岡部「どういう事だこれは!!」(35)
岡部「俺が透明になっている件について」オッカリーン
すまん無理だった。後は……頼ん……だ(ガクッ
岡部 「もしもし俺だ、遂に俺も機関の毒牙の餌食となってしまったようだ…」
岡部 「後のことは任せたぞ。エル・プサイ・こんぐ…ってこんなことしてる場合じゃなぁいっ!」
岡部 (どういうことだ!? 何故マイバティがスケルトンしている!?)
岡部 (…おのれシュナイゼル!)
岡部 (落ち着け鳳凰院凶真よ、昨日の俺が何をしたかを追うんだ!)
岡部 (確か昨日はバイト戦士のサイクリングに付き合った後、シャワーを浴びドクペを飲み疲れたからそのまま寝た)
岡部 (…どこに透明になる要素があると言うのだ?)
岡部 (まさか寝ている間に何者かが俺を改造したとでもいうのか?)
岡部 (そのようなことをしでかす組織がまさか他にも…)
岡部 「無いな」
岡部 「皆目見当もつかん」
岡部 「というか鏡で見たら白衣が浮いてるみたいでキモいな」
岡部 「助手がきたら面倒そうだし脱ごう」スポポポーン
岡部 「…なんという解放感だ」
岡部 「これぞまさに愉悦か」
タンタンタン
岡部 「誰か来た!」
岡部 (不味い全裸だとつうほ…見えないからいいのか)
岡部 (折角だからこの状況を楽しむとしよう)
紅莉栖 「ハロー、って誰も居ないのね」
岡部 (助手キタ)
紅莉栖 「声が聞こえた気がしたんだけど、気のせいかしら」
岡部 (独り言が多いぞ助手よ)
紅莉栖 「あら?」
紅莉栖 「これ、岡部の服じゃない」
岡部 (片付けとくべきやった)
紅莉栖 「お風呂かしら、おかべーいるー?」
岡部 (いるよー)
紅莉栖 「返事も無いしそもそも居ないみたいだし」
紅莉栖 「…全裸で帰ったのかしら?」
岡部 (おい)
紅莉栖 「ま、さすがにそこまでhentaiじゃないわよね」
岡部 (よく分かっているではないか助手よ)
紅莉栖 「それにしてもだらしないわね…」タタミタタミ
岡部 (済まないな、畳んで貰って)
紅莉栖 「…………」
岡部 (助手の手が止まった?)
紅莉栖 「……んぅ」ギュゥ
岡部 「oh...」
紅莉栖 「!?」
岡部 (しまった)
岡部 (助手が突然俺の白衣を抱き締めたせいでつい声を出してしまった)
岡部 (反省はしてる、後悔はしてない)
紅莉栖 「今の、岡部でしょ。どこかで見てるんでしょ!?」
岡部 (目の前で)スケスケゼンーラ
紅莉栖 「ど、どうせドッキリなんだろ!?」
紅莉栖 「突然出てきて『hentaiは貴様の方だったなセレセブよフゥーハハハハハハ!』とか言うんでしょ!」
シーン
紅莉栖 「あれ…?」
岡部 (残念だがドッキリではないのだ)
紅莉栖 「やっぱり幻聴?」
紅莉栖 「やっぱり疲れてるのかしら。今日はもう帰って寝ましょう…」ガチャバタン
タンタンタン
岡部 「帰ったか」
岡部 「白衣はしっかりお持ち帰りされたが」
岡部 「しかし本当に透明なのか、俺の幻覚でも妄想でも無かったのだな…」
期待支援
タンタンタン
岡部 「また誰か来たか」
まゆり 「トゥットゥルー! まゆしぃです」ガチャ
まゆり 「今日はお土産買ってきたよオカリーンっ」
まゆり 「あれ、オカリン?」
まゆり 「いないのかなぁ…?」
まゆり 「お風呂…じゃないね」
岡部 (ここだまゆり)
まゆり 「せっかくみんなでケーキ食べようと思ってたのになぁ…」
まゆり 「とりあえず冷蔵庫に入れておくのです」
岡部 (ケーキ食いてぇなぁ)
まゆり 「それにしてもどこに行ったんだろオカリン」
まゆり 「泊まるって言ってたからまだ寝てると思ってたのに…」
岡部 (綺羅星ッ!)キラッ
まゆり 「あれ、畳んであるけどこれオカリンが昨日着てた服だ」
岡部 (やはり気づいてしまったなまゆりよ)
まゆり 「どこか出掛けたのかなぁ?」
まゆり 「」ソワソワ
岡部 (何故ソワソワしているまゆりよ)
まゆり 「えいっ」ボフッ
岡部 (俺のシャツに顔を…?)
まゆり 「えへへぇ、オカリンの匂いだぁー…」クンカクンカ
岡部 「おっほwww」
まゆり 「!?」
岡部 (またやっちった)テヘペロ
まゆり 「お、オカリン?」
岡部 (ここにいるぅ!!)
まゆり 「い、今オカリンの声したよね?」
岡部 (したよ)
まゆり 「お、オカリーン…」
シーン
まゆり 「もしかして幽霊さんとか…」ウルウル
岡部 (あぁ、まゆりが涙目に…)
まゆり 「きょ、今日はまゆしぃ帰るのです」ガチャバタン
タンタンタン
岡部 「やはりしっかりシャツを持っていかれた」
岡部 「しかしこのメェァッドサイエンティストの鳳凰院凶真がいつまでも受け身とは面白く無いな…」
岡部 「よし、せっかくだし次は…」
タンタンタン
岡部 「お、来たな」
フェイリス 「俺、参上! だニャン」
岡部 (フェイリスktkr)
フェイリス 「ニャニャ? キョーマならここにいると思ったんだけどニャー」
フェイリス 「ハッ! まさかキョーマ1人で神々の大いなる試練を受けにいってしまったのかニャ!?」
フェイリス 「くっ、まさかフェイリス達を巻き込まないように…」
フェイリス 「優しすぎるのにゃ、キョーマ!」
岡部 (1人でもこの小芝居してるのか)
フェイリス 「うー、ホントに誰も居ないのニャ」
岡部 (実はいるんだがな)
フェイリス 「仕方ないのニャ、テレビでも見るニャ」
tv 「オマエノツミヲカゾエロ」
フェイリス 「カッコいいのニャ~」ゴロゴロ
岡部 (本当に猫のようだな…)
岡部 (さて、そろそろか…)
フェイリス 「ニャニャニャーン…あれ?」
フェイリス 「これって岡部さんの…」
岡部 (おいそれパンツ)
フェイリス 「……//」
岡部 (フェイリスの赤面の破壊力がヤヴァイ)
岡部 (しかしこの程度で止まる俺では無い!)
岡部 「…オッカリーン」ボソッ
留未穂 「!?」
留未穂 「い、いるの…岡部さん?」
岡部 「……」
留未穂 「気のせい…かな…?」
岡部 「…ルミポッ」ボソッ
留未穂 「ニャッ!?」
留未穂 「ど、どこなの!?」
留未穂 「そっ、そのぱぱぱぱんつのこと怒ってるなら謝りますからっ」
岡部 「…………」
留未穂 「気のせい…なわけないよね…」
岡部 「可愛いよ、留未穂」
留未穂 「ふぇっ//」
岡部 「フェイリスもいいけど留未穂の方が俺は好きだな」
留未穂 「あ、あわわわ…//」
留未穂 (耳元で宮野ボイスがぁ…//)
岡部 (ヤヴァイなこれは)
留未穂 「そこにいるの? 岡部さん…//」
岡部 「あぁ、いるぞ」
留未穂 「見えないけれど…」
岡部 「信じがたい話だが、透明人間になってしまってな…」
留未穂 「本当に?」
岡部 「あぁ、ほら」ナデナデ
留未穂 「あっ…//」
留未穂 「そ、それよりもさっきのこと…」
岡部 「うん?」
留未穂 「その、すすす好きって…」
岡部 「あぁ、好きだ」
岡部 「フェイリスのことも、留未穂のことも」
岡部 「愛している」
留未穂 「あうぅぅぅ…//」
留未穂 「ねぇ、ソファに座って?」
岡部 「? 分かった」ヨッコイセ
留未穂 「座った?」
岡部 「座ったぞ」
留未穂 「それじゃぁ…」
チュッ
留未穂 「……//」モジモジ
岡部 「留未穂」
留未穂 「な、なに?」
岡部 「そこはデコだ」
留未穂 「ふぇっ?」
留未穂 「…道理でかたいと思いました」
岡部 「ふっ、まだまだ甘いな。俺の唇は」クイッ
留未穂 「んっ…!」
岡部 「ちゅ…むぅ…」
留未穂 「んぅ…ぷはっ…」
岡部 「ここだ」
留未穂 「」
岡部 「ん、どうした留未穂」
留未穂 「///」プシュゥゥゥゥ
岡部 「る、留未穂?」
留未穂 「―――――!!」ボンッ
岡部 「大丈夫か!? どうしたん…あれ?」
岡部 「戻ってる」マッパッパ
岡部 「ふむ、なるほど」
岡部 「キスでただでさえフットーしそうだよぉ状態であったにも関わらず」
岡部 「俺のリトルビッグプラネットを見てしまったばかりに爆発してしまった、そういうわけか」
留未穂 「キュー///」
岡部 「ふ、可愛い奴め…」ズボンハキハキ
数日後
フェイリス 「ほらキョーマ、あーん」
岡部 「あ、あーん//」
ダル 「フェイリスたんのあーんとかオカリンうらやま死ね」
岡部 「まぁ僻むな僻むな」
鈴羽 「あちゃー、フェイリスさんに先越されちゃったかー」
萌郁 「出番…無かった…」
岡部 「しかし美味いな、このケーキ」
まゆり 「最近できた所なんだけどね、安くて美味しいんだぁ」
まゆり 「そう言えばこれ持って来たときオカリンの幽霊さんにあったのです…」
岡部 「勝手に殺すな」
まゆり 「でもあれはオカリンの声だったんだけどなぁ…」
紅莉栖 「あ、私だけじゃ無かったのね」
まゆり 「クリスちゃんも?」
紅莉栖 「えぇ、あれは絶対に岡部の声だったわ」
岡部 「どうした助手よ、遂に貴様も目覚めてしまったのか?」
フェイリス 「ニャニャ! やっと3人目ニャ!」
フェイリス 「これでフェイリス達もあいつらにうって出ることができるニャ!」
岡部 「あぁ、これで奴ら不死の軍勢と戦うことが出来る」
紅莉栖 「厨二乙! って厨二同士のカップルって相当アレね…」
岡部 「羨ましいか助手よ?」ニヤニヤ
紅莉栖 「べ、別に私も岡部とイチャイチャしたかったとかそういうワケじゃないんだからな!」
ダル 「ツンデレ乙だお」
まゆり 「じゃあ誰の声だったんだろ…」
紅莉栖 「お祓いとか受けた方がいいんじゃないの?」
岡部 「まぁ大丈夫だろ。それに本当にでたらミスターブラウンに幽霊が出る物件ということで値切ろう」
フェイリス 「カッコいいのにゃキョーマ!」
ダル 「さっすがオカリン俺達に」
萌郁 「痺れる憧れるぅ…」
ダル 「ちょ」
鈴羽 「流石だねおじさん!」
岡部 「というか幽霊などより俺の白衣とシャツが一着ずつ無くなっているんだが、お前ら知らないか?」
2人 「」ギックゥ
ダル 「オカリンの白衣とか誰得」
フェイリス 「俺得だニャ」
萌郁 「知らない…」
鈴羽 「私も知らないかなー」
タンタンタン
るか子 「こんにちわー」
岡部 「るか子か、突然で悪いが俺の白衣とシャツを知らないか?」
るか子 「おか、凶真さんのですか? 僕にはちょっと…」
岡部 「そうか…」チラ
2人 「」ダラダラ
るか子 「無くされたんですか?」
岡部 「うむ、どうやらそのようだな…」
ダル 「牧瀬氏にまゆ氏さっきから黙りこくってどしたん?」
紅莉栖 「べ、べっつにぃ!?」
まゆり 「ま、まゆしぃはコスを作るのです!」
岡部 「ふっ…」ニヤニヤ
岡部 (透明になることによって、3人の意外な一面を見ることができた)
フェイリス 「ルカニャンもケーキ食べるにゃ」
るか子 「わぁ、美味しそうですね」
岡部 (そしてフェイリス、留未穂とは親しい間柄に)
岡部 「ふ、これも運命石の扉の選択か…」
岡部 「エル・プサイ・コングルゥ」
一応締めで
つまり何かと言うとフェイリスかわいい
これで終りか犯人捜し編を続けるか残りのラボメンの分もやるか
取り合えず今日は寝ます
誤字脱字とかあると思うけどごめん
乙
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