他のと同時平行なんでノロノロペース
スカトロ注意
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ある日の放課後、東郷は名案を閃いた。
「大好きな友奈ちゃんと大好きなうどんを合わせたらもっと大好きな物が出来るんじゃないかしら」
思い立ったらすぐ行動。それは絶望直後に世界を滅ぼそうとまでした彼女にとって容易い事だった。
東郷は頭が回る。友奈とうどんをどう合わせるかの案は既に考え付いていた。
「まず友奈ちゃんのお尻からうどんのつゆを流し込む、うどんを一玉入れるのは友奈ちゃんに負担を与える可能性がある上に折角入れたつゆがこぼれてしまうかもしれないからつけ麺方式にする」
東郷は友奈の尻から食べるうどんを想像して興奮を抑えきれぬまま部室へと向かった。
うどんを食べてる友奈ちゃんのッ! お尻からッ!
出てきたうどんをッ! 私がッ! 食べたいッ!
ア゛ッ゛!ユウナチャァン…!!ぼた餅!!!
部室
「うぃーっす!」
東郷が部室に足を踏み入れるなり風の声が響いた。
「こんにちは」
東郷も挨拶を返す。あいさつはきちんと、それが勇者部の決まりの一つだ。
(友奈ちゃんと二人きりだったらすぐにお願いできたのだけれど、さすがに部室にはみんながいるわね)
友奈と二人きりになる術を考えていた東郷だったが、それ以上に必要なものに気が付いた。
友奈の尻につゆを入れるための器具だ。
そのまま流し込んでも量が入りはしない。
そこで東郷は灯油を流し込む赤い奴を思い出した。名前は思い出すことができなかった。
「どーしたの? 東郷さん」
「難しい顔してるよ?」
考察の海に沈んでいた東郷の視界は天使、いや女神とでも言うが正しいか美少女の姿で覆われた。
「大丈夫だよ、友奈ちゃん」
「心配させちゃったかな、ごめんね」
「どうせ東郷のことなんだから暗いこと考えてたんでしょうけど、悩んだら相談! 暴走は厳禁!」
友奈一色で染まっていた視界に黄色が現れた。
「申し訳ありません。ありがとうございます」
部活の帰りにホームセンターに行こう。東郷の予定は埋められた。
艦これでもやってる人?
まあそれよりお尻料理って良いよね。実際食べたら多分病気になるが。
ホームセンター
「これだわ」
東郷の探し物はすぐに見つかった。
「あら、東郷じゃない、どうしたの? そんなもん持って」
後方より聞き覚えのある声。東郷はあらかじめ行動が知り合いにばれないようにと気を張っていたはずなのだが流石は日々鍛錬を積む三好夏凜。東郷の索敵を逃れたのだ。
「ちょっと野暮用があって」
「灯油でも入れるの?」
うん、の一言を発するだけで東郷はこの場を切り抜けることができる。だが彼女はしなかった。夏凜は仲間だからだ。仲間である夏凜に嘘をつくことが東郷にはどうしても耐えられなかった。
「灯油じゃないけど、ちょっと入れたいものがあるの」
「なんか不穏な発言ね」
東郷は思いついた。夏凜を仲間に引き込めないかと。
夏凜も自分と同じ友奈に対してただならぬ思いを抱いている同士。
自分の野望を離せば夏凜も計画に賛同してくれるかもしれない。
リスクは高いが成功すれば得る物は大きい。
「……夏凜ちゃん。話があるの」
「悪事に加担はしないわよ。ま、あんたがそんなことするとは思わないけど」
東郷が夏凜を信頼するように、夏凜も東郷を信頼している。
「夏凜ちゃんは、友奈ちゃんのことが好きだよね?」
「なっ!? 何言ってんのよ!」
「夏凜ちゃん、相談があるの」
またゆゆキチか.............
まさに俺得
東郷は自分の胸の内すべてを話した。自分が友奈を愛していること。うどんを愛していること。合わせたらもっと好きなものができるかもしれないから友奈の尻からうどんを食べようとしていること。
「頭、おかしいんじゃないの?」
それを聞いた夏凜の反応はどん引きだった。
それもそのはず常人は好きな相手の尻から好きな食べ物を食べようという発想には至らない。
夏凜は常人だったのだ。
その夏凜の一言は東郷を絶望させた。
(私はただ自分の性癖を暴露しただけになってしまった)
こうなると夏凜を味方につけることは難しい。
夏凜に話したことで計画の内容が友奈の耳に入る可能性もかなり高くなってしまった。
仲間とはいえ所詮は新参、友奈への愛が東郷と同じ領域までは来ていなかったのだ。
「あんた、マジでやるつもり?」
夏凜が心配したようなおびえるような表情で聞いてきた。
「やりますよ、私は。確実に」
東郷の意志の強さは夏凜へと伝わった。だから夏凜も同士となるわけではないが、夏凜の意志にも動きを見せた。
東郷の意志は止めない、不干渉でいよう。と。
だが東郷は夏凜を利用する手を考えていた。
「ねえ、今言ったことなんだけど初めてから友奈ちゃんを相手にしたら至らぬところがあって友奈ちゃんの体を傷つけてしまうかもしれない。だから夏凜ちゃん、友奈ちゃんの前に一度だけ実験台になってはくれないかしら」
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