とりあえず選んでくれ、話はそれからだ(41)

とりあえず↓の表から一文字選んで下さいな。被ったら下のにさせてもらいます

人 犬 猫 鼠 猿 蛇

火 水 風 土 光 闇

草 森 山 岩 砂 雪

↓1

↓2

↓3

とりあえず↓の表から一文字選んで下さいな。被ったら下のにさせてもらいます

人 犬 猫 鼠 猿 蛇

火 水 風 土 光 闇

草 森 山 岩 砂 雪

剣 槍 弓 斧 杖 本  ←何か足りないと思ったら、これらを忘れてた。ので↓から適応

↓2

↓3

ksk


目が覚めた……目が覚めた?

おかしい。これはおかしい

私の目が覚めるなどある訳が無い

何故なら私は……死んだ筈なのだから

長らく、仲間達と主に仕え、沢山の場所を共に行き、時に害する者達を打ち倒し、多くの絆を育み

最後には、主に看取られながら、幸せに天寿を全うした筈なのだから

その記憶が、ちゃんとある。それもおかしい事だ

そしてここは、その記憶の中には存在しない

どうして私はこんな所に居るのだろうか?

もしかすると、また知らない場所に到達した主人に会えるのだろうか

私はそんな希望的観測を元に、現状を確認しつつ、主人を探しに行く事にした


さて、”こんな場所”の作成です。↓から一文字選んで下され


人 猫 鼠 猿 蛇 狼

火 風 土 光 闇 氷

草 森 山 岩 砂 雪

槍 弓 斧 杖 本 拳

歩 走 跳 翼 飛 浮  ←これらも足しちゃおう

↓1

↓2

↓3


犬の描写は次のシーンでまとめてするつもりですよ

と、意気込んだは良いが。まず自分の体はどうなっているのだろうか?

死した時の老体のままであれば、主人を探す以前に動くのもままならなくなってしまう

……が、どうやらそれは心配要らなさそうである。身体を見た訳ではないが

そうしなくとも分かる程、全身にエネルギーが漲っているのを、己の体でしっかりと感じられるからだ

この感覚は、おそらく私の全盛期の頃か、それ以上の状態だと考えられる

きっと体が若返っているのだ。何となくだが、そう確信に近い思いがある

ではそれを確かめる為にも、身体を見てみる事にしようか

まずは脚。濁りのない、透き通った水色。懐かしいみずみずしさだ。ジャンプも、しっかり出来る

次に体は……くすみも変なヨレもない、あの頃の体だ

ならば、あの身体能力はどうだろうか。あれに何か問題があっては、ろくに生き残れるかも分からない

両前脚を浮かせ、しっかりと見つつ意識を集中する。ニュッと、前脚の形が瞬く間に変わる

鋭く、尖る。人が作る剣の様に

良かった。この能力も何ら問題なく使える様だ

ああ……懐かしい。この力で、私は主人と、仲間と共に進んでいったのだ

訳の分からぬ場所には来たが、これらの思い出を再び感じ得られた事については、最高の気分だと言えよう


さて、大体自分の状態は把握出来た。そろそろ目の前の、出来れば逃避したい光景に思考を向けなければならないか

しかし……本当に、何だと言うのだろうか?このへんてこな場所は

ありていに言ってしまえば……翼を生やした巨大な槍が、この高い塔の周囲を何本も旋回し、それが

遥か下の地上まで続いているというものだ。後ろには、塔の中に祠の様な空間があるだけだ

だが祠と言っても、こんな所に一体どんな奴が来ると言うのだろうか?

私には見当も付きはしないが、きっと相当な変わり者だろう

上を見ても塔は続いていないので、ここが一番高い所なのだろうな

やれやれ、ますます私がどうやってここに来たのか分からなくなる

と、こんな所でまごついていても仕方がないな

主人を探すと決めたのだ。ならばとっとと行動を開始しなければ

まぁここからの移動には、あの時の応用で行けるだろう

私は身体能力を使い、背に二対の大剣を生やす。翼や羽の代わりだ

丁度、目の前に移動してきた槍がある。早速飛び移り、差し当たっては下、地上を目指すとしよう


さて、このお犬さんが下りている途中ですが、何者かと出会います

その誰かを作りますので↓から一つ選択お願いします

人 猫 鼠 猿 蛇 狼

火 風 土 光 闇 氷

草 森 山 岩 砂 雪

弓 斧 杖 本 拳 ナイフ

歩 走 飛 浮 瞬 多脚

↓1

↓2

↓3



それとどうせなら酉つけたら?


下に向かい始めてからどれくらい経っただろうか

最初はこの身体を慣らすのに丁度良いとか、贅沢な仕掛けの軽い運動場の様に思えてはいたのだが

同じような単調な動きしか必要ない上に大して変わらぬ光景……些か飽きてしまった

そんな思考が油断を呼んだからだろうか、目の前の唐突で小さな変化に対応出来なかったのは

乗っていた槍から次の槍への着地寸前、更に次の槍の方から突っ込んできた小さい光が顔にぶつかった

地味に痛い……が、この程度で済んだという事は攻撃ではなかったのだろうか?

相手の方は……器用にも空中でクルクルと回転しながら位置を調整し、今居る槍に上手い事着地した

その姿は、薄いレモン色の毛のネズミだった

相手もこちらを見る。十数秒、その状態が続き……


攻撃してきた
警戒している
近寄って鳴く
馴れ馴れしく上に乗ってきた
先を急いだ
逃げる

おっと↓1   既に来てたらそれを

因みに鼠の行動です

視点変更とかもありますし、どのキャラも一回こっきりって訳じゃないので気軽に選んでもらって結構ですよ~

馴れ馴れしく上に乗ってきた


先に動いたのは相手だった

徐に寄って来ると、ピョンと跳ねて背の方に乗ってきた

しかもそこから別の槍に飛び移るでもなく、背や頭の上をちょろちょろと動き回っている。どういうつもりなのだか

出会ったばかりの奴に突然そんな事をされて良い気分になる訳もなく

当然うっとおしいと思った私は背を跳ねさせたり頭を振ったりしてどかしたり

また張り付かれない内に別の槍に移ってやりすごそうとしたのだが

最初にぶつかられた時の方法でしつこく追って来るという始末

観察してみると、その方法というのがまた変わっている(私の体質も他種族の事は言えないが)上に厄介なもので

何やら光のエネルギーを糸を張った弓の様に展開し、自身もそのエネルギーで包むと矢の様に飛んで来るのだ

やれやれ、これではいくら逃げても無駄だろうと察した私は、渋々ではあるが

奴が私の上に飽きるまで乗られてやる事にしたのであった……


さて、そんなこんなで地上に着いて新たな場所を見付ける二匹。そこはどんな所になるのか。表から一つ選んで下さいませ


人 猫 猿 蛇 狼 蜘蛛

火 風 土 闇 氷 時

草 森 山 岩 砂 雪

斧 杖 本 拳 ナイフ 札

歩 走 飛 浮 瞬 多脚

↓1

↓2

↓3

多脚


あの辺鄙な場所からネズミを乗せて歩く事しばらく

見付けた新たな場所は、これまた辺鄙な所であった

何か文字が書いてある様に見える大きい板、に多くの根が生え、地面に刺さっている

そんな植物の様な置物の様なものがまばらに存在する森だ

どこか、人間の家にある表札というやつにも似ている気がした。ただ、それらの周りに

建造物のケの字もないので、何を示そうとしているのかは全くの不明なのではあるが

そして驚くべき事に、悪戯半分、習性半分で根の部分に小便をひっかけてみたところ

その根の辺りの地面がモゾモゾと蠢動したかと思ったら、根が地面から

鞭の様に飛び出してきて、こちらを弾こうとしたのだ。そう、こいつらは動く

こんなナリでも一応生き物であったらしい。動く樹木の種族の亜種か何かだろうか

あの反応は、こちらの悪ふざけが過ぎて、怒ったのだろうか。しかし誰だって

自分のものとはいえ小便が掛かった土なんて被りたくはないだろう。まぁ間一髪で避けられたが


犬さんが意外な所で茶目っ気を垣間見せた所で、ここで出会う何かのメイクです

↓のどれかから一つ選んで下さいなっと

人 猫 猿 蛇 狼 蜘蛛

火 風 土 闇 氷 時

草 山 岩 砂 雪 泉

斧 杖 本 拳 ナイフ 石

歩 走 飛 浮 瞬 這

↓1

↓2

↓3


それからもこの森を歩き続ける事しばらく……突然、ネズミの奴が何かに

ピクリと反応したと思ったら、私の背にしがみつき、縮こまってしまった

何があったのかと、小さく唸ってみたり、背を跳ねさせて

ゆすってみたりしたが、うんともすんとも言わなくなってしまった

そんな状況に困惑していると、変化は起きたのだった

む?いきなり、気配が現れた?その気配は、現れた瞬間から、ゆっくりと

こちらに向かってきている様だ。向こうもこちらの気配を感じ取っているのか?

この、ピリピリとする感覚は、少なくとも明るい存在が出すものではない……陰湿なモノが出す気配のそれだ

そうか。ネズミは既にこれを察知していたからあんな反応をしていた訳か

そうであったなら、逃げるなりして伝えようとしてくれれば良いものを

……さて、そろそろ見える距離にまで来るか。ネズミの奴は更に縮こまってどうしようもないが

私もいよいよ、姿勢を低くして身構える。いつでも動ける様にしておかねば


ふと、目の前にあった表札樹(仮)に影がかかる。上か!?と思いそちらを見るも何も無し

慌てて視線を戻す。影は更にこちらに寄って来ていた

一体何なのだ。分からない事が多過ぎる

とりあえず何回か後ろに跳び、方向を変えつつ距離を取る

接近されるのを避けつつ、見て取れた相手の事を分析してゆこう

濃度は薄いが何かの影らしき事、大きさは3m程の円形、影の周囲には

何らそれを発生させる要因は見当たらない。こちらの存在を完全に気取った動きをする

日が差していない訳ではないが、照らされても更に薄くなる程度で、大した変化は見られない

地を這うように近付き、移動する物の上にも影がかかった事から、障害物などは意味をなさない様だ

思い切り離れても、しばらくすると体?を細く曲げ、逃げて来た道をグニャグニャと追って来る

あまり速度はないらしいというのが唯一の救いか


しかし、奴の性質から考えてもそんな面倒な追跡方法は取らなくても良い筈だが

こちらで遊んでいるのだとしたら腹立たしいし、気配が陰湿なのも頷ける

どうするべきか。実態があるかも分からない様な相手に下手な攻撃は出来ない

私にもネズミにも、有効打となりうる攻撃手段は恐らくないだろう

やむを得ん。一度、ギリギリまで接近を許させてみるか

じっと待つ。待つ。待つ……

こちらの足元まで、後1m50cm...80cm...30cm...緊張が走る

さぁ、相手はどう出る……?

……止まった?相手を睨みつつ警戒。確かに止まっている

ここで動きを止めるとは、ますますもって不気味。対応にも困る

どうする?どうするべきだ?どうするのが一番正しい?クソッ、答えが掴めない


さて、まごまご、まごついてる二匹に対してこの影(仮定)はどう出るのか、↓から一つチョイスプリーズ

攻撃してきた
沈黙している
話しかけてきた
アクションを取ってきた
通り過ぎる
逃げた

↓1

話しかけてきた


《そこの者達よ、我の言葉が聞こえるか?》

 !? な、何だ?どこからともなく、妙に響く声がしてくる!?

今動く訳にもいかず、影を注視しつつ顔だけを周囲に向け、強引に

視界を広げてみるが、この努力もまた何も見えずに終わる

今回は見えない相手ばかりで、いい加減に精神的なストレスが

かなり来はじめている。そこにまた声が掛けられる

《お前達だ。そこの二匹の獣達よ》

ええい、こんな時に!一体何者が声を掛けてきているんだ?

そういう事をするなら、もう少し余裕がある時にしてくれ

《ううむ。聞こえておらんのか?目の前の二匹の事ぞ》

目の前だと?今、目の前に居るのは忌々しい正体不明の影だけではないか

そう心の中で毒づくと、影に対して睨みをきつくする

《まぁ、聞こえていないのならば仕方がないが……もしも聞こえていて

更に内容を理解出来たのならば、とりあえず言葉を念じて返してくれないだろうか?》

念じる、だと?そんな事で届くのか分からんが、お望みならまず文句の一つでも言ってやろうじゃないか


「(生憎だが、今は見ての通り忙しい。どこの誰だか知らないが

話し相手が欲しいんなら、この目の前の影を何とかしてもらいたいんだがな)」

《むっ、影だと?それは何の事だ?私にはその様なものは見えないが》

は、何と言う節穴。というか、随分自然に会話出来てしまったな

それに姿が無い(もしかしたら後ろだかに居るのか?)のであれば見るという事も出来ないのかもな

「(……例え見えなくとも、その念やらの感覚で掴めないものなのか?

姿は、こう、影というか、地面に円形に張り付いた闇というか、そんな感じなのだが)」

《ん?……ああ、気付いておらなんだったか。それこそが我。闇の泉の精霊

その分霊でな。元の世界の本体はもっと大きく、闇の力も濃いのだが、何故か

我だけ突然この世界に来てしまった様でな。本体と離れても支障は無いとは言え

どうしようかと思った所、お主らの気配を感じ、接触を試みたという訳だったのだ》

なんと。衝撃的だな。それが事実であるなら、さっきまで無駄に警戒していたのがアホらしくなってくる

「(何だと?いや、だが……もしかしたらお前が嘘を付いていて、私たちを謀ろうとしている

可能性だってあるだろう?そうではないと言う事を、どうやって照明すると言うのだ?)」


《ふむ、中々に疑り深いのぅ。まぁ属性としては闇である我の性質状、それは仕方のない事かも知れんな

分かった。我には本来形なぞ存在しないのだが、疑似的にそれを作り出し、この闇こそが我であると証明しよう》

そこで声は止む。その発言が嘘であり、この闇と声がグルであった場合

もはや私達には、本当に逃げる以外で少しでも生き残れる方法は無くなってしまうのだが……

む。負の気配が更に鋭くなってゆくな……空気が重苦しくなるから出来れば

止めてほしいのだが無理な話か。さて、あちらの動きが言う通りである事を願うしかないな

円形の薄闇を見続けると、その中心部分がゆっくりと成人程の高さに盛り上がり、切り離されて

低空に浮く。それが形を変え、髪の長い人間のメスの形を取る。ただ足は、腰の辺りから

スカートと呼ばれる布きれの様な形になり、風がなくともひらひらと揺らめく。そして顔は

輪郭など丁寧に作り込まれている様だが、如何せん透けている薄闇の色なので非情に分かりずらい

それで疑似的な形とやらを作り終わったのか、目を開く

虹彩などもあり、ブレたりボケたりしている訳ではないのだが、やはり判然としにくい

……ん?空気が軽くなったな。もしや、こちらに配慮して気配を抑えてくれているのだろうか?

そのおかげか、闇の声により事情が分かったからか、ネズミの奴もある程度ほぐれた様だ

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