川尻（今日から俺は生まれ変わる…あの占い師のいう事を信じてみよう）

川尻（思えば大学時代から彼女…しのぶは私に好意を抱いていなかったのではと思う。ただ優越感で私と付き合っていたのでは？と）

川尻（そうだとしたら私への態度も頷ける。…やはり私の態度が悪かったのかな？態度を改めてみようか）

川尻（早人ともあまり仲が良くない。今度キャッチボールでも…いや、早人はインドア趣味だからな…ゲームあたりから始めるのが無難かな）

川尻（フフフ…いいだろう。私は子供のころ近所に住むゲームの天才タツヒコ君に勝ったことがあるほどの腕前なのだ！）

川尻（今の子供は何のゲームをやるんだろうな？私はF-MEGAで育った世代だが…今度聞いてみよう）

川尻（む…？花屋か。しのぶに何か買っていこう。今日は私としのぶが新しい一歩を踏み出す記念日だ！）

川尻「すいません。妻に花を送りたいんですが、おすすめの花とかありますか？」

店員「それでしたらぁ～このへんのぉ花なんかぁ～おすすめぇですよぉ～」

川尻（ふむ、色々あるな…どれにしようか…うむ。これがいい）

川尻「ではこのヒヤシンスをください」

店員「はぁい。そういえばぁ～今さっきぃ～近所のお店でぇ～爆発事件とかぁ～あったらしいんですよぉ～」

川尻「そうなんですか？物騒ですね。あ、カードでお願いします」

店員「ありがとうございましたぁ～」

川尻（爆発事件か。実際物騒だな…早く帰ろう）


川尻（エステシンデレラ…確か最近話題になってるエステだな…今度しのぶにも…）

???「ちょっといいかな？」

川尻「はい…！？うぐっ…」

???「こいつにしよう。運がなかったな。私にとっては幸運だったが」


「川尻浩作は生まれ変わった」彼にとっては最悪の形で

タツヒコを出したかっただけ。おしまいです