男「さぁ・・・缶蹴り戦争の始まりだ!」(6)

チクチクとなる時計の針。
それは開戦までのカウントダウンにも聞こえた。 
学校全体を巻き込む壮大な戦争が今始まろうとしていた。

時計の針が1時を差すと共に開戦の合図であるアラーム音が全校に鳴り響いた。
それと同時に待機していた生徒による大部隊が一斉に動き始めた。
彼らは声をそろえこう言う。

「「「レッツ、パーティ、イァー!!」」」

始まりは生徒会長の一声であった。

「文化祭で戦争をしましょう!」

人はこの発言に対しこういう。

あぁ。また漫画による感化か・・・。

そう。生徒会長という男は感化された事をすぐに実行する。
今回は漫画に感化されたのであろう。
内容は缶蹴り。理由は燃えるだからそうだ。かった陣営の生き残りにははもれなく一つの成績を5にする権限が与えられる。これには皆も参加するだろうという生徒会長の思惑だ。
どっちみち強制参加であるが。

チームは男と女にわけられた。女が攻撃、男が守備側である。
基本的に何でも使ってよいがなんらかの物理的攻撃を受けたら自己宣告し、退場しなければならない。
缶は三つ配置され4時までの3時間内に三つたおされたら負けである。逆に4時までにどれか一つでも守り切れたらかちである。
女チームは北校舎がスタート地点となり男チームは反対側にある南校舎からスタートとなる。

缶は南校舎の教室、中庭、校庭の三つに配置されている。

携帯は通信器具として使用可能である。

今回、二学年第四組三部隊隊長として10人を率いる事になった男は、開戦の合図であるアラームが鳴ると同時に校庭にある缶の安全の確保へ向かった。

彼が手にしている武器はマルイ製ステアーagu hcである。早い話、18禁電動ガンだ。
彼はこの愛銃を使って幾度となくサバゲーに参加したことがあるので、銃の扱いには長けていると自負している。

彼ら第三部隊が校庭に到着した頃にはすでに味方部隊がいた。
彼は心中少し安心した。

生存か?

>>1「yeah! let'sparty!」

shehastopee

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