アリト「ナッシュ！聞こえるかナッシュ！」

シャーク「」ピチピチ

ベクター「あらら～こりゃ完全にダメだな」

ミザエル「貴様！」

ドルべ「やめろミザエル」

ミザエル「くっ・・・」

ギラグ「こういう時はカイト呼ぼうぜ」

遊馬「カイトならハルトと月の石を探しに月に行っちまったよ」

シャーク「」ピチピチ

遊馬「シャーク・・・」

シャーク「」ピチピチ

ギラグ「お、おい」

ミザエル「どうした」

ギラグ「足が生えてる」

璃緒「足？足なんてさっき無かったわよ」

ギラグ「これだこれ！」

ミザエル「足が生えている・・・」

シャーク「」ピチピチ

小鳥「じゃあ手も生えるかもしれないよね」

シャーク「」ピチピチ

ドルべ「どうしてさっきまで無かった足が生えているんだ？」

ミザエル「わからん」

アリト「ナッシュって時々、魚になる体質なんじゃねえか？」

ギラグ「それはあり得るな」

璃緒「そんなわけ」

ベクター「ねえとは言えないぜ？妹にだって隠したい事があるだろ」

遊馬「そんなのか！？」

璃緒「聞いた事も無いけど凌牙ってたまにヌルヌルしてるから」

ベクター「じゃ、間違いねえな。ナッシュは魚だ」

ギラグ「魚だったのかナッシュ」

シャーク「」ピチピチ

小鳥「生えないね手」

シャーク「」ピチピチ

遊馬「シャークが魚なんてまだ信用できないぜ」

アリト「お、俺もだ」

小鳥「見て！手が生えて来たよ手が！」

ドルべ「足と来て手となると次は頭か？」

ベクター「プッ、半魚人じゃねえか」

ミザエル「笑い事では無いぞ。バリアンのリーダーが魚なんて私は許さん」

ギラグ「下剋上でもすんのか？やめとけやめとけ」

ミザエル「違う。私は」

アリト「腹の中でそんな事を考えてるのかよ」

ミザエル「私の話を聞け！」

璃緒「頭が凌牙に変わった」

小鳥「シャークよ！見て遊馬！」

遊馬「頑張れシャーク！絶対に元に戻れるぞ！」

ドルべ「臨時リーダーでミザエルは構わないが・・・ミザエルが内心そんな」

ミザエル「だから私は」

ベクター「・・・」

ミザエル「何だその目は」

ベクター「プッ」

ミザエル「き、貴様！」

璃緒「うるさいわね！少し黙りなさいよ！！」

アリト「ほらメラグにキレられたじゃねえか」

ミザエル「くっ・・・」

小鳥「段々と元のシャークに戻ってく」

シャーク「」

遊馬「動きが止まったぜ」

シャーク「・・・」

璃緒「凌牙？」

シャーク「何やってんだお前ら？」

アリト「元に戻った！」

シャーク「は？」

遊馬「シャークって魚なんだろ」

シャーク「なわけねえだろ」

小鳥「本当に？」

シャーク「あり得ねえだろ！」

シャーク「て言うか何があったんだ？」

璃緒「覚えてないの？魚になってたのよ」

シャーク「俺が？」

ドルべ「ナッシュには身に覚えが無い。という事は」

ミザエル「これらの怪現象の裏には必ず居る。ドン・サウザンドがな」

アリト「ドン・サウザンドだって！？」

ギラグ「あいつならあり得るぜ！」

遊馬「絶対に許さねえぞ！ドン・サウザンドオオオオオオオオオ！！！」

シャーク「俺の身体を玩具にしやがって！」

ドルべ「必ずドン・サウザンドの野望を砕こう！」

アリト「どのみちドン・サウザンドはロクなやつじゃねーんだ！」

ギラグ「見つけ次第殺るぞ！」

「オオーッ！！！！！！！！！」