モバP「ミコの日」 (53)


3月5日は巫女の日ですよ!1日遅れなら問題ないはず




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?「ほほーこれはなかなか良い気がながれているのでしてー」


?「はい♪ここなら楽しめそうです」




事務所ー朝5時半ー

モバP「掛介麻久母畏伎…」


P「今日乃朝日乃豊栄登爾…」ガチャ


P「…おはよう。今日は早いね。それじゃあ、お掃除を頼ん…だ…誰?!」


?「むむー無礼者なのでしてー」


?「普通はそうなるでしょう。ここは私が説明しますから♪」


?「ではー必ず説き伏せるのでしてー」

dmjだとオモタ

dmj…ではなく祀られる方だったか

ーーー

歌鈴「遅れてゴメンなさい」ドタバタ

P「まだ遅刻じゃ無いから大丈夫だよ。歌鈴ちゃんおはよう」

歌鈴「はーはー…はい、おはようごじゃ…おはようございます」

P「間に合ってよかったよ。これからは気を付けてね」

歌鈴「はい。わかり…ました」

P「取り敢えず息を落ち着かせて」

歌鈴「はい、ありがとう…ござ…います」

P「そのままでいいから聞いてね。今日はこの後プロフィール作成のための健康診断をして、午後はレッスン。以上」

P「まあ、初日だから一緒に行きましょう。大丈夫?」

歌鈴「は、はい。大丈夫です!」

P「それじゃ、行こうか」



>>5

誤爆失礼しました!


P「ど、どちら様ですか?」


茄子「私は鷹富士茄子と言います♪それでこちらが」


芳乃「依田芳乃でしてー」


P「はあ…」


茄子「ここはアイドル事務所だとお聞きしたのですが」


P「え、ええまあ…一応はそうですけど、そもそもは神社なんです」


茄子「なるほど〜それで先程、日供祭を行っていたのですね♪」


P「よく分かりましたね。私はこの神社の神主です」


茄子「プロデューサーでは無いのですか?」


P「ここの巫女さんがたまに活動しているので、私がマネージャー兼プロデューサーですね」


茄子「ふむふむ♪」


P「それであなた達はどうしてウチに?朝から参拝では無さそうですが…」


茄子「はい。私たちをアイドルとしてデビューさせてください♪」芳乃「でしてー」











P「……はい?」


芳乃「…」


茄子「ですから、私たちをプロデュースしてください♪」


P「いやね、神社だし…」


茄子「アイドルがいるじゃないですか!」


P「だからですね。彼女は時々活動しているだけで、本職は巫女というか、学生ですし…」


芳乃「……」プルプル


茄子「あっまだ説き伏せてる最中だから落ち着いてー!」


P「?」


芳乃「良い加減、納得するのでしてー!」ピカッ


茄子「あちゃー」


P「んな、理不尽な!まぶしっ!」


ーーーー

ーー


P「分かりました…」シュウウウ


芳乃「まったく、茄子はまだまだでしてー」


茄子「…説き伏せたのではなくて、洗脳…」


芳乃「説得するのは得意分野でしてー」ニッコリ


茄子「あっはい」


?「おはようございます」


芳乃「でしてー」ピカッ


?「きゃあ!」


茄子、P「…」

MIBかな?

洗脳するなんて失望しましたみくにゃんのファン減ります

>>12 完全にみくにゃんとばっちりなんですが


歌鈴「どうも初めまして。道明寺歌鈴です。よろしくお願いしまつ」シュウウ


茄子「はい♪こちらこそよろしくお願いします♪なんかごめんなさい」


芳乃「よろしくなのでしてー」


P「それでは本日の予定を発表します」


三人「わー」パチパチ


P「何もなし。以上解散!」


三人「…」


P「だってしょうがないだろ。ここ神社だろ?」


芳乃「でしてー」ピカッ


P「はい。それでは改めてミーティングを始めます」シュウウ


芳乃「わー」パチパチ

茄子、歌鈴「わ、わー」パチパチ


P「神社としては午前中に地鎮祭があります。午後はありません」


P「個別に言うと、歌鈴は学校に行った後、放課後暇だったら手伝って」


歌鈴「分かりました」


芳乃、茄子「ワクワク」


P「えっと…2人は自主練を…」


茄子「そうなのですね…私たちは戦力外だと…」グスン


芳乃「茄子ー泣いてはいけないのでしてー。これもまた宿世であるのでしてー」クスン



歌鈴「Pさん…何とかしてあげてください。お願いします」


P「うぐ…午後になったら時間があるのでその時に、今後の活動方針を話し合いましょう」


2人「わーい!」


P「はめられた…」


歌鈴「それでは行ってきます!」


三人「いってらっしゃーい」


P「それでは私も行って来ますけど、ついてきますか?」


茄子「私は待ってます♪」


芳乃「わたくしも待つのでしてー」


P「分かりました。忙しくは無いと思いますが頼みましたよ」


2人「はーい」

ーーーー

ーー

ーお昼ー

P「神社のことは良く知ってる(洗脳)って言ってたけど、大丈夫かな?」


P「あれ?人が多いな。事件か事故でもあったのか?」



P「………」


「あらー神主さん。バイトの子増やしたの?すっごいべっぴんさんじゃない!」

「そうそう。今朝お参りしてから運が良いのよ。そう言えばね、例の新入りの子が『幸運のおすそ分けです♪』って。お礼言っといて頂戴!」


そうなのよ!あはははは!


ガヤガヤ、ワイワイ



P「…本当に神様?!」


「でも不思議よね。どんなマジックだったのかしら」


「そうそう。浮かんだり、後光が差してたもの。不思議よねー」



P「…………」

ちょっくら離脱。夜に戻ってきます

ー社務所ー

茄子、芳乃「…ごめんなさい」


P「手伝ってくれるのは大歓ですけど、体を光らせたり浮かんだりしないでください!」


2人「はい…」


P「参拝に来て下さった方々は、マジックとして納得してたようだけど…」


P「アイドルなら人間らしくしてください!」


2人「以後気を付けます」


P「まあ、分かれば…お分かり頂けたのなら大丈夫ですが…その、それでは今後の活動について」


芳乃「そなたー。私たちは今人間ゆえ、今まで通りの砕けた口調で話して欲しいのでしてー」


P「いえ、神様でしたら…神に仕える身としては今までの無礼をお許し下さい」


茄子「そういうのは無しです。1人の女性として扱って下さい♪」


P「その方が良いのでした…良ければそうするけど。こんな感じ?」


茄子「はい♪」芳乃「でしてー」



P「それじゃ、改めて今後の方針について。何か希望は?」


芳乃「CDが出したいのでしてー」

茄子「たくさんの人々に幸運のおすそ分けをしたいです♪」


P「……」

P「とりあえずお昼にしよっか」


2人「はい♪でしてー」

ーーー

芳乃「そなたはなかなか料理が上手なのでしてー」


茄子「確かにそうですね。ご馳走様でした。美味しかったです♪」


P「うん、まあね。歌鈴…いや、氏子の方と一緒に料理をした時に教えてもらったというか……そ、そうだ!ほら、1人暮らしが長いからだよ」


芳乃「ほほー」 茄子「バレバレですよ♪」


P「い、いや違う!そんな怪しい関係とかじゃ無いから!」


芳乃「まだ何も言ってないのでしてー」

茄子「語るに落ちましたね」


P「ほんっとに違うから!」


P「コホン。それで芳乃。いきなりCDデビューは難しい。努力を重ねなければならない」


芳乃「承知したのでしてー。そなたの言う通りでしてー」


P「茄子。もっと具体的には出せないか?幸運のおすそ分けなんて、神様の方がやりやすいんじゃないか?」


茄子「間近で会ってみて、直接感謝されたいというのがあるんです。駄目でしょうか?」


P「よし分かった。2人の目標をかなえるには地道にレッスンが必要だな。しばらくそれで」


P「実はすでにレッスンの手配済みだ!明日一緒に行こう」


芳乃「意外と出来るのでしてー」

茄子「そうですね♪」


P「2人とも酷いよ」シクシク


歌鈴「ただいま戻りました」


「お疲れ」「お疲れ様です♪」「お疲れなのでしてー」


P「あっそうだ、2人の住む場所は?」


芳乃「この筆の先端をじっと見つめるのでしてー」ピカッ


P「それ何か違っ」ギャアアアア


P「はい…住み込みですね」シュウウウ


芳乃「はいでしてー」

茄子「す、すみません」


歌鈴「大丈夫ですよ。外見はひょろっとしてますけど、打たれ強いですから」


P「それとこれとは違うよ歌鈴…まあいいや!それじゃあ、ここ(神社兼事務所)の説明をするよ」


P「まず、朝僕たちが出会った所が拝殿。お祓いや祈祷する時に使う場所」


芳乃「どなたに説明しているのでしてー?」

茄子「しっ!」 歌鈴「あはは…」


P「メタい事は気にしない。それで今居る所が社務所かつ事務所。神社としてはお守りや朱印を授ける場所」


P「今朱印って何?って声が聞こえたから説明するよ」


P「テレビでも最近見かけるようになったかな? 元々はお寺で写経した証として受け取ってた物なんだ」


P「まあ神仏習合ってことで神社の方にもこの文化が入って来たんだ」


P「寺社によって様々な朱印があるから集めてみるのもいいかも」


芳乃「誰も何も言ってないのでしてー」


P「そう…ならいいや」

続き来てれぅ!


P「それじゃあ家だけど、ここの場合この社務所が家の一角になってます。この奥に居間とかキッチンがあって、上の階が各人の部屋になります」


P「空き部屋があるので茄子と芳乃はそこを使って」


茄子「質問です♪Pさんと歌鈴ちゃんは何処で寝ているんですか?」


P「私は下の階で。歌鈴は上の階で寝てるよ」


茄子(…!20代半ばの独身男性が女子高生を言いくるめて一緒に住むなんて、犯罪の香りしかしないのでしてー」


茄子「勝手に人の心を読まないでください! っは、ち、違うんです!これはその…あれ?」


歌鈴「…//」


茄子(えー図星なんですか…)


P「ちょっとそこは否定してよ歌鈴!」


P「歌鈴は親戚の子。預かっているだけだから。OK?」


歌鈴「そっそうなんでつ! だから別に変な関係じゃないんでつ」


茄子(変な空気になっちゃったじゃないですか!)ヒソヒソ


芳乃(こういう時はこうするのが一番でしてー)ヒソヒソ



ピカッ


P「上の階に空き部屋があるからそこを使って。何か質問は?」


茄子(時間を戻すのはチート技じゃ…)


芳乃「ないのでしてー」


P「それじゃ歌鈴。神社と2人を少し頼んだよ。コッチは片付けてくるから」


歌鈴「分かりました!」

歌鈴「お茶淹れたのでよかったらどうぞ」


茄子「ありがとうございます」




芳乃「歌鈴ー」


歌鈴「はい! 何ですか?」


芳乃「歌鈴とPはどのような関係なのでしてー?」


茄子「ゔ! ごほっごほ!」


歌鈴「だだ、大丈夫ですか!?」


茄子「うん。大丈夫です」(この人はどうして地雷を踏むようなことを…)


歌鈴「えっと。Pさんとの関係ですよね…」



茄子(答えたーっ! 地雷を踏みぬきましたよ!)

芳乃(うるさいのでしてー)

茄子(あ、はい。心に直接話しかけてきましたよ…)



歌鈴「もともと私は奈良に住んでいて。実家も奈良の神社なんです」


茄子「道明寺…天神様(菅原道真公)を祀っているんですよね?」


歌鈴「はい! 本社は大阪にあります。私の神社は分社なんです」


歌鈴「話を戻しまして、私のお父さんが『若いうちに色々体験しなさい』ということで、高校から上京してここで暮らしてるんです」


歌鈴「Pさんとは遠い親戚で、頼りになるお兄さんです」


芳乃「ほほー」


P「終わったよー。そろそろ夕拝の時間だから授与所の方閉めてー」

歌鈴「はーい」

芳乃「手伝うのでしてー」 茄子「私も手伝います♪」



ーーーー

ーー


茄子「(何だかんだで1日目が終わりました。まだ体が慣れない気もしますが大丈夫ですよね♪)」


茄子「(Pさんと歌鈴ちゃんの今後の関係が気になります…)」


茄子「(縁結びは私の得意分野ですけど、ここは一人の人間として見守っていきましょう♪)」


茄子(日記というものをつけてみましたが、こんな感じでいいのでしょうか?)


茄子(ま、いいです。そろそろ寝ましょう♪)



茄子(おやすみなさい…)

ー翌日ー

ルキトレ「初めまして、私青木慶と言います。よろしくお願いします」


芳乃「依田芳乃でしてー。お手柔らかにー」


茄子「鷹富士茄子です。よろしくお願いします♪」


歌鈴「ルキトレさん。お久しぶりです!」


ルキトレ「歌鈴ちゃん。お久しぶりです。この前の浦安の舞でしたっけ? とっても綺麗でしたよ! 周りにいた男性の方の目も釘付けでしたね」


歌鈴「はうぅ//」


P「では、昨日話した通りお願いします。ついでに歌鈴のあがり症も直してくれませんか?」


ルキトレ「あはは、分かりました」


P「それじゃあ、また後で」


ルキトレ「任せてください!」


P「こんにちは。迎えに来た…何これ」


芳乃「ひゅーひゅー……」

茄子「ふぅ…ふぅ…」


歌鈴「2人とも大丈夫でつ…か?!」


ルキトレ「少し体を動かしただけなのですが…」


P「色々とお願いします」


ルキトレ「え…はい。頑張ります」

―数週間後―

芳乃(むむー…暇なのでしてー)


茄子(だからと言って心に直接話しかけてこないでください。Pさんと約束したじゃないですか! 人間らしくいるって)


芳乃(しかし、練習のみだけだと飽きてしまうのでしてー)


茄子(贅沢ですよ。こうしてまがいなりにもアイドルのレッスンを受けられるのが奇跡みたいなものですから♪)


芳乃(しかしーアイドルとしてのお仕事もしてみたいのでしてー)


歌鈴「茄子さん。芳乃ちゃん。Pさんみかけませんでしたか?」


芳乃「あの方なら拝殿の掃除をしているのでしてー」


歌鈴「芳乃ちゃんありがとう! Pさん、お客さんです!」キャア! ナンデバナナノカワガ!


茄子「…何か仕組みましたか?」


芳乃「別に何もしていないのでしてー」メソラシ


茄子「もう!」




―その日の夜―

P「今日はみんなにお知らせがあります」


三人「わー」


P「なんと、アド街ック天国がここの神社を取材しに来てくれることになりました!」


歌、茄「おー!」 芳乃「?」


P「あれ? 芳乃知らない? まあテレビの取材が来ます!」


芳乃「おおー」キラキラ


P「そんなに目を輝かすなんて…これも芳乃と茄子のおかげかな?」


茄子「あはは…」


歌鈴「どうかしましたか、茄子さん?」


茄子「い、いえ何でもないです」



茄子「ところで、どんなことをするんですか?」


P「まあ、ここの神社を取材するだけだからな…アイドルとしてじゃなくて巫女さんとしての仕事かな」


茄子(あれ? そうすると芳乃様にとって不満では?)


芳乃「おー」キラキラ  茄子(あ、それでいいんだ)


P「日時は来週。なので心の準備をしといてください」


三人「はーい」




茄子「(ついにお仕事です。アイドルとしてじゃないですけど…)」


茄子「(不満ではありません。むしろお仕事を持ってきてくれたPさんに感謝です♪)」


茄子「(どんなお仕事でしょうか…巫女として立派に振る舞えるでしょうか?)」


茄子「(ふふっ…もともと祀られる側でしたのに今度は祀る側。なんだか新鮮です♪)」



茄子(取材楽しみだな…)




―しばらく後―

P「歌鈴始まるぞー」


歌鈴「はーい。間に合った」


TV「出没! アド街ック天国!」


茄子(無事にテレビ取材も終わりいい経験ができました)


芳乃「ほほーテレビに映ったのでして―」


茄子「そうですね♪」




茄子(少しずつ夢をかなえられているのかな♪)

――――――



「交通安全のお守りと、あと縁結びのお守りください」




茄子(テレビの効果もあってか参拝にいらっしゃる方が増えました)…エンニナルノデシテー


歌鈴「Pさん! 電話で…きゃあ!」


P「大丈夫か歌鈴?」


歌鈴「いたた…ど、どうしてこんな所にバナナの皮が?」


茄子(この二人も相変わらずです)


芳乃「茄子ー! ぼーっとしていないで手伝うのでしてー」


茄子「ご、ごめんなさい」


茄子(忙しい間を縫ってレッスンも続けています)


茄子(ただ少し気になることが……)

―夜―

P「お疲れ様」


三人「お疲れ様でした」


茄子「Pさん。明日の朝、寝坊しても大丈夫ですか?」


P「ん? まあ、大丈夫だよ。けど夜更かしはほどほどにね」


茄子「はい、ありがとうございます♪ それじゃあ、歌鈴ちゃん。女子会しませんか?」


歌鈴「ふぇ?!」


芳乃「わたくしも参加するのでしてー」


P「ふぁあ…じゃあお先に寝るね。お休み」


三人「お休みなさい」


茄子「それじゃあ、女子会スタートです♪」



―歌鈴の部屋―

茄、芳「お邪魔します(でしてー)」


歌鈴「どうぞ。それよりどうして急に女子会を?」


茄子「ズバリ! あなたは今悩み事がありますね?」


芳乃「ほほー歌鈴はあの方のことを好いているのでしてー」


茄子(いきなり! しかも心を読むという裏技を使いましたよ、この人」


歌鈴「勝手に人の心をよみゃなやいでくでしゃい!」


茄子(クリティカルヒット!)

芳乃(うるさいのでしてー)

茄子(ごめんなさい…)



茄子「話がそれちゃいました。もとに戻して、も・し、悩み事があるなら解決するお手伝いをします♪」


歌鈴「じ、じちゅは…その…芳乃ちゃんが言ったとおり…かも」


芳乃「ふむふむ…差し詰めあの方が忙しくなりー、一緒に過ごす時間が減ってさみしいというところでしてー」


歌鈴「すごい…本当に心を読めるんですね」


芳乃「それほどでもないのでしてー心の重荷は言葉にして下ろすのがいちばんでしてー」


歌鈴「そうなんです…少し前まではずっと一緒にいて…頼りになるお兄さんでした」


芳乃「あの方のどこがーむぐぐ」  茄子「続けてください♪」


歌鈴「けど…忙しくなってから、なかなか会えなくて…」


歌鈴「神社にたくさんの方が来てくださることはいいことなのに…私は……」


茄子(やっぱりですね。恋する乙女です♪)


茄子「全然そんなことはないですよ♪」


歌鈴「えっ?」



茄子「だって歌鈴ちゃんは巫女である前に、一人の女の子ですから♪」


茄子「一度きりの人生。思いっ切り遊んで、悩んで、恋して、楽しまなくっちゃそんですよ!」


芳乃「茄子の言う通りなのでしてー。いざとなれば、私たちの力を貸すのでしてー」


歌鈴「ありがとう…でもそれは違う気がします…うまく他の言葉で言えればいいんですけど……」


歌鈴「で、でも! 今はこのままがいいって。そしていつか…正しいとき……に、自分の力で頑張りたいんです!」


歌鈴「あれ…おかしですね……どうして涙が出てるんでしょう…」


茄子「今までのつらい気持ちは全て吐き出してしまいましょう」


歌鈴「……」


茄子「今日はたくさん泣いていいと思います♪」


歌鈴「あ……り、がとう…ございます……」


―――――

芳乃(茄子ー起きているのでしてー?)


茄子(起きてますよ♪)


歌鈴「すぅ…」


芳乃(なぜ、歌鈴…いや、人は願うことを諦めたりするのでしてー?)


茄子(その願いがどんなに願っても叶えられないものや、他人に迷惑がかかるものだからではないでしょうか?)


芳乃(むーわからないのでしてー)


―――――

―――


―――

―――――

芳乃(雲の上から何度も人々の願いを聞いてきた)


芳乃(最後まで願い続けるものやそうでないもの…)


芳乃(そこにどんな違いがあるのか……なぜ願うことを止めてしまうのか…)


芳乃(それを理解する為に、もっと人に近づき…そうすれば何か分かるのではないかと思っていた…)


芳乃(…しかし何もわからない。歌…あの巫女も表面上ではまだ諦めていない感じだが、心の奥底では諦めている…)


芳乃(好きと伝えればそれでことが片付くのに……)


芳乃(心は読めても人の思いはわからぬ………)


茄子(……)


―――――

―――

―翌日―

P「おはよう」

三人「おはようございます」


P「お知らせがあります」


芳乃「その前に私から話があるのでしてー」


P「どうした?」


芳乃「しばらく修行しに戻りたくー」


茄、歌、P「えっ?!」


芳乃「今すぐ戻る必要はないのですがー時期的にちょうどいいかとー」


P「そうなのか…ちょうどアイドルとしての仕事が始まるかもしれないのに…」


茄子「…せっかくここまで来たのに、アイドルの仕事をせずに帰るのですか?」


芳乃(…確かに茄子の言う通りもったいない。あと少しだけ続けてみるのも悪くはない?)


芳乃「……それもそうなのでしてー」

茄子(ちょろいですよ♪)


P「いや、無理には引き止めな…ピカッ…よしわかった」シュウウウ


P「それで、アイドルの件なんだけど…仲間が増えます!」


三人「おー」


P「どうぞ、こちらへ」


茄子「おや?」 芳乃「むー」


ほたる「白菊ほたるです。よろしくお願いします」


芳乃「ほほーなかなかおもしろいのでしてー」


歌鈴「? よろしくね。ほたるちゃん」



茄子(…ここに来て色々ありましたけど、まだまだ楽しそうです♪)


芳乃(私は決してちょろくはないのでしてー)


茄子(はっ! というかまた?!)


茄子「どうして勝手に人の心を読むんですか! もう…」




おしまい

はい。ということでおしまいです。時事ネタとして書き始めて一カ月…申し訳ございませんでした。


それではご縁があればまた

なぜベストを尽くさないのか
つーか、これからっしょ!
続き書けください

おつ

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