女「幽霊は性的なものに弱い、かぁ」 (27)
友「でね――」
女「うわあああああやめてやめてやめなさい!!!!!!」
友「ちょ、ちょっと怖がり過ぎだってば」
女「もういいスカイポ切る」
友「ちょ」
プツン
ピコンピコン
女「私が怖いもの無理ってしてるくせに……」
ピコンピコン
女「…無視して寝よ」プチッ
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チックタック チックタック チックタック
女(どうしよう全然眠れない…!)
チックタック チックタック チックタック
女(布団に潜ったら息しづらいし、電気つけっぱは良くないし…)
チックタック チックタック チックタック
女「……」
チックタック チックタック チックタック
女(こういう時だけ時計の音が大きく感じるのよね)
チックタック チックタック チックタック
ゾワッ
女(…あと気配を感じたりね…)
チックタック チックタック チックタック チックタック チックタック チックタック
女(今は……)
チックタック チックタック チックタック
2:
チックタック チックタック チックタック
女(あー、もうこんな時間。丑三つ――じゃなくてっ! 何でもない何でもない!)
チックタック チックタック チックタック
女(明日学校間に合うかな…。朝に本気で自転車こぐと吐き気するのに……)
チックタック チックタック チックタック
女(あ、自転車と言えばさっきの話も)
チックタック チックタック チックタック
『夜道に自転車乗ってたらさ、ふいに気配感じるよね。それでね――』
チックタック チックタック チックタック
女(うわああああああああああああああ!! 思い出すな思い出すな!)
チックタック チックタック チックタック
『それではもう一度ご覧いただこう……』『ギャアアアアアアアアアアアアアア!』『み い つ け た』
『禁后』『八尺様』『個室トイレの上からのぞく女の顔』『自分のベッドの横に立つ女』『死ねばよかったのに……』『紫の鏡』
『ドーシテ、ドーシテ、ドーシテ』『突然ドアがものすごい勢いで開く妄想』『コツンコツンと叩かれる窓』『足首を誰かに捕まれる』
『布団の中に誰かいる』『横を向くと白い顔の女が』『目を開けると誰かが私を至近距離でじっと見ている』『会えば死ぬ』
チックタック チックタック チックタック チックタック チックタック チックタック チックタック チックタック チックタック チックタック チックタック チックタック
女「――っ! はぁっ、はぁっ……」
女(走馬灯のように怖い話が……)
チックタック チックタック チックタック
女(目、開いたけど何にもないない…)
チックタック チックタック チックタック
女(ちょっと安心した……次こそ寝よう…)
チックタック チックタック チックタック
女(……)
チックタック チックタック チックタック
女(……)
チックタック チックタッ チックタ
女(……)
チック チッ ク
女(…?)
女(あれ、秒針音が……?)
ア
女(……?)
ア、あ
女(え)
アアァあアァ丫阿あゝ嗚呼亜ァ䵷安アあぁアアァあアァアぁ丫阿あゝ亜ァ吾阿䵷安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ嗚呼亜ァ䵷安アアァアぁアアアァアぁ偁啞阿あ吾阿アアあァァアぁアアァあアァアぁあゝ安アアあぁアアァァアぁ偁啞阿あゝ阿䵷安アァアアアアァアぁ偁啞阿あゝ嗚安アアあァァアアァあアァアぁ偁啞丫呼亜䵷安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞呼亜ァ吾阿ァアぁアアァあアァアぁ偁啞丫阿あゝ嗚呼亜ァ吾安アアあァァアぁアアァアァアぁ偁啞阿あ呼亜ァ吾阿䵷安アアあァァアァあアぁ偁啞丫阿あゝ嗚呼亜ァ吾阿䵷安アアァアぁアアァあアァ啞丫阿あ亜ァアアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞丫阿あゝ嗚呼亜ァ吾阿䵷安アアアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ嗚呼亜ァ吾阿䵷安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ安アアあァァアぁ丫阿あゝ亜ァ吾阿䵷安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ嗚呼亜ァ䵷安アアァアぁアアアァアぁ偁啞阿あ吾阿アアあァァアぁアアァあアァアぁあゝ安アアあぁアアァァアぁ偁啞阿あゝ阿䵷安アァアアアアァアぁ偁啞阿あゝ嗚安アアあァァアアァあアァアぁ偁啞丫呼亜䵷安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞呼亜ァ吾阿ァアぁアアァあアァアぁ偁啞アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞丫阿あゝ嗚呼亜ァ吾阿䵷安アアアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ嗚呼亜ァ吾阿䵷安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ安アアあァァアぁ丫阿あゝ亜ァ吾阿䵷ァアぁ偁啞阿あゝ阿䵷安アァアアアアァアぁ偁啞阿あゝ嗚安アアあァァアアァあアァアぁ偁啞丫呼
アアァあアァ丫阿あゝ嗚呼亜ァ䵷安アあぁアアァあアァアぁ丫阿あゝ亜ァ吾阿䵷安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ嗚呼亜ァ䵷安アアァアぁアアアァアぁ偁啞阿あ吾阿アアあァァアぁアアァあアァアぁあゝ安アアあぁアアァァアぁ偁啞阿あゝ阿䵷安アァアアアアァアぁ偁啞阿あゝ嗚安アアあァァアアァあアァアぁ偁啞丫呼亜䵷安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞呼亜ァ吾阿ァアぁアアァあアァアぁ偁啞丫阿あゝ嗚呼亜ァ吾安アアあァァアぁアアァアァアぁ偁啞阿あ呼亜ァ吾阿䵷安アアあァァアァあアぁ偁啞丫阿あゝ嗚呼亜ァ吾阿䵷安アアァアぁアアァあアァ啞丫阿あ亜ァアアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞丫阿あゝ嗚呼亜ァ吾阿䵷安アアアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ嗚呼亜ァ吾阿䵷安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ安アアあァァアぁ丫阿あゝ亜ァ吾阿䵷安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ嗚呼亜ァ䵷安アアァアぁアアアァアぁ偁啞阿あ吾阿アアあァァアぁアアァあアァアぁあゝ安アアあぁアアァァアぁ偁啞阿あゝ阿䵷安アァアアアアァアぁ偁啞阿あゝ嗚安アアあァァアアァあアァアぁ偁啞丫呼亜䵷安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞呼亜ァ吾阿ァアぁアアァあアァアぁ偁啞アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞丫阿あゝ嗚呼亜ァ吾阿䵷安アアアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ嗚呼亜ァ吾阿䵷安アアあァァアぁアアァあアァアぁ偁啞阿あゝ安アアあァァアぁ丫阿あゝ亜ァ吾阿䵷ァアぁ偁啞阿あゝ阿䵷安アァアアアアァアぁ偁啞阿あゝ嗚安アアあァァアアァあアァアぁ偁啞丫呼
『あ』ってこんなに種類あるのか
確かに多いな
低い呻き声を発している女性が、部屋の真ん中にぽつん、と立っていた
死装束を身にまとっており、長い髪の毛で口元から上の顔は見えない
何故かその女の声しか聞こえず、秒針音はおろか、自分の声すら聞こえない
女(~~~~~っ!)ジタバタ
女(やだやぢゃだやyだだあnなんでなんdなえんだんdなえんdななんでなの)パチリ
――瞬きをした瞬間、少しだけ女性が近づいた
女「ぁ……や、やだ……来ないで……」
パチリ、またしても。パチリ、またしても
女「…い、嫌…」
その女性は瞼を閉じるたびにだんだんと近づいてくる
女は必然的に瞬きをやめなければならない
瞬きをしない限りはこちらへ近づいては来ないはずだから
「あ、あ、あ、あああ、ああ、あ、あ」
首をカクカクさせながら小刻みに震えている。どうやら早く女の元へ行きたいようだ
女は苦し紛れに
女「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏な、な無あ弥陀物」
すると、それを聞いた女性はニンマリと口を歪ませた
女は恐怖でどうにかなりそうだった
女(か、ああかか考えなきゃ。あ、ああ、どうすれば、どうすればばなあs)
『霊は性的なことに弱い』
女(これしか、無い……!)
女「お、おまん〇!!!!! 〇合わせ!!!! ベッチョベチョレズキスセック〇!!!!」
「あ……」
女性の動きが止まった。それと同時に声も発さなくなった
女(お……?)
女「おっぱい大すき! 興奮する! 搾乳したい!!! なでなでされながらちゅうちゅうしたい!!!!!」
「……」
女性が少しずつ後退していく。あまりの下品さに引いているのかもしれない
女(おやおやぁ……?)
女「ちょっと、ビビらせといてどこ行くのよ」
「あ……ぁ…」
女「うふふふふふふふふふ」パチリ
「! ぁ、ぁぁぁ」
女「貴女の能力便利ねぇ」パチパチ
「ぁぁ……」
瞬きをしてこちらへ引き寄せる女と、それに抵抗しようとして四つん這いになりながらも逃げる女性という謎の構図が出来上がった
女「うふふふふふ」パチパチパチパチパチィ!
遂に布団の中まで引き寄せられてしまった女性、もとい幽霊は恐怖でカタカタと揺れている
女「肌白ーい」ギュゥ
幽霊「…!」
女「はぁはぁ……この肌の冷たさもたまんない…」スルッ
モミモミ
女「! 結構大きい……幽霊にもおっぱいはあるのね、うふふ…」モミモミ
幽霊「ぅ、ぅぅ」
女「そんな可愛い声も出せるんだ……」ボソッ
幽霊「ぅぁ、ぁぁあ」
女「こっち向いて?」ヒョイッ
幽霊「ぁ…」
女「口元と鼻だけしか見えないけどこれだけでも美人だってわかるもんなのね…」ギュッ
幽霊「……ぁ」
女「綺麗……素敵…」ハァハァ
顔と顔が至近距離に。もはや鼻同士がこすれ合っている
女「はぁん…いい匂い……」
幽霊「う、ぁ……」
女「んっ」チュー
幽霊「!」
幽霊「ん、ん、ぁんぁ」
女(……この無抵抗ともどかしさはもしかして…何の行為か分からないが気持ち良いからヤっちゃうパターン……?)
女(わ、私好みにできる……うふふふふふ)
女「ふぅ……」
幽霊「……ぅ」
女「舌を私みたいに動かすのよ…? 分かった?」ナデナデ
幽霊「……」
女「んっ」
幽霊「んむっ」レロレロ
女「!」
女「はぁはぁっ、そう、その調子…次は唾液をんむぅ!?」
幽霊「んちゅんちゅ…」
女「ん、んん……」
幽霊「フーッフーッんむんむ……」
女「ぷはぁ」
幽霊「…ハァハァ」
女「キスにはまっちゃったのね……悪い子…」チュッチュッ
幽霊「キ、ス……モット……」チュッチュ
女(あ、やばい、大好き)
百合いいね!
女「はぁん……可愛すぎ……大好き…」ギューッ
幽霊「ぅ…」
女「…お目目、見せて…?」スッ
幽霊「ぁ、ぅ……」
女「! やっぱり美人…!」
女「あぁん、もう素敵すぎ……!」ギュー
幽霊「……」ギュ
女「っ!」
幽霊「…」
女「……決めたわ。今日から貴女私の嫁ね」
幽霊「う、ぁー」ギュゥ
女「ふふふ。意味、わかるかしら」ナデナデ
幽霊「……」コク
女「ふふ、それじゃ、今夜は初夜ね……」サワサワ
幽霊「ぁ……」
女「色んな事、教えてあげる……したことないけどねっ」ガバッ
チュンチュン
女「んー……んむぅ」
ペチョペチョ ンチュッンチュッ
女(ん……昨日はいい夢をみ、た……? んんっ)
幽霊「んちゅんちゅ」ハァハァ
女「んむぅ!?!!?!?」
―――――――――――
幽霊「…」ペロリ
女「……」ボーッ
幽霊「ん……」ギュッ
女「…し、しあわせすぎる……」
幽霊「オ、キタ…?」
女「う、うん起きたわ」
幽霊「……ダイ、スキ」スリスリ
女「私も大好きよぉ!」ギュッ
女「はぁん! ゆーたん可愛すぎ! 大好き! 愛してる!」
幽霊「……」テレ
女「んもぉぉぉ! 大好きちゅっちゅっ」
幽霊「ン、チュ~♡」
女「チュッチュッ」
女「ちゅっ……?」
幽霊「……ぅ?」
朝から大きい声を出したことにより女の寝ぼけが薄れて、だんだんと脳が覚醒し始めた
女「……」
幽霊「……?」
女「ちょっと整理しよう」
―――――――――――
女「ええと、まず言葉はちゃんと話せる?」
幽霊「…すコシだケ」
女「そうなんだ…まあ、時間がたつにつれて慣れると思うわ」
幽霊「……ぅぁ」
女「じゃあ次は、私の部屋に出たのはどうして?」
幽霊「なンとナク」
女「そ、そんなもんなのね」
女「人間の行為だとかルールだとか、分かる?」
幽霊「だいタぃ」
女「そっか」
女「……感情はある、わよね?」
幽霊「い、マは、スキとハズカシイと、キモチイだケ……」テレテレ
女「これ以上誘惑するのはやめて!」
女「……いつ、なんで、死んだの…?」
幽霊「ムカし。びょーキで」
女「そ、そんなあっさり言っちゃっていいんだ」
幽霊「?」
女「人間だったころの記憶はあるの?」
幽霊「あんまリ、オボエテナイ」
女「忘れちゃったのね……」
女「貴女以外にも幽霊っているのよね……?」
幽霊「うン。タマにすレちがゥ」
女「……」ゾワッ
幽霊「だい、ジョウブ、ミンナカナシイだけダから…」
女「え、じゃあゆーたんも……?」
幽霊「イや? 特ニ?」
女「……」
女「ご飯は?」
幽霊「ッタベなくてもイイケド。食べれ、ル」
女「へーポルターガイストみたいなもんかしら。よくわかんないけど」
女「ま、これから私と一緒に勉強していきましょうね♪」
幽霊「え、エヘヘ」ギュー
女「そうだ、何となく幽霊のゆうでゆうって呼んでるけど大丈夫?」ナデナデ
幽霊「…」コクコク
女「本当の名前あったりするの?」
幽霊「ある、ケド。しルトシンジャウよ」
女「……急にマジな奴混ぜて来ないでよ」
ホラーもエロも慣れてないです
ホラーとエロの部分は気にしないでください…
それではまた
乙
ということはここから日常パートか、楽しみだなぁ
楽しみにしてるぜ
最初はけっこう怖かった
>>23
今だって充分怖いだろ!
(これでエロ馴れてないとか末恐ろしい的な意味で)
ここからに期待
素晴らしい
待ってる
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