肌に直接スパンキングされた。
希「いッ……」
絵里「たぷたぷの尻たぼが……朱色になってきた。可愛い」
希(叩かれた所が痛くて……熱い……)
希「ひい!?」
絵里「ほら、下の口も喜んでる……」
希「どこ触って!?」
絵里は希の秘所に指を這わせていた。
希「やだッ!? 止めてッえりち!?」
絵里「止めて? もっとしてくださいの間違いでしょ?」
指が滑りよく、
希のクリトリスを刺激した。
軽く抓まれる。
希「……ッひゥ」
ぱあん!
絵里「ぬるぬるたーっぷり出てきてるわよ? 自分で分かる?」
希「えりち……あかんてッ…‥」
希は絵里に押さえつけられ、身動きが取れない。
ふと、ひやりとしたものが太ももに当てられた。
希は、それがバナナだとすぐに分かった。
絵里「これ、希の中に入れていい?」
ぺちぺちと太ももを叩く。
希「やめて……えりちッ……」
絵里「お願いしますでしょ?」
希「そんなん言うわけ……」
ぱあん!
希「はあん!?」
希(……え)
絵里「口答えする希も可愛いから、おしおきね」
ぱあん!
希「ひうッ……ん!」
希(な……体、おかしい……痛いのに……痛いはずやのに)
絵里「ほら、もう一回……」
ぱあん!
希「やめッ……これ以上せんといて……おかしく……なってまう」
絵里「?」
希「はあッ……はッ……」
絵里「じゃあ、ほら、ね?」
希「えりち……のバナナ……うちの中に入れてください……お願いします」
希(うち、何言うとるんや。気持ちいいなんてそんな、そんな……そんなバ)
絵里「はーい、ぷしゅ♡」
異物が、ぐにゅりと入ってくる。
希「ぁ……ンぐうう♡」
痛みはなく、ただ快感が下腹部をよじらせた。
希(あかんあかんあかんあかん♡)
絵里が希の体の上から移動して、
自分の太ももの上に希を乗せる。
希「動かさんといてえ……」
絵里「希の顔……すっごくいやらしくなってるわよ」
希「そんなんッ……ぁッぁ」
バナナを上下に動かされる度、
中を持っていかれそうな気持ちになった。
希「ちがッ……」
絵里「やっぱり、希もこっちの方がすきなんだ」
希「好きなわけ……ッあるか……ぁあひ?!」
制服の下から伸びた手が、
希の豊満な胸を揉みしだいていた。
乳首を必要に引っ張られる。
希「ひっぱらんといてええ……♡」
絵里「そんな気持ちよさそうにして何言ってるの」
希の口の端から涎が滴り落ちる。
絵里がもったいないと言わんばかりに舌でそれを絡めとった。
絵里「四つん這いになって」
希「……え、あ」
絵里の言葉に希は素直に従った。
希(……うち、なんで今期待してるん……なんでッ)
絵里「お尻、突き出して」
その間も、バナナを執拗にかき回していた。
腰が砕けそうになりながら、希はお尻を突き出した。
希「ひッ……ン……」
絵里「せーの……」
希「ッ……ん」
希は目を閉じた。
が、痛みはやってこない。
絵里「……希」
希「えりち?」
絵里「して欲しいなら、言うべき言葉があるんじゃない?」
希「あ……」
希は、しかしためらった。
絵里「どうして欲しいの?」
先ほどまで、あんなに抵抗していたのに。
絵里の思うがままになっているようで、気に入らない。
気に入らないのに。
希「う、うちのいやらしい猿尻を……えりちの手の平でブっ叩いてください」
希(……ゆ、夢やもん……きっと……うち、こんなこと言う子やない……♡)
絵里「よくできました。さすが、私の希」
その後、バナナを何度も抜き差しされ、お尻を何度も叩かれ、希は部屋中に声を響かせて果てた。
希「はあッ……はあッ」
絵里「……あ、れ」
希はぐったりと横たわったまま、呆然と座る絵里を見た。
息を整えながら、声をかける。
希「はあッ……どうしたん?」
絵里「わ、私……の、ぞみに……何を……」
希「え……ッ」
痛みと快楽で疲れ果てた希も、上手く頭が働いておらず、
絵里の動揺をとっさに理解できなかった。
絵里「うそ……」
希「えりち?」
その後、絵里は希の体をティッシュで拭いてくれた。
絵里は何度も何度も謝ってきて、希はたっぷり叱ってやろうと思っていたのに、
拍子抜けしてしまって結局許してしまった。
絵里が帰った後で、希は自分の体に残った痛みに一人静かに耐えていた。
次の日。
希「あいたた……どこもかしこも痛いでえ」
学校までの道のりがいつもより遠い。
電車かバスでも使ってしまいたい。
海未「希、大丈夫ですか?」
後ろから声をかけられる。
海未だった。
希「あれ、今日は部活休みなん?」
海未「はい。希、ふらふらじゃないですか」
希「海未ちゃん……なんや、今日はその優しさが身に染みるわあ」
海未「変な希ですね。保健室によりますか?」
希「あ、いや」
事情を説明するわけにもいかず、
希は首を振った。
海未「……あの」
希「うん?」
海未「これ、良かったら……」
ピンクのリボンでラッピングされた白い箱。
希「誕生日プレゼントなら、もらったやん」
海未「あ、あれは建前で」
希「た、建前?」
希(どういうことやん……)
海未「みんなの手前、本命を渡すのも憚られたんです」
希「……本命って」
海未「いいから、受け取ってください……希」
希「あ、うん。ありがとおな。見てええ?」
海未「もちろんです」ニコ
希はリボンを取り外して中身を確認する。
箱の蓋を開ける。
希「……ん?」
管のようなものに、親指大のビーズか真珠のようなものがくっついていた。
海未「どうですか?」
希「あの、これなん?」
海未「え、知らないんですか?」
希「ツボ押し?」
海未「違います。アナルパールです」
希「……」
希は箱を海未に押し付けて、そこから全力で逃走した。
海未「なぜ、逃げるんですか?! 希!!」
希「自分の胸に聞いてみてや!」
海未「な! 胸に聞けとは酷いです希! 破廉恥です!」
希「ええ?! どっちがや!」
希は力の限り走った。
学校へ行くはずだったのに、
海未が後から追いかけてくるせいで、
変な所で街角を横切ってしまった。
が、そこは行き止まり。
路地裏に来てしまっていた。
希「ひッ……はあッ……はあ」
海未「希、元気あるじゃないですか……」ニコ
息をほとんど切らせず、海未が後ろから近づいてくる。
希「や、やめ、 それ以上近づいたら……人呼ぶで!」
海未「希、まるで私が暴漢みたいな言い草じゃないですか」
海未は箱から先ほどの道具を取り出した。
海未「これ、受け取ってくれないなら……実践あるのみですね」
希「いらん言うとるのに……」
海未「希のお尻の中、見せていただきます」
希は壁際に追い詰められ、お尻を掴まれた。
希「いッ…」
痛みが走る。
海未「しっかりほぐしてあげますよ。ちゃんと、ならさないと入るものも入りませんから」
希はお尻を手のひらで隠した。
海未「そんな無意味な抵抗も可愛いですよ」
希「お尻は……いややッ」
海未「やってもいないうちから決めつけるのはよくありません」
希「やらんでもわかるもんッ」
海未「希、がっかりですよッ。ほら、足開いて」
希「人が来たら……」
海未「誰も来ませんから」
希の太ももを力任せに、海未が開いていく。
やはり剣道をしているだけあり、
力では叶わない。
足が開き、パンツをずり降ろされてしまう。
風が、下半身を撫でた。
希「ッ……」
海未「……ちゅぱッ」
海未は先ほどのアナルパールをしゃぶっている。
希「海未ちゃん……こんなことして、何が楽しいん」
海未「希が汚いお尻の穴で、善がる姿を見れれば満足です」
希「オーケー……話し合いは無理っちゅーことやんな」
海未「分かればいいんです」
海未の手が優しく、お尻を撫でる。
昨日とのギャップに希は無意識に腰をくねらせた。
海未「……誘ってるんですか?」
希「そんなわけ……」
海未「わかりました。さっそく……」
希「ま、待ってッ……んぐうう!?」
未知の快感が肛門に集中した。
はい!ぷしゅ~
海未「まだ、指を入れただけですよ?」
希「そんな……ッ」
止める間もなく、指が中を進む。
痺れるような刺激に、肛門は自然閉まる。
海未「そんなにしめつけないでくださいよ」
希は歯を食いしばる。
希「お尻……がぁ」
まだ指だけだと言うのに、熱をもったようだ。
海未「希にはお尻がお似合いですよ」
指が引き抜かれ、代わりに硬いビーズ達が埋め込まれていく。
そのゴロゴロとした感触に、希は肛腔の圧力を強くした。
海未「そんなに力を入れては、中まで入りません」
希「入れんといて……もう、出してッ……♡」
海未「嫌ですね」
海未は無理やり押し進めた。
希「ひゥ……ううッん!?」
体の全く計り知れない所、直腸でうごめくアナルパール。
希は軽くイッた。
海未「もういったんですか?」
希は認めるわけにいかず、声を出さずに首を振った。
海未「これから、時間をかけてじっくりアナル調教しようと思っていたのに……」
海未は言いながら、動かした。
希「あかん!? 動かさんといてえ!? ダメッ……!?」
ビーズが直腸を引っかくたび、希は足をがくがくと震わせた。
海未「初めてだから、すごく締りがいいせいで……ああ、楽しい」
海未の恍惚とした声。
希は快楽に必死に耐える。
肛門を犯されて気持ち良くなるなんて、人間として耐えられない。
だが、体が勝手にビーズを飲み込んでしまう。
海未「そろそろ、ゆっくり動かすだけだと辛抱できないのでは?」
希「そんなこと……ッ♡」
海未「もっと早くしてあげます」
希「や、やめッ……おかしくなるッ! お尻、おかしくなるッ……!?」
海未「お尻しかいじってないのに……はしたないですね」
希「いッ……あッ……出ちゃう……ッ……出ひゃ……ッ」
海未「出していいんですよッ……ほら、希!」
海未は喜々として、スピードを早めた。
希「いやッ……ぜったい……いややッ」
海未「そんなこと言って、お尻の穴、こんなにひくつかせて……♡」
ひと際奥へ、ビーズがぶち込まれた。
瞬間、希は別の部分に刺激が伝わり――、
希「やだああ?! 見ないでええ?!」
地面に黄金色の液体がちょろちょろと流れていく。
排尿感に耐え切れず、希は泣きながらお尻の穴を犯されて漏らした。
そして、羞恥でおかしくなりながらも、海未のピストンによってあえなくお尻でイッた。
海未「あはッ……いい声で鳴きましたね。そうそう、これ、希に似合うように尻尾付きのアナルビーズを……うッ」
突然、海未が頭を押さえた。
希は壁にもたれかかり、肩で息をしながら海未を見る。
希「ど、どしたッ……ん」
海未「……あいたた、頭が……」
ふらふらとおぼつかない足取り。
海未「の、希……私」
尻尾付きアナルビーズを握りしめながら、
海未が困惑の表情を浮かべる。
そして、どんどん涙を溢れさせる。
海未「わ、わたし……」
そして、ついに泣き出してしまった。
希「……」
しゃがみ込む海未。
希「……海未ちゃん」
火照った体が思考を鈍らせる。
希(……泣きたいのはこっちやで)
次の日。
目が覚めた希は、肛門にわずかな熱の高ぶりを感じた。
希「今日は、学校休みたい……うん、ええよな?」
希は先生に風邪で休むことを伝えた。
昨日の惨劇を思い出して、布団を頭からかぶり直す。
寝よう。寝て忘れよう。
希がもぞもぞと再度眠りにつこうとした時だった。
ピンポーン。
嫌な予感しかしなかった。
希「……」
ピンポーン。
希「無視しよう」
『希ちゃーん!』
希「この声は……穂乃果ちゃん」
なぜか、穂乃果の声を聞いて希は安心してしまった。
そして、ベッドから起き上がり玄関の扉を開いた。
穂乃果「希ちゃん……海未ちゃんから色々聞いて心配だから来ちゃった」
穂乃果が心配そうに言った。
希「ほ、穂乃果ちゃん……」
穂乃果「体、大丈夫?」
希は穂乃果のその普通の反応に涙が出た。
希「ううう……穂乃果ちゃんだけや、うちのこと心配してくれるんわ」
穂乃果「え、えええ?」
希「でも、学校あるんとちゃう?」
穂乃果「う、うん。でも、希ちゃん心配だから」
希「ええよええよ。うちはいいから、学校行ってき」
穂乃果「そういうわけにはいかないよ! 私だって、メス豚の調協したいもん!」
希「……」
希(聞き間違いやろうか……)
希「今、なんと仰いましたか?」
穂乃果「私だって、メス豚のふぎゃ!?」
希はご近所に聞かれないよう、穂乃果の口を両手で抑えた。
希「何言ってるん!?」
もごもごとうるさい穂乃果を家の中に引きずり込む。
希「はあッはあッ……」
穂乃果「な、何するの、希ちゃん」
希「穂乃果ちゃん、外で言っていいことと悪いことあるやん?」
穂乃果「外で言っちゃダメなの?」
希「せや」
穂乃果「じゃあ、何なら言いの?」
希「そもそも、メス豚って誰のことや」
穂乃果「希ちゃん」
希「そかそか、うちのことか。って、なんでうちがメス豚やん!」
穂乃果「ふふふ……ッ」
希「いやいや、笑う所じゃないし」
穂乃果「穂乃果もよく分からないんだけど……希ちゃんを見てると、無性に……征服欲というか……何だか言うことを聞かせたくなっちゃうというか」
希「なんそれこわ」
穂乃果「おかしいのは分かってるんだけど……ごめんね、変なこと言って」
希「穂乃果ちゃんは理性があるようで……安心したわ」
穂乃果「ふっと気が抜けたら、むくむくっと湧き上がってくるんだ」
希「ちょお、気合い入れ続けといて!」
穂乃果「は、はい!」
希「この間からおかしいと思いよったけど……きっと、また真姫ちゃんの仕業や……」
希はここ数日の記憶を巻き戻す。
穂乃果「何か食べた?」
希「……いや、飲んだ。真姫ちゃんお手製ドリンクを」
穂乃果「それのせい……だね。きっと」
希「ああもう、世話の焼ける子やわほんまにッ」
穂乃果「穂乃果は希ちゃんを食べたいと思ってたからちょうどいいけどね」
希「……」
穂乃果「はッ……今、私とんでもないことを口走ったような」
希「代わる代わる出てこんといてッ」
穂乃果「でも、ほんとは私たちがこうやって希ちゃんを求めるの……快感なんじゃないのかな?」
希「そ、それは……」
穂乃果「そうなの?」
希「ちがうちがうちがう!」
希(や、ややこしい)
穂乃果「どうやったら治るのかな……」
希「それは……」
穂乃果「分かるの?」
希「かくかくしかじかで……」
穂乃果「わ、わあ……」カア
穂乃果は顔を真っ赤にさせた。
希「でも、そんな……みんなにそんなことさせられへんし」
希(うちが求めんでも、勝手に来るんはどうにかしてほしい……)
穂乃果「そ、そうだよね……さすがに女の子同士でそれは……」
希「やろ?」
希(あれ……うち、今、なんで残念な気持ちに……)
穂乃果「……希ちゃん」
希「うん?」
穂乃果「でも、希ちゃん、本当は私にも犯されたいって思ってるんだよね?」
希「……お、思ってない」
穂乃果「本当に?」
希「ほ、本当に」
穂乃果「へえ……やせ我慢してるんだね」
希「そんなこと……穂乃果ちゃん、気合入れて踏ん張ってや……さっきからとんでもない台詞めっちゃ吐きよるやん」
穂乃果「希ちゃんが、本当に嫌がってたら……私、きっと我慢できたと思うんだ」
穂乃果が希の頬に片手を添えた。
廊下の壁にとさりと希の背中が当たる。
喉を鳴らしたのは希。
希「……穂乃果ちゃん」
穂乃果「希ちゃん……」
穂乃果の見透かすような瞳から、希は視線を逸らした。
希「ちゃうって」
希は穂乃果の体を腕で押した。
しかし、その腕を掴まれ壁に押し付けられる。
振りほどけない力ではなかったが、希はそれはしなかった。
穂乃果「逃げないの?」
希「だって、穂乃果ちゃんが抑えてるやん……逃げられへん」
穂乃果「そっか……」
希「す、するならはよしいや」
穂乃果「怒らないで……希ちゃん」
希「どうせうちはメス豚やし……」
穂乃果「うん」
希「もお!」
穂乃果「可愛いメス豚さん……んッ」
希「あ……ッん」
希の呼吸が止まる。
唇の柔らかさに、キスをされたのだと数秒経って気づいた。
近すぎる穂乃果の顔。
穂乃果「……ドキドキした?」
希「ッ……」
上目遣いに少女が聞いてくる。
穂乃果「もっとしよ?」
希の返事を待たず、穂乃果はまた唇を近づける。
今度は唇を舐め上げ、上唇を子犬のように甘噛みした。
希「やぁ……ちょ」
その微々たる刺激に耐え切れず、希は顔を背けた。
穂乃果「えへへ……」
希(そ、そんな嬉しそうな顔されたら……うち)
穂乃果「どうされたい? 希ちゃん、子どもじゃないから、私が言わなくてもちゃんと言えるよね?」
希の胸に自分の胸を押し付ける。
太ももを、希の股の間に滑り込ませて、足を開かせた。
希(こんなん、穂乃果ちゃんやないのに……ッ)
穂乃果「希ちゃん……もう少し、頑張れるよね?」
希の髪留めを穂乃果がゆっくりと外した。
はらりと髪がほどけていく。
希「……ッ」
流されていいわけがない。
ここ最近流されて良いことがあったためしがない。
ないのに、
希「頑張れる……」
小声で、希は言った。
玄関の薄い扉一枚隔てた外で、隣人の外出する音が聞こえた。
希「ぁ……やッ……そ……こ」
穂乃果が吸い上げた乳首が勃起していて、
その硬さを楽しむように、彼女は何度も口の中で転がしていた。
穂乃果「ちゅる……ッちゅぱ」
押し付けられていた腕は壁から離れ、
穂乃果の頭を掻き抱くように、
希は腕を回していた。
希「ぁッ……うちの乳首、穂乃果ちゃんがちゅぱちゅぱするせいで……ふやふやになってまう」
穂乃果「ちょっと汗ばんで、おいひいよ……」
顔を上げて、耳元で喋るものだから、希は体を震わせた。
右耳を触れるように弄られて、思わず声をあげる。
穂乃果「可愛い……」
耳を弄りながら、またキスをされた。
希(なんで……こんなじっくりするん……反則や)
まるで希を焦らすように、穂乃果は愛撫を続けていた。
大事な所へは一切触らない。
時折、太ももを擦り上げるように当ててくるだけだ。
穂乃果「希ちゃんの寝起きの匂い……甘ったるいミルクみたいで好き」
希「……そんなこと言っても、何も出んよ……」
穂乃果「何もいらないよ?」
言って、穂乃果が希を抱きしめる。
穂乃果「もう、もらってるもん……」
希(あかん……くらっときた)
希は穂乃果の体に腕を回した。
穂乃果「やっと自分からしてくれた……」
希「……そやったかな」
穂乃果「嬉しいな」
穂乃果の体は細くて柔らかかった。
そして、どこかまあるいお日様のような温もりがあった。
穂乃果がお尻を撫でまわしながら、
希の口の中に親指を入れてきた。
穂乃果「舐めて」
希「ンッ……ちゅぱッ」
穂乃果「上手い上手い……」
希「ふッ……う」
しっとりと熱のある親指をしゃぶり尽くす。
その指をそっと抜いて、希の乳首に唾液を塗り付けた。
ぬるりとした感触。
舌とはまた違う。
だが、希はもっと欲しくなってしまっていた。
希「なんで、胸だけなん……穂乃果ちゃん」
穂乃果「……だって、希ちゃん。誰も、言ってないよ」
希「え?」
穂乃果「希ちゃんをイカせてあげるなんて、穂乃果言ってないもん」
希「そ、そんな……穂乃果ちゃん……」
希はもっと乱暴にして欲しかったが、
自分の口から言えるわけもなかった。
もじもじと太ももを擦り合わせる。
穂乃果「ごめんね、希ちゃん。でも、希ちゃんの大事な体を傷つけたくないし……」
希「……え、ええよ」
ぼそりと希は言った。
穂乃果「……」
希「穂乃果ちゃんやったら……うち」
穂乃果「希ちゃん……」
希「何されても……やから」
穂乃果「ちゃんと言葉で言わないと分からないよ」
希「……それは」
穂乃果「言ってくれたら、考えるかもしれないよ」
希「……あ、その」
穂乃果「困ってる希ちゃんも可愛い」
希「茶化さんといてッ」
穂乃果「ごめんごめん」
希「……穂乃果ちゃんの指で……私をイカせて欲しい」
穂乃果「それって……私のメス豚……ううん、エロ犬奴隷になるってことでいいのかな?」
希「ほ、穂乃果ちゃん……」
穂乃果「どっちかな?」
穂乃果の指がまた希の指を弄る。
希「ふああッ……ん」
希は穂乃果の体にしがみつく。
懇願するように言った。
希「お願いします……ウチを穂乃果ちゃんのエロ犬奴隷にしてください」
穂乃果「……ふふッ」
穂乃果が笑い出す。
希「……ッ」
希は我に返る。
自分はなんてことを言ってしまったのだろう。
穂乃果「希ちゃん……ほんとに言ってくれるなんてありがとう……でも、お楽しみはここからだよ」
希「ほ、穂乃果ちゃん」
穂乃果は自分の衣服の乱れを整え始める。
穂乃果「イカせてはあげないよん。焦らして焦らして、希ちゃんがイきたくてしょうがない顔を見たかったんだもん」
そう言って、希を置き去りにしたまま穂乃果は学校へ戻っていった。
次の日、学校は休みだった。
希は朝早くに家を出て、真姫の家に来ていた。
ピンポーン。
希「……」
ガチャ。
真姫「どうしたのよ」
希「ちょっとええか?」
真姫「いいけど」
希「あの、誕生日にもろたドリンク剤……何仕込んだん?」
真姫「は? あれは、栄養剤だから別に体に良いものを適量入れただけよ」
希「ほんまに? ほんまのほんまに?」
真姫「う、うん……」
希「怪しい……ッ」
真姫「……な、なんのこと」
希「……タロットでは真姫ちゃんが怪しいって出とるんや」
真姫「げ」
希「げってなんや、げって」
真姫「わ、分かった……正直に話すわ……あれには、ドМウイルスと親和性の高い滋養強壮によく効く漢方を入れてるの……その名も『ドエスソウ』」
希「なんなん! なんなんそれ! その取ってつけたようなネーミング!」
真姫「ちょ、怒らいでよッ」
希「怒るわ!」
真姫「ちょっとした実験で……本当はにこちゃんに飲んで欲しかったんだけど……」
希「良かったなあ。実験は成功やで……うち以外、みんなドSや」
真姫「……ああ、やっぱり」
希「真姫ちゃん……おかげでうちは……身も心もボロボロや!」
真姫「まあ、そのうち効果は無くなると思うから……」
希「そうは言ってもなあ……はあッ」
真姫「……悪かったわよ」
希「悪かったで済んだら……にこちゃんはいらんのやで?」
にこ「真姫」
真姫「ひッ……にこちゃん、なぜここに」
にこ「事情はさくっと聞いたわよ」
希「ちょお、お灸据えたって」
にこ「任せなさい」
ポキポキとにこが指を鳴らした。
真姫「ま、待って……解毒剤作るから!」
希「作れるん?」
真姫「……」
真姫が無言で頷く。
にこ「……」
希「……」
にこ「そいや!」
真姫の頭上から、にこの鉄拳が振り下ろされた。
おわり
凛とことり見たかったごめん
気力切れ
おつおつ
おつぅ
ことり見たかった
おつ
つまんね~
終わりか残念
もっと見たかった
乙
このSSまとめへのコメント
薬の効果が無くなった後の話も見たかった