男「なにそれ」女「手錠」(31)
男「なぜ手錠」
女「捕まえてみせる」
男「なぜ」
女「逃さない」
男「話を聞け」
女「いいから」ジリ…
男「よくない」ジリ…
女「一回だけ!!」バッ
男「嫌だ!!」ババッ
女「…で」
男「はい」
女「私が捕まっちゃいましたけど」
男「ごめん」
男「鍵無いの?」
女「男捕まえるつもりだったからさ」
男「うん」
女「飲んだ」
男「…」
男「じゃあ出てくるまで捕まっててね」
女「出てくる?」
男「大便的な」
女「えっ……」
女「勘弁してください」
男「君が勝手にやったんだろ…」
女「なんでもしますから」
男「帰る」
女「嫌あああ!!!」
ちなみに女は頑丈で絶対壊せないような棒に手錠で捕まってます(適当)
夜
男「女ー……生きてるかー……?」
女「寒い…」
男「大変だね」
女「いっそ殺せ…」
男「これ、おにぎり」
女「ありがと…」
男「欲しい?」
女「…!」
女「私の体が目的ね?」
男「いや別に」
男「どうぞ」
女「どうも」
女「…」
男「…」
男「…まだ催さないの?」
女「……催したとして、男の前でする訳ないでしょ」
男「でも動けないじゃん」
女「…」
男「すごく帰りたいんだけどさ」
女「帰らないでください」
男「夜だし危ないかなと思って」
女「とても危ないよ」
男「でも流石に一晩中ここにいるのは…」
女「お願いします」
男「うーん…」
男「やっぱり帰るわ」
女「やだ!!帰らないで!!!」
男「携帯持ってる?」
女「え、うん」
男「じゃあ何かあったら電話してきてね」
女「わかった」
男「じゃあの」
女「いやあああ!!!!」
女「…」
女「…」
女「…」プルルル
男「…はいもしもし」
女「寂しい」
男「自業自得」ガチャ
女「…」ツーツー
不良A「ここすっげえ幽霊いるらしいぜ?行ってみね?」
不良B「そんなんいるわけねーだろ…」
不良C「怖いからいい」
不良A「なんだよビビリがー……いいよ俺一人で行くから」
不良B「行ってら」
不良C「てら」
不良A「…」
不良A「あいつらぜってー許さん…」
不良A「幽霊いるに決まってんだろくそ…」
「………誰かいるの…?…」
不良A「!!!!!」
不良A「幽霊か!?」
女「え……違います…」
不良A「……何してんすか?」
女「ちょっと手錠が取れなくて……」
不良A「はあ……手錠……」
女「はい…」
不良A「ちょっと友達呼んできますね」
不良A「おーーーい!!!!!!BC!!!!!!!」
不良B「なんだよ」
不良C「幽霊いた?」
不良A「手錠しててかわいい女の人いた!!!!」
不良B「うっそマジ?かわいかった?」
不良C「それ幽霊じゃないの…?」
不良A「いいから来い!手錠取ってほしいって!!」
不良A「呼んできましたー!」
女「あ、ありがとう…」
不良B「これは可哀想な…」
不良C「なんで手錠…」
女「ちょっと友人に……騙されて……ね」
不良A「マジっすか…許せないっすね」
不良B「取りあえず手錠壊してみるか」
不良C「壊せんのか…?」
不良A「お前金属バット持ってなかったっけ」
不良B「家に置いてきてるわ」
不良A「取ってこい」
不良B「はあ!?!?」
不良C「行け行けー帰れ帰れー」
不良B「くっそ…なんで俺が…」
女「ご、ごめんね…?」
不良B「いいっす…」
不良B「取って来たぞ……はぁ」
不良A「お、早かったな」
不良C「これで壊せんの?」
不良A「おもいっきり叩けば壊れんじゃね」
不良B「それ危なくないか?」
不良A「それしか方法ないだろ」
不良C「ライターあるけど溶かせないかな」
不良A「あ、それいいじゃん 溶かそ溶かそ」
不良B「バット意味ねえじゃねえか!!!!」
不良A「…」メラメラ
不良B「…」
不良C「…」
女「…」
不良A「…ちょっと溶けたな」
不良B「これ時間かかりすぎないか?」
不良C「仕方ないでしょ」
女 (手首熱いなぁ…)
不良A「…お」
不良B「…お?」
不良C「…おおー」
不良A「もうちょっとだな」
女 (あっつ…)
不良A「溶けましたよ!」
女「あ、ありがとねー」
不良B「いえいえ、礼には及びませんので…」キリッ
不良C「お前何もしてないじゃん」
不良B「……」
次の日の朝
女「…」プルルル
男「…はいもしもし」
女「催したから来て」
男「あ、マジ?行く行く」
男「来たぞー……あれ、いないじゃん」
女「…」スッ…
カシャン
男「…」
女「復讐完了」
男「ちょっと待て」
無限ループ
おわり
ふ、不良?
ゴミ
火傷じゃ済まないな
面白かった。おつ!
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