①しおんちゃんの場合

◆おとめ御殿

いちご「しおんちゃんを知ろう！」

蘭「しおん？どうしてまたしおんなんだ？」

いちご「あんまりしおんちゃんのこと知らないなぁと思って」

蘭「まぁ、確かにしおんと仕事する事があんまり無いな」

あおい「しおんちゃんは女優志望だし、私達とは目指してる目標が違うもんね」

いちご「おとめちゃんとさくらちゃんは一緒に活動してるから色々知ってるよね？」

おとめ「残念ながら、おとめ達もそんなに知らないのです」

さくら「毎日しおん様とぽわプリの活動はしていますが、活動以外の事となるとあまり存じ上げません」

おとめ「ぽわプリのしおんたんならおとめ達よーく知ってるです！」

いちご「うーん、ドラマのオーディションって私達あんまり受けてないもんね」

あおい「私はイケ刑事で一緒だけど、警視総監になってからは一緒の撮影ってあんまりないんだよね」

蘭「あーだこーだ言う前に、それこそしおん本人に聞けばよくないか？」

いちご「そっか、うん、しおんちゃんのお部屋へ行ってみよう！」

◆しおんのへや

しおん「で、私の部屋に来たの？」

いちご「うん！しおんちゃんの事が知りたくて！」

しおん「私のことって言っても、大したことはないんだけど…」

蘭「一度プロフィールを皆で確認してみるか」ﾋﾟｯ

しおん「…なんだか恥ずかしいんだけど」

あおい「困り顔のしおんちゃんも穏やかじゃない！」ﾊﾟｼｬｯ

おとめ「誕生日は1月11日、山羊座でA型です！」

さくら「ユリカ様と星座が同じなのですね」

しおん「まぁ、星座は誕生日が近いから」

いちご「身長は157、あおいと一緒？」

あおい「そうだね、おんなじくらいだと思う」

しおん「蘭みたいな高身長も少しうらやましかったりはする時もあるんだ」

蘭「そうなのか？」

しおん「ドラマの役次第ではね」

蘭「好きな食べ物はガトーショコラ…好きなのか？」

しおん「最近は食べてないけど、あれば買うくらいは好きかな」

おとめ「今度美味しいところ食べに行きましょう！」

しおん「ほんと？嬉しいな」

おとめ「嫌いな食べ物は炭酸入りの飲み物です！」

しおん「どうしても無理なんだよね、飲めなくは無いんだけど…」

いちご「しゅわしゅわがダメなの？」

しおん「そう、のどにしゅわーって来るのがダメ」

あおい「好きなブランドはFUTURING GIRL…私と一緒！」

しおん「あおいちゃんがイメージガールだから表には出てないけど好きだよ」

蘭「イケナイ刑事で着てたよな」

しおん「うん、あれは劇中のイメージがあって監督が決めた衣装だけど、結構気に入ってるよ

。着る機会は減ってきたけどさ」

さくら「あだ名が七つの顔を持つ女優…いつ聞いても素晴らしいですわ」

しおん「そんなたいそうなものじゃないよ、七つじゃ足りない！って思うことの方が多いし…」

あおい「不思議の国のアリスオーディションの時に悩んでたもんね」

しおん「あの時は皆に助けられたよ、美月さんまで出てくるとは思わなかったけど」

いちご「あの時は楽しかったねー」

蘭「ああ、オーディションだったけど楽しかった」

あおい「蘭の男装似合ってて穏やかじゃなかった！」

おとめ「おとめもトランプさん役たのしかったですー！」

さくら「いい経験でした」

いちご「うん、これでしおんちゃんのことが分かったよ！」

しおん「プロフィール見て思い出話しただけなんだけど」

蘭「まぁ、たまにはいいんじゃないか？」

あおい「そうだね、こうやってしおんちゃんと話す機会なんてあんまり無いしね」

おとめ「またしおんたんの魅力がわかったのです、らぶゆー！」

さくら「ええ、しおん様の素敵な一面ですね！」

しおん「…まぁいっか、いつもどおりといえばいつもどおりだもんね」

いちご「ありがとう、しおんちゃん！」

しおん「うん、また何かあったらいつでも来てね」

②ヒカリちゃんの場合


◆いちごとあおいのへや

いちご「ヒカリちゃんが知りたい！」

蘭「この前しおんが知りたいって言ったと思ったら今度はヒカリか」

あおい「ヒカリちゃんって全然会わないよね」

いちご「地下から出てこないもんね」

蘭「センセーショナルスチューデントオーディションの時にあたしも会うくらいだな」

いちご「クリスマスの時に外に出てたよね？」

あおい「いちごがケーキの上に乗ったときだよね」

いちご「そうそう、そのとき」

蘭「確かにあの時は出てきてたな」

いちご「あの時はファンの皆の為に出てきたのかな？」

あおい「たぶんそうだと思うけど、真意は本人にしか分からない！って感じだよね」

蘭「まぁ、また行ってくればいいんじゃないか？」

あおい「蘭は来ないの？」

蘭「あー、うん、ヒカリだしな…あたしが会うのはまた今度だ」

いちご「そっか、じゃあ地下のスタジオに行ってくるね！」

あおい「いってきまーす！」

蘭「気をつけてなー」

◆地下スタジオ

いちご「リハーサルしてないかな？」

あおい「見ると怒られるもんね、タイミング見計らって行かないと」

いちご「怒られるとお互い嫌だもんね、大丈夫かな」ﾋｮｲ

あおい「大丈夫そうだね」ﾋｮｲ

いちご「うん、でも今誰も居ないっぽいよ？」

あおい「あれ、本当だ、ヒカリちゃん何処行ったのかな？」

ヒカリ「そんな所でスタジオ覗き込んで…何してんのよ、2人とも」

いちご「あ、ヒカリちゃん！」

あおい「久しぶりだね、ヒカリちゃん」

ヒカリ「何してるのって聞いてるのに…ほんと調子狂うわね…ああうん、久しぶり」

いちご「ヒカリちゃんのことを知りたくて来ました！」

ヒカリ「私のこと？知ってどうするのよ」

いちご「ただ私が知りたいんだけど、ダメかな？」

ヒカリ「ダメってわけじゃないけど、私はファンの為にならするけど、それ以外じゃ」

いちご「…そっか、残念だなー…」ﾄﾞﾖｰﾝ

あおい「いちご、元気だしなって」

ヒカリ「…はぁ、分かったわよ、とりあえず座って話しよう」

ヒカリ「で、何が聞きたいのよ」

いちご「プロフィールとか何してるのかとか！」

ヒカリ「ネットで公開してるんだから、そっち見ればいいじゃない」

いちご「それじゃお話できないじゃん！」

あおい「とりあえずプロフィール見てみよう」ﾋﾟｯ

ヒカリ「調子狂うわ、ホント…」

いちご「三ノ輪ヒカリ、誕生日は3月28日、おひつじ座のAB型！」

あおい「さくらちゃんと一緒の星座なんだ」

ヒカリ「さくらって北大路さくら？」

あおい「うん、そうだよ、凄い子でねー」

ヒカリ「知ってる、私も結構見てるから」

いちご「身長は162、蘭と同じくらいだよね」

ヒカリ「そうね、同じくらいかな」

あおい「そう思うとヒカリちゃんって背が高いよね」

ヒカリ「気にしたこと無い…、でもそうなのかもしれないか」

おあい「ヒカリちゃんも蘭もカッコイイもんね」

ヒカリ「ありがと」

いちご「好きな食べ物はトロピカルジュースとロコモコ！」

あおい「かわいい食べ物で穏やかじゃない！」

ヒカリ「いいじゃない、別に」

いちご「きらいな食べ物は豆類…グリンピースと納豆？美味しいのに」

ヒカリ「絶対嫌よ、納豆なんて腐ってるじゃない」

いちご「えー、あのねばねばとか美味しいのになー」

ヒカリ「無理よ、絶対無理」

あおい「意外な一面いただきました！」

あおい「ヒカリちゃんは好きなブランドって無いの？」

ヒカリ「そうね、特に無いけどセクシー系は好きだな」

いちご「蘭みたいにSpicy Agehaは着ないの？」

ヒカリ「それじゃ蘭と被っちゃうじゃない」

いちご「ダメなの？」

ヒカリ「蘭とは正々堂々、被りなしで戦いたいの」

あおい「そっか、蘭とは本当にいいライバルなんだね」

ヒカリ「ライバル…そうね、そうかも」

いちご「ライブとリハーサル以外は何してるの？」

ヒカリ「ネットでファン達と交流したり、衣装考えたり、写真撮ったり…毎日忙しいのよ」

あおい「私達が来る前も？」

ヒカリ「ええ、さっきまで振り付け考えてたわ」

いちご「もしかして邪魔しちゃった？」

ヒカリ「今更気づくんだ…そうね、そうだと言ったら？」

いちご「うう、ごめんなさい…」ﾄﾞﾖｰﾝ

あおい「元気だしなって」

ヒカリ「…はぁ、どうしてアンタ達って…調子狂うわ…」

いちご「邪魔になるからこれくらいで帰るね！」

あおい「ネットライブ、また見るね」

ヒカリ「ええ、次来るときはもっと大事な用事で来ること、いい？」

いちご「わかったよ、ヒカリちゃん！」

あおい「またねー！」

ヒカリ「ほんとに分かってるのかしら…」

◆いちごとあおいのへや

蘭「おかえり、どうだった？」

いちご「ヒカリちゃんはやっぱりかっこよかった！」

あおい「そうだね、ヒカリちゃん！って感じがしたかな」

蘭「どんな感じだよ…」

いちご「でもこれでヒカリちゃんとしおんちゃんのことが分かったよ」

あおい「そうだね、私のアイドル博士知識にもいい情報が入ったし」

蘭「そりゃなにより」

いちご「今度は誰のことを知ろうかなぁ」

蘭「また行くのか…迷惑にならないようにしろよ？」

いちご「分かってるってー…なんだか眠くなってきたよ」ｳﾄｳﾄ

あおい「じゃあまた次回だね！」

蘭「誰に向かって言ってるんだ」

いちご「おやすみなさーい」ｽﾔｽﾔ

蘭「寝るの早いな…おやすみいちご」

あおい「おやすみ、いちご」

いちご「むにゃ…」


～Fin～

今回も短くて読みやすくしてみました
読んでくれてありがとうです
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