雪歩「ぶちギレ萩原!!」 (41)
雪歩「っていうゲームがあるんですけど……」
P「……●剛じゃなくて?」
雪歩「こんご●?」
小鳥「ぶちギレ金●は、ある意味有名ですよね」
真美「あ、真美知ってるよ! ゲーム情報誌に出てた」
P「本当にあるゲームなのか……」
真美「再来月発売予定だったかな? 見た感じは、なんか面白そうだったよ」
P「で、そのゲームがどうしたんだ、雪歩?」
雪歩「はい。先行モニターってことで、うちにソフトが届いたんです」
真美「おお! マジで?」
小鳥「それはすごいわね」
P「なんで雪歩のところに?」
雪歩「えへへ、それは内緒です」
P「?」
小鳥「今あるの?」
雪歩「はい。私、あんまりゲームは得意じゃないんで……」
P「ああ……」
小鳥「そういうことなら、私でもいいけど……」
真美「んっふっふ~、真美の出番だね!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424441725
「ぶちギレ●剛!!」は知らなくても問題ないです。
「る●うに剣●」と「ボト●ズ」を知らないとわかりにくいところがあると思います。
http://i.imgur.com/FIO7ULg.jpg
真美「それじゃ、さっそくスタート!」
P「この主役キャラの萩原って、どう見ても……」
雪歩「え?」
P「いや、なんでもない……」
真美「あれ? キャラ選べないの?」
小鳥「雪歩ちゃん、説明書ある?」
雪歩「あ……はい、これですか?」
小鳥「え~と……初回プレイは、萩原シナリオモードしか選べないみたいね」
真美「オッケー。じゃあ、萩原セレクト、と」
P「……」
小鳥「……」
雪歩「……」
真美「ロードながっ!」
第1話『重機vsスコップ! 仁義なき戦いの幕開け』
萩原「ふぅ……いい穴掘れた。えへへ」
作業員「邪魔だ!」
萩原「きゃっ!」
作業員「スコップなんかで、ちんたら穴掘ってんじゃねえよ!」
萩原「ひぃっ!?」
作業員「ここは女子供の来る場所じゃねえ。さっさとおうちに帰んな」
萩原「す、スコップをバカにしないでください!」
雪歩「そうですよ!」
真美「そーだそーだ!」
P「なんだ、これ……」
作業員「あ? そんなもんでユンボに勝てるとでも思ってんのか?」
萩原「……勝てます」
作業員「おもしれえ、やってみろよ」
─ vs パワーショベル ─
P「それで、なんで穴掘り勝負じゃなくて、戦闘になるんだ?」
小鳥「そ、そういうゲームですから」
真美「ふっふ~ん、真美の腕の見せ所だね」
P「ちょっと待った。萩原の装備って、スコップだけ?」
小鳥「そうみたいですね」
真美「あはは、ゆきぴょんみたいだね」
雪歩「え? そ、そっかな?」
P「……」
小鳥「技はわかる?」
真美「こういうゲームは、だいたいコマンド一緒じゃない?」
小鳥「それもそうね」
P「格ゲー……なのか、これ?」
真美「まあ、やってみればわかるっしょ」
雪歩「そ、そうだよね」
─ 戦闘開始! ─
真美「まずは……これ! (↓ ↘ →○)」
P「……」
真美「あれ? なんも出ない?」
小鳥「飛び道具系の技はないみたいね」
真美「え~?」
雪歩「そうです! 飛び道具(チャカ)なんて邪道です!」
P「雪歩……飛び道具をチャカって呼ぶのはやめような」
グォォン!
萩原「きゃあ!」
真美「ああ、よけられなかった! くっそー」
P「なんで、生身でパワーショベルのスイング食らって生きてるんだ……?」
小鳥「ま、まあ……そのへんはゲームですから」
真美「だったら、今度は引きつけて……(→ ↓ ↘○)どうだ!」
萩原「えいっ!」
ガンッ!
小鳥「ああ! 昇●拳……っていうか、龍翔●みたいな技が!」
P「ていうか、まんま●翔閃じゃ……」
真美「よーし、この調子で……」
雪歩「違うよ、真美ちゃん」
真美「え?」
雪歩「パワーショベルの弱点は、油圧シリンダーだよ」
真美「ゆ、ゆあつ?」
小鳥「真美ちゃん、ちょっとPauseにして」
真美「あ、うん」
小鳥「この……棒の部分が油圧シリンダーよね、雪歩ちゃん?」
雪歩「はい、そうです」
真美「ってことは、上から攻撃か~」
小鳥「そうなるわね」
真美「ん、わかった。やってみる」
小鳥「あの足場、登れるんじゃないかしら?」
真美「え~と……お、いけた!」
キュラキュラキュラ
萩原「……」
真美「もうちょっと、近くまで……」
雪歩「……」ゴクッ
真美「今だ!(↓↓○)」
萩原「やぁ!」
ドゴォ!
作業員「うおっ!?」
真美「おお! 萩原カッケー!」
雪歩「うん!」
P「あ~……やっぱり●槌閃かぁ」
小鳥「龍槌●ですねぇ」
萩原「ど、どうですか!」
作業員「くそっ、アームが動かねえ!」
真美「やった!」
雪歩「あとは突進だけ注意して」
真美「へへっ、よゆーよゆー」
萩原「重機なんかに、私のスコップは負けません!」
ドッゴォォォ!
作業員「うわぁぁぁぁ!」
真美「よっしゃ、勝ち!」
雪歩「やった、真美ちゃん!」
P「あれ……なんか、ちょっと面白そうじゃないですか?」
小鳥「ええ、意外と面白そうですね」
本宮先生キャラデザのPS2ソフトだっけ?
第2話『第一の刺客! 重機のアイドル鬼ヶ島』
P「いちおうストーリーがあるのか」
小鳥「そうですね。え~と、プレイヤーは萩原組二代目になって……」
P「なんか、あれみたいですね。ヤ」
雪歩「建設会社です」
P「……」
小鳥「先代の仇である九六一建設に、スコップひとつで戦いを挑む……っていうのがおおまかなストーリーですね」
萩原「あれは……九六一建設の工事現場!」
タタタッ
警備員「ちょっと君! 入っちゃダメだよ!」
鬼ヶ島「うわっ、危ねえ! いきなり飛び出してくるんじゃねえよ!」
萩原「く、九六一社長はどこですか?」
鬼ヶ島「は? なんだよ、お前?」
萩原「萩原組二代目です!」
鬼ヶ島「ああ、お前がそうか。零細のくせに、うちに楯突いてる萩原組ってのは」
真美「あはは、この鬼ヶ島って、あまとうに似てるね」
P「似てるっていうか……」
小鳥「そのままですよね……」
萩原「私は、父の仇を……」
鬼ヶ島「お前の事情なんか興味ねえよ。九六一のおっさんからは、見つけ次第潰すように言われてるしな」
萩原「……」
鬼ヶ島「わかったら、さっさと消えろ。今なら見逃してやる」
萩原「……もう一度聞きます。九六一社長はどこですか?」
鬼ヶ島「ちっ、バカが」
萩原「話し合いができないなら、このスコップで聞くまでですぅ」
鬼ヶ島「めんどくせえが、相手してやるよ」
真美「うわ、あまとうむかつく!」
雪歩「うん、ゲームでも感じ悪いよね」
P「いや、これは鬼ヶ島だから……」
─ vs ブルドーザー ─
キャー! ラセツクーーーン!
ラセツクン、ガンバッテーーー!
鬼ヶ島「ちっ、外野がうるせえな」
萩原「……」
鬼ヶ島「なに見てんだよ?」
萩原「自意識過剰ですか? うわ……」
鬼ヶ島「ち、ちげーよ!」
真美「あまとうだったら、遠慮なくボコボコにしていいよね!」
雪歩「そうだね!」
P「……」
真美「先手必勝!」
ガンッ!
鬼ヶ島「そんなもん効くかよ」
萩原「えっ!?」
キュラキュラキュラ
萩原「きゃっ!」
真美「うぇっ!? なんか、すごくかたいよ。あの前の板」
雪歩「あれはブレードだよ、真美ちゃん」
真美「ブレード!」
雪歩「ブルドーザーは、攻防一体のブレードと突進力を持った強敵だよ」
P「いや、あくまで地ならしするためのもので、人に向けるものじゃないからな」
真美「ブルドーザーの弱点って、どこ?」
小鳥「やっぱり、無防備な背後じゃないかしら」
真美「じゃあ、回り込めば……」
雪歩「それは違います」
小鳥「え?」
雪歩「最強の盾で守られている前面こそ、いざ突かれると脆いものなんです」
P「ゆで理論かよ」
真美「じゃあ、ブレードが持ち上がったときに攻撃すればいいんだね!」
雪歩「そうだよ、真美ちゃん!」
真美「よ~し……(←ため)」
P「……」
小鳥「……」
ゆきまみ「「今だ! (→○)」」
萩原「え~~~い!」
ドゴォ!
鬼ヶ島「なにぃ!?」
P「牙●……ですよね」
小鳥「ええ、●突ですね」
P「飛天●剣流だけじゃないのか、萩原……」
真美「やった!?」
雪歩「まだだよ、真美ちゃん!」
真美「え?」
雪歩「ブルドーザーの動きが止まっただけだから、あとは……」
真美「そっか、あまとうだね!」
P「いや、だから鬼ヶ島な」
真美「運転席に上って……」
萩原「地獄に堕ちやがれです」
http://i.imgur.com/bJlT360.jpg
ザクッ
鬼ヶ島「ぎゃあぁぁぁ……!」
小鳥「ぅゎ……」
真美「やった!」
雪歩「やったね!」
小鳥「……」
P「……」
小鳥「今の『やった』って……」
P「気のせいですよ……」
───
──
─
やだこのゲームちょっと面白そうww
P(それから仲間を増やしつつ、九六一建設の刺客が操る重機を順調に撃ち破り……)
♪~~
P「なんか、聞いたことあるようなイントロが……」
小鳥「たしかに……」
真美「おっ、出た!」
第7話『機甲工兵ハギワラ』
─ vs スコー●ドッグ ─
雪歩「ろ、ロボット?」
P「重機じゃないのが来た!?」
小鳥「おお!?」
♪ヌスマレター カコヲサガシツヅケテー
キリ●「……」
小鳥「死なない人来ちゃった!」
P「なんで工事現場に……」
ゆきまみ「「?」」
小鳥「……」ウズウズ
♪ホノオノーニオイ シミツイテー
小鳥「むせる!」
ゆきまみ「「!?」」
小鳥「あ、あら……私ったら。うふふ」
P「さすがに、雪歩と真美は知らないか……」
作業員「危ねえな! ぼけっと突っ立ってるんじゃねえよ!」
●リコ(土埃と機械油の匂い。怒号と打突音が飛び交い、キャタピラが地の底を這う)
キ●コ(安息の地を求めて辿り着いたこの場所も、どうやら地獄だったようだ)
小鳥「の、脳内ポエム!」
P「頼むから、アス●ラギウス銀河に帰ってくれ」
雪歩「あんなのポエムとは認められません!」
P「……」
萩原「こ、工事の邪魔をしないでください」
キリ●「いくぞ……」
キュィィィィン
真美「このタコさん、はやっ!」
P「キャラどころか主題歌までまんま使ってるけど、いいんですかね?」
小鳥「私に聞かないでください」
キ●コ「……」
ガガガガガ…!
萩原「うっ……!」
真美「銃うってきた!」
小鳥「いきなりバ●カンセレクター!」
P「生身の女子高生相手に容赦ないな、●リコ……」
●リコ「とどめだ」
ガガガガガ…!
萩原「甘いですっ!」
カンッ、カカカンッ!
キリ●「なに……!?」
真美「お? タイミングよく△ボタン押すとスコップで弾けるよ!」
雪歩「やっぱりスコップは万能だね!」
P「マジかよ……」
小鳥「30mm弾ェ……」
キ●コ「お前もPSか……」
萩原「PS……?」
真美「P●4だし!」
小鳥「その●Sじゃないから」
P「いくらPSでも、生身にスコップでATとは戦えないだろ……」
萩原「あなたは私を怒らせました……」
キリ●「……?」
萩原「We love ●EGA!」ゴゴゴゴゴ…!
─ SS(スーパースコップ)モード発動! ─
小鳥「We love SEG●!」
P「音無さんはわかるけど、萩原は女子高生だよな……」
真美「でいっ!(○連打)」
小鳥「おお、龍巣●!?」
P「た、ただの滅多打ちですよ」
ドッ! ゴッ! バキッ!
●リコ「う、おっ……!」
萩原「これで!」
キ●コ「シャ●コ、来てくれ」
シャッ●「おう」
キュィィィィン
萩原「!?」
P「ベ●ゼルガまで来た!」
小鳥「おおお!」
●ャッコ「……」
http://i.imgur.com/dql5Ala.jpg
ガシュン!
萩原「きゃっ!」
真美「うあ!? 盾からなんか飛び出したよ!?」
P「ああ、パイ●バンカーはちょっと重機っぽいな」
小鳥「む、むせる!」
雪歩「わっ! またさっきのが来ますぅ!」
真美「えぇい、だったら!(→ ↘ ↓ ↙ ← →○)」
萩原「やぁぁぁぁ!」
シ●ッコ「ぬぅ!」
ガキィィィン!
シャ●コ「!?」
小鳥「牙●・零式!」
P「萩原がパイル●ンカーに押し勝った!?」
雪歩「倒れてるうちにとどめだよ、真美ちゃん!」
真美「おっし!」
シャ●コ「ぐ……!」
萩原「ガチムチはNGですぅ」
ザクッ
シャッ●「ぐあぁぁぁぁ!」
キリ●「●ャッコ!」
キュィィィィン
小鳥「ショルダー野郎が来たわ!」
真美「んっふっふ~、自分からつっこんでくるなんて……」
雪歩「飛んで火に入るなんとやらですぅ」
小鳥「え?」
ボコォ
●リコ「なにっ!?」
萩原「掛かりましたね」
小鳥「落とし穴!?」
真美「動き回れないように、トラップを仕掛けておいたんだ」
雪歩「作戦勝ちだね」
P「いつのまに……」
雪歩「真美ちゃん!」
真美「うん!」
ゆきまみ「「せ~の……」」
萩原「発破!」
ドオォォォォ……ン!
小鳥「……」
P「萩原組こえー……」
真美「あれ? 戦闘が終わらないよ?」
雪歩「まだ息があるんじゃないかな?」
真美「そっか、じゃあ楽にしてあげないとね」
P「……」
小鳥「……」
真美「え~と……あっ、あそこか」
雪歩「爆発で飛ばされたみたいだね」
真美「よ~し……」
萩原「……」
キ●コ「……」
P「いや待て。キ●コだったら、ここは……」
真美「え?」
キリ●「……」キラッ
萩原「!」
小鳥「出た! 死んだふりからアーマー●グナム!」
雪歩「真美ちゃん!」
萩原「そんな豆鉄砲!」
チュィィィン!
●リコ「!?」
真美「うあ、あぶなっ! 兄ちゃんが教えてくれなかったら防げなかったよ」
雪歩「真美ちゃん、すごい!」
萩原「その手はお見通しですぅ」
キ●コ「くっ……!」
萩原「必ず●ぬはずです! 人間なら!」
ザクッ
キリ●「うおぁぁぁぁ!」
P「異●生存体まで……」
小鳥「げ、ゲームですから……」
真美「よし、次いこー!」
第8話『強襲! アニマルマスター我那覇』
我那覇「そのスコップ……お前が萩原か!」
萩原「あ、あなたは誰ですか?」
我那覇「自分はアニマルマスター我那覇だ!」
P「せめて当て字にするとかさ……」
小鳥「わ、わりとメジャーな苗字じゃないですか、沖縄では」
真美「あはは、ひびきんにそっくりだね」
小鳥「……」
P「ああ、うん……そうだね」
我那覇「九六一社長から聞いてるぞ! 重機を破壊しまくってる極悪人って!」
萩原「い、言い掛かりですぅ」
真美「えぇ? なに言ってんの、我那覇?」
雪歩「きっと、九六一社長に騙されてるんだよ」
小鳥「敵に騙されるって、またベタなキャラですね」
P「言ってることは間違ってませんけどね」
萩原「邪魔をするなら、スコップの錆にしてやりますよ?」
我那覇「ふふん! お前の弱点は知ってるんだからな」
萩原「?」
我那覇「いけ、いぬ身!」
いぬ身「わんっ!」
─ vs いぬ身 ─
萩原「い……」
雪歩・萩原「「犬ぅ!?」」
真美「ゆ、ゆきぴょん?」
雪歩「い、犬……犬ですぅ……」
小鳥「お、落ち着いて雪歩ちゃん。あれはゲームのキャラよ?」
P「重機どころか、機械ですらない犬が来ちゃったよ……」
小鳥「そういえば、●剛でも犬と戦ってましたね」
P「あっちはあっちで、犬が重機を動かしてましたけどね」
いぬ身「わんわんっ!」
萩原「ひぃ!? こ、こっち来ないで!」
我那覇「あっはっは、謝るなら今のうちだぞ」
真美「犬が近付くと攻撃出せないよ! どうすんの!?」
雪歩「ごめんなさいごめんなさい……」ブツブツ
真美「ゆきぴょんまでこれだし」
我那覇「いつまで逃げられるかな~?」
いぬ身「わんわんっ!」
萩原「いやぁぁぁぁ!」
真美「くっそー、あとでひびきんに八つ当たりしてやる」
P「ひどいとばっちりだな」
我那覇「今だ、いぬ身!」
いぬ身「わんっ!」
絶 天狼●刀牙!
http://i.imgur.com/2cJ0D4V.jpg
萩原「きゃあぁぁぁ!」
真美「な、なんか技を使ったよ、犬!?」
P「お、おう」
小鳥「うわぁ……懐かしい」
P「え?」
小鳥「いえいえ」
我那覇「ここまでだね」
萩原「も、もうダメですぅ……」
真美「また同じのもらったらヤバいよ!」
小鳥「真美ちゃん、こういうときは……」
真美「あ、そっか! よ~し……」
萩原「え、えいっ!」
ガッガッガッ
いぬ身「わふっ?」
我那覇「え!?」
P「地面に潜った!?」
小鳥「そうよ! あとは狙いを定めて……」
真美「……ここだ!」
P「おお、我那覇の背後に!」
我那覇「なっ!?」
萩原「形勢逆転ですぅ」
我那覇「……」
萩原「謝るなら、今のうちだよ?」
我那覇「ふ……ふふん。自分を見くびってもらっちゃ困るさ」
萩原「え?」
我那覇「たっ!」
シュバッ
萩原「!?」
真美「おおっ、飛んだ!?」
雪歩「あそこだよ、真美ちゃん!」
我那覇「自分、ダンスやってるからな! 簡単には捕まらないぞ!」
萩原「……!」
真美「ひびきんみたいなこと言ってる!」
P「料理が得意で、意外と家庭的だったりしそうだな、我那覇」
小鳥「意地っ張りだけど、実は寂しがり屋だったりしそうですね」
雪歩「真美ちゃん! 逃がしたら、また……」
我那覇「今のうちに、いぬ身を……」
萩原「いっ!?」
雪歩「いっ!?」
真美「させるかぁ!(↙ ← ↖ ↑ ↗ → ↘ ↓○)」
ズズズ……
我那覇「えっ!?」
萩原「逃がさないよ……?」
小鳥「地面がすり鉢状に!?」
真美「アリジゴクだ!」
P「萩原こえー……」
我那覇「で、出られない!?」
萩原「もがけばもがくほど、引きずり込まれるだけだよ……?」
我那覇「うぎゃー!」
ズズズ……
萩原「捕まえた♪」
我那覇「ひぃ!?」
萩原「ちゃんと動かなくなってから埋めてあげるね?」
我那覇「ご、ごめんなさいごめんなさい!」
─ 我那覇が仲間になった! ─
P「えぇ~……」
真美「仲間が増えたよ!」
雪歩「やったね真美ちゃん!」
P「……」
小鳥「……」
我那覇「自分、動物と仲良くなれるから、役に立つぞ!」
小鳥「この手のゲームだと、最後まで能力が活かされないパターンですよね」
P「ま、まだわからないじゃないですかー」
───
──
─
同じように社長に騙されてたのにきっちりトドメさされたあまとうェ
P(ゲームもいよいよ佳境。九六一建設本社ビルに迫り、社長側近の重機部隊を撃破して……)
第12話『首都震撼! 決戦・九六一ビル』
九六一「ふんっ、弱小建設会社と侮っていたが、まさかここまで来るとはな」
萩原「あなたが、父の仇……!」
真美「おお! 最終決戦って感じだね!」
雪歩「うん、いよいよだね!」
P「わかってはいたけど、やっぱりあの人ですね」
小鳥「ええ……顔がよく見えないところまでそっくりですね」
九六一「小娘が、私を誰だと……」
機●隊「全員動くな! おとなしくしろ!」
萩原「!?」
九六一「なに……!?」
真美「おお!?」
小鳥「警●来た!」
P「そりゃ、これだけ派手に暴れてれば」
雪歩「……」
●動隊「全員検挙する!」
九六一「ふんっ、●察ごときが、この私の邪魔をするとは」
萩原「身の程を教えてやりますぅ」
P「なに言ってんの、この人たち!?」
我那覇「自分たちも助太刀するぞ!」
鬼ヶ島「しょうがねえな」
キ●コ「……」
シャ●コ「……」
─ vs ●視庁機●隊 ─
P「やめやめ! ここまで!」
真美「え~? もうちょっとでクリアだよ」
雪歩「そうですよぉ」
P「とにかく、これ以上はダメ!」
小鳥「そ、そうですね。さすがに、この展開はちょっと……」
真美「ちぇ~」
雪歩「あの……それで」
P「ん?」
雪歩「このゲームはどうでしたか?」
P「どうって……」
小鳥「ねえ?」
真美「真美はけっこう面白かったよ」
小鳥「まあ、このまま発売するんだったら、私も欲しいかも」
P「できるものなら、だけど」
雪歩「……」
P「ていうか、これ……うちの事務所的にも、さすがに開発元と話をしないと」
雪歩「はい、わかりました! ちょっと待っててください」
P「え?」
ピッ
雪歩「あ、お父さん? うん、プロデューサーが今からうちに行くって」
P「!?」
真美「……」
小鳥「……」
雪歩「かちこみってなに? 大事な用事なんだから、そんなの後にして!」
P「か、カチコミも大事な用事かな~って……」
真美「え~と……真美、もう帰るね~」
小鳥「わ、私も……仕事しないと、律子さんに怒られちゃうわー」
P「ちょっ、二人とも……」
雪歩「うん、すぐ行くから待ってて」
ピッ
雪歩「お待たせしました、プロデューサー」
P「ま、待て雪歩。俺もまだ仕事が……」
雪歩「え……」
P「え?」
雪歩「仕事のほうが大切なんですか……?」グスッ
P「うっ……」
雪歩「やっぱり、私なんて……」
P「い、いや……そういうわけじゃなくてな」
雪歩「……じゃあ、いいんですね?」
P「え、えぇ~……」
雪歩「お弟子さんたちも総出で、お父さんが待ってますから」
P「」
雪歩「えへへ♪」
P「あ、あははは……」
───
──
─
P(その後、俺はかろうじて逃げ延びることができた)
P(あやうく萩原組に永久就職させられるところだったよ。ははは……)
P(……)
P(最近、街中で目つきの悪いお兄さんたちをよく見かけるけど……)
P(まあ、気にしない気にしない)
伊織「ねえ、プロデューサー」
P「ん? なんだ、伊織?」
伊織「この……『ときめきイオリアル』って知ってる?」
亜美「なになに? ゲーム?」
P「!?」
高木「水瀬君……コ●ミはダメだよ、765的に」
伊織「な、なんですって!?」
おわり
乙
絵も描いたの?
ゲームプレイ中、参考画像
http://i.imgur.com/8kteOrM.jpg
スコープドックのターンピック使った機動好き
乙でした、千早の境遇はどのゲームになるか気になる
>>30
うん、セルフ支援絵
乙
しかし何に配慮してんのかしてないのか伏せ字が逆に読みづらかった
伏せてないし
絵が上手い…上手すぎる(驚愕)
ベルゼルガの脚部の描写好き
出来れば過去スレ
おつですぅ
絵も描けてssも書けるとかね…
>>36
えぇ…
>>31
グロ
>>9
> 真美「うわ、あまとうむかつく!」
>
> 雪歩「うん、ゲームでも感じ悪いよね」
> 雪歩「うん、ゲームでも感じ悪いよね」
> ゲームでも
荻原ェ
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