とある×ジョジョ【とある奇妙な運命論】 (37)
とあるシリーズとジョジョの奇妙な冒険のクロスssです
※注意
このssの主人公はオリジナルキャラです、またオリジナル展開も多々あるのでそういうのが苦手な方はご注意ください
このssの1はとあるにわかです!なのでとあるファンのかたに深い思いをさせるかもしれません 申し訳ありません
またこのssは前にかいたssのストーリーそのままに納得いかなかった部分を書き直しております、前のssが気になったら探してみてね!スレ名だいたい同じだから!
注意終了
※続いてお願い
このスレを見たかたがいらっしゃいましたら、どんどん感想、意見を書いてください
書いてくださるととても嬉しいです
お願い終了!
お待たせしました、それではあらすじをどうぞ!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430752546
あらすじ
学園都市で暮らす一人の少年、彼は記憶を消され、超能力とは違う、ある特殊な能力…スタンド能力発現の実験台として目を覚ます、黄金の矢に選ばれた少年は、裏の社会から抜け出すため、助けると誓ったものを助けるため、動き出す…
目の前で笑みを浮かべた男性が手招きしている
『おいで、愛しいザザザよ』
(なんだ?何て言ってるんだ?よく聞こえないし、体も動かねぇ)
名前を読んでいるのだろう、だかそこの部分だけにノイズがかかり、よく聞こえない 、そして自分の体なのにまるで自分じゃない誰かが体を支配しているように…かろうじて目だけは動かせるが、そんな風にからだが動かなかった
突然場面が切り替わる、さっきこちらに笑みを浮かべて手招きをしていた男は、もう一人いるだれかと口論をしている
『ザザザの命令だ大人しザザ言うザザを聞け!』
『だザザサだ!ザザザはわたザザザザなんだぞ!』
先程よりもノイズがひどくほとんど聞こえない
(なんだこれは?…夢か?)
さらに場面は切り替わり、そこにはまた同じ男がいた
、だがその男は血だらけで今にも力尽きそうだった
(なんだ?何でこんな血だらけで…な、なにぃ!)
手元を見て驚愕する自分はこの今にも死にそうな男にたいして銃を突きつけているのだ!だが拳銃を握るその手はがくがくと震えており拳銃を持つのを拒否しているようだった
『良いザザだ、おまザザザザならわたザザは』
そういいながら男は微笑み、震える手に握られている拳銃に手を伸ばし、引き金にそっとふれる
(やめろ!いやだ!あなたは…!)
そこで気づく、この男は自分の…
ズドン…ドサリ
そこで視界は暗くなり、数秒後また新しい場面に切り替わる
そこは病院だろうか?自分はどうやらベッドの上に寝かされているようで、視界には真っ白の壁、真っ白の天井、そして真っ白の白衣をきた男が写っていた
『おザザザサくショックてザザザザを操る能力に目覚めザザザザしょう』
『そうか… ザザザザ 面白い…』
白衣の男とは違う声がする方向を見る、そこにはここで見たものとは対照的な、黒の革靴に黒のスーツ、黒のネクタイをした男がたっていた
そいつはこちらが見ているのに気がつくと、笑みを浮かべて近づいてくる、だがその笑みを浮かべた顔にある目は笑っておらず、そして男の着けている物の何よりも、いやこの世で見たどんな黒よりも真っ黒で恐ろしく、だかそんな淀みのない黒さが人を魅了してしまうだろう、そう思えるような漆黒の瞳だった
(くるな!くるんじゃねぇ!)
そう必死で叫ぼうとする、だがそんな必死の思いもむなしく、口は声を発しない、男はそのまま近づいてきてこちらの手を取る
『ようこそ、我が組織、ファミリーへ』
その声とともにまた場面が切り替わる
(次は一体なんだ?!)
そう思いながら写し出された場面を観察する
(なんだ?おれは縛り付けられているのか?)
一体なぜ?…そんなことを考えていると、先程の場面で見た例の男が近づいてくる
だがその男の顔に、先程のような気味の悪い笑みも、漆黒の瞳もなく、顔は険しく、瞳はどこか寂しげだった
(…?)
『君の能力が外に漏れた』
先程のようなノイズまじりの声とは違い、鮮明に聞こえてくる声には、緊迫したなにかが込められていた
『君の能力はとても優秀だ、それは自分自身もわかるだろう、それを利用しようとさまざまな研究者たちが動き出している』
『たぶん、そいつらはどんな手を使ってでも君を手に入れようとするだろう、それを食い止めれるほど私たちの組織、ファミリーに抑止力はない』
男は一拍置き、先程より口調を強めて続ける
『これから、君の記憶をすべて消し、さらに能力を使えないように脳に細工をする、そうすれば君を実験台にしようとやってくるやつらから君を守れる』
そう言うと、隣にいる金髪の少女に声をかける、その少女の瞳はとてもきらびやかで美しいものだった
少女はこちらにテレビのリモコンを向けてボタンを押そうとする
『いや、やっぱりもうすこし待ってくれ、お別れを言うのを忘れていた』
男があわてて制止する、すると少女はリモコンを下ろし
『終わったらいって 』
そう言うと耳をふさいで後ろを向いた
男はそれを驚きの表情で見つめる、そしてフッと笑うと
『ありがとう、食蜂くんは以外にも気が利くようだね』
そう感謝の言葉のようにも、皮肉のようにもとれることを言うとこちらを向く
『君はこうすることをよく思っていないだろう、だがこうするしかないんだ、わかってくれ』
『大丈夫、君が記憶をなくしたって君が成すであろうことは変わらない、君はそういう運命で生まれてきたんだ』
『そうだ、記憶を消したあと新しい能力開発の実験を君に行おう、君のその気高い精神ならきっとうまく能力が発現するはずさ』
『また会おう、なァに、もう一度出会いからやり直すだけさ、大したことじゃない』
言いたいことをいい終えたのだろう、男は少女の耳から手をどかせ、やってくれと命令する
少女はリモコンを構え、スイッチをおす
(やめろ!)
なぜかはわからないが、そんな言葉が次いででた
だかその叫びも言葉にはならない、視界は白に埋め尽くされる…
少年(うっ…ここは…)
少年は目を覚ますと回りを確認しようと目を開けようとする、だが人工的な光がそれを邪魔する
少年(まぶしい…目がなれるまでの辛抱か…)
目が光になれるまで待ち、なれたところで辺りを見渡す
そこは床も壁も天井も真っ白な部屋で、天井についた電球も真っ白に光輝いている、そして目の前には、この部屋に不釣り合いな真っ黒なスーツをきた男が、こちらに背を向けて手を前で組ながら椅子に座っていた
少年(なんだここ?誰だ目の前のこいつは?…たしかおれは…)
なぜこんな状況になっているのか、その原因を見つけようと記憶を探る
だが
少年(…おかしい『何も』思い出せない)
そう、文字通り何も覚えていないのだ、いや何も覚えていないと言うのは語弊がある、一般的な知識や常識はあるが、自分に関すること、名前や住所、家族構成、友達の名前、そういったものが何一つ思い出せないのだ
少年(いや…なにか目覚めるまで夢のような…そんななにかを見ていた気がする…どんなものだったか)
それを思い出そうとまた記憶を探る
少年(いっ!)
その瞬間頭を鋭利なもので貫かれるような鋭い痛みが頭のなかを駆け巡る
あまりの痛さに少年は頭を抱え踞り、苦痛の声をあげる
少年「あっ…ぐ…がぁ…」
うめき声を聞き少年が起きたのに気づいたのか、目の前で背を向けて座っていた男は立ち上がり、少年の方を見ようと振り替える
少年「なんだ…てめぇは…」
少年は頭痛に耐えながら、なめられまいと踞った体制のまま、顔だけ前を向かせ男を睨み付ける
睨み付けたとき、先程までは背を向けていて見えなかった部分…男の手が目に入る
その手には黄金に光る弓と矢があった
少年「なんだよ…それ…」
そのあからさまな凶器を見て、少年は危険を感じとり、立ち上がろうとする
だが、長い間気を失っていたのか、体の反応は鈍く、頭痛も相まってうまく立ち上がれず、崩れ落ちる
目の前の男は無言で弓を構え、矢を放とうとする
少年「くそ…こんなところで死ぬのか…」
そんなの嫌だ…おれは屈しないぞ!
そう自分を奮い立たせ、無理矢理にでも立ち上がる
少年「うおおおおおおお!」
立ち上がった勢いそのままに、目の前の男に突進していく
ググググ…シュパン!
だがそんなものは無駄だと言わんばかりに、独特の音をたてて放たれた矢は少年の腹に深く突き刺さる
少年「ぐ…くそ…」
激痛で顔を歪める、だが崩れ落ちそうな体を抑え、目の前の男をまっすぐに見つめる
男「やはりきみはすごいな、この状況で向かってきて…しかも腹に矢を受けたのに倒れずに、まだそんな目ができるとは…!」
そういいながら男は少年に近づき…
ガシッ…グググ…ズバァ!
少年に刺さった矢を思い切り引き抜く
引き抜かれた勢いで少年はぐしゃりとたおれこむ
引き抜かれて空洞になった場所から血が抜けていくのを感じる、つま先から冷たくなり、息をしてもした感じがしない
少年(ここで死ぬのかおれは…くそったれ…)
そう思いながら目を閉じ、死をまつ…だが…
少年(…?!)
突然、意識がはっきりとする、先程までの寒気や体に走っていた激痛もいつの間にか消えている
少年(なに!俺は確かに腹を射ぬかれ、それを引き抜かれて大量に出血したはずだ!)
恐る恐る自分の腹を見る、だがそこには射ぬかれた跡も、あふれでる血液もなく、ただ服に穴が開いていただけだった
少年「どうなってるんだ?」
そうぽつりとつぶやく
男「簡単なことさ…」
その呟きに答えるように男はいい放つ
男「きみは選ばれたんだ…この弓と矢に…」
少年は男のいっていることがわからない、というようにキョトンとしている
男はそんな少年の手を取り、立ち上がらせて、固く握手する
少年(なんの握手だこれは…)
そんな風に考え、目の前の男の真意を図ろうと、男の顔を見ると
男はニヤリと笑い、これが言いたかったんだとばかりに口調を強めて
男「ようこそ、我が組織、ファミリーへ」
そう言った
これでプロローグは終了です
てかこれがプロローグだと言うことを最初に書き忘れていた…
まぁいいか!
次の第一話はまたかきだめて一気に投下します
また明日か明後日お会いしましょう
見た人は感想意見ちょうだいね!
やっぱりこれの前のスレは見ない方がいいかも
このあとの展開すこしだけど書いてあるし、しまったなぁ…
つつつつつつ…つまんねぇ…
いい!続けてくれ!
>>14さん、有り難うございます!そういってもらえるととても嬉しいです!
完結できるよう頑張りたいです!
第一話の前半部分だけできたので投下します!
第一話「出会い」前編
学園都市、それは東京都西部に位置し、全部で10の学区に分けられている巨大都市だ
また学園都市は世界最高の科学力をもち、その進歩した科学力で、脳を開発しレベル1からレベル5まである能力に目覚めさせる、そんな夢のようなことができる特殊な場所だった
人口の八割を占める学生たちは、そんな能力を手に入れるため、また能力を更なる高み、レベル5に押し上げるため日々努力を重ねている
そんな彼らも深夜の3時といったらだいたいは寝ているであろう
だか、この物語の主人公、立野流我(たつのりゅうが)は違った、彼の所属している暗部『ファミリー』のボスから電話がかかってきて
『仕事だよ、隠れ家にきて』
そんなふざけたことを言われたからだ
いつもならそんな戯れ言は一蹴するのだが、仕事を受けるか受けないかのコイントスで、受ける方の表が出てしまい、無下にできなくなってしまったのだ
流我「くそ!なんだってこんな夜中に!」
そう毒づきながら自分が住む寮のある第七学区から目的地のある第十学区までの道を自転車で駆け抜ける
普通の人間ならコイントスでの約束事など適当にはぐらかし、真夜中の3時に自転車で疾走することなどしないだろう
だか、コイントスで決めたことは必ずやりとおす、それがこの少年にとって自分の命より大切な美学なのだ
流我「やっとついた…」
自転車をこぐこと数十分、目的の場所に到着する
そこは三階建ての小さな廃ビルで、暗部『ファミリー』の隠れ家だった
荒々しく隠れ家の扉を開ける、外観とはうって変わってそこには清潔で快適な空間が広がっている、中身だけ見れば学園都市に立ち並ぶ近代的なビルとほぼ同じと言える
自分をこんな夜中に呼びつけた男、佐伯遂凶(さえきすいきょう)がいる三階にいくため階段を上る
コツコツコツコツ
靴の裏と床がぶつかる音だけが響いている
流我(そういえば、あいつとあってもう三年か…)
そんなことをふと思う
佐伯遂凶と出会い、色々なことがあった
矢で射ぬかれたあと、暗部に入れと言われたときはマジにヤバイと思った
だが人間はどんなことにも適応するもので、一ヶ月後にはもうなれてしまっていた…まぁ自分の場合記憶がなかったのと、やることが暗部とは思えないほど楽だったからなのもあるが
最初は暗部と言う響きにびびったが、やることは研究の報告書を読むとか、今月の収支を確認するとかそんなものが多かった
金を稼ぐために株をやると佐伯が言い出した時には、自分含めほかのやつらもかなり驚いていた
まぁその株での金稼ぎが大成功し、このビルとかなりの金を手にいれることができた訳だが…
佐伯になぜこんなことをするのか、もっと暗部らしいことをしないのかと聞いたことがある
佐伯『これは歴史的瞬間に立ち会うための準備をしてるんだ、それにあまり優秀なことをしすぎると目立ってしまう、ここにはここにしかいない人材がたくさんいるんだ、それが引き抜かれていなくなるのは困るだろ?』
こうはいっていたが、真意は定かじゃない、あいつと一緒に三年過ごした今もあいつの考えていることがよくわからない
だがこんなふざけた暗部にもたまに、暗部らしい仕事…『殺し』の仕事が来ることがあった
殺したときの事は忘れられない、自分が人の命を奪ったということに対する動揺がではない、正直その動揺は微々たるものだった
[ピーーー]ことに体と心が抵抗を見せなかったのだ、それが不思議で、恐ろしくて、今も忘れられなかった
それがなぜだかはわからない、たぶん無くなった記憶にその答えがあるのだろう
だがそれを思い出そうと思ったことはあまりない、なぜだかわからないがそういう気持ちになれないのだ
流我(今回の仕事、楽なものならいいが…)
そんなことを考えながら階段を上りきり、途中にある会議室と管理室を通りすぎ、一番奥の扉に向かう
流我(まぁそれはないか…)
佐伯がコイントスをさせてまで自分にやらせようとするのは、だいたいが殺しの仕事だった
流我「開けるぞ」
そういいながら、一番奥の社長室と書かれた扉を開け、中にはいる
やべsagaいれ忘れて台無しや…まぁいいかw
佐伯「入るときはノックか、せめてなにか言いながら入ってきなさい」
そういいながら佐伯は大きな椅子を回転させてこちらを向き
ニヤリと笑う
流我(B級映画のマフィアかおまえは…あながち間違いじゃないが)
流我「ごたくはいい、ていうか入るぞっていったんだけどな」
佐伯「あれ?そうなの?まぁいいか」
そう言うとつまらなそうに椅子から立ち上がり、仕事の説明を始める
佐伯「うちが資金提供してる研究施設の研究員の一人が勝手に金を持ち出して隠れて違う研究をしてるのがわかった」
佐伯「被害額はそうでもないんだが、一応こちらの信頼を裏切った裏切り者だからね、制裁を加える」
流我「殺すのか?」
佐伯「いや、殺す殺さないは君の判断に任せるよ、痛め付けて反省するようだったらまた戻ってきてもらえばいい」
流我「甘いな、そんなだから裏切り者が出るんじゃないか?」
佐伯「いいのいいの、そんくらいが面白いさ、それにこの組織の名前はファミリーだからね、家族に接するように優しくなくちゃ」
流我「笑えねー冗談だな…で、どこにいけばいい?」
佐伯「場所は第十九学区の××××ってところだよ、じゃあいってらっしゃーい」
流我「いってらっしゃい?おい!また俺は自転車をこぐのか?送ってけよ!」
佐伯「やだよ?僕もう寝るし、ほらほら、早くしないと夜が明けちゃうよ?」
流我「ふざけんな!てめぇ覚えてろよ!」
バァン!バタバタバタ…
そう叫んで扉を蹴飛ばし、走り去る流我を見送る
走り去る背中が見えなくなったところで椅子に座ると、資料を手に取り目を落とす
佐伯「…幸運の女神ねぇ…随分と面白そうな研究だ…」
椅子を回転させ窓の方を向き夜の闇を見つめる
佐伯「いいぞ…おそらくここからなにかが起こり始める、運命の波がそこまで来ているのがわかるぞ!」
佐伯「ふふふ…ふははははははははは!」
夜の闇にその笑い声は溶けて消えていった
ここで第一話前編は終了です
いかかだったでしょうか?
まだジョジョ成分もとある成分も全然出てないので、原作ファンの皆さん面白くないと思いますが、一話おわったあたりから出てくるのでご心配なく
いま思ったけどチャリ飛ばして数十分で第七学区から第十学区まで行けるものなのか?
…いや!主人公の乗ってたチャリは学園都市製の電気自転車で本気出せば40キロくらい出るんだよ…きっと…
面白い あげ
一応できたところをアップします!
第一話 「出会い」 後編
流我「はぁはぁ…うっ!げほげほ…や、やっとついた…」
肩で息をしながら目の前の建物に目を向ける
流我(こんなところで研究なんてできるのか?…ほぼただの家じゃねーか)
目の前にある建物は、二階建てのただの一軒家だった
流我(いや、しがない研究員の一人が準備できるのなんてこんなもんか、被害額はそうでもないともいってたし)
そう自己解決すると、ドアノブに手をかけ、施錠の有無を確認する
流我(鍵は閉まってるか…なら!)
流我(『アンダークラスヒーロー』!)ドギューン!
心のなかで高らかに自らのスタンド名を叫び、出現させ、命令する
流我(『扉』を『空気』へと変化させろ!)
命令と同時にアンダークラスヒーローは扉にそっと手を触れる、すると!
扉は跡形もなく消え去り、建物への侵入を可能な状態に変化させる!
以下ナレーションでお送りします
『アンダークラスヒーロー!今作の主人公、立野流我のスタンドである!外見は北欧神話の絵画に描かれた男性のような姿をしており、ほぼ人間と同じ姿をとっている!』
『能力は触れた物質を他の物質へと変化させる能力!変化させる物質と変化させられる物質共に、気体!個体!液体!この三つのすべてが該当する!』
『また!この物質変化には三つの種類が存在する!』
『ひとつ目は通常変化!これは自分が触れた物質の範囲を指定し、即座に変化させる!これは主に物質と物質のくくりがわかりやすい個体に使用し、いま行った扉を空気へと変えたのはこの通常変化である!』
『ふたつ目は伝染変化!変化させた物質に他の物質がぶつかると、そのぶつかった物質も同じ物質へと変化する!これは常に動き回る液体や気体にたいして使用する!』
『みっつ目は時限変化!さわった物質に変化させる時間を設定して変化させる!この変化は罠や、暗殺などに使用する!』
以上ナレーション終わり
流我「邪魔するぜ…」
そう小さな声で呟き、侵入する
中へ入り廊下を進み右に曲がると寝室があった、そこでは寝息をたてながらベットに寝転がる男いた
そっと近づき手元の空気を拳銃へと変化させ、男に馬乗りになり銃で殴り付ける
バキャア!
男「ぐあぁ!」
流我「顔面を吹き飛ばされたくなかったら質問に答えろ」
男「ひぃ!わかった!わかったから撃たないで!」
流我「なぜ裏切った?」
男「た…ただの出来心なんです!許してください!お金もちゃんと返しますぅ!」
流我「ただの出来心で暗部を裏切るなんて馬鹿な真似をするやつがいるとは思えないな、お前のやってる研究はどんなのだ?説明しろ」
男(どうやらあの女のことに関してはまだ知らねーようだな…なら適当に言いくるめて、この危機を脱する!)
男(最初はただの慰みものにするためにあの女を拾ったが…その時からなぜか!俺のもとには幸運が集まってきた!)
男(拾った宝くじが当たってることもあれば、一万円札が空から降ってきたりしたこともあった!)
男(せっかくの幸運の女神を手放す訳にはいかねぇ…自殺されないためにも手は出さなかったんだからなぁ!)
男「研究だなんてそんな!おれはただ女を飼っていただけで、手をつけたお金もその女の食費代だったんですよぉ!」
流我「女を飼ってるだぁ?」
男「は、はい!その女なかなかきれいな女でして、お兄さんもどうですか?なんてね!」ハハハハハ!
流我「…ゲス野郎が」
流我「それだけなら命はとらねー、女のところに連れてけ、一応確認しないとな」
男「わ、わかりました!」
男をベットから引きずり出し、立ち上がらせる
男「ついてきてください」
男は二階への階段を上がり、扉を指差す
男「ここです、扉のガラス部分から覗いてみてください」
流我「わかった」
扉にちかづき中を確認しようとする
流我「?…ガラス部分なんてどこにも…はっ!」バッ!
殺気を感じ振り替える
男「しねぇ!」
そこにはどこから取り出したのか、ナイフをこちらに向かって振り上げている男がいた
男(いのちはとらねーだ?ふざけんじゃねぇ!裏切り者を殺さねー暗部がどこにあるってんだ!)
男(テメェを殺して高跳びし、あの女を使って幸運な人生をいきてやるぜー!)
降り下ろされるナイフは流我の眼前に迫っていた、だがそれを予想していたとばかりに白羽取り、腕をへし折る
男「うげぇ!」
流我「チャンスをやったのに…哀れなやつだ…」
素早く銃を突きつけ、引き金に指をかける
男「まって!まだしにドォン!
男が言い終わる前に弾丸を発射する、飛び出した弾丸は男の顔面に直撃し、鮮血を撒き散らす
流我「悪いな…ゲス野郎に二度目のチャンスをやるほどおれは優しくない」
流我「さて…なかを確認しますか…」
そういいながら振り返り扉に手を触れる、一応男の話が嘘の可能性もあるので、警戒はしておく
触れた扉が入り口と同じように空気に変化して消え去る
流我「話しは本当だったか…」
そういいながら目の前の光景に寒気を覚える
そこにはベットで寝息をたてている少女がいた
流我(こんな男とずっと過ごしてたのか…)
流我「おい、起きろ」ユサユサ
少女ウウ…アトモウスコシ…
流我「のんきなこといってねーで早く起きろ!」
少女「うわぁ!」
大声を耳元で出され、少女は驚きで目を覚ます
流我「よう」
少女「え…どちら様?」
そういいながら小首をかしげてこちらを見る 、かわいい
流我(ふむ…悪くないな…)
ついつい素直な感想が出てしまう、そんな自分にあきれるが、すぐに頭を切り替える
流我「いまの状況わかるか?」
少女「え?えっと…よ、夜這い?」
流我「ちげーよ!……いや俺も悪いな、すまないでかい声だして、順を追って説明しよう」
少女「よ、よろしくおねがいします」
流我「まず俺の名前だが、立野流我という、ここに来た理由は、お前を監禁してた男への制裁だ」
少女「制裁…ですか?」
流我「あぁ、あいつは俺たちファミリーを裏切って無断でお前を…実験?いや監禁か、していたからな」
少女「こ…殺したんですか?」
流我「ほんとは[ピーーー]つもりはなかったんだが抵抗してきてな、だから撃ち殺した」
少女「そうですか…」
少女「よくわからないですけどあの人を殺したってことは流我さん?は私をここから助けてくれたってことですよね?」
流我「まぁ…そうなるな…」
少女「ありがとうございます!これでやっと自由になれます!」ペコリ
顔をあげた少女は満面の笑みで流我を見つめる
流我「はぁ…おまえわかってねーな」
少女「え?」
流我「おまえはこれでここを脱出して、楽しい表の世界で暮らせる!めでたしめでたし、だなんて考えてると思うが」
流我「それは大きな間違いだ、おまえには表に出たってそこで生きていくための、金も、家も、なんもねーだろうが」
少女「た…確かに…」
流我「なんでそんな反応軽いんだよ…お前のこと話してんだぞ?」
少女「じゃ、じゃあ!」
少女「じゃ、じゃあお願いなんですけど!」
流我「ん?」
少女「流我さん!わたしの面倒を見てください!」
流我「はぁ?!やだよ!」
少女「えー、理由はどうあれ助けてくれたじゃないですかー…」
流我「おまえ…おれ一応ファミリーっていう暗部の人間で、お前を監禁してたやつとはいえ、ひと一人殺してるんだぞ?そんなやつあいてによくそんなこと言えるな」
少女「まぁたしかにそうですけど…」
少女「あなたは私を助けてくれたじゃないですか!」ニパァー
流我(こいつ…狂ってやがる…)
内心焦りを覚えて、後ずさる
流我(いや、一旦落ち着こう、目の前のこいつは相当なアホだ、自分を一回助けてくれた…そんなことだけで全幅の信頼を置いてしまうようなアホなんだ…)チャリチャリ
そう考えながらポケットからコインを取り出し、苛ついた子供が爪を噛むように、コインをもてあそぶ
これは流我が苛つきを押さえるときや、落ち着こうとするときにする一種の癖のようなものなのだが…ここでやるのは大きな失敗だったとあとで後悔することになる
なぜなら
少女「黙り混んでなにしてるんですかぁ?」ヒョイ
流我「あ!かえせ!」
少女「コイン?何でこんなもの…あ!」
流我(?…まさか!)
少女はニヤリと笑うと
少女「そうだ!これでコイントスして表が出たら私をつれていく!裏だったら連れていかない!こうしましょうよ!」
流我(な…なんだとぉぉ!やばい!表が出たら俺はこいつを…ていうか、このままの流れだと確実に表が出る!長い間コイントスで物事を決めていたからわかる!いまこいつは運を味方につけている!)
少女「私こういうのはなぜか自分が出てほしいと思った方が出るんですよねー♪」
流我「まて!かえせ!」
そういいながらつかみかかろうとする、だが『偶然』にも足がもつれて倒れてしまう
流我(なっ…)
チリーン パシ
少女はコインの表示を隠している手を離し表裏を確認する
それが妙にスローに見えたきがした
少女「あ!表だ!」
少女の無邪気な声が響く…流我にはそれが悪魔の声に聞こえた
今回の更新はここまでです
読んでくれているかた、意見感想があったらお願いします
というか正直書いてくれないと寂しいです…
>>25
何自画自賛してんの?
なぜばれた!
あぁ idか…
誰かに見てほしくてつい…
>>35IDのことしらねーとか初心者過ぎんだろ
まぁお前はもうここで書き込まないでくれ
不快だ
とある+ジョジョまでならまだ良かった
オリ主は有り得ない
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