【艦これ】私は提督ではない (51)
「国からの命令だそうです」
「私が提督?バカなことを言うのはやめなさい」
「ですが国の命令なので…」
「私の仕事はどうしろ、と」
「両立、という形になるのではないでしょうか」
「また私は国家用務員にならなくてはいけない、ということですか」
「そういうことになりますね…鎮守府への移動日ももう指定されているそうです」
「…ここからモニターで提督というものを行うのは」
「駄目、なのではないでしょうか」
「……脱出しましょうか」
「駄目ですよ」
「…はぁ」
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提督「全部入れちゃってください」
配達員「はぁ…分かりました」
大きい、そして周りに人が住んでいないのは好機でして。
書類には一切目を通していない、そもそも勝手に指名されただけですし、こちらも勝手にやらせていただく所存
配達員「あの、こちらはどこに?」
提督「ん、それはね、あっちに置いといてください」
配達員「分かりました」
提督「それを置いたらもう大丈夫なので」
配達員「分かりました!」
提督「ありがとうございました」
配達員「どうもー」
配達員(司令官って白い軍服じゃないのか…?なんで真っ黒なコート着てるんだよ)
初めに仕事環境を作りますので
仕事環境といっても国家用務員の事ではなく自分の仕事で。
とりあえずこの部屋を使いますか。
ガチャ
提督「誰ですか」
大淀「おはようございます、提督。軽巡洋艦大淀です!」
提督「そう。で、何?」
大淀「私は大本営より任務の報告や書類の回収を命に与っています。今日はこれからの説明をしに来ました」
提督「…私は、提督ではないので、よろしく」
大淀「提督ではない…?」
提督「本職の方が忙しいので。ここには国の命令により来ただけなので」
大淀「ということは、提督任命を受けて来たけど提督をやる気はないと?」
提督「そうです、書類は捨てましたので」
大淀「そういうことですか…ですが任命された以上は動いていただきますので、よろしくお願いします」
提督「説明は不要で、書類についての質問が一つ」
大淀「何でしょうか」
提督「書類をデジタル媒体化するのはあり?」
大淀「なしです、手書きでお願いします」
提督「もうやる気がなくなった」
大淀「あ、まだ艦娘は建造されていないんですか?」
提督「建造?」
大淀「艦娘は妖精による建造や海域にある艤装の復元で誕生します」
提督「なにやらSFファンタジーな方向に」
大淀「ですので、工廠で艦娘の建造ができるんです。本当は初期艦がいるんですけど、提督は書類記入をして出さなかったみたいなので初期艦がいません」
提督「そういうことは早く言いなさい、建造してくるので」
大淀「あ、私はこれで失礼します!書類は置いておくので記入して大本営に送ってください。中にマニュアルも入っているのでさまざまの使い方はそれを参考にしてください。」
提督「分かりました」
大淀「では!」
全く、面倒なことになったものだ
半ば隠居に近い暮らしを送っていたのにこんなことになるとは
ですが、国に命令され、それを無視して行動するのは気持ちのいいことで。
折角、このような大きな建物を貰ったので使わせてもらおう。
で、まずは建造で。
提督「すみません、建造をお願いできないでしょうか」
妖精「?」
小人。
やはりSFファンタジーのよう。
完全に国家機密というやつで。
提督「建造を」
妖精「?」スッ
提督「…タブレットパソコン」
数字を入れる場所が四か所で。
鋼材、ボーキサイト、燃料、弾薬。
提督「これに書けばいいの?」
妖精「!」ウンウンッ
提督「…今はどれくらい?」
妖精「…」スイスイッ
提督「全部1000、と」
提督「では、もったいないので全部1で」タッタッ
妖精「!!」スイスイッ
提督「え?30以上じゃなくちゃ駄目なの?」
妖精「!」ウンウンッ
提督「なるほどー…じゃあ30で」
妖精「b」
妖精「!」スイスイッ
提督「1時間22分、時間?」
妖精「b」
提督「では、その頃にまた来ますので」
妖精「!」ウンウンッ
どうやら妖精は喋れないらしい
コミュニケーションが取れないのは難しいので
タブレットパソコンを妖精が使用しているのに、私は大本営に手書きの書類を送らなければならなくて。
地位が低いわけで。
気を取り直して機材のセットをし始めた。
わざわざ自宅から出向いてやったのに一人でセットすることになるなど。
ソーラーパネルも取り付けなければならない、全く面倒だ。
そもそも国が選んだから拒否権はないとは如何なものなのか。
…大淀というのが止めなかったということはある程度は好きにやらせてもらってもいいというわけで。
用務員にはあまりなる必要性はないわけで。
提督「1時間と25分が経ちましたが、どうです?」
妖精「!!b」ウンウンッ
提督「なるほど、もう出来たと」
妖精「bb」
提督「で、どちらに?」
妖精「→」ブンブンッ
提督「あの扉の向こう、と」
コンコンッ
提督「失礼」
夕張「あっ!えっと、軽巡洋艦夕張です!この鎮守府の方でしょうか?」
提督「そうなります」
夕張「えっとえっと…提督のお部屋はどちらでしょうか?挨拶をしたいんですけれど」
提督「なるほど、分かりました。こっち」
ガチャ
夕張「?!な、え、ここ執務室?!明らかに雰囲気違うけど…あれ、提督はどこですか?」
提督「一応提督という役職は私がしていることになっているので、よろしく」
夕張「え!!?提督だったんですか?!さっき言ってくれればよかったのに!」
提督「部屋がどちらかと聞かれたので」
夕張「うう…意地悪ですね!」
提督「それで、挨拶は以上で部屋は好きなところをどうぞ。ここは駄目だけど」
夕張「えっと…じゃあ空いてる部屋使いますね、配置図などはありますー?」
提督「分かりません」
夕張「えっ?」
提督「この建物の施設はまだ工廠しか見てないので分からないわけで。好きな部屋を使うこと」
夕張「そ、そうなんですか…ということは艦娘は…?」
提督「あなたが初めてですが」
夕張「…分かりました、では、これからよろしくお願いしますねっ!」
提督「あまり馴れ馴れしくしないように、じゃ」
夕張「……え?!じゃ。ってその後は何かないんですか?!」
提督「回れ右をして執務室から出なさい」
夕張「他の説明とかは?!」
提督「私も受けていないので分からないとだけ。私はそこまで暇じゃない」
夕張「えっと…この部屋が関係してるんでしょうか」
提督「ここは仕事場ですので。作業環境なわけで。」
夕張「提督のですか?」
提督「そうです、国家用務員をするつもりはあまりないので。よろしく」
夕張「国家用務員…?なんですかそれ?」
提督「特に気にする必要はなし、では、回れ右!」
夕張「ひぇ?!はい!」クルッ
提督「そのままドアを開けて部屋に行きなさい」
夕張「あ、提督!夜ご飯はどうするんですか?」クルッ
提督「なぜまたこちらを向いたのか。私は食べるものならあるので。」
夕張「そうですかぁ…間宮はあるんですか?」
提督「誰だ?」
夕張「食事処間宮ですよ!入ってないんですか!」
提督「分からない、先程も言ったように工廠しか見てないので」
夕張「じゃあ一緒に鎮守府みましょうよ!これから使っていくのに知らないのは駄目ですってばぁ!」
提督「…では、その方向で」
また書きますので
乙ですので
公務員でなく用務員なのは
提督の雑用係感をだしているので?
国家用務員はたとえ誤解誤字だとしてもそれはそれでおもろネタに使えそうなので続けなさい
私は国家用務員だぞ。国家公務員じゃない。
公務員ではなく用務員ですので
まさかの平沢提督に期待を禁じ得ない
乙です
夕張「そういえば提督、何で軍服じゃないんですか?」
提督「私は提督ではない」
夕張「…え、と…代理、みたいな形ですか?」
提督「いえ、国にいきなり指名を受け強制的にやらされているので」
夕張「つまり提督をやりたくてなったわけではないと」
提督「そういうことになりますね」
夕張「だから服装も私服なんですねー」
提督「私服じゃない、衣装だ」
夕張「衣装…?」
提督「私服でこのようなものを着てると?」
夕張「だ、だって着てるじゃないですか!」
提督「これは国家用務員として上に立つ為のシルエットですので、私服とは間違わないように」
夕張「あ、分かりました…」
夕張「あ、間宮あるじゃないですかぁ!」タッタッタッ
間宮、やはり人の名字ではないのか、と。
間宮「あら?」
提督「あなたは誰ですか」
間宮「給糧艦間宮です、ここで間宮という半食堂、半甘味処を開いています」
提督「なるほど、そういうのもあると」
間宮「…失礼ですが、本日着任の提督…でしょうか?」
提督「いえ、提督ではないので」
間宮「あ、そうなんですね。失礼しました…」
夕張「あ!提督駄目ですよちゃんと言わなくちゃ!」
間宮「ど、どういうこと?」
夕張「提督ですよこの人が、提督やりたくないらしいですけど」
提督「あくまで国家用務員としての仕事ですので、提督ではないとだけ」
間宮「こ、国家用務員…?」
提督「気にする必要はなし、肉は食べれないのであまり来ることはないと思いますので」
間宮「お肉食べれないんですか?」
提督「そういうことです」
夕張「変わってますね…色々」
提督「君達が言えたことではない」
夕張「う…そ、それもそうですけどぉ」
提督「私は機材設置に戻るので、じゃ」
夕張「あっ、部屋どこにすればいいんですかぁ!」
提督「好きなとこで良いと言っただろう」
夕張「むぅー…良いですよ探しますー!」
提督「結構。んじゃ」
…一応資料にだけは目を通してやろう
国家書類ということでやはりロクな事は書いてない。脱出するべきか
しかし最低でもあの艦娘と呼ばれる存在が4艦隊…つまり24人は必要だと。
これは非常に面倒なことで…1000の資材の中で23人作れと…?
違いますね、これはー…そうか
自分達で集めたり仕事した分だけ国から送られると。
国が乗っ取られそうなこの危機にも仕事力量に頼らなければいけない、と。
…国家用務員のすることではない、とだけ。
提督『軽巡洋艦夕張、直ちに私のもとに来るように。んじゃ』
タッタッタッ
コンコンッ
夕張「提督?ここですよね?」
提督「どうぞ」
夕張「失礼します…はぁ…息切れしちゃった」
提督「それでですね、えー…戦力をとりあえず6人揃えたいと。」
夕張「…1艦隊分ってことですか?」
提督「そう」
夕張「じゃあ妖精さんにお願いすればいいじゃないですか」
提督「何がいればいい?」
夕張「何ってなんですか?」
提督「んーとね、艦種というんでしょうか」
夕張「えーと…戦艦、空母は必須戦力ですよ、それに他の駆逐艦とか重巡洋艦も必要ですよ」
提督「戦艦と空母…と、ではこれでいくので。」
夕張「え?!いきなり戦艦と空母作るんですか?!」
提督「ないよりあった方が良いでしょう」
夕張「まぁ…そうですけど…」
提督「他のは明日にまわすことにするので」
夕張「え、なんでですかー?」
提督「国からは1日3人作れとの命なので、これ以上作っても見返りに期待ができないと」
夕張「そういうことですか…確かに資材が飛びますもんね」
提督「そういうことですので、以上。ありがとう」
夕張「はーい…あ、提督…これからよろしくねっ」ガチャ
…さて、もう一度妖精の場に行くとしよう
提督「失礼」
妖精「!」パッ
提督「建造を頼みに」
妖精「…!」サッ
提督「えーとね、戦艦と空母はどうしたらいいのか」
妖精「……」タッタッ
提督「…この通りにいけばいいと?」
妖精「!」コクコクッ
提督「では、それでお願い」
タブレットパソコンのモニターには400/130/600/30など数字が書き込まれていた。
妖精が自ら書くのなら間違いはない、と。
つまり空母と戦艦は待ってるだけで出来るということですので。
妖精「…」クイクイッ
提督「はい?」
妖精「!」パッ
提督「…あのねぇ、もう少しねぇ、短くできないの?」
タブレットパソコンのモニターには残り時間が、4時間と4時間20分。
長すぎるので。
妖精「!」パッパッ
提督「…バーナー?」
妖精「!b」コクコクッ
提督「それを使えば早く終わると」
妖精「bb」
提督「なるほど、では二つ使用で」
妖精「?!」スイッ
提督「残り三つだと?」
妖精「!」コクッ
提督「では二つ使用で」
妖精「?!」
提督「後から買ってくればいいだけの話ですので」
妖精「……」コクコクッ
どうやら二つ使うのは止めさせられるほど勿体ないらしい
でも4時間も待ってられないので。
10分ほど経ち、妖精のタブレットパソコンのモニターのランプが消えたので二人とももう居ると。
提督「ありがとう」
妖精「bb」グッ
提督「んじゃ」
ガチャ
提督「ご!」
榛名「…提督、でしょうか」
…毎回これを聞かれるのか
提督「国家用務員ですので」
榛名「国家…用務員…?」
提督「そうです、ここの中では提督という名の国家用務員だそうで」
榛名「提督なんですね!私、高速戦艦の榛名と申します!これからよろしくお願いしますっ」
提督「あまり馴れ馴れしくしないように、部屋は好きな場所をどうぞ」
榛名「は、はい!分かりました」
提督「私はもう一人を迎えに行くので」
榛名「はい!あ、この鎮守府に金剛型の艦娘はいますか?」
提督「いえ、戦艦はあなたが初めて」
榛名「そうですか…」
提督「……戦艦は、これからも来ると思いますので」
榛名「…!はい!ありがとうございますっ」
提督「ご!」
加賀「航空母艦、加賀です。あなたが提督でしょうか、それなりに期待はしています」
提督「国家用務員ですので、期待はしない方向で」
加賀「そう」
提督「部屋は好きな場所にどうぞ」
加賀「分かったわ」
提督「では…あ、それと鎮守府の中には間宮があるので」
加賀「…そうですか、行ってきます」
提督「部屋を決めてからで」
加賀「…分かりました」
提督「戦力はまだ3人ですから、明日以降増える予定」
加賀「3人…?少ないのね」
提督「私は先程来たばかりなので」
加賀「そういうことですか…初めに言ったように期待はしているので」
…2人増えて3人で。
後21人…はぁ、脱出したい。
また書きますので
国家用務員は間違いじゃない。そう認識するように。
師匠?
乙乙
SSスレに乙をしてしまった、これは恥である。
なんかのクロスなのか?
とりあえず音源を作るための環境を整えなくては。
だがこの本来は「提督」としての作業を行うであろうスペースは、思ったよりも狭い
防音部屋をこちらに持ち込んだのは良いが、この部屋に置くのは邪魔なのではないだろうか
…帰れとの暗示なのだろうか。
コンコンッ
提督「はい」
夕張「あ、提督!私です!」
提督「私の知り合いに私というものはいない、とっとと帰りなさい」
夕張「むぅ…夕張です」
提督「何か用事か」
夕張「榛名さんたちと夜ご飯食べましょうよ!もう9時ですよ!」
提督「私は食べるものがここにあるので、結構」
夕張「んー…そんなこと言わないで一緒に食べましょうよー持ってくればいいじゃないですか!」
提督「君達と慣れ合うつもりはないと言っただろう」
夕張「駄目です!最初くらい一緒に食べて親睦を深めましょうよ!」グイグイッ
提督「…用務員としてだからな」
夕張「素直じゃないですね…行きましょっ」
はぁ…全く、面倒なことになったものだ
夕張「提督連れてきましたよ!」
榛名「提督!こんばんは、ですね!」
加賀「早く食べましょう」
提督「食べたらすぐ戻るから、そのつもりで」
榛名「…提督はそれだけなのでしょうか」
提督「それだけとは」
榛名「夜ご飯です」
提督「はぁ」
夕張「えっそれしか食べないの?!」
加賀「体調崩しますよ」
提督「もう何年もこれしか食べてないので」
夕張「お肉とかは…」
提督「私は肉が嫌いだ、基本的には炭水化物、野菜、果物しか摂らない」
夕張「えー…提督変わってますね…」
加賀「ダイエットでしょうか」
提督「確かに一時期体重が増えていた時もあったがそうではない、元々菜食主義なだけ」
榛名「そうなんですね」
夕張「そういえば加賀さんと榛名さんはまだ提督の執務室行ってないですよね?」
加賀「ええ」
榛名「榛名もまだ行ってません」
夕張「びっくりしますよ!全然執務室じゃないですから」
榛名「というと…?」
夕張「なんか色んな機械が置いてあるし執務机もないし、謎でしたよ…」
加賀「…本当なの?」
提督「そのようで」
夕張「あれ何に使うんですか?」
提督「音源の制作や観察、ライブでのパフォーマンス用であるわけで」
榛名「ライブ…?そういえば提督は国家用務員と仰っていましたがどういう意味でしょうか」
提督「私が本職以外の業務や作業をするときは用務員となる、その国家版だと思ってくれて結構」
加賀「…ということは提督は本職ではないと?」
提督「その通りで、国にやらないと駄目と無理矢理」
夕張「えっじゃあ提督の本職って何なんですか?」
提督「ステルスマイナー」
夕張「えっ?」
提督「ステルスマイナーとして働いてるので」
夕張「…っ!私達にも分かるように教えてくださいよ~!」
また書きますので
ステルスマイナーを心掛けてるので。
期待して待っていますので
乙ので
ワクテカしながら応援するので
提督「では、私は戻るから」
夕張「私達まだ食べ終わってませんよ!」
提督「…うん、じゃ」
榛名「ええっ」
提督「…まだ何か?」
夕張「食べ終わるまで話しましょうよ~!」
提督「食べ終わったらすぐ戻ると言っただろう」
夕張「皆が食べ終わったらってことですよね?」
提督「私が食べ終わったら、だけど」
夕張「そんな!」
加賀「私は食べ終わったからいいけれど」
榛名「か、加賀さん…!」
夕張「味方してくれないんですか!」
加賀「別に明日以降もあるのだし、焦る必要もないと思うわ」
提督「…んじゃ」
夕張「ああ~提督ー!」
提督「どちらにせよ私はこれからやることがあるので行かなければならない」
榛名「何をなさるんですか?」
提督「奏でる用務員になるのだよ、じゃな」
夕張「…もうっ!提督は意地悪よね」
榛名「謎の多い方ですね」
加賀「提督らしくはないわね」
夕張「…はぁ、明日から大丈夫かなぁ」
榛名「夕張さんはいつここに?」
夕張「私は今日の昼に建造されたの、工廠に居たらいきなり黒ずくめの人が来てびっくりしたわ…提督のことね」
榛名「榛名も最初はいってきたときは提督か疑いましたよ、あちらも提督じゃないって言ってましたし」
加賀「私も同じような感じです」
夕張「んーよっぽど提督をやりたくないのかなぁ…」
榛名「国に無理矢理やらされてるって言ってましたよね」
夕張「よく分からないけどそうみたい、明日から少しずつ分かるといいなぁ」
加賀「そうね」
榛名「…この後は何もないのでしょうか」
夕張「あっ!聞くの忘れた…執務室にいるかな…」
榛名「榛名、聞いてきましょうか?」
夕張「えっ私行きますよ!」
榛名「いえ、大丈夫です!一度執務室見てみたいですし」
夕張「ああ…そうね、じゃあお願いしますっ」
加賀「執務室を見に行くなら私も一緒に行くわ」
榛名「はいっ!」
夕張「えっ加賀さんも行くなら私も行きますよ!」
榛名「ふふっでは皆で行きましょうか」
加賀「…結局そうなるのね」
兼任でナニやってんだろうな、この提督は
簡易防音部屋を持ってきたのはどうやら正解だったようだ。
この鎮守府という建物には防音という仕様が施されている部屋は一室もない
つまり素の状態での録音作業は不可ということ、自宅でも使用していた簡易防音部屋を無理矢理にでも持ってきたのはこれを回避するためだ。
私は今新譜の録音を行っている、曲自体はもう既に収納されているので後は声を嵌めるだけなのだ
時刻は午後8時を過ぎたところ。
私は簡易防音部屋の中に入った。
コンコンッ
夕張「提督ー?」
榛名「いらっしゃらないのでしょうか」
夕張「…でもここ以外にいそうな場所もないのよね」
加賀「入れば分かるわ」
夕張「それもそうですね」
ガチャ
夕張「いないですね…」
加賀「そうみたいね」
榛名「…あれ?あちらにいるのって提督では…」
夕張「え…?」
また書くので
兼任でステルスマイナーの奏でる用務員やってるそうで
歌い手とかだったら草生える
提督兼インターネットカラオケマンwwww
あのテンションで歌い手とか言われたら流石に腹筋ヤバイわw
「私は提督ではないので、インターネットカラオケマンなので」wwww
ヤバいと思ったが性欲を抑えきれなかった
絵師さんはクーラーガンガンに効いてる部屋でのほほんと絵を描いてるイメージ。 歌い手は録音時に雑音入らないように扇風機つけれない、クーラーつけれない、汗だくだくになりながら何テイクもして疲れ果てる事実。 (´;ω;`)ウッ…
懐かしいな
平沢でしょ
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