2002年 growth ふじおか
小学5年生の南千秋が公園で絞殺体ではっけんされる。
2002年 6月
南家
春香『千秋~、居間にお皿持って行ってくれる?』
千秋『はい、春香姉さま』
春香『あと、夏奈にも手伝うように言ってちょうだい』
***
千秋『おい、バカ野郎』
夏奈『なんだお』
千秋『春香姉さまがお前も夕食の準備を手伝えって言ってるぞ』
夏奈『やだ、私は今から先生と二宮君の再放送みるんだよ』
千秋『録画すればいいだろ』
夏奈『じゃあ、千秋がやってよ』ダラダラダラ
千秋『それじゃ春香姉さまを手伝えないだろう、バカ野郎』
夏奈『じゃあ、録画はしなくていいから、手伝いに戻ってどうぞ』
千秋『はぁ・・・お前には絶望したよ』
夏奈『それ、昨日も聞いた』
***
ある日、千秋がぬいぐるみのふじおかを失くしてしまうが、無事に警察のほうに届けられていたので
3人で取りに行くことに。
警察署
春香『あのー、すみません』
P『こんにちわ、お嬢さん。要件はなんですか』
千秋『私のふじおかがここにいると聞いて』
P『ふじおか・・・?誰か拘留されたって報告は受けてないけど』
夏奈『違うよ、おまわりさん。ふじおかっていうのはぬいぐるみのことだよ』
P『あ~、あのクマのやつね。ってことはあなた達が南さん?』
春香『そうです、私は春香、こっちが夏奈で・・・』
千秋『千秋です』
P『はぇ~、美人3姉妹とはたまげたなぁ』
春香『そ、そんなこと・・・////』
夏奈『春香って制服に弱いのな』
千秋『は、春香姉さまを口説くなんて私が許さないぞ!』
P『こりゃ、悪かったね千秋ちゃん。でも、お姉さんはモテると思うよ』
千秋『ふんっ、私が認めた相手じゃないとだめだ』
夏奈『おまえは親父か』
P『ほらこれがぬいぐるみだよ』
千秋『おー、フジオカ!』
夏奈『良かったな、見つかって』
千秋『うん!』
夏奈『そうだ!私、警察の名刺がほしい!お兄さん、ちょうだい!ドラマでよく見るやつ』
春香『ちょっと、夏奈!』
千秋『どちらかといえば、お前は通報される側だろ』
P『いいよ、ほら』つ名刺
夏奈『お~、本物だぁ』
P『何かあったら、いつでも電話していいから』
それが3姉妹とPの出会いだった。
だが、その4か月後、南千秋は近所の児童公園で絞殺体として発見される。
通り魔やレイプ魔の仕業とみて捜査をしていたが、決定的な証拠がみつからず
事件は未解決となる。
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2014年 7月
繁華街
喧嘩を起こした若者から指名があったとかで、Pと千早は現場に向かった。
P「俺を指名だなんて、いったいどんな美女なんだろうな」
千早「たしかに、女性だとは言っていたけど美女とは言ってないですよ」
P「なんだよ、嫉妬か(笑)」
千早「うっせぇ!!」ドカッ
P「痛っ!?」
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?「来たね、色男くん」
P「お久しぶりです、早苗さん」
早苗「変わってないみたいね。あれ、そちらの彼女さんは?」
※早苗さんはなんやかんやで復帰してました。
千早「同僚の如月千早です」
早苗「如月千早・・・どっかで聞いた気がする」
千早「気のせいです」
P「最近はいってきたんですよ、こいつ」
早苗「そっかー」
P「で、俺を指名した美女って?」
早苗「あっちの娘」
早苗「ずっとあんたのこと言ってたよ」
P「ようやく、俺にも運が回ってきたみたいだな」
千早「はぁ・・・」
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?「あんた言ったよね、いつでも電話しろって」つ名刺
P『君は・・・夏奈ちゃん』
夏奈『そうだよ』
千早「本当に知り合いだったんですか」
P「ああ、ちょっとな。」
P「で、なんで喧嘩なんかしたんだ」
夏奈「あのホームレスが千秋のふじおかを持ってたんだよ!!きっとあいつが殺したに違いない」
P「ふじおか・・・わかった話を聞いてくる」
***
マダオ「俺はただ人形を持ってただけだよ!」
P「いったいどこで手に入れたんだ。お前の趣味か?」
マダオ「違うやい!拾ったんだよ・・・死体から」
P「お前に殴り掛かってきた女の子はその人形の持ち主の姉だ」
マダオ「そうだったのか・・・・だったら、返すよ」
P「事件現場に、ホームレスがいたとはな・・・早苗さん、こいつうちに連れてきてください。話を聞くんで」
早苗「わかったわ」
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千早「あの・・・プロデューサーとあの子の関係って?」
P「南夏奈、妹は千秋で姉は春香。10年前失くしたぬいぐるみを届けてやったんだ」
千早「はぁ・・・でも、どうみても紛失物を渡しただけの関係に見えないんですけど」
P「その4か月後、千秋ちゃんは公園で殺された」
千早「!?」
OP:https://www.youtube.com/watch?v=F0nVAswNSn4
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コールドケース課
春香「へぇ~、なかなか運命的な再捜査ですね」
千早「この事件当時、被害者の家の近所でたびたび不審者が見かけられたそうね」
P「だから、その線で捜査してたらしいが何も見つからなんだ」
春香「児童公園のベンチで発見。死因は絞殺。手で絞め落とすだなんてどんな感じなんだか」
P「事件当時は雨が降っていて、足跡や証拠はなにも出ず」
春香「最後に会ったのは姉妹の春香と夏奈。声もかけずに外に出てたそうですね」
P「そんなことをするような子じゃなかった」
春香「まあ、とりあえず人形を盗ったっていうマダオに聞いてみましょうかね」
P「そっちは頼んだ。俺は夏奈ちゃんと春香ちゃんの所に行ってくる」
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取調室
マダオ「だから言ってるじゃんよ、おれはただ盗っただけなんだよ」
春香「そう、じゃあ窃盗罪でどっちにしろムショ行だよおじさん」
マダオ「ま、待ってくれよ!俺には妻がいるんだ」
千早「空気の入っているビニールは奥さんに入らないわよ」
マダオ「ちげぇよ!情報をやるよ、情報。あの公園で見たことを」
春香「へぇ、面白いわね。言ってみなさい」
マダオ「言うから、ムショ行きだけは勘弁してくれ」
千早「情報によるわ。くだらないやつだったら・・・わかるわね」
マダオ「わかってる・・・見たんだよ人影を」
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マダオ『人形・・・これくらいしかねぇか』
マダオ『にしても、この子もかわいそうだな。まだ小学生くらいか・・・ん?』
?『・・・・・・っ!』タッタッタッタ
マダオ『怪しいやつだな・・・』
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マダオ『男が走り去るのを見た』
マダオ「きっと、あの子を殺した奴に違いない」
春香「そう、わかった」
マダオ「なぁ、いい情報だったろ?放してくれよ」
千早「10年遅かったわね。早苗さん、連れて行ってください」
マダオ「なんだお!!」
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みなみけ
春香『再捜査ありがとうございます』
夏奈『解決しないと、春香のアイアンクローが炸裂するよ』
P『任せて下さい。プロですから』
春香「それで、千秋について聞きたいことがあるんですよね」
P「ええ。彼女に人間関係などのトラブルはありましたか」
夏奈「私はよくフジオカで殴られたよ」
P「姉妹喧嘩以外で頼むよ、夏奈ちゃん」
春香「そうですね・・・よくうちに友達を連れてきてたんですけど、みんな仲良かったと思います」
夏奈「内田が殺人なんかするようには思えないしね」
P「内田さんって?」
夏奈「あいつの友達だよ。よくうちに来てた。たしかに、扱いは雑だったけどね」
春香「そうね、でも人間関係なら内田さんのほうが詳しいかもね」
P「連絡先わかりますか」
春香「ええ、確か年賀状が・・・今取ってきます」
夏奈「Pさん、絶対解決してくれよ。春香はああやってしてるけど、今でも千秋のことを思い出して泣いてるんだ」
P「わかってるよ、あの人に泣き顔は似合わない」
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コールドケース課
P「男を見たねぇ・・・アバウトすぎるな」
春香「あの辺りは治安がいいから、特に不審者の情報もなかったようです」
千早「千秋ちゃんの友達の内田さんの居場所が分かったわ」
P「そうか、じゃあ話を聞いてこい。一人じゃあれだから誰か助っ人を頼もうか」
春香「でも、SVUの真達はいまおっきなヤマを抱えているらしいですよ」
P「となると・・・あの人に頼むか」
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内田ユカ 自宅
早苗「千秋ちゃんの周りで何か問題とかなかったかしら」
千早(片桐さんか・・・この人・・・おっきい)
内田「そうですね・・・千秋は毒舌なところあったけど、恨まれるような子じゃなかった」
千早「恨まれなくても、腹を立ててた子はいたんじゃないの」
内田「そういえば、一人・・・いました」
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学校
マコト『南ー!』
千秋『なんだ、マコトか。うるさいからあっち行けよ』
マコト『その言い方はひどいんじゃないのか!?』
千秋『お前の考えなんて、お見通しだよバカ野郎』
マコト『どういうことだ南』
千秋『おまえどうせ、春香姉さまに近づきたいから、私の所に来るんだろ』
マコト『ば、ばか!そんなんじゃないやい!』
千秋『何を勘違いしてるのかわからないが、お前のようなバカ野郎には春香姉さまは渡さないぞ』
マコト『言ってくれるじゃないか、南。俺にだって考えがあるぞ』
どっちにも春香が居るから混乱する
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