提督「…………」
摩耶「…………」
提督「ダンジョンに出会いを求めるのは間違」
摩耶「あん!?」
提督「……神様!」
摩耶「んだよ」
提督「僕、強くなりたいです!」
摩耶「ぶっ殺されてーのか?」
提督「…………」
摩耶「…………」
提督「ダンジョンに」
摩耶「あん!?」
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摩耶「お前、提督だろ」
提督「はい」
摩耶「海行け海。なーにがダンジョンだ。頭腐ってんじゃねーのか?」
提督「神様!」
摩耶「うるせー!あたしは摩耶様だ!!」
提督「摩耶様は神様じゃないですか!この摩耶ファミリアの!!」
摩耶「あん?お前、あたしに意見するってのか?良い度胸じゃねーか」
提督「ありがとうございます!」
摩耶「ぶっ殺されてーのか!!」
提督「はい!!」
摩耶とは、ブッダの生母の名でもある。つまり摩耶=サンはほとんどブッダ。
故に神様と呼ばれても何も問題はない。いいね?
摩耶「もう好きにしろ。海でも山でも何処へでも行っちまえってんだ」
提督「あの!武器とか欲しいんですけど!」
摩耶「あん?うっせーなぁ……」バキッ
提督「!!」
摩耶「おらよ。持ってけ」
提督「神様、でもこれ……」
摩耶「なんだ?あたしの電探じゃ役不足ってーのか?」
提督「いいんですかこれ……折っちゃって」
摩耶「あー、またそのうち生えて来んだろ。んなもん」
提督「これどう使えば……」
摩耶「んな事まで知らねーよ。ちったぁ自分で考えろ。あれだ、あれ。こう……ほら、わかんだろ?ブスッとよぉ」
提督「突き刺すんですか?」
摩耶「おう!それだそれ、ブスーッと突き刺しちまやぁいいんだよ」
提督「ありがとうございます神様!じゃあ早速ダンジョンに行ってきます!!」
摩耶「おう、まぁ気を付けて行って来いよ」
提督「はい!」
摩耶「あーあ、さてと。あたしもバイト行って来っかなぁー」
ダンジョン前
提督「うわー……いざ来てみたら防具も剣も無しで魔法使えないとか絶望的だったかな……」
提督「もってるのは電探の欠片だけって……」
電「提督さん、提督さん。サポーターをお探しではありませんか?」
提督「サポーター?まだ怪我はして無いから大丈夫だよ?」
電「チッ……」
電「提督さん、サポーターと言うのは」
提督「ちょっと待って!」
電「はい?」
提督「司令官さんって呼んでみて」
電「これは失礼しました。司令官さん、でよろしいでしょうか?」
提督「……お兄ちゃんとかは大丈夫?」
電「はい、大丈夫なのです!お兄ちゃん」
提督「まじか……え?タダ……だよね?」
電「タダ……?あの、何の事ですか……?」
提督「すごい。この子お金払ってないのにお兄ちゃんって呼んでくれる!」
受付
提督「すみません!今日初めてダンジョンに潜るつもりなんですけど!」
榛名「はい」
提督「その……武器がこの電探だけなんですけど大丈夫ですか……?」
榛名「はい、榛名は大丈夫です!」
提督「良かった……じゃあ行こうか、サポーターさん……あれ?サポーターさん?」
電「武器も経験も無しの冒険者なんて使い物にならないのです」スタスタ
提督「まいったな……すみません、初心者がダンジョンに一人でも大丈夫ですか?」
榛名「はい!榛名は大丈夫です!」
なんだこれジワジワ来る
ダメみたいですね…
ダンジョン以前の問題なんだよなあ…
いやまぁ榛名は大丈夫だろうなぁ
数時間後
提督「ゴブリン強い……マジやばい……」
榛名「大丈夫ですか?榛名は大丈夫ですよ?」
提督「あの緑のゴブリン、あれマジ階層主だわ……」
とぼとぼ
提督「ただいま戻りました」
しーん……
提督「あれ?神様?」
手紙「飽きたしファミリアは解散な!摩耶様より」
提督「」
海
提督「神様もいなくなったし僕はどうすれば良いんだ……」
提督「神様が海に行けってよく言ってたから来てみたけど……これも冒険なのかな」
ぷーかぷーか……
提督「はぁ……ゴブリンの手下のモグラの餌のミミズにも勝てない僕じゃ海は危険だよね」
提督「この辺りはイ級しかいない鎮守府前の近場とは言え……敵と出くわす前に帰ろう」
ザバッ!!
提督「ひっ!!」じょっ
提督「うわああああああ!!」
扶桑「山城……敵を発見よ……」
提督「あれ?艦娘の人ですか!?良かった、僕は提」
扶桑「撃てー!」
ドーン
提督「うわああああああ!!」
バキッ!
扶桑「フコウダワ!!」
ビューン!!
提督「…………っ?」
飛行場姫「あらぁ、大丈夫ぅ?」
提督「あなたは……?助けてくれたんですか……?」トゥンク…
僕は一目でその人に恋をしました。
深海に出会いを求めるのは間違っているだろうか
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