オリジナルのSSです
あまり詳細ではありませんがエロ描写ありなので苦手な方はご注意ください
次レスから投下開始します
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聖騎士「今日も一日ご苦労だった、女従士よ。今宵の酒代は私が出す。日々の疲れを存分に癒してほしい」
女従士「そのお心遣い、ありがたくちょうだいいたします」
聖騎士「何、お前がいなければ私など、剣を振るうしか能のないウドの大木に過ぎん。むしろこの程度のことでその労をねぎらえるというのなら、存分に財布の口を緩めよう」
女従士「は、恐縮の限りです、聖騎士殿」
ゴブリン「へっへっへ、どうだいそこの兄ちゃん。可愛い子揃ってるぜ、一発やってかねえか?」
聖騎士「何……?」
女従士「小鬼風情が。この御方を聖堂騎士団が一人、聖騎士殿と知っての戯れ言か?」
ゴブリン「へへ、聖騎士殿だろうがなんだろうが、股ぐらにイチモツぶら下げてりゃ男ってことに変わりはねえ。そう気取るこたぁあるめえよ」
女従士「貴様……言わせておけば!」
聖騎士「やめろ女従士。無用な諍いを起こすな」
女従士「しかし……!」
聖騎士「淫魔宿か……ふん、エカトリオン王家のお膝元、ここ帝都にもこのような淫猥な代物があったとはな」
聖騎士「聞くところによると、この手の娼館では東方から出稼ぎに来た淫魔たちを騙し、無理矢理働かせていることがあるらしいな」
ゴブリン「さあ、俺は何も知らねえな」
聖騎士「従業員への給料は徹底的に出し渋り、客からはサービス以上の金をふんだくる悪徳娼館も多いと聞く」
聖騎士「通常一刻コースで口淫オプション付きと銘打っておきながら、実際は接吻すら嫌がる劣悪な嬢ばかり揃えているとも聞いた」
ゴブリン「やけに詳しいな」
女従士「このような低劣な風俗文化にも精通しておられるとは、なんと博識なのでしょう! 私、改めて感服いたしました」
聖騎士「世辞はよせ、女従士よ」
聖騎士「聖騎士の末席を汚す身としては、そのような劣悪な商いを見過ごすわけにはいかない」
ゴブリン「ちょ、ちょっと待ってくれよ! ただの噂で店潰されちゃたまったもんじゃねえ! おまんま食いっぱぐれっちまう!」
聖騎士「それはもっともなことだ、ゴブリンよ」
聖騎士「だからこれから内情を視察しようと」
女従士「聖騎士殿?」
聖騎士「案ずるな、女従士よ。女のお前にはこのような任務は酷であろう。しばし外で待機しているがいい。ほんの三刻ほどで終わる」
ゴブリン「フルで入る気かよ」
女従士「……聖騎士殿、仮にも聖堂院、ひいてはエカトリオン王家に御身を捧げたあなたが」
聖騎士「お前の申したいことは分かる。だが、これはあくまで視察だ。邪な意図など一切ないと、この剣と我が王に誓ってもいい」
女従士「私をこれしきのことで音を上げるような手弱女と侮っておられたのですか」
聖騎士「……そうだったな、すまなかった、女従士よ」
聖騎士「ならば、共に征こう、女従士よ!」
女従士「元よりそのつもりです、聖騎士殿!」
ゴブリン「……まあ女もウェルカムだからいいんだけどよ」
聖騎士「見ろ、女従士よ! この卑猥な器具の数々を……なんと面妖な、使い方すら分からぬものがあるではないか……!」
女従士「バカな、聖騎士殿でさえ知り得ない淫具がこの世界に存在するとは……おぞましい!」
ゴブリン「そっちはオプションだから、使うなら追加料金もらうぜ」
聖騎士「む……形状からして、女性の秘所に挿入する類のものだろうが……女従士よ、お前次第だ」
女従士「わ、私に判断を一任されるというのですか……!?」
聖騎士「構わぬ。疾く決断せよ」
女従士「……いくらだ」
ゴブリン「銀貨三枚でござい」
聖騎士「何だ、端金ではないか。箱ごと借り受けよう。いくらだ」
ゴブリン「ぎ、銀貨二五枚でございます……」
聖騎士「破格だな、良い買い物をした」
聖騎士「時にゴブリンよ、今宵の嬢、尻穴の可否は如何か」
ゴブリン「そっちも別料金ですねえ。どこまでいきます?」
聖騎士「無論挿入までだ。当然だろう」
女従士「よもや聖騎士殿が穴舐めのみで満足する程度の早漏に見えたか、下郎!」
ゴブリン「はは、失礼しやした……ところで、旦那が攻めで?」
聖騎士「……此度、私は受けを担おうと思う」
女従士「バカな、あれほどアナル責めを好んでいた聖騎士殿が、挿れられる側に回ろうなどと……乱心召されたか、聖騎士殿!」
聖騎士「例えどんな痛罵を浴びようと、どんな恥辱を受けようと……それでも私は、この憧憬を棄てられぬのだ!」
女従士「……見上げたお覚悟です、聖騎士殿。そのお心意気、不肖私めがお受けします」
聖騎士「女従士……」
女従士「聖騎士殿とのお付き合いも短くありません。邪推とあらば、平にご容赦を」
聖騎士「……いや、その心配り、深く感謝する。お前が私の従士であったこと、今日心より嬉しく思うぞ」
女従士「聖騎士殿……!」
ゴブリン「男体化オプション追加ってことでよろしいでござんすね?」
聖騎士・女従士「「ああ」」
淫魔「はっ、あっ、やっ……!」
聖騎士「よい、よい腰使いだ女従士よ! 初めてとは思えぬその手管! 最大の賛辞を与えよう!」
女従士「もったいなきお言葉です、聖騎士殿……!」パンパン
聖騎士「実に華々しい眺めだ。女性同士のまぐわいをただ観覧するだけというのも面白い趣向かもしれん」
聖騎士「だが――――」
聖騎士「やはり手ずから責める方が心躍るようだ!」
女従士「な、何をするのです聖騎士殿!」
聖騎士「生娘でもあるまいし、お前も分かっているだろう女従士よ! 下拵えは済んでいるな? ならば――」
女従士「ひゃうっ!」
聖騎士「我が大槍、心して受けてみよ!」
女従士「~~~~っ! お、大きい! 大きゅうございます、聖騎士殿! どうか、どうかお手柔らかにお願いしたい……!」
聖騎士「案ずるな、女従士よ。お前の不浄、花のように愛でてやる!」
女従士「はっ、はっ、はぅ、んぅ……!」
聖騎士「はっはっは、愉快な光景だ。泣く子も黙る鬼従士が、尻穴を犯されて喜んでいるとはな!」
女従士「ご、ご勘弁を……私、羞恥のあまりおかしくなってしまいそうでございます!」
聖騎士「乳頭をなぶられるのがいいのか女従士! 締りが格段に上がったぞ!」
女従士「おやめください、おやめください聖騎士殿! 私は、わらしは、やだ、やだ、やら、あっあっあっあっ――――!」
聖騎士「ふはははは、聞くに堪えん婀娜声よな女従士! 淫魔よ、この女の口を塞げ!」
淫魔「心得ました、聖騎士殿!」
女従士「んむっ!? んー! んぅー!」
聖騎士「そら、幕引きと行くぞ――――!」
女従士「んっ、んぅ、んっんっんっんっんっあ――――!」
聖騎士「エカトリオン王家に、永久の栄光があらんことを――――!」
女従士「――――――っ!」
聖騎士「ふむ、肢体の豊潤な肉置きもさるものながら、内の方も中々の名器ではないか、女従士よ」
女従士「ぷはっ……あぅ……あ……ありがらきおことばれす……」
淫魔「か、完全に伸びちゃってますね」
聖騎士「何、普段の任務に比べればどうということはない。起きろ女従士よ。まだ夜は長いのだぞ」
女従士「おゆるしを……せいきしどの……」
淫魔「割りと本気で駄目っぽいですけど……」
聖騎士「はっはっは、此奴め。私の体力を気遣って潰れた振りをしているのだろう。全く、どこまでも忠義に厚い女よ」
女従士「ちがいます……もう……ほんとうにらめなんれす……これいじょうつづけたら……おかしくなっちゃうれす……」
聖騎士「ははは、お前という奴は。そのようなことを言われては――――とことん責め抜いてやりたいと思うのが道理だろう」
女従士「せいきしどのー……」
聖騎士「さあ、徹底的に悶え狂うがいい女従士よ! そなたの痴態、この私が余すことなくこの目に収めてやる!」
女従士「……い、いんまどの、どうか……」
淫魔「ごめんなさい、払いはお兄さんの方なので♪」
女従士「いや、いやら、だれか、たすけて……」
聖騎士「うーむ、この困憊様、どうやら演技ではないようだ」
淫魔「それなら、先にお兄さんの後ろの方ご奉仕いたしましょうか?」
聖騎士「そうしてもらおうか。しばし待たれよ、女従士よ。私は新たな境地へと旅立ってくるからな――――」
せ、聖騎士とは一体……
聖騎士「…………」
女従士「此度の視察、如何でございましたか、聖騎士殿」
聖騎士「……ああ、あの店は基準を凌駕している。摘発の必要はないだろう」
女従士「ええ。特にあの嬢は非常に気が利いている。次回からも贔屓にしましょう」
聖騎士「……いや、私は遠慮しておこう。お前一人が行くといい」
女従士「何をおっしゃるのです聖騎士殿。あれほど悶え狂っていたではありませんか」
聖騎士「……あれは悪しき趣向だ。早急に規制しなければならん。大体、男の体というのは、何かを挿れるようにはできていないのだ」
聖騎士「あんなものが蔓延れば……この国は終わりだ」
女従士「お戯れを。我らが聖堂騎士団がある限り、エカトリオン皇国の繁栄は決定づけられているも同然です」
聖騎士「今宵はお前の慰労をしようと思っていたというのに……」
女従士「ご安心を。たっぷりと疲れを癒していただきました。また近々、よろしくお願いします」
聖騎士「……勘弁してくれ」
おわり
短いですがこれで完結です
読了いただきありがとうございました
>>1のこれからの作品が気になるほどのできですわ
意外と真面目な視察だった……
でも言わせてもらおう、これ聖騎士じゃなくて性騎士や!
乙
乙
だが待て、聖騎士が新たな境地に至った描写が抜けてるんだが?
性騎士ってオチかw
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