一年はあっという間に過ぎていく。

取り戻そうと思っても、取り戻せない。

時は金なりってそう思うとよくできたことわざだよなー、なんて扇風機の風を受けながら思う。

それにしても、夏はうるさいから嫌いだ。セミの鳴き声、子供たちの無邪気な声…。
他にも多分あった気がするけど考えるのも面倒くさい。何せこの暑さだ。誰だって怠けたくはなるだろう。

ボーイかと思った

こんな暑い日は市民プールにでも行きたいのだが、今日は休館日らしい。
「おーい、はるー！はるきちー！はるたろー！出てこーい！」

こんな暑いのにわざわざ外に出たいなんて人はそうそう入るまい。
いるとしても、夏休みの小学生くらいのものだ。
「いるんでしょー！出て来なさいよー」

いったい今日は何のようなんだろうか？

「お前がこっち来ればいいだろう…。かったるいなー。」