清美「インチキ効果も大概にして下さい!」 (21)
ちゃおラジの外伝です。本編を読んでなくても大丈夫です。
本編
蘭子「混沌電波第8幕!(ちゃおラジ第8回)」
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前回
菜々「ナナはやられ役なんかじゃありません!」
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清美「だからプライベートではエクステを外しなさいって言ってるんです!変装の意味が全くないじゃないですか!」
飛鳥「超☆プライベートとか書いた腕章着けて出歩いてる君には言われたくないね。正体を隠すという変装の役割がまるで果たせてないよ」
のあ「どっちもどっちとしかいいようがないわね」
蘭子「共にいたら目を引くであろうな!(一緒にいたら確実に目立つでしょうね)」
清美「もう怒りました!こうなったら白黒つけましょう!」
飛鳥「それなら手っ取り早くデュエルで決めようか。清美が勝ったらボクは一週間プライベートではエクステをしない。ボクが勝ったら…一週間清美に昼食をおごってもらうことにしよう。さすがに初心者にアイデンティティーを賭けさせるのは酷だしね」
やりましょう」
清美「いいですよ!その勝負乗ってあげます!」
のあ「飛鳥も決闘脳に染まっていたようね。今日は文香いるかしら?」
蘭子「決闘の詠姫は…そろそろ帰還するようだな!(文香さんは…そろそろ帰ってくるみたいですね)」
文香「ただいま…戻りました…。私の名前が…聞こえたような気がしましたが…」
飛鳥「お疲れ。いい所に来たね。あ、ボク今日は参加しないから。使うデッキがわかるとフェアじゃないしね。そっちはブラックフェザーの基本戦法までなら教えてもらっていいよ」
清美「後悔しても知りませんよ!文香さん、お願いします」
文香「清美さんも…決闘を始めるんですか…?そういうことなら…大歓迎です…。今いる皆さんも…集めましょ
う…」
文香「それでは…始めます…。清美さんのデッキですが…私のイメージではライトロードですね…。裁きの龍も…いますし…」
のあ「そうね。イメージとしては最適と言えるわ」
清美「ライトロード?それってどんなデッキなんですか?」
蘭子「強大な力を持つ光のデッキだ!ただ山札の消費は激しいぞ(強力な光属性のデッキです。ただ山札の消費は激しいです)」
みりあ「それって普通のデッキより枚数が多い方がいいってことなの?」
文香「そうですね…。デッキ切れや…キーカードが墓地にいく危険性を考えると…デッキ枚数は多くした方がいいです…」
泉「つまりそれだけ組み込める戦術が多くなるわけだね」
清美「所で飛鳥さんのブラックフェザーってどんなデッキですか?」
文香「展開が早く…シンクロを主に使ってくるデッキです…。とにかく回転が早いのが…特徴ですね…」
清美「シンクロですか。短期決戦に持ち込まれると厄介ですし、かと言って長期戦だとデッキ切れの心配もありますし…。あーもうどうすればいいんですか?!」
文香「答えは自分で見つけないと…意味がありません…。ベースデッキは組みますし…預かった予算内で使えそうなカードは用意しますが…どう運用するかは清美さん次第です…。では細かいルール説明をして…今日はお開きにしましょう…」
デッキ切れそうだったらエクシーズしていいのよ
文香「これがベースデッキです…。後予算内のカードと…今日発売したパックを一箱買って来ました…。使えるカードが…当たればいいですね…」
のあ「ライトロードの裁きはノーマルだから大丈夫として、ライトロード初のエクシーズはどうかしらね」
蘭子「全ては天のみが知るだろう!(当たるかどうかは運次第ですね)」
清美「えーと…、ライトロードのエクシーズは残念ながらないみたいですね。まあ裁きの龍がサーチできるようになっただけでよしとしましょう」
泉「幸先悪いね。ただでさえ低い勝率が更に下がったかも」
みりあ「飛鳥ちゃんものすごく強いもんね♪」
清美「あまり不安を煽らないで下さい!…あ、この風紀宮司ノリトってカード私にピッタリですね!」
文香「そう言うと思って…用意しました…。それならライトレイソーサラーを…入れてみましょう…。出すのは難しいですけど…効果は強力ですし…超電磁タートルをデッキに戻して再利用につなげられる…可能性もあります…」
のあ「デッキに戻った後都合よく墓地に落ちればの話だけどね。少なくともライトレイ マドールよりは優先すべきよ。マドールには通常召喚できる以外ほぼメリットがないもの」
飛鳥「待ちくたびれたよ。いいデッキは組めたかな?」
清美「ええ。必ずジャッジメントを執行してみます!」
飛鳥「そう。楽しみにしてるよ。それじゃ始めようか」
飛鳥・清美「「決闘!」」
飛鳥「先攻はボクだね。ボクはおろかな埋葬を発動。デッキから大旆のヴァーユを墓地に送るよ」
のあ「いきなりえげつないわね」
蘭子「後々効いてくるのは間違いないな!(絶対後で効いてきますね)」
飛鳥「カードを守備表示で召喚。ボクはカードを1枚伏せてターンエンド」
清美「私のターン、ドロー!ここは慎重にいきますしょうか…。カードを守備表示で召喚。私はカードを一枚伏せてターンエンド」
飛鳥「エンドフェイズにチェーンしてゴッドバードアタック発動。2体目のヴァーユをリリースして清美のライトロード・ハンター ライコウと伏せカードを破壊するよ」
清美「はあ?!」
みりあ「えええ?!」
泉「っ?!」
飛鳥「光の召集か。カードが全く墓地に行ってなくてよかったよ。それじゃボクのターンでいいね」
清美「ちょ、ちょっと待って下さい!」
飛鳥「何かな?」
清美「な、何でライコウだってわかったんですか?!裏側守備表示カードだからわかるはずないし、何よりどんなデッキか把握してないはずでしょう?」
飛鳥「清美ならライトロードで組むと思ってたからね。それにそのデッキ枚数を見たらもうライトロードで確定だよ。ライトロードで攻めてこないで守備表示で出すカードで一番警戒すべきなのはライコウだよ。だから真っ先にゴッドバードアタックを仕掛けたんだけど正解だったね」
清美「で、でも詳しいカードまでは…」
飛鳥「風紀宮司ノリトとエクシーズ用のライトレイ ソーサラー。後風紀大宮司サイモンもいればライトレイ ディアボロスとダイダロスを複数枚。後のエクストラはライトロード・アーク ミカエルは確定だとして、後はサイモンにもつなげられそうなレベル7のクリア・ウイングやブラック・ローズ系統かな?ライトロードのエクシーズは今日当てられたら入ってると思うけど」
清美「そ、そこまでわかってるんですか?!」
飛鳥「さて、君のデッキのカウントダウンが終わるのが先か、それとも君がボクのライフを0にするか。どっちだと思う?ボクのターン、ドロー」
清美「そ、それなら私が勝ちます!」
飛鳥「残念。答えはその前に君のライフが0になるだよ。東雲のコチを攻撃表示で召喚。自分フィールド上に他のBFがいるから手札から黒槍のブラストを特殊召喚。魔神を束ねる蠅の王よ。ムシズの走る世界に陰りを。シンクロ召喚。魔王龍ベエルゼ」
みりあ「蘭子ちゃんのカードだ!飛鳥ちゃんも使ってるんだね」
飛鳥「闇チューナーが軸で採用しない理由jがないよ。ベエルゼでダイレクトアタック。魔王の赦肉祭」
清美「くっ。いきなりそんなモンスターを…」LP5000
ミスです。飛鳥のベエルゼの口上の前に「レベル4黒槍のブラストにレベル4東雲のコチをチューニング。」というセリフが入ります。
清美「私のターン、ドロー!まだやれます!ライトロード・アーチャー フェリスを捨ててソーラー・エクスチェンジを発動!カードを2枚ドローして、デッキから3枚墓地に送ります。よし!デッキから墓地に送られたのでライトロード・ビースト ウォルフを特殊召喚!ライトロード・メイデン ミネルバを召喚!レベル4ライトロード・ビースト ウォルフに、レベル3ライトロード・メイデン ミネルバをチューニング!清廉なる花園に芽吹き孤高の薔薇よ、蒼き月の雫を得てここに開花せよ!月華竜 ブラック・ローズ!」
飛鳥「そっちか。少しまずいね」
清美「ブラック・ローズの効果発動!このカードの特殊召喚に成功したので、特殊召喚されたベエルゼをエクストラデッキに戻します!退華の叙事歌!」
蘭子「魔蠅王龍は不滅!退却させるのは有効な除去手段だと認めざるを得ぬな!(ベエルゼは破壊されませんからね。バウンスはベエルゼをフィールドから消す有効な手段だと認めるしかないです。)」
飛鳥「意外と冷静だね。てっきりライトロード・アーク ミカエルで除外すると思ってたよ」
清美「私だってちゃんと考えてます!ブラック・ローズは相手がレベル5以上のモンスターを召喚したら手札に戻します!シンクロ封じにはこれ以上ない手ですからね。ブラック・ローズでダイレクトアタック!散華の鎮魂歌!」
飛鳥「なかなかやるね。そうこなくちゃおもしろくないよ」LP5600
清美「私はこれでターンエンドです」
飛鳥「ボクのターン、ドロー。闇の誘惑発動。カードを2枚ドローして、鉄鎖のフェーンを除外するよ。黒い旋風発動。相手フィールドにモンスターがいて自分のフィールドにモンスターがいないから暁のシロッコをリリースなしで召喚。黒い旋風の効果で疾風のゲイルを手札に加えるよ。フィールドにいるBFが暁のシロッコだけだから白夜のグラディウスを特殊召喚。BFがいるから疾風のゲイルを特殊召喚。疾風のゲイルの効果発動。ブラック・ローズの攻撃翌力を半分にするよ」
清美「これはまずいですね…」
飛鳥「疾風のゲイルでブラック・ローズに攻撃。ブラック・スクラッチ。白夜のグラディウスでダイレクトアタック。ホワイト・アウト。暁のシロッコでダイレクトアタック。ダーク・ウイング・スラッシュ」
清美「くっ。もうライフが…」LP2100
飛鳥「ボクはレベル3白夜のグラディウスにレベル3疾風のゲイルをチューニング。黒き竜巻は新たな風を呼び、星を繋ぐ標となる。シンクロ召喚。星影のノートゥング。星影のノートゥングの効果発動。舞い戻る剣。清美のライフに800ダメージを与えるよ」
清美「本格的にライフがピンチですね…」LP1300
飛鳥「攻撃が決まればいけそうだね。ボクはこれでターンエンド」
すみません。文香の超電磁タートルの下りは忘れて下さい。
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清美「超電磁タートルを除外!バトルフェイズを終了します!」
飛鳥「粘るね。さすがに場でシンクロできる手段が乏しくなって来たよ。ボクはこれでターンエンド」
清美「私のターン、ドロー!来た!墓地にライトロードが4種類以上いるのでこのカードを出せます。光の道を先導する大いなる龍よ!全てを粛清する裁きの光で風紀を乱す者を討ち果たせ!ジャッジメントです!裁きの龍を特殊召喚!」
飛鳥「やっぱり来たね」
清美「裁きの龍の効果発動!1000ライフを払うことで他のカードを全て破壊します!」LP300
飛鳥「ゴッドバードアタック。3枚目のヴァーユをリリースして裁きの龍と伏せカードを破壊するよ」
清美「裁きの龍が!で、ですがライトロード・アーク ミカエルの効果発動!破壊される時墓地のライトロード20枚をデッキに戻してライフを6000回復します!」LP6300
飛鳥「かなりデッキに戻したね」
清美「これでライフもデッキも心配ありません。次の私のターンが勝負です!私はこれでターンエンド!」
飛鳥「次のターン?そんなものないよ。ボクのターン、ドロー」
清美「そ、そんなわけないでしょう!こっちはライフ6300もあるんですよ!大体手札2枚でシンクロできるんですか?」
飛鳥「確かに手札シンクロはできないよ。でもBFにはこんなカードがあるんだよね。ヴァーユの効果発動。墓地のBF一体とこのカードを除外することでBFシンクロモンスターを特殊召喚できる」
清美「ぼ、墓地からシンクロ?!インチキ効果も大概にして下さい!」
飛鳥「墓地のレベル7アーマード・ウィングにレベル1ヴァーユをセメタリーチューニング。吹きすさべ嵐よ。鋼鉄の意思と光の速さを得て、その姿を昇華せよ。シンクロ召喚。孤高のシルバー・ウィンド」
清美「あれ、ちょっと待って下さい。確かヴァーユって…」
飛鳥「墓地のレベル6星影のノートゥングにレベル1ヴァーユをセメタリーチューニング。黒き羽を操る匠よ。再び風を舞い上がらせよ。シンクロ召喚。BF T-漆黒のホーク・ジョー」
みりあ「BFTって何?それに何で鳥じゃなくて人なの?」
飛鳥「このカードはテイマー、つまりブラックフェザーを操る人間なんだよ。ラスト。レベル5暁のシロッコにレベル1ヴァーユをセメタリーチューニング。漆黒の力。大いなる翼に宿りて神風を巻き起こせ。シンクロ召喚。アームズ・ウィング」
清美「さ、3体もシンクロモンスターが…」
飛鳥「超電磁タートルはデュエル中一度しか使えないし、ネクロ・ガードナーも墓地にない。終わりだよ。アームズ・ウィングでダイレクトアタック。ブラック・チャージ。漆黒のホーク・ジョーでダイレクトアタック。アサルト・クロー。トドメだよ。孤高のシルバー・ウィンドの攻撃。パーフェクト・ストーム」
清美「本当にライフが削り取られるなんて…」LP-1400
のあ「やっぱり決め手はヴァーユだったわね。初心者相手には有効な手だわ」
飛鳥「普通ならここまで奇襲効果はないよ。初心者だから裁きの龍の効果を使った所でゴッドバードアタックを使ってフィールドをガラ空きにさせてからヴァーユで一気にトドメという手段が使えるわけだしね」
清美「うう。やっぱり経験の差ですか…」
飛鳥「いや、最大の敗因はデッキの枚数が削られて焦ったことだよ。ライトロードは墓地利用が基本だよ。ライトロードのデッキ消費の激しさは勝利への布石に繋がるんだ。それを敗北へのカウントダウンと捉えた時点で勝負はついてたんだよ」
文香「確かに飛鳥さんは…うまく墓地を利用してましたね…。あの時点で墓地シンクロ…し放題でしたし…」
飛鳥「勉強になりますね。ありがとうございます飛鳥さん、文香さん」
蘭子「…疑心暗鬼に陥れたのは闇の眷属ではなかったか?(…不安を煽ったのは飛鳥ちゃんでしたよね)」
清美「そうでした!ひどいですよ飛鳥さん!」
飛鳥「勝負の世界は非情なのさ。じゃ、一週間昼食頼むよ」
清美「お弁当作って来ました!飛鳥さんの普段の食事は栄養が偏りすぎです!」
飛鳥「そこまで気にすることないのに。まあせっかく作ってもらったんだしありがたくいただくよ」
のあ「何だかんだ言って仲いいわよね」
蘭子「争うことが絆を示すのだな!(ケンカする程仲がいいんですね」
おわりです。やっぱりほぼライブ感しかないです。
ミネルバかわいい
おつおつ
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