懐かしいようなそうでもないような

この状態でデュエルするのか

※時系列はＧＸ初期ですので万城目もクロノスも小物です。また、展開の都合上オリカを２枚だけ登場させますのでご容赦ください。

クロノス「インキン！それはさぞ辛いでしょーネ…あ！」

万城目「何ですかクロノス教諭？」

クロノス「いい手を思いついたノーネ！」

万城目「いい手？」

クロノス「いいですかシニョール万城目…ゴショゴショ」

万城目「フムフム…ほほう、なるほど！それは面白い！」

十代「次の時間は体育だぜ！行くぞ翔！」

翔「待ってくださいよ兄貴～」

十代「えーと俺のロッカー俺のロッカー…」

翔「こっちッスよ。前みたいに間違えないでくださいよ」

十代「ああ！じゃあ体操服に…げげ！」

翔「どうしたんスか？」

十代「体操服のズボンに穴が開いてる！弱ったな…これじゃ履けないぜ」

万城目「お困りのようだな遊城十代」

十代「あ、万城目」

万丈目「万城目さんだ！話は聞かせてもらった。だったらこの俺がズボンを貸してやろう」ｽｯ

十代「え、いいのか万城目？」

万城目「別にいいさ。俺は替えのズボンで体育に出るし、それにこの万城目さんはオベリスクブルーだ。レッド寮の落ちこぼれに情けをかけてやるのも悪くはないだろう」

十代「そうか！サンキューな万城目！」

万城目「万城目さんだ！じゃあ失礼するぞ」

翔「万城目君やけに親切ッスね」

十代「あいつもいいとこあるんだな！」

万城目（フフフ…十代、地獄を味わえ！）

サンダーの風上にも置けない

数時間前

万城目「クロノス教諭、これが俺の体操服のズボンです」

クロノス「どうもナノーネ。ほほう…ズボンの股間の部分」

クロノス「この通りアナタのインキンでいい感じに湿っているーノデス！」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

万城目「うわ！触らないで下さいよ！」

クロノス「実はさっき、ドロップアウトボーイ遊城十代のロッカーに侵入し体操服のズボンを破いてきまシータ！そこで、奴にこのズボンを貸し履かせるーノデス！そうすれば…」

万城目「ええ、全ては作戦通り…」

クロノス「しかしインキンでスーカ…私の股間の方は大丈夫ナノーネ？」ｻﾜｻﾜ


十代「いっくぜー！三沢あー！三振にしてやるぜ！」

三沢「来い、１番君！」

翔「兄貴ったら今日も張り切ってるな～」

十代（それにしても…今日はなんだか股間に違和感があるな）

性病を先生に報告すんなよw

翌朝

十代「う～ん…」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

翔「ふあ～おはよう兄貴…」

十代「う～う～…」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

翔「兄貴いつまでチンコ掻いてるんですか～」

十代「痒い…」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

翔「え？」

十代「痒い…正確には夜中から俺の股間が死ぬほど痒いいいいいいいいうわああああああ！！！」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

翔「ええええ！どうかしたんスか兄貴！」

十代「おい万城目！お前俺にインキン伝染したな！」

万城目「それがどうした！せっかくズボンを貸してやったのに感謝どころか文句とはどういうことだ！」

十代「何だと！痒すぎて昨日は一睡もできなかったんだぞ！どうしてくれんだ！」

万城目「よし、ならばデュエルで決着をつけようじゃないか！お前が勝ったらいくらでも詫びてやる！だが俺が勝ったらおとなしく引き下がるんだぞ！」

十代「望むところだ！」

クロノス（しめしめ…ドロップアウトボーイ、アナタは既に私の術中に嵌ってるノーネ）

クロノス（なぜならシニョール万城目には、いまやインキンボーイであるアナタを確実に仕留める強力カードを渡してるーノデース！）

十代＆万城目「「デュエル！！」」４０００ｖｓ４０００

万城目「先攻は俺だ、ドロー！」

万城目「俺はモンスターをセットしてターンエンド！」

十代「俺のターン、ドロー！」

十代「俺はＥ・ＨＥＲＯフェザーマンを召喚！伏せモンスターに攻撃だ！フェザー・ブレイク！」

フェザーマン「ハアア！」ﾋﾞｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

万城目「伏せモンスターはジャイアントウィルスだ！効果発動！このカードが戦闘で破壊された場合、相手に５００ダメージを与える！」

十代「うぎゃあああああああああ！股間に響くううううううううう！」４０００→３５００

万城目「更に、デッキからジャイアントウィルスを２体特殊召喚できる！」

ジャイアントウィルス１「キー」ﾌﾞｫｰﾝ

ジャイアントウィルス２「キキー」ﾌﾞｫｰﾝ

十代「うう！菌が増えた…」

万城目「十代…見ろ！こいつらはお前の股間に巣食うインキン共だ！」

十代「うげ！やめろ万城目！それを言われると…！」

万城目「そうだ！いくら掻いても菌は増え続けお前の股間を痒みで支配していく…！」

十代「うあああああああああ！痒いいいいいいいいい！」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

翔「兄貴いいいいいいいいい！！！！しっかりしてくださああああい！！！」

クロノス（ヌフフフ…いい気味なのーネドロップアウトボーイ！）

クロノス（しかしこうして見てると私の股間まで痒くなってきた気がするノーネ）

まさかのヴァイラスデッキ

十代「お…俺は１枚伏せてターンエンド！」

万城目「俺のターン！強欲な壺を発動！２枚ドローして強欲な壺を破壊する！」ﾊﾞﾘｰﾝ

万城目「…フフフ！十代、お前を更なるインキン地獄で苦しめてやる！」

万城目「装備魔法、細菌感染発動！お前のフェザーマンに感染だ！」

フェザーマン「ぬおあああああああああああ！！！」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

十代「しまった！フェザーマンまでインキンの餌食に…うああああああああ！俺まで痒いいいいいいいいい！！！」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

万城目「ジャイアントウィルスでフェザーマンに攻撃！相打ちでジャイアントウィルスは破壊され５００ダメージに加えもう１体で追加攻撃だ！」

十代「そうはさせない！カウンター罠、攻撃の無力化！攻撃は無効になりバトルフェイズは終了だぜ！」

万城目「チッ…しぶといやつだ。俺は１枚伏せてターンエンド！」

万城目（ここからが地獄の始まりだ十代…）

十代「俺のターン、ドロー！よし！」

十代「俺は融合を発動！手札のバーストレディとフェザーマンを融合し、Ｅ・ＨＥＲＯフレイム・ウィングマンを融合召喚！」

フレイム・ウィングマン「ハア！」

十代「フレイム・ウィングマンでジャイアントウィルスに攻撃！フレイム・シュート！」

フレイム・ウィングマン「ウオオオオア！」

万城目「かかったな十代！罠発動！」

十代「何だって！？」

万城目「死のデッキ破壊ウイルス！！！ジャイアントウィルスを生贄に発動する！」

万丈目「これでお前の攻撃力１５００以上のモンスターは全滅だ！」

十代「フレイム・ウィングマン！手札のスパークマンが！」

万城目「更にお前のデッキと股間はウィルスに感染だ！！」

十代「うぎゃあああああああああああ痒いかゆうあああああああああああ！！！！！」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

翔「兄貴いいいいいいいいいいいい！！！」

十代「はあ…はあ…俺はこのままターンエンド」

万城目「俺のターン、ドロー！十代、どうやらお前はこのインキン地獄の中で果て俺に敗北を喫することになるだろうな！！！」

十代「なんだと…一体どういう…」

万城目「早すぎた埋葬発動！８００ライフを払い、墓地のジャイアントウィルスを特殊召喚！」４０００→３２００

万城目「更に！ジャイアントウィルス２体を生贄に捧げ、出でよ！地獄のインキンゴーレム！！！」

地獄のインキンゴーレム「イ”－ンキーン！！！」

十代「じ、地獄のインキンゴーレムだって！？なんだあの黒く変色した金玉みたいなモンスターは！？」

クロノス（ついに来たノーネ！インキンドロップアウトボーイをコテンパンにする切り札ナノーネ！）


「地獄のインキンゴーレム」闇　☆８　悪魔族・効果　ＡＴＫ３０００　ＤＥＦ２８００

このカードは通常召喚できない。自分フィールド上の闇属性モンスター２体を生贄に捧げた場合のみ特殊召喚できる。
１ターンに１度、相手フィールド上の表側表示モンスター１体にインキンカウンターを１つ置くことができる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
インキンカウンターが乗ったモンスターは、エンドフェイズ時に破壊される。



万城目「そのまま攻撃だ！インキンゴーレム、十代に直接ウィルスを浴びせてやれ！！！」

インキンゴーレム「イ”－ンキイイイン！！！」ﾊﾞｼｭ

十代「ぎいいいいいいいえええああああああああああ！！！！！痒いいいいいいいい！！！！！」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘ　３５００→５００

翔「兄貴…もう兄貴の股間は血まみれだ！こんなの見てられない！！！」

ウィルスでかいしサンダーにも被害きそう

十代「はあ…はあ…ま、万城目…」

万城目「俺はこのままターンエンドだ。言っとくが壁モンスターを出しても無駄だ。召喚した途端インキンカウンターを乗せればエンドフェイズには破壊される」

万城目「そのままインキンゴーレムの直接攻撃を受ける運命だ。さあ、今のうちに呪詛の言葉でも吐くんだな！」

十代「万城目…俺、気づかなかったぜ…」

万城目「……何だ十代？」

クロノス（まさかあのドロップアウトボーイ…この期に及んで命乞いでもするつもりナノーネ？）

十代「万城目、俺は今までインキンがここまで辛いなんてわからなかった。俺はお前にインキンを伝染されたことを怒ったけど、お前がどれだけインキンに苦しんだかなんて考えてなかったんだ」

万城目「な…何を言い出すんだ！」

十代「だが俺は今、身をもってお前と同じインキンの苦しみを理解できた！今までわからなかった万丈目の苦しみを！次はその苦しみ、インキンをお前とともに乗り越える番だ！」

万城目「じゅ…十代……お前ってやつは…」

クロノス（シ、シシシ！シニョール万城目！そんな甘言に騙されちゃいけまセーンノ！なんとしてもインキンパワーでドロップアウトボーイを…！！！）

万城目「十代！とにかく早くカードを引け！話はそれからだ！」

万丈目「口だけならどうとでも言える！デュエリストならデュエルで示せ！」

万城目（本当に…インキンを乗り越えられるのか…！？俺が散々苦しんだインキンを…どうなんだ、十代！）

十代「俺のターン、ドロー！」

万城目「死のデッキ破壊ウィルスの効果だ。ドローカードを見せろ！」

十代「カードは強欲な壺！このまま発動して２枚ドロー！」

万城目「強欲な壺で引いたカードもだ！」

十代「融合とＥ・ＨＥＲＯエッジマン！エッジマンは破壊され墓地に行く！」

万城目「よし、厄介なのを処理できた…」

十代「俺は手札からＥ・ＨＥＲＯバブルマンを召喚！自分フィールドに他にカードがないので２枚ドロー！」

万城目「くっ…あのターンで破壊しそこなったモンスターか！」

十代「…へへっ！万城目、どうやら口だけじゃないようだぜ！」

万城目「何！？」

十代「俺は手札から闇の量産工場発動！墓地のスパークマンとフェザーマンを手札に戻すぜ！」

十代「そして融合発動！フェザーマン、スパークマン、バブルマンを融合！」

十代「融合召喚、Ｅ・ＨＥＲＯテンペスター！」

テンペスター「ヘアア！」

万城目「馬鹿め！テンペスターの攻撃力は２８００！インキンゴーレムには及ばない！」

十代「だと思うだろ！だが、これが俺の答えだ！！！」

十代「速攻魔法発動！共有する痛み！！！」

万城目「共有する痛み！？」


「共有する痛み」速攻魔法

自分のモンスター１体が破壊され墓地に送られたターンに発動できる。
エンドフェイズまで、自分フィールド上のモンスター１体の攻撃力はその破壊されたモンスターの攻撃力分アップする。


十代「この効果で、テンペスターの攻撃力はエッジマンの攻撃力２６００を加え、５４００！！！」

十代「インキンゴーレムに攻撃だ！カオステンペスト！！！」

テンペスター「デヤアアアアア！！！」

万城目（そうか…十代は、俺にインキンを伝染されながらも、それを受け入れて痛みを共通しようとしてくれたんだ）

万城目（なのに…俺は一体…何をやっているんだ）

十代「インキンゴーレム撃破！」

インキンゴーレム「イ”イイインギイイイイイン！！！」ﾄﾞｶｰﾝ

万城目「ぐううう！」３２００→８００

クロノス「んななななあ！？」

十代「そして速攻魔法、融合解除！」

万城目「融合解除！？」

十代「テンペスターの融合を解除して、スパークマン、バブルマン、フェザーマンを召喚！」

十代「まずは菌に侵された患部を洗い流す！バブルマン、バブル・シュート！」

万城目「うぐ！」ﾄﾞﾊﾞｰ

十代「次に風通しを良くして湿った股間を乾かす！フェザーマン、フェザー・ブレイク！」

万城目「ふわああ！」ﾋﾞｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

十代「最後に電気マッサージだ！スパークマン、スパークフラッシュ！」

万城目「ぬああああああ！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

万城目「ふ、ふう…」８００→０

十代「ガッチャ！楽しいデュエルだったぜ！」

万城目（十代…痛みを分かち合うだけでなく、治療までしてくれたのか…）

万城目（インキンで十代を苦しめようとしたのに、逆に助けられることになるとは…）

翔「兄貴ー！兄貴が勝ったあー！」

十代「へへ！ちょっと危なかったけどな！」

翔「それより兄貴、股間は大丈夫なんすか？」

十代「股間…？げげ！掻きすぎて血まみれだ～！」

万城目「全くお前は…人の心配より自分の心配をしろ！」

翔「はいはい、二人ともフェミニーナ軟膏塗りにいくッス！」

クロノス（くう…ドロップアウトボーイ！結局倒せなかったノーネ！）

クロノス（そういえば…さっきから気のせいだと思ってた股間の痒みが強まってる気がするノーネ？）

クロノス「マ、マンマミーヤ！私もインキンになってしまってたノーネ！一体なぜ…ハッ！？」




クロノス『この通りアナタのインキンでいい感じに湿っているーノデス！』ﾆｷﾞﾆｷﾞ



クロノス『しかしインキンでスーカ…私の股間の方は大丈夫ナノーネ？』ｻﾜｻﾜ




クロノス「まさかあのトーキ…」

クロノス「んぬあああああああ！！！痒いノオオオオネエエエエエエ！！！！」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

クロノス「もうインキンは懲り懲りナノオオオオオオオオオヌエエエエエエ！！！！！」ﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘ


終わり

おもしろかった
乙