海未「という訳で、μ'sの皆で行きませんか?」
絵里「温泉ねえ……話には聞いているけど、行ったことないわね」
穂乃果「えぇ!? 絵里ちゃん、温泉行ったことないの?」
希「えりちは暑いのも熱いのも苦手やんなあ?」ニヤニヤ
絵里「そ、それは関係ないでしょ!」
にこ「にこは行かない」
ことり「え?」
凛「にこちゃん……自腹じゃないんだよ?」
にこ「アンタにこをどんな目で見てるわけ?」
真姫「私もパス。温泉なんて入りに行くより、家のお風呂の方が静かでゆっくり出来るし、大きいし」
にこ「あー、確かに真姫ちゃんの家のお風呂の方がでかいわよね」
希「……なんでにこっちが知ってるん?」
にこ「えっ……。あ、いやね!? 真姫ちゃんちお金持ちでしょ? だからお風呂もおおきいだろうなーって!」
絵里「へぇ……」
海未「では、あとは全員……」
穂乃果「ん?」
ことり「どうしたの、穂乃果ちゃん?」
穂乃果「これ……」ピラ
穂乃果「3人までだよ……?」
海未「……え?」
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ーーー数日後、電車内
海未「はぁ……盲点でした、人数制限など……」
穂乃果「まだ言ってるの? っていうか海未ちゃんって時々すごく馬鹿だよね」
海未「穂乃果にだけは言われたくなかった言葉ですね……」ハァ…
ことり「でも、こっちの方が嬉しいな!」
ことり「この3人だけでお泊り会とかはあったけど、旅行は初めてじゃない?」
海未「あぁ、確かにそうですね。そこは絵里に感謝ですね」
穂乃果「絵里ちゃんが私達3人で、って言ってくれたんだもんね!」
ことり「うん! 楽しみだね!」
ーーー1時間半後
穂乃果「グラードンの、『じわれ』!」
海未「あぁ! 私のルカリオが落ちていきます……!」
穂乃果「やったあ! 穂乃果の勝ちだ!!」
海未「どうして負けるのですか……」ベキ
海未「次こそ勝ちます!」
ことり「あっ、穂乃果ちゃん、海未ちゃん! もうすぐ着くよ!」
穂乃果「わぁ……っ! って、山奥だね……」
海未「素敵じゃないですか! 山奥! わぁぁ……気持ち良さそうですね……!!」パァァ
ことり「あっ、やばい」
海未「明日は山頂アタックです!」キラキラ
穂乃果「えぇ……」
海未「私の当てた券で来たのですから、文句は言わせません」
穂乃果「ひどい! 暴動だよ海未ちゃん! そういうの……あれ? なんだっけ? ……ぼー……」
ことり「暴君、かな? あと暴動じゃなくて横暴だと思うなあ……」
穂乃果「そうそれ!」
海未「冗談ですよ、準備もしてきてないですしね」
穂乃果・ことり「「ほっ……」」
海未「今日は宿でゆっくりして、温泉を愉しみましょう」
乙
最高だった
穂乃果「うわぁぁぁぁああ! すっっっごく良い! 穂乃果ここに住む」
海未「あの、最後にエクスクラメーションマークを付けないと本気に聞こえるのでやめてもらっていいですか?」
穂乃果「冗談冗談、ぶっちゃけ穂乃果の家もこんな感じだし」
ことり「まぁ、同じ和室だしね」
海未「では、一時間ほど休んだら温泉へ行きましょうか」
穂乃果「ふぁーい」モグモグ
ことり「穂乃果ちゃん何食べてるの?」
穂乃果「ここにあったお菓子。おいふぃいよ?」モグモグ
海未「……太りますよ」ジト
穂乃果「大丈夫、1個だけだから」ゴクン
海未「全く……」
海未「温泉に行きますよ」
穂乃果「ちょっと待って、浴衣がないよ?」
ことり「お風呂に行く途中にフロントでもらうみたいだよ?」
穂乃果「そっか」
ーーー脱衣所
穂乃果「はやくはやく!」
ことり「ちょっと待って穂乃果ちゃ……って脱ぐのはや!?」グイグイ
海未「先に行っててください」グイ
穂乃果「うん!」ダッ
海未「全く……子供っぽいんですから……」
ことり「そうだね」hshs
カポーン
穂乃果「はー……気持ちいいねぇ……」
ことり「そうだね」ジー
海未「そうですね」ブクブク
穂乃果「海未ちゃん、なんで口まで浸かってるの?」
海未「え!? と、とくに意味はないですよ!」ブクブク
海未「……それにしても、ことりは、胸が大きいですね……」ブクブク
ことり「え? そんな、絵里ちゃんとか希ちゃんの方が……」
穂乃果「あの2人は反則だよ」
海未「穂乃果も、綺麗な身体ですよね……」ブクブク
穂乃果「……まさか、身体を見られたくなくてそんなに深く浸かってるの?」
海未「いえ! そんなことは決して!!」
穂乃果「」チラ
ことり「」コク
穂乃果・ことり「「こちょこちょこちょこちょぉ!」」ザバァ!
海未「うっ、うわぁぁぁあ!?」ザパァ
海未「……あ」
穂乃果・ことり「「ほほう……」」ニヤニヤ
海未「ハッ……」
海未「破廉恥ですっっっ!!」
とりあえず今日書けたとこまで投下しました
期待
支援
期待
海未「あぅぅ……」ブクブク
穂乃果「海未ちゃん元気だしなって」
海未「元はと言えば貴女達が!」
ことり「でも、前は皆で入ってたじゃない?」
穂乃果「そうだよ! 何を今更恥ずかしがってるの!?」
海未「恥ずかしい訳では……」
穂乃果「じゃあ、なんで?」
海未「二人とも、凄く女性らしい身体なのに、私は……」ブクブクブク
ことり「そんな! 海未ちゃんの方が!」
海未「え?」
穂乃果「そうだよ。海未ちゃんすっごく肌綺麗だもん! 羨ましいよ」
海未「そ、そうですか?」
ことり(ちょろい)
海未「まあ……確かに穂乃果のように不摂生はしていないし、あまり夜更かしもしないので……」テレ
穂乃果(ちょろい)
穂乃果「いやー、気持ちよかったねぇ」ホカホカ
ことり「やっぱり大きいお風呂はいいねー」ホカホカ
海未「あまり人がいないのも幸いでしたね」ホカホカ
穂乃果「ご飯も美味しいだろうなー!」
ことり「楽しみだね」
海未「あまり大声でそんなことをいうものではありませんよ」
穂乃果「もー、海未ちゃんお母さんみたい!」
ことり「穂乃果ちゃんと海未ちゃんで結婚したら丁度良さそうだねー」
海未「は!? ななな何を馬鹿なことを……!」アタフタ
穂乃果「そうだよ! ことりちゃんは!?」
海未「そこですか!?」
ことり「ことりは二人を見守るの!(そう……隅々までじっくり見守るの)」
海未「なっ、何を言ってるんですか/// 行きますよ!?」
遅筆ですみません……
何分マイペースなもので
いいんやで
自分のペースで完走してくれればいくらでも待っとるで
どれだけ遅くても完走してくれるなら俺らは支援する
ーーー食事処 楓
穂乃果「おぉ……」
海未「美味しそうですね」
ことり「穂乃果ちゃんよだれ」
穂乃果「ハッ!?」ゴシゴシ
海未「では……」
ほのことうみ「「「いただきます」」」
海未「〜っ! この山菜の天ぷら、絶品です!」
穂乃果「えー、そう?」
海未「ほろ苦さの中の絶妙な美味しさ。噛み締める度に口一杯に広がる山の香り。子供にはわからない大人の味ですね」
穂乃果「……穂乃果がお子様っていいたいの?」
海未「え? いえ、そんなわけでは……」
ことり「それよりこれ! このデザートのヨーグルトの木苺ソース! 美味しそ〜〜」
穂乃果「いや! こっちのお肉の方がーーー」
ーーーーーーーー
ーーーーー
ーー
穂乃果「ふー! 美味しかったぁ!」
海未「いや本当に。想像以上でした」
ことり「ふわぁ……なんだか眠くなってきちゃった」
海未「そうですね、部屋に帰ったら布団を敷きましょうか」
穂乃果「えっ、旅館の人が敷いてくれてるんじゃないの?」
海未「ここは自分達で敷くそうです」
ことり「へぇー」
海未「そんなことを言っている間に、ほら。つきましたよ」ガチャ
穂乃果「穂乃果真ん中が良いなぁー」
海未「良いですよ。ことりはどちらが良いですか?」
ことり「どっちでもいいけど……じゃあ、こっちで」
海未「はい。では、敷きましょうか」
穂乃果「敷けた! わぁーい」ボフ
海未「うわっ! 穂乃果!? 埃が舞うのでやめてください!」
ことり「スー……スー……」
穂乃果「はやっ!」
海未「大声は駄目ですよ」
穂乃果「わかってるって」
海未「しかし、やはりまだ寝るには早い時間ですね……」
穂乃果「じゃあさ! あれしよう、あれ!」
海未「『アレ』……? っ、そんな、破廉恥です……//」
穂乃果「ハレンチ? ただの恋バナが?」
海未「なんでもないです。失言でした」
ことり「恋バナかぁ……」
穂乃果「起きてたのことりちゃん」
ことり「海未ちゃんは好きな人、いる?」
海未「はあ!? い、いいいるワケナイジャナイデスカ!?」
ことり(動揺しすぎでしょ……)
海未「大体、音乃木坂は女子校です。好きな人なんかできるワケ……!」
ことり「私いるよ?」
ほのうみ「「!?」」
穂乃果「だっ、誰!? ファンの人とか!!?」
ことり「クラスの子だよ?」
海未「クラスに、男性の方なんていましたか……?」
ことり「女の子」
穂乃果「えっ」
海未「!!?」
ことり「その人はね、普段はあほっぽくて可愛くてね、時々……すごくかっこいいの」
ことり「自覚はないんだろうけど、皆が信頼してる……皆が頼っていて、あぁ……なんていうか、太陽みたいな人なの」
ことり(やん///ここまで言ったらバレちゃうよお)
穂乃果「そんな娘クラスにいたっけ?」
海未「さあ……?」
ことり(まじかこいつら)
穂乃果「ことりちゃんにそんな人がいたなんてねー」
海未「意外でした……」
ことり「でも、同性愛って日本では認められてないから……二人も、やっぱり気持ち悪いって思うかな?」
穂乃果「全然」
海未「愛の形は人それぞれですからね」
穂乃果「同性愛、かあ……。絵里ちゃんと希ちゃん、にこちゃんと真姫ちゃん、花陽ちゃんと凛ちゃん。皆すごく仲良いけど、もしかして……」
海未「そうやって軽々しく話すのは良くないですよ。デリケートな問題なのですから」
ことり(……海未ちゃんは、穂乃果ちゃんのこと……)
穂乃果「穂乃果も眠くなってきたし、そろそろ寝ようか?」
海未「そうですね……まだ少し早いですが、そうしましょう」
ことり「じゃあ電気消すね」パチ
ほのことうみ「「「おやすみなさい」」」
ーーー四時
海未「ん……」
海未「ふぁ……」
海未「何時……?」
海未「四時、ですか」
海未(早く目が覚めてしまいました)
海未(……まだ寝れそうですね。水を飲んでもう一度寝ますか)
海未(あまり二度寝というのは気が進みませんが)
海未(さて、お水……)
穂乃果「んぅ……」
海未「!?」
海未(あ、ぁぁあ……こ、これは!)
海未(あともう少しで、パンツが見えてしまうではないですか!)
海未(ど、どうしましょう……)
穂乃果「……むにゃ」ゴロ
海未(うわぁぁぁぁぁぁあああ!!?)
海未(み、見えている……完全にッ、見えていますッ!!)
海未(どうし……って、見ないようにするんです!)
海未(……)カクシテ
海未(…………///)ヒライテ
海未(……って何を見ているんですか私は!)カクシテ
海未(まだこれは恋じゃない……って違います! 「まだ」もなにもありません、こんなの恋ではありません破廉恥です!)
ことり(海未ちゃん面白いなあ)
ことり(でもそれより穂乃果ちゃんだよね)パシャパシャ
海未(くっ……まずい……私の中の何かが壊れる……)
海未(……もう寝ましょう)
ーーー六時
穂乃果「おっはよー!」
海未「クー……クー……」
ことり「海未ちゃん、寝てるみたいだね」
穂乃果「もう、いつもは穂乃果に『遅い』って言うくせに!」
ことり「あはは……」
ことり(私はおやつ用穂乃果ちゃんフォルダが潤ったから大満足だよー)
海未「んん……」ゴロ
明日で終わらせたいです
乙です
明日を楽しみにしてます
乙~
幸せだ
ーーー十時
海未「さて。チェックアウトも済ませましたし」
海未「山頂アタックです!!」
ほのこと「「えぇ!?」」
穂乃果「昨日は行かないって言ってたじゃん!」
海未「ふ……あなたたちもこれを見ればその考えは変わりますよ」ピラ
ことり「これは……」
海未「そう……」
海未「ロープウェイで山頂アタックをします!」バーン
穂乃果「それなら良いね!」
海未「早速行きましょう」
ガタン
穂乃果「おぉ〜、しゅっぱぁーつ!」
海未「はしたない……」
ことり「うわぁ……高い」ウツムキ
海未「え? どこをみてーーーっ!?」
海未「し、下が透明です!!」
穂乃果「ほんとだ」
ことり「二人とも気づいてなかったの……」
海未「うぅ……」ガバッ
穂乃果「? ……海未ちゃん、カーディガン頭から被って何してるの?」
ことり「もしかして……怖い?」
穂乃果「そんな訳ないよー、だって海未ちゃんは山頂アタックするぐらい山が好きなんだよ? 高いところが怖いなんt「……怖いんです」……へ?」
海未「山頂は大丈夫、『普通』のロープウェイも大丈夫なんです」ブルブル
海未「どちらにも地面、床がありますー」ブルブル
海未「しかし『これ』は! 床がないのと同じです! 怖いです……」ブルブル
ことり(可愛い)
穂乃果(流石私の嫁。可愛い)
海未「あぁぁ……」ブルブル
ーーー山頂
海未「はぁっ、はぁっ」
ことり「大丈夫海未ちゃん? 深呼吸して?」
海未「すー……はー……っ、ふぅ。落ち着きました」
穂乃果「ことりちゃーん、海未ちゃーん、こっち来てよー」ブンブン
ことり(なにあの天使)パシャ
海未「今行きますから少し静かにしてください」
穂乃果「ほらっ、これ!」
ことうみ「「わあっ……!!」」
穂乃果「ね? すごいでしょっ」
ことり「綺麗だねー! 遠くの海に光が反射して、なんか神秘的〜」
海未「……山頂からのこんな風景、何度も見ているのに……それでも毎回心が踊るのは、何故なんでしょうか……」
穂乃果「それだけ綺麗ってことだよー。あ、穂乃果双眼鏡で見よーっと!」タタッ
海未「やはり大自然の美しさが日本人の心に訴えるものがあるのでしょう」
ことり「穂乃果ちゃーん、ことりもー!」タタッ
海未「西洋では人工的なものを美しいとし、尊重するようですが、私達日本人には自然のほうが……」
海未「……ハッ」キョロキョロ
海未「穂乃果とことりがいません……」
男「ん……?」
海未「あぁ……どうしましょう。全く、あの二人はフラフラと……」
男「あの……」
海未「ひぃっ!」ビクゥ
海未(男性……中学生か高校生でしょうか)
男「μ'sの、園田海未さん、ですよね……?」
海未「は、はい」
男「うわ……本物だ……。あのっ、サインください!!」
海未「え? 私の、ですか……?」
男「もちろん!」
海未「はぁ……。そんなものでよければ、差し上げますよ」
男「あ、えっと、ここに、お願いします!」
海未「!? 私の、クリアファイル……///」
男「はい!」
海未「……」サラサラ
海未「どうぞ」スッ
男「うわあぁぁぁあああああ!! ありがとうございますっっ!」
海未「いえ」
海未「では、これで……」
男「は、はい! 本当にありがとうございましたっ」
海未「え、えぇ……」クルッ
海未「……」チラ
男 ^o^ノシ ブンブン
海未(あんなに笑顔で手を……。気持ち悪いというより、嬉しいですね)
海未(こんな喜びを知る事が出来たのも、穂乃果のおかげ……μ'sのおかげですね)
海未(……さて)
海未「あの二人はどこですかね」
穂乃果「アレ」
ことり「? どうしたの穂乃果ちゃん」
穂乃果「海未ちゃんがいない」
ことり「えっ。あ! 本当だ」
ことり(計画通り)
穂乃果「仕方ないなあ……『ロープウェイのところで待ってるね』っと」
ことり(なっ……! 私としたことが! LINE、及び携帯があることを完全に忘れていた!!)
ことり(穂乃果ちゃんとのデートが……)チュン…
海未「あ、穂乃果からLINEが来ています」
海未「ロープウェイですか……名残惜しいですが、もう行かないと帰りの電車に間に合いませんね」
ーーー帰りの電車
海未「ふぅー、福引きの景品にしては、いい旅行でしたね」
ことり「そうだね。久しぶりだったけど楽しかったねー」
海未「……私達がいない間、μ'sの練習は滞りなく済んだでしょうか」
ことり「……ぷっ」
海未「なっ、何がおかしいのですか!?」
ことり「だって、海未ちゃん最初はさ? 『スクールアイドルなんて破廉恥なもの絶対にやりません!』って言ってたじゃない?」
海未「そこまでは言ってないですが」
ことり「それが今はμ'sのことを心配してる。大事に想ってる。ほんと、不思議だね」
海未「まあ、得た物もたくさんありますし……それに」
海未「穂乃果といられますし」ボソ
ことり「……」
ことり「海未ちゃん」
海未「なんですか」
ことり「海未ちゃんは、穂乃果ちゃんのことがーーー、好き?」
海未「えぇ。好きでもなければ、こんなに一緒にいませんよ」
ことり「そうじゃなくって。……『友達』としてじゃなくって、『恋愛対象』として」
海未「ブッッ!!?」
ことり「大丈夫だよ。穂乃果ちゃんは寝てる」
穂乃果「……スー……スー」
海未「わっ、私は……」
海未「……わからないです」
ことり「そっか」
ことり「私は好きだよ」
海未「……っ///」
ことり「もし、いつか海未ちゃんが『そう』なったとしたら、私は徹底的に穂乃果ちゃんを奪い取る」
ことり「ごめんね。こんなこと、いきなり話したって意味分かんないよね。ただ……」
ことり「海未ちゃんにだけは、伝えておかなくちゃいけなかった」
海未「そう、ですか……」
ことり「『破廉恥だ』って、言わないの?」
海未「言ったでしょう。愛の形は人それぞれ、だと」
海未「ただこれだけは言っておきます」
海未「もし私が『そう』なったとしたら……私は」
海未「穂乃果を我がものとしようとするでしょう」
海未「……ですが、それまでは『友達』としてあなたを応援していますよ、ことり」
マモナクーシュウテンーシュウテンー
穂乃果「ん、もう着く……?」ンニュ
ことり「うん、支度しなきゃね」ニコッ
海未「穂乃果、その足元のペットボトル、まさか置いてくつもりじゃないですよね?」ニコッ
穂乃果「ぎくっ! ……もちろん、持っていきます」
ことり「あはは……」
ーーー帰り道
ことり「じゃ、私はここで〜」ノシ
穂乃果「じゃあねー」ノシ
海未「また明日ですね」
穂乃果「……」テクテク
海未「……」スタスタ
穂乃果「旅行、楽しかったねー! また3人で……いや、今度はμ'sで行きたいねで行きたいね!」
海未「そうですね。しかしそれだと……今度は自費ですね」
穂乃果「あぁ……そっか」
穂乃果「でもさーーー」
海未(ごめんなさい、ことり)
穂乃果「やっぱりーーー」
海未(私は、最低の嘘つきです)
穂乃果「だからーーーんっ!?」
チュッ…
穂乃果「〜〜〜ッ、ぷはっ! なに!? 海未ちゃん!」
海未「……いえ。なんでもありません、子供の時に『私達、友達だから!』といって穂乃果がしたでしょう? それのお返しです」
穂乃果「えー! 遅くない? しかも直接って……///」
海未「ふふ……そういう気分だったのですよ」
穂乃果「でも、『お返し』。ありがとね」
海未「これからも、ずーっと『友達』でいましょうね」
海未(ーーーこれも、嘘)
穂乃果「うんっ!」
海未(ことり……もう応援はできないみたいです)
海未(私は、完全に一緒に過ごしたこの二日間で私の中の恋心に気付きました)
海未(穂乃果ーーー、)
海未「大好きですよ」ポソ
穂乃果「え? なに?」
海未「いえ、なんでもないのです」ニコッ
海未(いまは、これでいい)
海未(伝えるのは、ずっと後でいい)
海未(とりあえず今は……)
海未(この当たり前の幸せを、噛み締めよう)
海未(決して叶うことのない、恋なのだからーーー)
最後の方がなんだか良くわかりませんが、これで終わりです。
(いるとは思わないが)真剣にこのssを読んでいた方ならこれが完璧なほのうみだとわかるでしょう。
ここまで見てくださって、ありがとうございました。
この恋が近いうちに実ることを、海未ちゃんはまだ知らない。
乙
乙
乙
乙。遭難ものや、ホラーものと勝手に思ってた。
ありがとうございます
>(いるとは思わないが)真剣にこのssを読んでいた方ならこれが完璧なほのうみだとわかるでしょう。
( ´,_ゝ`)ブッハwwwwww
このSSまとめへのコメント
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