20XX年、日本
とあるアパートの一室
男「…んぐ、んぐ…」グビッグビッ
男「…ぷはぁ…」
テレテレテレテレ
テテッテーン
ピコピコ、ピコピコ
男「ああっクソ……やられる…」
ガガガッ
ピコピコ、ピコピコ
男「……ふぁあ…ねみぃ」
男「昨日の19時に起きてから一睡もしてねえなあ、そういや…」
ガガガッ、ガガガッ
テテッテーン
テレッテテレンテ
『ケー!オー!』
男「よし、よし」
ブツン!
男「ふぁーあ…さて、2ちゃんでも見ますか」ムクッ
カタカタ、カタカタ
カチッ、カチャ
男「…最近のVIPつまんねえなあ」カチャカチャ
男「あーあ……スレでも立てるか」
『40歳ニートだけど質問ある?』
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男「…チッ」
男「あー、つまんねえ…」
おもしろそう
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東京、某所
ピルルル!ピルルル!
?「…はい、もしもし」
?「ああ、どうも……ええ、大丈夫です」
?「はい、はい…ええ、今向かっています。あそこの寂れたアパートですよね?」
?「まずは接触してみます…はい、はい」
?「それでは」
ブツ、
ツーツー
ガタンガタン…
『次はー、…駅』
?「さて、と。今居るのかなー」
見てるぞ
書きためなしか
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カー、カー
男「くぁあ…」
男「もう寝ちまおうかなあ。VIPはクソだし、ゲームは飽きたし」
男「それに…昨日から寝てねえ」
ケータイぱかっ
男「…四時か。はええな。やっぱゲームは効率よく時間潰せるわ」
男「……」チラ
職安案内「…」
男「…そろそろ、働かないとなあ」
男「親の遺産もそろそろつきそうだし」
支援
男「でもだるいなあ!」ゴロン
男「もういっそ、病気いつわって生ぽでももらうかな~」ゴロゴロ
男「……待てよ、名案じゃね?生ぽガチでやろっかな」
男「えーと、生活保護ってどう受けられるんだ?精神病なればいいのか?」ムクッ
カチャカチャ、カチャカチャ
男「えーと?なになに…」
ピンポーン!
男「ふぎぃ!?」ビクッ
男「…」
シーン
男「……え」
男「……うちのインターホン?」
ピンポーン!
男「っ、」ドキィッ
男「え、え?マジで?アマゾンかな…」
男「でもここ半年なにも頼んでねえしな…」ドキドキ
ピンポーン、ピンポーン
男「……」スクッ
ヒタ、ヒタ、ヒタ
男(この半年、インターホン鳴るようなことしてないんだが…)びくびく
男「……」ひた、ひた
シーン
男「……」
ピンポーン!
コンコンコン!
男「……」バクバクバク
男「は、はい?」
扉外「あ、すいませーん!男さんですかー?」
男「は、はい、そうですが…」
扉外「あのお私、政府から参った者なんですけどぉ」
男(政府…?)
男「あ、えと、心当たりないです。すま、すいません」
扉外「心当たりないですか?先日、通知を出したのですけど」
男(通知?政府?わけわかんねえなイタズラか?)
男「あのすいません、心当たりなひので、お、お引き取りください」
スタスタスタ
扉外「あのお?男さん?」コンコンコン!
男「無視だ無視だ無視だ…」
男「なんなんだよ…この地域ど田舎だからイタズラなんてないと思ってた…」
男(あぶねえ奴かもしれないし、出ないのは得策だろ)
スタスタ
…パタン
男「ふぁーあ……」
男「さて、そろそろ寝るか」
?「こんにちは!」
男「……」チラ
青年「男さん、お邪魔します!」ニコ
男「みゃああああああああああ!!!!!」ズサササッ
男「!?!……!?」バクバクバク
青年「あのぉ、大丈夫です?」ニコ
男「お!?お、おま、おまおま……」パクパク
青年「…?」
男「な、ななな、なんで…」
青年「…ああ、鍵?」
青年「ぼく合鍵持ってますんで!入れました!」ニッコリ
男「…???」ドキドキドキドキ
青年「あのぉ、立てますか?なんか腰抜けちゃったっぽいっすねぇ」ヘラヘラ
男「……」
男「え、えっと……」ドキドキ
男「……あんた、」ドキドキ
青年「はい?僕ですか?」
男「…」こくこく
青年「?……ああ!」ピン
青年「はじめましてですねぇ!そういえば!」スッ
青年「男さん、初めまして。僕、総合生活課の無人輪廻係、青年と言う者です!」
男「…はあ?」
男(りんね?りんねって輪廻?てか…生活課?)
男「……」ドキドキ
青年「えっとお、意味わかります?」
男「…いや」
青年「まあ簡単に現状の経緯を言うと、国の方からあなたにお話があるので参りました」
青年「はい、これ名刺」スッ
男「……俺に?」
青年「はい?」
男「国から、俺に、話?」
青年「そうっす」ニコ
男「ガチで?なんか、悪い人とかじゃないの…?」ドキドキ
青年「ガチっすよぉ」
男「……」
男「…出てってくれません?」
青年「はい?」
男「いや、普通に信じられないし…そんないきなり言われても」
つづきは?
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