チノ達の住む綺麗な街は戦争によりすっかりと廃れてしまっていた

街に住む人は皆、家族や大切な人を失い悲しみに満ちていた



チノ「いずれこの街にも敵軍が来ます……その時はもう……」


ティッピー「………」

ココア「あー、チノちゃん！またくらい話してる！」

ココア「だめだめ！こんな時こそ明るく笑わなきゃ！」むぎゅ


チノ「痛いです…ココアさん」


チノ（一番悲しいのはココアさんじゃないですか……それなのにどうしてっ……）

チノ「だって…そのうちここにも…」


ココア「大丈夫大丈夫！この前の敵軍進行だってずーっと遠いところだったんだから！」

ココア「だから…大丈夫」


チノ「……………はい」



チノ（そうですよね……私まで暗くなったら…ココアさんにまた心配をかけてしまう…それだけは…）


チノ（ココアさんを悲しませるのは…絶対にダメです…）

数日後


ヴゥゥゥ！！！！

ヴゥゥゥ！！！！



チノ「敵軍進行の警告！？」


チノ「もうこの街にも！？」


ココア「ぁぁ……」


チノ「ココアさん？」


ココア「ゃ………ぁ」


チノ「ココアさん！？」


ココア「ぃゃぁぁあ！！！！」ダッ！！



バタン！！


チノ「ココアさん！！今外に出たら！！」


ヴゥゥゥゥゥゥ！！！！！！


チノ「警告が大きく……近づいてきてるんだ………」

チノ「くっ！」ダッ！！

バタン！！





チノ「ココアさん！！どこですか！！」


チノ「ココアさん！！！」



チノ「だめだ……街中がパニックになっててとてもじゃないけど見つけられない…」


チノ「このままじゃ…ココアさんが……」




チノ（だめだ……弱気になっちゃ…）



チノ「ココアさん！！！！！」

チノ「はぁ……はぁ……」


チノ「だめだ……いない…」


チノ「」



ヴゥゥゥ！！！！！！！


チノ「警告！？まさか！！？」


敵兵1「ハハハ！！！新型の火力はすげえな！！！」


敵兵2「一瞬で火の海だぜwww」



チノ「敵軍！？しかも…新型機が2機も」



チノ（隠れなきゃ……っ）ダッ！！


チノ「いいところに小屋が……」


サッ

小屋


チノ「真っ暗です……」


ドンッ！！


チノ「！？」





ココア「もぅ……ゃだょ……」ガタガタ


チノ「ココアさん！？」


ココア「チノ………ちゃん？」ガタガタ


チノ「ココアさん！はやく逃げないとっ」


ココア「チノ………ちゃん……また…みんないなくなっちゃうの？」ぽろぽろ


チノ「！？」


チノ（）


ココア「戦争のせいで…みんないなくなっちゃうの？」ぽろぽろ


チノ「っ」


チノ（ココアさんを……悲しませるのは…だめだ…）

チノ「大丈夫です！！ココアさん！！私はココアさんの前からいなくなったりしません！！」

チノ「だから！！」


ココア「チノ………ちゃ…」


チノ「だから！！泣かな」



ズゴオオオオオオオオオ！！！！

小屋を爆風が襲う



敵兵1「やっぱり隠れてた…しんじゃったかな？」


敵兵2「おいおい弾がもったいねえだろ」



敵兵2「ちゃんと狙えよ」ヂャキッ！！



チノ（そんな……）


チノ「こんなところで……」



ズゴオオオオオオオオオ！！！！！！！！！！！

地下


チノ「うぅ……」


ココア「っ…」


チノ（あれ…生きてる？）


上見上げ


チノ（地面が崩れて……地下に落ちたみたいですね……）


チノ（でもこんなところに地下空間が…）キョロキョロ


チノ（！？）

チノ「これは…」


ズゥゥゥン


チノ「白い兎の機体？」



チノ「」チラ…


ココア（）


チノ「私が………ココアさんを守るんだ！！！」

バン！！！


コクピット内

チノ「すごい…」

ほう
期待

あb

まだか