Ⅲ「それはマズいですね」
Ⅳ「何が?」
Ⅴ「女1人に男6人・・・これは」
Ⅲ「危険な香りが漂ってますねⅤ兄様」
Ⅳ「なわけねえだろ。凌牙に限って」
Ⅴ「少し彼らを身辺調査してくれ」
Ⅳ「俺が!?」
Ⅲ「お願いしますⅣ兄様!」
Ⅳ「・・・」
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ミザエル「それで我々の生活を見たいと」
Ⅳ「ああ」
アリト「別にいいよな」
ギラグ「やましい事なんざねえぜ」
ドルべ「そういう事だ」
Ⅳ「俺だってバカバカしくてやってらんねえよ」
シャーク「ならやめりゃいいじゃねえか」
Ⅳ「うるせえな。とっとと普段通りの生活してろよ」
ミザエル「ナッシュはどう思う」
シャーク「好きにさせろ。俺は構わねえ」
ドルべ「私もそう思う」
ミザエル「ならば我々の生活をじっくり見ていろ」
シャーク「まず朝飯は璃緒が作る」
Ⅳ「お前の妹が?」
ドルべ「家事全般は大体メラグの仕事だ」
ミザエル「何故かわかるか?」
Ⅳ「女だからか?」
シャーク「俺達がやると大変な事になっちまうからだ」
アリト「そこら辺をグチャグチャにしちまうからよ」
璃緒「あなたもどうかしら?」
Ⅳ「俺も食っていいのか?」
シャーク「ついでだ食っていけ」
ミザエル「どうせベクターの分が余っているんだ」
アリト「ちゃんと記録しとけよ俺達の生活を」
Ⅳ「・・・美味いな」
シャーク「だろ?」
Ⅳ「飯食ったらどうするんだ」
シャーク「今日は学校がねえからゴロゴロしてるか」
ミザエル「その辺をブラブラするかのどちらかだな」
アリト「何か事件が起これば動きけどな!」
ギラグ「普段はそんなもんだ俺達は」
Ⅳ「そうか・・・」
ドルべ「ウグッ!」
Ⅳ「お、おい!どうしたんだお前!?」
シャーク「ドルべはよく飯を喉に詰まらせる」
璃緒「早く水飲んで!」
Ⅳ「本当にゴロゴロしてやがるな・・・」
ミザエル「・・・」
アリト「何か面白え事ねえかな・・・なあ?」
ギラグ「ああ・・・」
璃緒「それじゃあ行って来るから」
シャーク「頼むぜ」
璃緒「どこか出かける時はちゃんと戸締りしなさいよ!」
シャーク「ガキじゃねえんだから一々言わなくてもいいだろ!」
璃緒「特にアリトとギラグは派手な事をするんだから、凌牙はちゃんと止めてあげなさいよ」
シャーク「うっせえな・・・」
璃緒「お昼は冷蔵庫の中だから、それと夕食は自分達で何か買って来て」
ドルべ「メラグ不在の時は主に私がみんなを纏める」
Ⅳ「こいつじゃねえのかよ」
ドルべ「ナッシュは何かと忙しいから仕方がない」
遊馬「シャーク!助けてくれ!」
シャーク「どうした遊馬!?」
遊馬「街に変なモンスターが出やがった!」
アリト「よっしゃー!俺達も行こうぜ!」
ギラグ「おう!」
ドルべ「君はいかないのか?」
Ⅳ「モンスター程度なら遊馬と凌牙達だけで十分だろ」
ミザエル「次は何が聞きたい」
ドルべ「そして何が見たい」
Ⅳ「てめえらの普段通りだよ」
ドルべ「普段通りなら見せている」
ミザエル「私達は毎日同じような生活を送り人生を満喫しているのだから」
Ⅳ「じゃあ一番重大な事」
ミザエル「?」
Ⅳ「女1人が一つ屋根の下に居るってのはどうなんだ」
ドルべ「君には母若しくは姉や妹は」
Ⅳ「母親はいねえ・・・」
ドルべ「すまない・・・」
ミザエル「もし居るとしたらお前は覗いたりするか?」
Ⅳ「しねえだろうな」
ドルべ「メラグは言ってみれば母親みたいなものだ」
ミザエル「我々の中にそんな疚しい考えを持つ者はいない」
Ⅳ「そうだよな・・・そりゃそうだ」
ドルべ「わかってくれたのならそれでいい」
Ⅳ「俺達も行こうぜ」
ミザエル「ナッシュ達の元にか?」
Ⅳ「ああ!飯食わせてくれた礼だ!」
ドルべ「君は何をする気だ」
Ⅳ「てめえらにも見せてやるよ!俺のファンサービスをな!」
ミザエル「ファンサービス?」
ドルべ「遊馬のかっとビングと相反するデュエリストの力だ」
Ⅳ「さっさと来い!」
ミザエル「どうする」
ドルべ「仕方がない。私達も現場に向かうか」
Ⅳ「早くしろよ!」
ミザエル「どこかナッシュに似てるな奴は」
ドルべ「ああ」
Ⅴ「随分と派手に暴れたようだな」
Ⅳ「奴らの身辺調査した結果、異常なしだ」
Ⅴ「まあそうだろうな」
Ⅳ「まあそうだろうな?何だと」
Ⅲ「凌牙がそういう奴じゃないって兄様が一番知っているじゃありませんか」
Ⅳ「じゃあ何で」
Ⅴ「そうでもしないとお前が彼の家に行かないからだ」
Ⅳ「あいつの?」
Ⅲ「Ⅳ兄様にとって凌牙が数少ない友達ですからね!」
Ⅳ「・・・」
Ⅴ「どうだった?感想は」
Ⅳ「・・・朝飯が美味かった」
Ⅴ「それは良かった」
数日後
小鳥「Ⅳがシャークの家に来たんだって?」
遊馬「ああ」
小鳥「そっか・・・家に遊びに行くなんて立派な友達だね!」
遊馬「小鳥」
小鳥「わ、私は間違った事を言ってない!今日は遊馬に負けない!」
遊馬「小鳥・・・」
小鳥「友達だから家に行くのよ!」
遊馬「そ、そうだな・・・」
小鳥「絶対にそれ以外考えられない!遊馬もそう思うでしょ?」
遊馬「俺は・・・」
小鳥「遊馬!」
遊馬「そ、そうだよな!お前の言う通りだぜ!」
小鳥「うん!わかってくれたのならそれで満足!」
終
何ィ!?
小鳥ちゃんが段々頼もしくなってきたな
いつものより面白かったわ
下ネタないほうがいいや
小鳥ちゃんが満足民に...
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