蘭子「混沌電波第13幕!(ちゃおラジ第13回)」 (35)

ちゃおラジの続編です。今まで読んでなくても大丈夫です。
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メアリー「トゥーンだから効かないワ!」
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今回の決闘者候補で贄は誰かな?

飛鳥「ラジオネーム『ロコナイズ』さんからのお便りだよ」

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前回のちゃおラジの録音をヒアリングしましたよ!リスナーがロコのネームをミステイクしてメモライズしたらどうするんですか!ロコはロコです。今この場でリビジョンして下さい!
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のあ「わかったわ。みちこ」

飛鳥「この『ちゃおラジ』はゲストを呼んで掘り下げてく番組だよ。パーソナリティーはちゃおっす!二宮飛鳥と」

蘭子「混沌!神崎蘭子と」

のあ「カオス!高峯のあでお送りするわ」

飛鳥「実は前回の放送が終わって帰る時に765のエミリー、ジュリア、ロコの3人とバッタリ会ってね。その時のあさんがみちこ呼ばわりしたからこんなお便りを送ってきたんだろうね」

蘭子「言の葉の混ぜ手の耳に入れば激昂するぞ!(ロコさんが聞いたら怒りますよか)」

のあ「だってせっかく送ってきたんだからネタフリには応えないといけないでしょ?」

飛鳥「本人はネタフリじゃなくて本気で言ったんだろうけどね」

飛鳥「明日からメアリーのトゥーンがCGIに追加されるよ」

蘭子「予知していた傍聴者が多かったな!(予想していたリスナーが多かったですね)」

のあ「タイミング的には他にないから決闘者ならすぐわかったでしょうね」

飛鳥「それじゃゲストを呼ぼうか」

のあ「今日は誰が来るのかしらね」

蘭子「全てはこの札に記されておる!では今宵の生け贄を召喚するぞ!今宵の生け贄は…厄災の黒薔薇姫!(全てはこのカードに書かれてます。それでは今日のゲストを呼びますね。今日のゲストは…この人です)」

ほたる「不幸です…。白菊ほたるです…。何も起きないといいんですけど…」

蘭子「案ずるな!何が起ころうとこの電波の益になるのだからな!(心配しないで下さい。何が起きてもこの番組ではいいことなんですからね)」

のあ「そうよ。カオスが加速するのは非常にいいことだわ」

ほたる「は、はあ…」

飛鳥「少しはフォローしてあげなよ」

黒薔薇姫だからナターリアかと思ったらほたるだ!

飛鳥「さて、ツイッターの反応は」

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ほたるちゃんだ!
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やっぱり13回目だからかな
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果たして何が起きるんですかね
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何が起きても更にカオスが増すだけだから問題ないですよ!
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我々の業界ではむしろご褒美です
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飛鳥「いくら何でも訓練されすぎだと思うんだけど」

ほたる「あはは…。これくらいの方が気が楽です…。気を遣われる方が申し訳ない気持ちになりますから…」

のあ「それなら存分にネタにさせてもらうわね」

蘭子「それは心配りが無さすぎる気もするぞ!(それは気を遣わなさすぎな気もします)」

飛鳥「まずは質問に行こうか」

ほたる「質問ですか…?私のことなんかが知りたいならいくらでも答えます…」

蘭子「そのような装備で大丈夫か?(本当に大丈夫なんですか?)」

ほたる「えっと…。何かあるんですか…?」

のあ「最初の質問に行くわ。ラジオネーム『お三九時』さんからの質問よ」

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ほたるちゃんに質問です。今までおみくじで大凶しか引いたことないって本当ですか?
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ほたる「あ、やっぱりわかりますか…?」

蘭子「やはりか…。この予知は誤っていてほしかったぞ!(やっぱりですか…。この予想は外れていてほしかったです)」

のあ「卯月以来のボケ殺しね。その卯月は吉しか引いたことないらしいわ」

ほたる「卯月さんもですか…。神様って本当にいるんですね…」

飛鳥「神様か。おみくじの話を聞く限りだと存在を少しは信じてもいいかもしれないと思えてくるね」

のあ「ほたると卯月がそれぞれの運勢を代わりに引いたらどうなるのかしら?」

蘭子「見当もつかぬな!(想像もつきませんね)」

ほたる「不幸を押し付けてはいけませんから試す気にはなりませんね…」

のあ「次はラジオネーム『貘芯』さんからの質問よ」

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ほたるちゃんに質問です。今まで所属した事務所が爆発で木端微塵になって消滅した跡地には何があるんですか?
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ほたる「別に物理的に潰れたわけではないんですけど…」

のあ「ほたるの今までの事務所のアイドルね。小梅の力があれば話すこともできるかしら?」

ほたる「だから別に死んだわけじゃないです。他の事務所でがんばってる子もいますよ…」

蘭子「真か!それはよき知らせだな!(そうなんですか。ならよかったです)」

飛鳥「連絡とったりすることはあるのかな?」

ほたる「はい。みんなとてもいい人たちです。これまで何度も所属した事務所が潰れたことを気にかけてくれたんです。でも私はそんな優しさを受け入れることができませんでした。全部わたしが不幸なのが悪い、こんないい人たちがいる事務所も私のせいで潰れてしまうんだって」

蘭子「バカな!悪いのは黒薔薇姫ではないぞ!(ほたるちゃんが悪いんじゃありません)」

ほたる「みんなもそう言ってくれましたが私は心を閉ざしてました。この事務所にスカウトされた時は私なんかいても悪いことばかり起こるからやめた方がいいって言ったんです。するとプロデューサーさんは『そんなおいしいネタの宝庫な逸材を他の事務所に渡せるわけないだろ!』って真顔で言ったんです」

飛鳥「いかにもPらしい言葉だね」

ほたる「あはは…。事務所が潰れるかもしれないって言った時も『うちには茄子大明神がいるから心配ない』って言って『ナスじゃないですー!かこですー!』って言われてました」

のあ「清々しいまでにフォローがないわね」

ほたる「そうですね…。でも私の不幸がなんでもないことのように扱われて初めて自分が不幸であることを素直に受け入れられたんです。そして思ったんです。不幸なんて受け止め方次第でどうとでもなるものだって」

飛鳥「ああ。だから最初の不幸ですってあいさつで微笑みを浮かべてたんだね。自分の不幸に前向き捉えられるようになったんだね」

ほたる「まだ落ち込む時もありますけどね。でもみんなといるとどうとでもなる気がします。私は不幸ですけどそのおかげでみんなと出会えました。そう考えると不幸も悪いことばかりではないですね…」

のあ「最後はラジオネーム『図鑑』さんからの質問よ」

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ほたるちゃんに質問です。ほたるちゃんが不幸なのは右手が神の幸運を打ち消してるからですか?
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ほたる「そんなラノベみたいな能力はないと思います…」

飛鳥「まあ普通に考えてないよね。あっても使う機会ないだろうけど」

蘭子「そもそもそのような能力があれば何も憑依してないだろうしな!(そもそもそんな力があれば何も取り憑いてないでしょうしね)」

のあ「もしかしてほたるが不幸なのって取り憑いてる何かのせいなのかしら?」

蘭子「いや、霊能姫によると中級守護霊が3体いるらしいぞ!(いえ、小梅ちゃんによると普通レベルの守護霊が3体いるらしいです)」

ほたる「そんなに守護霊がいても私って不幸なんですね…」

飛鳥「もう悟ってるみたいな笑顔だね」

のあ「以上で質問を終わるわ」

ほたる「何だかめちゃくちゃな質問ばかりでしたね…」

蘭子「混沌電波ではこれが常だ!(ちゃおラジではいつものことです)」

ほたる「いつもなんですか…。ゲストの人たちにとっては災難ですね…」

飛鳥「そうだね。最初にボクたち自身が洗礼を受けたからよくわかるよ」

ほたる「それなのに容赦ないんですね」

のあ「人が嫌がることは進んでやりなさいがこの番組の精神よ」

ほたる「それ明らかに言葉の意味が違うと思います…」

飛鳥「次は『闇変換』のコーナーだよ。これはゲストにちなんだものを蘭子の言葉で言い換えるコーナーさ」

ほたる「蘭子さんの言葉でですか…。難しそうですね」

のあ「まあ不幸にも当たらなくてもそれを楽しむコーナーだしね」

ほたる「そうなんですか…。少しは気が楽になりました…」

蘭子「ククク。我が瞳の力とくと見よ!(私が何を書いたか考えて下さいね♪)」

飛鳥「最初の言葉はこれだよ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー純白の幸福
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ほたる「幸福ですか…?私には縁のない言葉のような気がします…」

のあ「少し難しかったかしら。蘭子、ヒントを」

蘭子「華やかさの中に殺意を秘めているわ!(きれいですが毒があります)」

ほたる「殺意?!何だか物騒ですね…」

飛鳥「もしかしてその面は知らなかったりするのかな?まあ普通は知らなくてもいい事だしね」

飛鳥「知らないんだったらわからないかな。蘭子」

蘭子「白く連なる様がとても優美ね!(白くてたくさんの花がついていてとてもきれいです)」

ほたる「白く連なる…?もしかしてスズランですか?」

のあ「正解よ。よくわかったわね」

ほたる「殺意ってことはスズランって毒草なんですか…?」

のあ「まあ普通に鑑賞してる分には何も問題ないわ。ただスズランが活けてある水は絶対飲んじゃダメよ」

飛鳥「かなりの猛毒らしいからね。実際死亡事故もあったって聞いたことあるよ」

蘭子「美麗なる物の内には毒が潜んでいることもあるわ!(美しい物にはトゲがあることもあります)」

ほたる「全然知りませんでした。よく知ってましたね」

飛鳥「そういうのに興味を持つのが中二病だしね」

飛鳥「次の言葉はこれだよ」

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混沌の器用貧乏
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ほたる「何だかひどい言われような気がします」

蘭子「直接的に現すとあまりに容易なので致し方ないだろう!(ストレートだとわかりやすすぎるからしかたないじゃないですか)」

のあ「確かに少しは捻らないと問題にならないわよね」

のあ「どうやらヒントが必要なようね。蘭子」

蘭子「決闘者なら混沌の説明は不要だな!遊戯王にも通じる物もあるしな!(決闘者なら混沌の説明はいりませんね。遊戯さんとも共通点がありますしね)」

ほたる「あの、私決闘者とやらじゃないんですけど」

飛鳥「あ、やっぱり違うんだ。意外と生粋の決闘者は少ないね」

飛鳥「なら次のヒントを出すね。蘭子」

蘭子「全てに通ずるが最強にあらず!全ての領域で上がいる!(何でもできますけど最強ではないです。全ての分野で上がいますから)」

ほたる「器用貧乏だからそうでしょうね…。でもどこかで聞いたような気が…」

飛鳥「何となく引っ掛かってはいるみたいだね」

のあ「ならもう一息ね。蘭子」

蘭子「ただ1つ誇れるのは周りの者を導く勇気よ!(たった1つ自慢できるのは周りの人たちを引っ張る勇気です)」

ほたる「その言葉が出るということは幻想公演で演じた勇者ですね…」

飛鳥「正解だよ。この言葉を知ってれば答えられるよね」

ほたる「勇者というより聖騎士なのかもしれませんけどね。でも混沌ってどういうことですか?」

飛鳥「混沌は遊戯王で光と闇を合わせたような概念なんだよ」

のあ「それに初代主人公は光と闇の2つの心を持ってるのよ」

ほたる「確かにあの役は光と闇の両面がありました…。正直闇の方が演じやすかった気がします」

蘭子「かつての己に重なるからか?(昔の自分見たいだからですか?)」

ほたる「そうですね。私も不幸を前向きに捉えられるようになったのはごく最近です。そう考えるとあの役は私自身だったのかもしれません…」

飛鳥「最後の言葉はこれだよ」

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闇の天上衣
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ほたる「何だかすごく矛盾した言葉ですね…」

のあ「そうかもしれないわね。意味がわかればそうでもないんだけど」

蘭子「フッ。存分に惑うがいい!その様を傍聴者は求めているのだからな!(好きなだけ迷っていいですよ。リスナーはそれを求めてるんですから)」

ほたる「もうわかってもらえないことを開き直ってますね…」

のあ「だからこそヒントが重要になって来るのよ。蘭子」

蘭子「数多の偶像が袖を通した衣よ!(多くのアイドルが着たことがある衣装です)」

ほたる「えっと…他に着た人がいっぱいいるってことですか…?それなら…浴衣とか?」

飛鳥「方向性は悪くないよ。確かにいっぱい着てるアイドルがいるしね」

飛鳥「もう一押しかな。蘭子」

蘭子「これこそ魔王にふさわしき闇の衣よ!(私のお気に入りの服です)」

ほたる「魔王と言えば蘭子さん…。蘭子さんがよく着てるのはゴスロリですね」

のあ「正解よ。ほぼ答えだからわかるわよね」

飛鳥「厳密に言うとゴスロリじゃない衣装を着てたアイドルも多いらしいね」

ほたる「え、そうなんですか…?」

のあ「どうやらロリータという大きな区分があって、その中でもダークなのがゴスロリらしいわ」

ほたる「じゃあ私が着たのはロリータ寄りなんでしょうか?蘭子さんにはわかりますか…?」

蘭子「魔王はそのような概念は超越しているわ!ただ第一薔薇乙女以外の薔薇乙女は天上衣を纏っていても闇には染まってないと小耳に挟んだぞ!(私にはよくわかりません。ただ水銀燈ちゃん以外のローゼンメイデンはロリータは着てるけどゴスロリではないと聞いたことはあります)」

ほたる「よくわかりません…。ただ華やかな服を着たことで少しは自信がついたのは紛れもない事実です…」

飛鳥「残念ながらそろそろお別れの時間みたいだね。今日はどうだったかな?」

ほたる「なかなか心地のよい不幸だった気がします…」

飛鳥「それはよかった。では番組を終わるよ。お相手はちゃおっす!二宮飛鳥と」

蘭子「混沌!神崎蘭子と」

のあ「カオス!高峯のあと」

ほたる「不幸です…。白菊ほたるでお送りしました…」

蘭子「では皆」

蘭子・飛鳥・のあ・ほたる『闇に飲まれよ!』

放送終了後

蘭子「ついに何事もなく終わったな!(結局何も起きないまま終わりましたね)」

ほたる「そうですね…。不幸を期待してたからでしょうか…?」

のあ「望まれた不幸なんてプライドが許さないってことかしら?まるで松永久秀ね」

飛鳥「それを仁美に言ったらどんな反応が返ってくるんだろうね」

おわりです。ほたるがここまで前向きかどうかはよくわかりません。

おつおつ

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