~山小屋~
ロリ婆「山小屋にこもりはや200年・・・」
ロリ婆「誰も会いに来てくれん・・・」
ロリ婆「人が食べたいというより人恋しくなってしまった・・・」
ロリ婆「・・・」
ロリ婆「里にいってみようかな・・・この大量の包丁とか売れるかな・・・」
ロリ婆「・・・ぐす・・・わしの人生どこで間違ったんだ・・・」
ドンドンドン!
ロリ婆「っ!?」
?「すいません!どなたかいませんか!」
ロリ婆「あっああ!?」
ロリ婆(ひ、久々すぎて声がうまく出ない!)
?「熊に追われてるんです!助けてください!」ドンドンドン!
ロリ婆「どどぅぞ!」
?「はぁ・・・はぁ・・・助かった・・・」
ロリ婆「・・・・!」
ロリ婆(に、人間!200年ぶりの!人間!)
?「た、助かりました・・・あなたは命の恩人です・・・」
ロリ婆「あ・・・うぅあ・・・え」
?「私は男って言います。山菜を取りに山に入った直後に熊に追いかけられまして・・・」
ロリ婆「あ・・・そ、そぅ」
男「よければお名前を教えていただけないですか?」
ロリ婆「あ・・・ろ・・・ロリ婆」
ガゴォ!
ロリ婆「うぇっ!?」
男「あの糞熊!ここまで追いかけてきやがった!」
ロリ婆(い、いったい何が起きているんだ?!人間が来たと思ったら熊までやってきた?!)
男「ロリ婆さん!この鉈お借りします!」
ロリ婆「えっ?!」
男「あの糞熊の脳天を叩き割ってやる・・・!」
ロリ婆「・・・えっ!?」
男「こっちだこの野郎!」
ガラガラガラ!ピシャッ!
ロリ婆「い、いってしまった・・・」
ロリ婆「はっ・・・!」
ロリ婆(よ、よく考えたら200年ぶりの人との関わる機会を無駄にしてしまったんじゃ・・・)
ロリ婆「しかも、人間一人が鉈一本で熊に勝てる・・・わけがない・・・!」
グォォォォォォ!
ロリ婆「!!」
ロリ婆(あいつ殺されてしまう!)
ロリ婆「やだ!」
ガラガラガラガラ!
ロリ婆「200年ぶりの人との触れ合いがっ!」
男「・・・・・・」
ロリ婆「・・・・・・え」
ロリ婆(あいつ殺されてしまう!)
ロリ婆「やだ!」
ガラガラガラガラ!
ロリ婆「200年ぶりの人との触れ合いがっ!」
男「・・・・・・」
ロリ婆「・・・・・・え」
~30分後~
ロリ婆(いやいやいやいやいや・・・おかしいおかしいおかしいおかしい)
ロリ婆(なんだあいつ鉈一本で熊を惨殺とかありえないありえないありえない)
ロリ婆(山小屋にこもってた200年の間に人間はこんなに強くなってたの?!)
ロリ婆(やばいよやばいよやばいよ・・・下手したらわし返り討ちにあって殺されちゃうレベルだよ!)
ロリ婆(だってわし熊になんて勝てないよ!)
男「ロリ婆さん?」
ロリ婆「ぎゃあああああああああああああああああ!?」
男「うぉっ!?」
ロリ婆「な、なにっ!?」
男「あ、いや、風呂ありがとうございました。動物の返り血って結構臭いがひどいもんすね、ははは」
ロリ婆「は。ははは・・・」
ロリ婆(やばいよ・・・怖いよ・・・チビりそう・・・)
ロリ婆「く、熊に鉈一本で勝、つってす、すごいな・・・ですね」ガタガタガタガタ
男「なんか言葉がしっちゃかめっちゃかですよ?」
期待
武器さえあれば熊をも屠れるのか…
男「ところでロリ婆さんはこんな山奥で何を?ここにおひとりで住んでるんですか?」
ロリ婆「・・・」
男「あぁ、すいません、込み入ったことを聞いてしまいましたか?」
ロリ婆「いや・・・それはいいんだけど・・・」
男「?」
ロリ婆「とりあえず・・・玄関のあの熊の死体をどうにか・・・してほしい・・・です」
~熊撤去中~
・・・
・・・・
・・・・・
男「それで話は戻るんですが、ロリ婆さんはこんな山奥で何を?」
ロリ婆(ぐ・・・山にホイホイと来た人間を襲っていたなんていったら・・・わし殺されちゃうんじゃ・・・)
ロリ婆「か・・・」
男「か?」
ロリ婆「鍛冶師をやっとる・・・です」
男「鍛冶師?」
ロリ婆「鍛冶師・・・です」
男「なるほど・・・だからか~この鉈の切れ味半端なかったですもん、熊の脳天も一発でしたよスパッと」
ロリ婆(・・・もう鍛冶師やめよう)
ロリ婆「も、もうやめた・・・ですがね」
男「そうなんですか?」
ロリ婆「・・・うん」
男「でも、こんな山奥に一人暮らしなんて危なくないですか?」
ロリ婆(うん・・・今目の前に熊を惨殺した男がいるんだもん・・・)
ロリ婆「そ、そうかな~・・・?」ダラダラダラ
男「女の子ひとりで・・・」
ロリ婆「・・・おんなのこ?」
男「はい」
ロリ婆「・・・え?わしのこと?」
男「いやいや、ロリ婆さん以外に誰がいるんですか」
男「・・・?どうしたんです?顔が赤・・・」
ロリ婆「い、いやっなんでもっ!」
ロリ婆(200年ぶりに会った人間にいきなり女子扱いされるとは・・・)ドキドキドキ
ロリ婆「ひ・・・久々ににんげ・・・人を見たから・・・驚いてる・・・です」
男「あはは、そういうことですか」
ふむ
乙!
そろそろ…
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