孫娘「行ってきまーす」

爺「さっさと行けよ」

孫娘「……雨降るかな？」

爺「知らねーよ」

孫娘「……傘は…まぁいいか、行ってきまーす」

爺「……」

爺「あっ……」

爺「雨が降ってきたな……」

爺「……」

孫娘「アレ？お爺ちゃん？」

爺「なんだよ」

孫娘「傘持って迎えにきてくれたの？」

爺「はぁ？…違うし」

孫娘「違うの？」

爺「本を買いにきただけだし」

孫娘「なんの本？」

爺「週刊マイ盆栽」

孫娘「……持ってなくない？」

爺「う…売り切れだった」

孫娘「て言うか、本屋はこっちじゃないよね？」

爺「さ…散歩してただけだし!!」

孫娘「……ハンバーガー買って帰ろうか？……お爺ちゃんが好きなテリヤキバーガー」

爺「!?」

孫娘「……ヤダ？」

爺「お…お前が行きたいなら？い…行ってあげてもいいけど？」

孫娘「じゃあ行こっか♪」ｷﾞｭｯ

爺「……うん」

孫娘「お爺ちゃん」

爺「ん？」

孫娘「私の事…好き？」

爺「なっ!?」

孫娘「……」

爺「すすす…好きじゃねーし!!お前なんか可愛くねーし!!」

孫娘「こないだ私にパソコン買ってくれたよね？」

爺「あ…あれは俺のだし!!お前に貸してるだけだし!!」

孫娘「じゃあ…返そうか？」

爺「いいよ…使い方分かんないし」

孫娘「……」ﾆﾔｯ

爺「ち…違うから!!今は分かんないだけだから!!」

爺「使い方覚えたら返してもらうから!!」

孫娘「お爺ちゃんは私の事が嫌いなの？」

爺「そう言ってんじゃん」

孫娘「私はお爺ちゃんの事が好きなのにな……」

爺「えっ？ホントに？」

孫娘「うん、お爺ちゃん大好き♪」

爺「っ!?」

孫娘「……」

爺「お…俺も……ちょっとくらいは……好き……かも……」

孫娘「お爺ちゃん♪」ｷﾞｭｯ

爺「く…くっつくなよ!!ちょっとだけ……ちょっと好きなだけだからな!!」

終わり

じじ可愛い

ツンデレカーチャンの人か

ツンデレ爺はジャンプの斉木を思い出す