ーー2月14日 事務所
P「はー今日も仕事つれーわー土曜なのに仕事とかつれーわー」
P「あーでもなんか今日はやけに甘いものでも食べたい気分だわー」
P「チで始まってトで終わる感じの甘いやつとかなら最高だわー」
P「あー誰か持ってないかなーチで始まってトで終わる感じの黒くて甘いやつ持ってないかなー」
P「……」
P「ま、誰もいないんですけどね」
P「さっさと終わらせて帰ろう」
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紗南「Pさん、いる?」
P「おやおや~?これは一体どうした事か???こんな所に天使が舞い込んで来るなんて、もしかしたら俺をお迎えに来たのかな?それとも、迷子かな?ふふっ、迷子になるなんておっちょこちょいな天使だね、でもそう言うところも魅力の一つと言えるよね、うん」
紗南「も、もーっ!あたしっ!紗南だよっ」
P「はっ!?本当だ紗南だ…つまり、紗南は天使だったんだな!!!!」
紗南「違うよっ!?それに、天使とかあたしには似合わないって」
P「…そう、かもな。紗南は最早神の使いたる天使等では納まりきらない程の神々しさ、そして美しさだ…そう、つまり!!!!紗南isGOD!GODis紗南!!唯一にして無二の絶対的神!!!!それが紗南なんだな!!!!」
紗南「あ、アイドルだよもー!」
P「うふふ、ぷくーってした紗南のほっぺはまるでまだ誰も足跡なんか付けていないまっさらな雪の様に白くて肌理細かくて本当に美しいなぁ!すりすりしていい?」
紗南「はぁ…いちいちつっこむのもめんどうになってきたよ…」
P「そんなぁ」
紗南「…ところで、Pさん一人なの?」
P「うむ。ちひろさんは早上がり、他の娘達はもう帰ってたり直帰だったり」
紗南「そ、そっか!…よかった、のかな…?」
P「何が良かったんだ?」
紗南「き、聞こえてたのっ!?」
P「はっはっは、俺が紗南の口から紡がれる言の葉を一音たりとも聞き逃すと思うてか? 」
紗南「なんなのその無駄に凄い能力!?」
P「魂を代償に手に入れたんだ」
紗南「もっと別なことに魂かけようよ!」
P「なーに紗南の為なら魂の一つや二つ」
紗南「重いよ!?」
P「想いとは重い物なんだよ…ふふっ」
紗南「楓さんも失笑だよ!」
P「…それはへこむわ」
紗南「えっ、ご、ごめんなさい…」
P「冗談だ」
紗南「もー!!」
P「それで、紗南はこんな時間にどうしたんだ?」
紗南「あ、えっと…」
P「どうしたもじもじして?誘ってるのか?」
紗南「違うよっ!?…もー、今日は何の日でしょうかっ!」
P「今日?今日は2月14日だろ…はっ!!」
紗南「そう!ばれん…」
P「紗南の誕生日まであと131日の記念日じゃないか!!!!」
紗南「へっ?」
P「いやー、おめでとう紗南!」
紗南「それで祝ってたら毎日記念日だよ!?」
P「そうだが?」
紗南「そうだがじゃないよ!もーっ!!」
P「ははっ、悪い悪い…うん、今日はあれだな、バレンタインデー、だな」
紗南「そう、それだよっ!…Pさんって本当に不器用だね?」
P「…のーこめんと」
紗南「…だから、はいっ!ば、バレンタインと言えばゲームには必須のイベントだからね!」
P「お、おおおぉぉ…!!」
紗南「な、なに?」
P「んああああァァァァ!!!!」
紗南「ひゃっ!?」
P「お父さーん!!お母さーん!!!!産んでくれてありがとおおおおおお!!!!俺は、俺はまさしく今日この日の為に産まれて来たんだ!!!!ああ、なんて素晴らしい日だろう!!!!そうだ!!今日のこの日を『さなんたいんでー』と名付けよう!!!!」
紗南「何言ってるの!?」
P「うへへへへ…あ、お花畑が見える…わぁ、ぷち紗南がいっぱいだあ…えへへっ、今行くよぉ…俺のぷちデレラと一緒に10時間ぶっ通しのビジュアルレッスン(意味深)しようねぇ…うふふっ」
紗南「Pさん!?ねぇ、収拾付かないから帰ってきてPさんっ!!」
P「…はっ!?あれ、目の前に天使が…」
紗南「紗南だよっ!!このくだり2回目だし!!」
P「てへぺろ★」
紗南「…やっぱり、あげるのやめちゃおっかなー」
P「アイエエエ!?」
紗南「うん、そうしよう!やっぱりこれはあげませんっ♪」
P「…えーと、お父さん、お母さん、先立つ不幸をお許しください…っと」
紗南「すとっぷ!すとーっぷ!!」
P「え?ははっ、お気になさらず…えーっと」
紗南「げ、ゲーム!ゲームであたしに勝ったらPさんにチョコあげるっ!!」
P「な、なんだってー!?!!!?」
紗南「…うー、Pさんが予測不能すぎて全然予定通り進まないよー…」
P「それで、何で勝負するんだ?セクロス(ファミコン)か?」
紗南「せっ…んんっ!突っ込まないからねっ!」
P「そんなぁ」
紗南「勝負と言えばやっぱりこれだよねっ…鉄の拳っ!!」
P「マジかー鉄の拳かーバン○ョーとカ○ーイの大冒険のクリアTAなら自信あったんだけどなー」
紗南「えらくピンポイントな上に多分今日中に終わらないよねそれ!?」
P「いやー、今日も紗南の突っ込みは冴えてるな。あ、俺の突っ込みも見てみる?下心とか抜きで」
紗南「全然話進まない…チョコ、いらないの?」
P「いる!!!!」
紗南「じゃあほら、勝負だよ!」
P「ククク…かかって来るが良い小童がッッ!!!!」
紗南「…へへへっ、あたしからチョコをもらうイベント、どうクリアするのか楽しませてね!」
この酉は…!
期待!
ーーー
ーー
ー
P「」
紗南「…あ、あはは、Pさん…?」
P「…お父さん、お母さん、不出来な息子でごめんなさい、たくさん迷惑を…」
紗南「早まっちゃダメだってば!!」
P「むりかてるびじょんがまったくみえない」
紗南「う…」
P「…笑えよ、憐れに散った無様な男の姿をよぉ」
紗南「…ニュー…する?」
P「ニュー?」
紗南「その、コンティニュー…する?」
P「する!!!!もちろんする!!!!あいこんてぃにゅーとぅーふぁいっ!!!!」
紗南「でも、ゲームはタダじゃコンティニュー出来ないよね、Pさん…?」
P「なんやて!?ちょっと両替してくるから待ってて!!!!」
紗南「す、すとーっぷ!!紗南ゲーはお金じゃコンティニュー出来ないのっ!」
P「それじゃあ一体どうすれば良いと言うんだ!?!!?!」
紗南「う、それは…そのぉ…」
P「あぁんもう一々可愛いよふぇぇ…今すぐにでもガッとやってチュっと吸ってはぁーんしたいよぉ…」
紗南「…えっと、ね…ぎゅって、してくれたら…コンティニュー、させてあげる…」
P「なん、だと…んああああァァァァ!!!!赤面!!プラス!!!!上目遣いのコンボッッッ!!!!神は俺に死ねと言っているのかッッッ!!?!?!…いや待てよ?神は紗南なんだしこれはつまり紗南が俺に対して…」
紗南「するの!!しないの!!」
P「する!!!!」
紗南「…じゃあ、はい」
P「お、おう…」
紗南「い、今さら何照れてんのさー…いつもの勢いはどうしたの…」
P「うぐぐ…」
紗南「…ヘタレ」
P「ぐぬぬぬぬ…!!」
紗南「…ごーよんさーんにー」
P「ちょ、まっ…んああああァァァァ!!!!」
紗南「わわっ…んぅ…」
P「…っ」
紗南「な、何か言ってよ…」
P「…あったかい!!!!」
紗南「そ、そっか…」
P「柔らかい!!!!」
紗南「うぐ…」
P「良い匂い!!!!」
紗南「わ、分かったからっ!はいっ、もうおしまいっ!!」
P「断る!!!!」
紗南「ふわっ!?ちょ、Pさん苦しいってー!!」
P「あぁ…紗南スメルが五臓六腑に染み渡るぅ…すぅー…はぁー…」
紗南「どこで深呼吸してるのさー!もー!!」
P「さて、これでコンティニューだな!次は勝つぞー!」
紗南「って、なんであたしPさんの膝の上に抱えられてるの!?」
P「こうしてたら紗南パワーを全身で取り込んで強くなれる気がするんだ」
紗南「ならないよっ!…ひゃっ!?どこ触って…んっ!」
P「ほーら始まるぞー」
紗南「ちょ、まっ…ずるいぃっ!?」
P「んああああァァァァ!!!!…ふぅ…良し、問題ない」
紗南「なにが!?」
ーーー
ーー
ー
P「ふはははは!!!!我が実力思い知ったか!!!!」
紗南「ひ、ひきょうものぉ…はぁ…はぁ…」
P「勝てば良かろうなのだ!!」
紗南「最低だよこの大人!」
P「なんとでも言うが良い!!!!勝利こそ全て!!!!」
紗南「うぅー…はぁ、でも負けは負けだもんね…」
P「おっすおっす☆」
紗南「…そこはかとなくムカつくけど、はいこれ。は、ハッピーバレンタインっ!」
P「あ、ああっ…うぇぇぇぇぇ…」
紗南「な、なに泣いてるの!?」
P「だっでえぇぇえ!!!!余りに嬉じぐでぇぇぇうぉぉぉおおぉぉおおぉぉん!!!!びええええええ!!!!」
紗南「うわぁ…」
P「ドン引き!?」
紗南「そりゃそうだよ!…い、良いからほら!早く食べてみてっ!」
P「あ、開けて良いのか…?受け取らずに贈り物に置いておかなくても良いのか…?」
紗南「なんで!?折角あげたんだから食べてよ!?」
P「じゃあ、開けるな…おぉ…!おおおぉぉぉおおおぉぉ!!!!」
紗南「どう、かな…?一応それが一番うまく出来たやつなんだけど…」
P「何たる神々しさ…っ!!ありがたや…ありがたや…!!!!」
紗南「拝んでないで食べてみてよ!か、形は少し歪になっちゃったけど味は多分大丈夫だから!」
P「…いただきます」
紗南「うぅ…」
P「んああああァァァァ!!!!」
紗南「ど、どう?」
P「口の中にいれた瞬間に広がる甘い風味!!!!甘みを味わっていると後からやってくるほろ苦さ!!!!そしてしっかりと薫るカカオの風味!!!!そしてッッッ!!!!なによりも紗南が愛情込めて作ってくれたと言うなによりの隠し味!!!!最早隠しきれないほどの愛情が感じられるァ!!!!これはまさに、深愛のスイート・ダイヤモンドッッッ!!!!」
紗南「あ、愛情って…まあ、込めたけどぉ…て言うかなに言ってんの…」
P「あぁ、生きてて良かった…こんな、こんな幸せなことがあって良いのか…?紗南、俺この日を一生忘れないよ。だから、俺がいなくても…」
紗南「はいすとーっぷ!!ちょいちょいアッチ側に行くのやめて!!」
P「嬉しすぎて昇天しちゃいそうなんだよ!!!!…あ、これ性的なやつじゃないよ?ふぅ…」
紗南「Pさんが居ないと、やだ…来年も、再来年もその先も…こうして…」
P「…紗南」
紗南「…ね、Pさん。あたしにもそのチョコ、少しくれる?」
P「ああ、紗南がくれたものだしな!はい、あーん…」
紗南「ううん、そっちじゃなくてこっち…んっ」
P「んむっ!?!!?!」
紗南「…あまいね」
P「!?!!?!!?!!?!」
紗南「…味見したときより、甘いかも」
P「さっ!?!なっ、おまっ!!?!!?えはぁういぃええぉおおぉ!!?」
紗南「…何言ってるのか分かんないよ…ふふっ」
P「すぅー…はぁー…すぅー…はぁー…よ、よし」
紗南「落ち着いた?」
P「いや、全然…心臓出そう…」
紗南「…そっか、実はあたしも!」
P「いや、そのなんだ…ごちそうさまでした?」
紗南「ふふっ、なにそれっ!」
P「ぐぬぬ…」
紗南「あんなにテンパってるPさん初めて見た!ちょっと可愛かったかも?」
P「悔しい!まさか担当アイドルに辱しめを受けるなんて!!でも、感じちゃうのおおおおお!!!!ひぐぅうぅぅうううぅぅ!!!!」
紗南「ひっ!?急にビクンビクンしないでよもーっ!」
P「じー…」
紗南「な、なに?じーっと見て…て言うか口でじーって言う人初めて見たよ…」
P「じー」
紗南「な、なんなのさぁ…チョコならもうないからね?季節イベントのレアアイテムは一人一個なんだよ…?」
P「そうか、チョコはもうないのか…」
紗南「えっ、Pさんちかっ…わわっ!?」
P「じゃあ、紗南をもらおうかな」
紗南「な、ななななにいって!?んぅっ!?ちょっと、Pさんっ!ここ事務所…ぁっ!?」
P「ふふふ、もうここには俺と紗南の二人だけ…朝になるまでは誰も来ない…」
紗南「さっきまでのヘタれたPさんはどこに…やっ…ちょっと、いい加減にっ…!!」
P「…チョコ、ありがとな紗南。来年も再来年も、ずっと一緒にいるから、またチョコくれるか?」
紗南「っ…今、そんなこと言うとかズルいよ…」
P「はっはっは、大人はズルいんだぞー」
紗南「…来年はもっと綺麗なの、作ってくるから」
P「…期待してる。紗南、好きだぞ」
紗南「~っ!!もー、ホンっとズルいんだから…ひゃんっ!?」
P「まあまずは目の前の一番甘くて美味しそうなチョコから頂こうかなァ!!!!」
紗南「んなっ!?このっ…そこまで許可した覚えは…んっ…はぁっ!!」
P「んああああァァァァ!!!!頂きますううううぅぅぅぅぅ!!!!」
紗南「ちょっ、と…どこ舐め…んぁっ!?や、こんなソファで…ひぅっ!!」
P「甘い!!紗南甘い!!!!うまうま!!!!どんなに高級なチョコレートだって石ころにすら思える甘さ!!!!紗南すごい!!!!うっひょおおおお!!!!」
紗南「ひぅっ、やぁっ…はんっ!?」
P「愛海の気持ちになるでごぜーます」
紗南「んくっ…どこ触って、ぇ…ぁんっ、揉むなぁ…っ!!」
P「紗南ああああァァァァ!!!!んああああァァァァ!!!!」
紗南「もーっ、こんなのチートだよーーーー!!!!」
ハッピーさなんたいん!!!!
おしり
乙しゃっす!!!!
ハッピーさなんたいん!!!!
アニメ終わったらすぐ建てようと思ったけどダメージ大きくて遅くなっちゃいましたよ!!!!
でも紗南からチョコ貰ったからもう悔いはないよ!!!!
依頼出してきます!!!!
しゃっす!!!!
乙しゃっす!!
このPと>>1のために早苗さん呼んでおきます!
しゃっす!!
名誉紗南Pの称号をくれてやろう…!
だからまた書いてくださいお願いしまむら
しゃっす!
お前がナンバーワンだ!
しゃっす!乙乙!
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