提督「川内姉妹と麻雀をしよう」(15)
提督「持病の麻雀がしたいが発生してしまった」
提督「もう思い立ってしまったら、打つまで治らねえなこれは」
提督「と言うわけで」
提督「連れてきた」
神通「あの・・・」
那珂「もう那珂ちゃんを急に呼ぶなんて、スケジュールが空いてなかったら失礼極まりない行為だよ」
川内「夜戦!?」
提督「残念だが、夜戦ではない」
川内「えー、じゃあ、帰っていい?」
提督「まあ、一つお話しでも聞いてくれよ、川内さん」
川内「でも夜戦じゃないんでしょ?」
提督「今から、ある勝負をしたい。それに勝ったら夜戦でも何でもしよう」
川内「続けて」
提督「聞き分けのいい子は好きだよ」
神通「提督、結局、私たちは何をするために呼ばれたのでしょうか」
提督「あぁ、すまない。今から麻雀をしたいと思ってな」
那珂「麻雀ってギャンブルだよね、アイドルとしてそれはどうかなーって」
提督「お金を掛けるからギャンブルになる。掛けなければ健全なボードゲームだ、アイドルとしては何の問題もないぞ」
那珂「それでも、イメージが・・・」
提督「じゃあ、分かった、勝ったら・・・」
提督「何でも、要求を一つ聞こう」
神通(なんでも・・・?)
那珂「じゃあ、アイドルデビューも!?」
提督「よかろう」
川内「夜戦も!?」
提督「よかろう」
神通(なんでも・・・。)
川内「じゃあ、夜戦(麻雀)しよう!!」
提督「とりあえず、勝ってからな」
提督「じゃあ、さらっと、麻雀のルールを教えておく」
提督「麻雀は、136枚の牌を使用する」
提督「これを使って、スポーツみたいに点数を競うようなイメージだ」
川内「1対1みたいな感じ?」
提督「少し、違うが、まあ点数を競うという意味ではそういうことだ」
提督「麻雀は、一人25000点持ちから始める、そこから点数を奪い合っていくわけだ」
神通「25000点・・・すごく、あるんですね、1点ずつだと思ってました」
提督「麻雀の一回のあがりの点数移動が、最低でも300点だからな」
提督「その代り上は、48000点のあがりもあるからな」
那珂「それって、25000点以上ってこと?」
提督「ああ、だから一発で勝負がついてしまうこともある。華がある勝負だな」
那珂「華がある・・・那珂ちゃんもうそれしか見ない☆」
提督「それだけ難しいんだがな、あとは、四面子一雀頭を覚えれば麻雀は出来る」
神通「四面子・・・?」
提督「麻雀は、戦い方を簡単に説明すると
壱、136枚詰んだ牌から13枚ずつ取っていく
弐、そこから一枚とって、捨てるを繰り返す
三、誰かが、あがるか。一定数まであがれなければ流れる(一旦、その局は終わり)」
提督「そこで、どうやったらあがれるのという質問がよくある、二の内容だな」
提督「それが、四面子一雀頭だ」
提督「四つ、3枚。一つ、2枚の手牌を完成させればOKだ」
川内「分かんない」
提督「川内には、麻雀初心者入門書~土田システムから学ぶ~をプレゼント」
提督つ本
川内「・・・・・」
提督「川内が読んでる間に、パパッと復習」
提督「ようは、14枚のポーカーで、牌を交換することは自分のターンが回ってきたら一回できる。
そして、一番早く上がったものの勝ちだ。あとは流れで説明していく」
神通「三枚の組みを4つ、二つの組を1つですね」
那珂「アイドルデビュー待ったなしだよ☆」
提督「ようやく打てる、さあ打とうか」
東1局 親 提督
提督 1389m157p379s西西北北
提督「うへえ、グチャグチャだな」つ1p
南家 川内
西家 那珂
北家 神通
川内「・・・・・・・」
提督(やけに、川内が静かだな)
提督「どうした?川内の番だぞ?」
川内「あのさー提督、役を作れって書いてあるけど、これってどういう意味?」
提督「ああ、役を絡ませないと麻雀は上がれないんだ、だが、初心者に麻雀の役を覚えろおt言うのは酷な話だ」
川内「なんで?」
提督「役は、30種類以上あるからな。まあ、いきなりは無理だ」
提督「今回は、四面子一雀頭だけ意識して、あと一個で上がれるという時にリーチしてくれ」
川内「んー、分かった」つ東
那珂つ赤5p
提督(大丈夫か那珂のやつは・・?)
神通つ9s
8順目 ドラ4s
提督 13m4557p779s西西北北 つ2m
提督(せっかく4面子一雀頭にしたいっていうのに対子場、だがむりやり面子手にしていくか)
提督つ北
川内「リーチ」
提督「早いなあ」
那珂「え~、川内ちゃん速いー」つ赤5s
提督(うーむ、那珂が怖い)
神通つ南
提督(神通はまるで打ったことがあるような打ちぶりだな)
ツカレタ
アト、ゴカッテニドウゾ
諦めんなよ!
続き頑張ってどうぞ
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