ラブライブのことり×海未のssです。
百合です。
誤字、脱字などがあれば脳内変換をよろしくお願いします。
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海未「お邪魔します」
ことり「はーい♡」
海未「今日はことり一人だけですか?」
ことり「うん、お母さんは会議があるから遅くなるって」
海未「そうなのですか」
ことり「二人きり、だよ?」
海未「なっ」
ことり「えへへ、お部屋行こ?」
海未「は、はい」
海未(ことりと付き合い始めて、三ヶ月が経ちました)
海未(まだまだ手探りな部分が多く、穂乃果も含めて沢山の人に迷惑をかけてしまうこともありますが……それでも私は幸せです)
海未(ことりの笑顔を見るためなら私は何だってできます。それくらい、ことりのことを大切に思っているんです。……本人には恥ずかしくて言えそうにありませんが)
ことり「ごめんね、さっきまで作業してたから少し散らかってて」ガチャ
海未「いえ、これくらいなら散らかってる内には……へあっ!?!?!?」
海未(ことりの机の上に置いてある物……あれは………)
海未(まさか……)
海未(ゼクシィ!!!!!!!!!!)
海未(間違いありません……プロポーズされたら買うアレです)
ことり「海未ちゃん、どうしたの?すごく険しい顔してるけど……」
海未「あ、いえ。何でもありませんよ」
海未(……とりあえず様子見ですね)
ことり「そう?じゃあことり、お茶とお菓子持ってくるね」
海未「手伝います」
ことり「海未ちゃんはお客さんだからいいの!座ってて?」
海未「分かりました、すみません」
ことり「ううん♪すぐ戻ってくるね」ガチャ
海未「……」
海未「………」スッ
海未「『結婚準備ダンドリ』ですか」ペラッ
海未「ふむ」ペラッ
海未(そもそも、ことりは何故これを持っているのでしょうか)
海未(プロポーズされたらゼクシィ……つまりことりは、誰かにプロポーズをされたということでしょうか?)
海未(……ありえません。それならなおさらこんなに目につきやすいところに置いておくはずはありませんし、そもそもことりは私と交際しています)
海未「……あ」
海未(このページ、付箋が貼ってありますね)
海未「『ウェディングドレス特集』」
海未「これなんて、ことりに似合いそうですね……ふふ」
海未「こっちもいいかもしれません」
海未「……どれも似合いそうですね」
~~
ことり『海未ちゃん……どうかな?』
海未『そうですね、世界で一番綺麗です』
ことり『ふふ、ありがとう』
海未『……必ず幸せにしてみせますから。愛しています、ことり』
ことり『うん……私も愛してるよ、海未ちゃん』
リーンゴーン
~~
海未「ふふふ……」ニヤニヤ
海未「」ハッ
海未「い、いけませんそんなの!第一私達はまだ学生ですよ!?」
海未(ですが……結婚できる年齢、ではありますよね)
海未「……」
ことり「お待たせ~」ガチャ
海未「っ!おかえりなさい、ことり」サッ
ことり「ただいま♪さっき大きな声が聞こえたけど、何かあったの?」
海未「き、気のせいですよ!」
ことり「そっか~、紅茶でよかった?」コトッ
海未「ありがとうございます」ゴクッ
ことり「おいしい?」
海未「はい、とても」ニコッ
ことり「えへへ……海未ちゃーん」ギュッ
海未「こ、ことりっ!?」
ことり「海未ちゃん海未ちゃんっ」スリスリ
海未「なんですか突然……!」カァァ
ことり「海未ちゃんを見てたら抱きつきたくなっちゃいました♡」
海未「うぅ、恥ずかしいです………」
ことり「……」ポスッ
海未「ことり?」
ことり「……ずっとこうしていられたらいいなぁ」
海未「っ……そう、ですね」
海未(これは、もしかしてですが……)
海未(プロポーズを求められているのでは!?)
海未(前に雑誌で見たことがあります。なかなか結婚に踏み切らない恋人に圧力をかけるために、ゼクシィをわざと見えるところに置いておいたり、目の前で読むと)
ことり「海未ちゃん?」
海未(ことりは私にプロポーズをさせるためにこんなことを……?)
ことり「もしもーし、海未ちゃーん?」
海未(いえ、しかし。しかしです!交際し始めてからまだ三ヶ月ですよ!?さすがに時期尚早というものではありませんか?)
海未(それに、ことり以外の誰かという可能性も捨て切れません……ことりの部屋にあるにしても、その、誰かの忘れ物とかかもしれませんし)
ことり「……もー、また違うこと考えてる………」ペラッ
海未(ですがもしも本当にプロポーズを迫られているのなら、ここで何もしなければ武士の名が廃るというものです)
海未(とりあえず、鎌をかけてみましょう。あくまで自然に、冷静に、です)
海未「こと……ヘァァァッ!?!?」
ことり「なにっ!?」ビクッ
海未(読んでます!!!ことりが!!!!!!ゼクシィを!!!!!!!!!!)
海未(もうほぼ確定じゃないですか!!!!!!プロポーズ待ちですよこれは!!!!!!!)
海未(ですが私にはまだ収入もありませんし、結婚するのなら外国に行かなくてはなりませんし……)
ことり「あの、海未ちゃん……?」
海未「はっ……すみませんことり。どうしました?」
ことり「それはどっちかと言うとことりのセリフなんだけど……大丈夫?どこか調子悪いの?」
海未(あぁ……ことりに心配をかけてしまいました。このままではいつまで経っても平行線です……覚悟を決めましょう)グッ
海未「こ、ことりは……そういうものに興味があるのですか?」
ことり「そういうもの?……これのことかな?」
海未「そうです、その雑誌です」
ことり「興味というか……参考になればいいなぁって」
海未(結婚式の参考ですか……それはそうですよね。そういう雑誌ですし)
ことり「本当は着物にしようか迷ったんだけど、今回は雰囲気的にもこっちがいいかなって思ったの」
海未(着物?白無垢のことでしょうか……それよりも、今回は、と言いましたよね。結婚式ってそう何度も行うものなのですか……?)
海未「で、ですが会場もまだ……」
ことり「会場ならもう決まってるよ~、海未ちゃん忘れちゃったの?」
海未「!?!?」
海未(私は知らない間にことりとの結婚準備を進めていたということですか!?)
海未「そ、そうです、指輪だって必要じゃないですか」
ことり「指輪……?海未ちゃんはあったほうがいいと思う?」
海未「当たり前です!!ないなんて考えられませんっ!!!」
ことり「そっかぁ……うん、じゃあ選んでおくね!」
海未(ことりにとって指輪交換はなくても良いものなのでしょうか……まぁそれは置いておくとして)
海未「……弊害だって、多いのですよ?」
ことり「うん、大丈夫だよ。そこはちゃんと考えてあるから」
海未(ことり……そこまで真剣に……)
海未(ですがこのまま結婚をすることになってしまったら、学校をやめて働かなくてはなりません。それに、スクールアイドルだって……)
海未「……ことり」ガシッ
ことり「う、海未ちゃんっ!?//」
海未「聞いてください」ジッ
ことり「はい……」
海未「ことりの気持ちは、しっかりと伝わってきました。ですが私にはどうしてもそれが正解だとは思えないんです」
海未「確かにそういう選択肢もあるでしょう。しかし私は、精神的にもまだ未熟者です。一人でことりを養えるお金を稼ぐことはまだできません」
海未「ことりは私にとって、誰よりも大切な人です。だからこそ、ことりとのことは慎重に考えていきたいんです。結婚は、高校を卒業して、大学を卒業して、私が一人前の大人になれるまで待っていてくれませんか?」
海未「それまでは、ことりの恋人として一番近くでことりを守らせてください。……お願いします」ギュッ
ことり「海未、ちゃん……」
海未(と、とうとう言ってしまいました)ドキドキ
海未(ことりは私の気持ちを受け入れてくれるでしょうか……)ドキドキ
ことり「あのね、海未ちゃん」
海未「はい」ゴクリ
ことり「……何の話をしてるの?」
海未「えっ」
ことり「えっ」
海未「だ、だってゼクシィを……えっ?」
ことり「これ?次のライブの衣装の参考にしようと思って買ってきたんだけど……」
海未「!!!!!!!」
海未(わ、私はなんて恥ずかしい勘違いを……!こうなったら死ぬかしかありません!!!)ダッ
ことり「わっ!海未ちゃんっ!窓から飛び降りようとしないで!!」
海未「離してください!!私はもうこうするしかないんです!!!勝手に勘違いをして、あ、あんな……!」
ことり「あ、危ないから落ち着いてっ!」ガシッ
海未「うっ、うぅ……っ」ポロポロ
ことり「泣かないで、海未ちゃん……海未ちゃんが死んじゃったらことりも死んじゃうよ?」
海未「そ、それはダメです……」
ことり「じゃあ座ろう?ね?」
海未「はい……」グスッ
ことり「でも海未ちゃん、どうして突然あんなことを言い出したの?」
海未「実は……」カクカクシカジカ
海未「……というわけです」
ことり「それでちょっと様子がおかしかったんだ」クスッ
海未「好きなだけ笑ってください……私はどうせ勘違い生き恥晒しレズです……」
ことり「そこまで言ってないよ!?」
海未「うぅっ……」ドヨーン
ことり「……海未ちゃん」
海未「なんですか……?」
ことり「えいっ」ギュッ
海未「こっ、ことり……!?」
ことり「ことりね、嬉しかったよ。海未ちゃんの気持ち」
ことり「ことりのこと、本当に大切にしてくれてるんだって。……ありがとう、海未ちゃん」
海未「当たり前です!ことりは私の……こ、恋人ですから」
ことり「ふふ、そうだね。……でも実は、少しだけ不安だったの。いつまで海未ちゃんとこうして一緒にいられるんだろうって」
海未「それでさっきあんなことを……」
ことり「うん。だけど海未ちゃんのあの言葉で、安心しちゃった。ねぇ海未ちゃん、さっきのってプロポーズなんだよね?」
海未「ま、まぁ間違いではありませんが……」
ことり「じゃあ……責任取ってくれる?」
海未「……はい、もちろんです。私はずっとことりの側にいますよ」ギュッ
ことり「えへへ、海未ちゃん大好きっ」
海未「ありがとうございます//」ナデナデ
ことり「あのね、海未ちゃん」
海未「はい?」
ことり「今日は二人きりなんだよ」
海未「?……はい、来たときにも聞きましたよ」
ことり「もー、だからっ」グイッ
海未「っ!?」
ことり「何しても大丈夫だよ?」ボソッ
海未「なっ、なっ……//」
ことり「ことり、海未ちゃんにちゅーしてほしいなぁ」
海未「む、無理です!」
ことり「プロポーズよりは簡単だと思うよ?」
海未「うっ、ですが……」
ことり「海未ちゃん、おねがぁい……」ウルウル
海未「~~~っ!分かりました!!一回だけですからね!!」
ことり「やったぁ♡」
海未「精神集中一意専心一心精進精神一到……」ブツブツ
海未「……いきますよ」ガシッ
ことり「うんっ……」
海未「……っ」チュッ
ことり「んっ……ふふ」ドサッ
海未「っ!?こと……ぁっ」ビクッ
ことり「えへへ……海未ちゃんかわいい♡」
海未「全く……あなたという人は」ハァ
ことり「海未ちゃん……いい?」
海未「……仕方ないですね」カァァ
ことり「ふふっ」
ことり(作戦通り、です♡)
おしまい
おわりです。
どこからことりちゃんの作戦通りだったのかはお任せします。
プロポーズされたらゼクシィ!
ちょっとゼクシィ机の上に置いてくる
乙です
捏造カップリングのことうみ(笑)
ほのうみにコンプレックス持ちすぎ
ゼクシィのCMのナレーションはことりママこと日高のり子さん
地味に最初の設定から狂ってることが多々あるライブライブSS
\
 ̄ヽ、 _ノ
`'ー '´
○
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o,.,  ̄ `丶、
.〃;.; ; O `、
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j!;i;i;i;.; `、
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. , -v{功テえ三≧k j i i}
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{i;i;i;i;i;i;ム ‘、 ̄≧ j.r-v{! __ `v身≧"
i;i;j!;i;i;i;.;丶 _ .ノノ `ム、´⌒`ー /;アー7´〉
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. {;i;i;.; /‘≠ー弋__. ヘ iノ
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\ へ`,,ヾ;.;, ィ爪
ヽ へ、 . ´/ ト、__
} >; ,,__ーァ ´ .イ i \ ̄\
〃/⌒ヽ.j \ \
乙
貴方は最高です!
あぁ^~
ハルァショー
やっぱりことうみなんだよな!乙!
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