阿笠「安心せい!光彦君!!わしが君を救うぞい!」 (34)

光彦「ど、ど、どういう意味ですか?博士」

灰原「これをみなさい。この雑誌の占いでは明日の円谷君の星座、運勢最悪なの」

歩美「それだけじゃないんだよ。血液型占いでも最悪の日になるって書いてあるの」

元太「おまけに人相占いでもそうだぜ。」

コナン「手相、名前、いろいろな占いでも明日は光彦の人生で最悪の日になるって書いてあるんだ」 

阿笠「ついでに、わしの発明でもな」

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光彦「で、で、でも明日って確かみんなで登山しにいく予定では……」

コナン「仕方ねえろ。お前の命が大事だ。」 

歩美「楽しみだったけど我慢するしかないよ」

灰原「っていっても、円谷君の家に強盗がおしいったり、火事にでもなるかもしれないけど」

コナン「おい!灰原!!」

光彦「いえ!!コナン君!灰原さんの言うとおりです!!どこに行っても危険はあります!!だったら、登山に行きましょう!!」

コナン「光彦……」

灰原「逆にラッキーじゃない」

コナン「おい!灰原!!どういう意味だ!?」

灰原「考えてもみなさいよ。明日、円谷君に何かおこるのは明白。それも、円谷君だけに。ってことは、登山でおこることを想定し対策をたてればいいだけだわ」

歩美「さっすが!哀ちゃん!!」

元太「登山での事故っていったら、遭難だな。よし!!明日、光彦のためにご飯と水持ってくるぜ!!」

光彦「元太君……」

コナン「あとは、そうだな。山には、スズメバチとかマムシとか毒のある生物や熊がいるな。」

阿笠「安心せい!光彦君のためにわしが熊を撃退できる装置と解毒剤を作ってる最中じゃ!」

灰原「ついでに犯人を撃退する装置もね」

コナン「ん?なんでだ?」

灰原「誰かさんと一緒だと事件に巻き込まれるのよ」

コナン(ヤロー)

歩美「あとは……う~ん。あっ!火!遭難したら、火が必要よ!」

灰原「そうね。寒さもしのげるだけじゃなくて、狼煙にも使えるわ。仮に遭難して携帯が使えなくてもこれなら、捜索隊からも発見されやすくなる」

阿笠「ふむ。大至急で作るかの」

光彦「みなさん……ありがとうございます」

光彦いじめ当然ありません。
博士の発明悪用しません。
少しマジキチ

翌日

光彦「う~ん。みなさん遅いですね~」

元太「おーい!!光彦!!」

元太が父の車で到着した

光彦「あっ!元太君!!」

元太「光彦!昨日のこと父ちゃんに話したらよこれ持ってけってよ!」

光彦「これは?図鑑」

元太「ああ!きのこに野草に魚の食べれるものや毒のものが書いてあるんだぜ!遭難して、食料つきても大丈夫だぜ!」

光彦「げ、元太君…」

元太「みんなで力を合わせてお前の最悪の日を最高の日に変えようぜ!」

光彦「はい!!」

元太父「ほれ!光彦君!これ持ってけ!」ドサドサ

光彦「な、何ですか?これ」

元太父「何って?米さ。ま、念のため10俵ぐらいあるけど」

光彦「そ、そ、そんなに……」

元太「安心しろよ!父ちゃんの友達の農家から貰ったものだからよ」

元太父「あとこれもな」ドンドン

光彦「そ、そ、それは……」

元太父「スポーツドリンクの入った段ボール20箱、あとは、炊飯セットだ」

元太「スポーツドリンクも福引きの景品だから心配すんなよ!」

光彦「は、は、はい。」

元太父が去ってしばらくして

阿笠「すまん!光彦君!遅れたぞい!!」

光彦「博士!」

阿笠「ほれ、光彦君。猛獣や犯人に襲われたときのための小型爆弾じゃ。」

光彦「ば、ば、爆弾ですか!?」

阿笠「安心せい!あくまで威嚇用じゃ。大きな音と派手な閃光。少々吹き飛ばすくらいの力しかないぞい!」

光彦「一発じゃたいしたことないんですね」

阿笠「そうじゃな。100個ぐらい同時に使えば致命傷を与えられるぞい。」

光彦「そうなんですか。」

阿笠「光彦君には念のため10000個を渡すぞい!」
 
光彦「そ、そんなにですか!?」

阿笠「念のためじゃよ。足りなくなるよりいいじゃろ」

光彦「ま、まあそうですけど」

阿笠「あとはこれじゃ。蜂やマムシが嫌がる臭いを発するスプレーじゃ」

光彦「あ、ありがとうございます!」

阿笠「臭いが少しきついから、山で使うんじゃぼぞ!」

光彦「はい!」

阿笠(あと可燃性じゃがまあ大丈夫じゃろ)

あれ?消えた?

しばらくして

歩美「みんなー!」

光彦「あっ!歩美ちゃんです!」

歩美が父親の運転する車でやってきた

歩美父「じゃ、ここに置いとくよ」

歩美「ありがとう。パパ」

光彦「何です?それ」

歩美「灯油よ!冬、使わなかったの全部もってきちゃった!」

阿笠「確かに灯油があればすぐに火がつくのぅ」

光彦「全部ってこれ,何個あるんですか!?」

歩美「15個よ」

光彦「そ、そんなにいりませんよ!」

歩美「でも、光彦君遭難して凍え死んだらイヤだもん。多いにこしたことないよ」

光彦「ありがとうございます」

元太「歩美-!このボンベなんだ?」

歩美「酸素ボンベよ。」

光彦「酸素ボンベですか!?」

歩美「うん!だって前、洞窟で迷子になったでしょ。もし、密閉されたとこに閉じ込められたら、酸欠で死んじゃうよ」

光彦「そうですね!ありがとうございます」

歩美(パパが確か他になんか言ってたけどなんだっけ?)

その頃の歩美父

歩美父「そういえば、なんで歩美のやつ、酸素と水素の混合ガスなんて欲しがってたんだ?」

歩美父「たしか、あそこに博士がいたから、博士がらつかうのか。まあ、博士にはいつもおせわになってるからな。あんなのうちにあっても使わないしいいか」

既にアウト

いや、まだ用心深すぎるだけだ

コナン「おーい!みんな!」チリンチリン

光彦「コナン君!」

元太「カッケー自転車だな!」

歩美「何その自転車?」

阿笠「わしの発明じゃよ」

光彦「博士の?」

阿笠「そうじゃ。今日が光彦君の最悪の一日になることは前から知っておったんじゃ」

光彦「前から?」

阿笠「といっても、わしの発明や雑誌の占いとかだけじゃがな。テレビの占いまでそうなるとは予想外じゃったわい。」

歩美「そっか。雑誌は週刊や月刊でテレビは、その日か一つ後だもんね」

阿笠「ということで、わしがコナン君のスケボーを改良して、作った自転車じゃよ」

光彦「でも、もし壊れたら……」

コナン「安心しろ。昨日、オレがたっぷりとテスト走行したし、少しでも気になるところがあったら、修理お願いしたからよ」

光彦「でも……」

コナン「こいつは、仮に壊れても 普通の自転車として使えるんだぜ。」

光彦「なら安心です!」

阿笠「じゃあ、早速みんなからの光彦君のプレゼントを置いた台につなげてと」

光彦「そのための台だったんですね」

元太「俺もよー。光彦へのプレゼントは台に置けなんてメール来たから変だと思ったらこういうことだったんだな」

歩美「そう言えば、充電は大丈夫なの?」

阿笠「安心せい!一昨日、フルに充電しておいたぞい!」

元太「なら、安心だな」

一昨日…?あ…(察し)

その頃、元太の家

元太父「たでぇまぁ」

元太母「父ちゃん、サラダ油しらないかい?」

元太父「サラダ油?」

元太母「そこにあった段ボールに入ってあったんだけど」

元太父「そこにあったのはスポーツドリンクだろ?」

元太母「何言ってんだい。スポーツドリンクなら、そこの段ボールだよ。昨日、紛らわしいから、整理しろっていったけど、お前さんしなかっただろう」

元太父「そうだった!そうだった!すっかり忘れてた!」

その頃、光彦たち

沖矢「着きましたよ」

灰原「ありがとう」

沖矢「では」ブロロ

光彦「灰原さん!」

灰原「はい。円谷君。これ」

光彦「なんですか?このケース」

灰原「黄リンがはいってるわ」

元太「なんだそれ?うな重のタレか?」

灰原「発火材よ」

光彦「発火材?でも、火なら歩美ちゃんから、灯油を貰ってますよ」

灰原「あなた、まわりのもので火を起こせるぐらいのサバイバルスキルもってるの?」

光彦「あっ……」

灰原「黄リンは自然発火するから、もし、あなたが手に大怪我しても、足に大怪我して動けなくても火を起こせるわ」

光彦「なるほど。これで安心ですね。」

ちなみに集合場所は、光彦の家の前にしています。
光彦が交通事故にあうとまずいので

阿笠「それじゃあ、出発するかのぅ」

光彦「はい!」

歩美「光彦君本当にいいの?その自転車で」

光彦「はい!この荷物を車に詰めれませんし」

コナン「心配すんな。そいつ、すっげー速いんだ。車との並走も簡単だよ」

歩美「そっか!!」

阿笠「それじゃあ、行くぞい!」

みんなは出発した

これで爆発炎上しなかったら逆に凄いな

しばらくして

阿笠「あとは、ここを真っ直ぐで山に着くぞい」

歩美&元太「はーい!!」

灰原「円谷君遅いわね」

コナン「仕方ないろ。あいつ道わかんねえんだし。オレらの後ろ走るしかねえんだよ」

灰原「探偵団バッジで知らせておくわ。あと真っ直ぐでいいってね」

コナン「ああ、頼む」

その頃の光彦

光彦「いや~。これはすごい楽ですね。博士の車より少し後ろにいますけど」

光彦「先ほど、灰原さんから、あと真っ直ぐでいいと連絡きましたし、速度上げてみますか。確か、コナン君は、2でも充分速いといっていましたけど、僕はMAXにしてみます。えい!」

光彦は、変速を最大にした!

黄リンの入ってるケースの蓋が空いて自然発k…いや、何でもない

何故光彦は気付かないのか(白目)

光彦「ああああああああ!!!!!!!」

光彦は、博士の車を一気に追い越した!

阿笠「ま、まさか光彦君!変速を最大にしたんじゃ!?」

灰原「全く、そんなに楽しみだったのかしら?」

阿笠「変速を最大にしたら危ないんじゃ。何事もないといいんじゃが。」

山の中のどこか

光彦「はぁ、はぁ、はぁ、た、た、確か……山の真ん中あたりに休憩所があったはずです………そ、そこでみんなを待ちましょう」

自転車のバッテリーが切れたため、重量800キロぐらいの荷物をこぎながら光彦は考えていた

途中、平坦な場所があったためそこで一休みをすることにした


光彦「あ、あ、暑いです。とりあえず、水をかぶりましょう。確か、元太君のお父さんから貰ったスポーツドリンクがあったはずです」

バシャー!

光彦は1本、一気に被った

光彦「なんか変な感じしますねえ。ってこれ、よくみたら、サラダ油じゃないですか。全く、うっかりやさんですねぇ」

ガルル……

光彦「?」

熊「ガオー!!」

光彦「ヒッ!く、熊です!!そうだ!確か爆弾があったはずです。確か、このケースに…」

光彦は、ケースの蓋を開けた

光彦「わっ!!」

そして、恐怖のあまり、バランスを崩してケースを揺らした。そして、ケースの中にダイブした!

光彦「ま、間違えてしまいました!これは、確か黄リンです」

結論から言えば、光彦は、熊を倒せた


しかし、黄リンの自然発火により、光彦は燃え、さらにまわりの発火物があったため一気に爆発し、山一つ吹き飛ばした
しかし、その山には、幸い人はいなかった。
光彦は、猛スピードのためハンドルを無意識にきってしまい、別の山へ行ったのだ

博士達は、登山を楽しんだ。いつしか、光彦のことを忘れて。

終わりです

他のスレよりも光彦が愛されてるスレ

石橋を叩いて割ってはダメ。

時には、一歩踏み出す勇気が必要です

>>30
私のssでは光彦いじめは基本しません。

おつー

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