【ラブライブ】2年生トライアングル (173)
アニメをベースにしていますので、他のメディアと齟齬があるかも知れませんがご容赦を。
書き溜めないのでまったりやれればいいかと思います。
レスも私は気にしないので好きなタイミングでどうぞ。
では次から始めます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421512898
穂乃果「海未ちゃ~ん!ことりちゃ~ん!おっはよ~~」タッタッタ
ことり「あ、穂乃果ちゃん。おはよ♥」
海未「穂乃果!3分遅刻ですよ!」
穂乃果「いや~~ごめんごめん。
いつもは食パン1枚なんだけど、今日はなんか足らないなって思ったから2枚目食べてたら遅れちゃった」
海未「まったく。いつも時間ぎりぎりに起きるからそういうことになるんです。
何事も余裕を持って行動するべきなのに、穂乃果はいつもいつも」
穂乃果「学校には間に合うからいいじゃん!」
海未「待ち合わせには間に合ってませんから駄目です」
穂乃果「も~~海未ちゃんのケチ!!」
海未「なっ!?ほのっ
ことり「まあまあ海未ちゃん。学校には間に合うんだから。それに穂乃果ちゃんも遅れちゃダメだと思って走って来てるわけだし」
海未「ことりがそうやって甘やかすのがいけないんです」
ことり「へへ。そうかな」
穂乃果「海未ちゃんがきびしすぎるんだよ」
海未「穂乃果!」
穂乃果「わわ!に、逃げろ~~」ダダダ
海未「まったく……」
ことり「ふふ。ほら海未ちゃん、私達も行こ?じゃないと私達が遅刻しちゃう」
海未「そうですね」
―教室―
海未「1時間目は現国ですね」イソイソ
穂乃果「現国か~~ってあれ?海未ちゃん、そのプリントなに?」
海未「なにって宿題です。前の授業で出されていたじゃないですか」
穂乃果「宿題?そんなのあったっけ?」机ガサゴソ
穂乃果「あった~。机の奥の方に入ってたよ。えへへ」クチャクチャ
海未「まったく。プリント類はファイルに挟むなどして管理しておかないと」
穂乃果「っていうかやってない!どうしよう!」
海未「宿題の存在を知らなかったんですから当然です」
穂乃果「海未ちゃん助けて~!」
海未「自業自得です。宿題は自分の力でやらないと意味がありません」
穂乃果「そんなこと言ったって次が現国だし……ことりちゃ~~ん」
ことり「よしよし。じゃあ私の写してもいいよ♥」
穂乃果「ありがと~!!じゃあ今日、ことりちゃんにジュースおごるね!」
ことり「ふふ、気にしなくてもいいよ」
海未「ことり!またそうやって甘やかして!これでは穂乃果のためになりません!
しっかり先生に叱ってもらって反省させるべきです」
穂乃果「…………………」φ(。_。*)カキカキ
ことり「けど今日は宿題を知らなかっただけでわざとやってなかったわけじゃないし……」
海未「宿題を知らなかったというのが問題なんです!常日頃から人の話を聞かず、プリント類を雑に扱うからこういうことになるんです」
穂乃果「…………………」φ(。_。*)カキカキ
ことり「あ。じゃあ今度、穂乃果ちゃんにかわいいファイルをプレゼントしよ?」
海未「そうですね……じゃなくて、穂乃果自身が自分のズボラさを鑑みて反省しなけ
穂乃果「出来たーーーー!!ことりちゃん、本当にありがとうね!」
ことり「ううん。困ったときはお互い様だよ」
穂乃果「ことりちゃん、いいこと言う!そうだよ、困ったときは助け合いだよね!」
海未「穂乃果!ちゃんと話聞いてましたか!?ちゃんと反省して」
キーン コーン カーン コーン
穂乃果「あ、チャイムだ。先生来るから席に戻らなくちゃ」
海未「穂乃果ーーー!」
ことり「ま、まあまあ」
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今日はここまでにします
この穂乃果はダメなやつだ
期待
読んで下さった方、レス下さった方には感謝です。
ちょこっと再開します。
~1時間目 終了~
穂乃果「ん~~、やっと終わった~」
海未「穂乃果」
穂乃果「ん?なに?海未ちゃん」
海未「今日は随分静かでしたね」
穂乃果「え?そ、そうかな」
海未「穏やかな寝息のようなものが左後ろから聞こえていたのですが」
穂乃果「わ、私も後ろの方から聞こえてきたよ?だ、だから私の後ろの子のじゃないかな~?」
海未「穂乃果、よだれがついてます」
穂乃果「うそ!!!?」ゴシゴシ
海未「嘘です」
穂乃果「…………………………………」
ことり「あ、あはは……。涼しくなってきてウトウトしちゃうよね」
海未「穂乃果」ニヤ
穂乃果「き、聞いて海未ちゃん!これには訳があって!!」
海未「わけ?」
穂乃果「そうだよ!き、昨日は遅くまでA-RISEとμ'sのライブ映像を見比べて研究してたんだよ!
それをしてたら寝るのが遅くなっちゃって……」
ことり「穂乃果ちゃんすごーーい♥」
穂乃果「ふふーん」
海未「そうですか。ですが私達学生の本分は勉強です。それを疎かにするようでは」
穂乃果「わ、分かってるよ!さっきはちょっと油断しただけだから!次からはちゃんと起きとくから!」
海未「そうですか。今や穂乃果は生徒会長。生徒のお手本にならなくてはなりません」
穂乃果「そうだよね!わかった!」
キーン コーン カーン コーン
海未「次は生物ですか」
穂乃果「よーーし!!がんばるぞーーー!」
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~2時間目 終了~
穂乃果「………」φ(。_。*)カキカキ
海未「穂乃果?」クル
海未「授業は終わりましたよ?板書がまだ終わってないの
穂乃果「出来た~~!!海未ちゃん、ことりちゃん見て見て!」テテテ
海未「どうしたのですか?」
ことり「なになに?」
穂乃果「じゃじゃーーーん」
海未「…………………………」
ことり「これって?」
穂乃果「次の曲のイメージ!衣装はこんな感じでダンスや舞台も歌詞に合わせてこんな感じなのがいいなってのを考えてみたの!」
ことり「わ~~かわい~♥次の衣装はこれでいいんじゃないかな?」
穂乃果「え!?本当!?」
ことり「うん。私もまだ決めてなかったし、この衣装でいいと思う。今日みんなに聞いてみよ?」
穂乃果「うん!」
海未「………………穂乃果」
穂乃果「海未ちゃんはこの衣装どお?」
海未「さっきの授業、やたらとペンを動かしていると思ったら内職をしていたのですか」
穂乃果「いや~~急にひらめいちゃって。私ってもしかして才能あるかも!?」
海未「………………先程、学生の本分は勉強だと言いましたよね」
穂乃果「で、でもアイディア出て来てる間に形にしたくって」
海未「そうですか。それで、ノートはちゃんととってあるのですか?」
穂乃果「そ、それが始めの10分しかとれてなくて……」
海未「穂乃果!」
穂乃果「私ちゃんと起きてたじゃん!」
海未「起きてるだけで褒められる生徒なんていません!」
ことり「けど、穂乃果ちゃんが次の曲に集中しちゃったのも分かるな。私も授業中に衣装とか考えたりしちゃうもん」
穂乃果「だよねだよね!」
海未「ことり!」
ことり「それに、穂乃果ちゃんももう反省してるよね?」
穂乃果「うん!」
ことり「なら次からはちゃんと授業受けようね?」
穂乃果「わかった!」
海未「またそうやって穂乃果を甘やかすんですから」
ことり「へへ」
ヒデコ「なにあれ?子供の教育方針について夫婦喧嘩してんの?」
ミカ「海未ちゃんがお母さんっぽいよね」
フミコ「で、ことりちゃんが娘に激アマのお父さん」
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とりあえずここで中断します
読んで下さった方がいれば感謝!
乙
これはいい
素晴らしい
レスありがとうございます!
やる気出ましたのでボチボチ再開します
~お昼休み~
穂乃果「疲れたよ~~」ダラ~
海未「穂乃果は授業2つしか受けてないじゃないですか」
穂乃果「海未ちゃん嫌味ばっかり……」ボソ
海未「言われたくなければもっとしっかりして下さい」
ことり「ほらほら、2人ともお弁当にしよ?」
海未「そうですね」ゴソゴソ
穂乃果「お弁当!」ガサゴソ
穂乃果「じゃじゃーーん!」つランチパック
海未「またサンドイッチですか」
穂乃果「ちーがーうー!ランチパックだよ!」
海未「一緒です」
穂乃果「海未ちゃんは分かってないよ!ランチパックは普通のサンドイッチとは一味違う、別の料理なんだよ」モグモグ
穂乃果「は~今日もおいしいな~」
海未「今日は……すきやき!?」
穂乃果「ふふ~ん。ランチパックに不可能はない!」
ことり「すき焼きにパンってなんだか不思議だね」
海未「またお肉ですか。野菜もたまには食べないと」
穂乃果「夜はちゃんと食べてるよ?」
海未「ピーマンもですか?」
穂乃果「……ピーマン嫌い」
海未「ピーマンはビタミンCなどが豊富で健康や美容にも良いのですからちゃんと食べないと駄目です」
穂乃果「じゃあその分レモン食べる!」
海未「好き嫌いは駄目です。旬な物を旬な時に食べることで必要な栄養分が取れるんです」
ことり「けど、ダンスのためにも筋肉も必要だし、お肉も食べないとね」
穂乃果「そうだよ~~モグモグ……私はちゃんと体作りのことも考えてモグモグ」
海未「お昼も栄養のことを考えてもっといろいろ食べるべきです」
穂乃果「そんなこと言ってもお母さんもお店の準備で朝は忙しいし」
海未「穂乃果がお弁当を作ればいいじゃないですか」
穂乃果「朝の睡眠は大切なんだよ!」
ことり「お布団の中きもちいいもんね~」
海未「なら私が用意しましょうか?私というより母が、ですが」
穂乃果「海未ちゃんのお母さんの料理美味しいんだよね~~けど……」チラ
海未「? どうしたのですか?」
穂乃果「海未ちゃんのお弁当、緑色ばっかり」
海未「お母さんと相談して栄養価が高い献立にしていますから」
穂乃果「やっぱりお昼くらいパンが食べたいよ~」
海未「朝食もパンじゃないですか」
ことり「けど、和菓子屋さんだからパンとか洋食食べたくなっちゃうよね」
穂乃果「そうなんだよ~~反面教師だよ~」
海未「反面教師ではなく単に反動ですね。ならお母さんに洋食で作れないか相談してみます」
穂乃果「え~?いいよ~別にランチパックで」モグモグ
海未「いいえ。お昼にこそ栄養を考えてしっかり食べ、夕食は軽めに済ませるのがベストです」
ことり「夜食べると消費しないもんね~」
海未「ですから今日帰ったら母に聞いてみます」
穂乃果「え~?ランチパック食べたいよ~!」
海未「スクールアイドルとは言え人前に出るのですから栄養管理もしっかりするべきです」
穂乃果「ぬぐ」
ことり「けど穂乃果ちゃんも食べたいものを食べたいよね?嫌々食べるのはストレスになっちゃうし」
穂乃果「そうだよ~ストレスで逆に太っちゃうよ」
海未「ではこうしましょう。サンドイッチは食べてもいいです。ですが、おかずもしっかり取るべきなので、おかずは母に相談してみます」
穂乃果「まあそれならいいかな?けど海未ちゃんのお母さんに迷惑じゃないかな」
海未「どちらにせよお弁当は私達の分を作っていますから、そう手間にはならないですよ。
それに穂乃果のためなら母も喜んで作るはずです」
穂乃果「そっか。ならお願いしようかな」
ヒデコ「子供の好き嫌いって大変なんだね」
ミカ「細かく刻んで食べさせたりするよね」
フミコ「海未ちゃんママまで魅了するなんて、穂乃果恐ろしい子!」
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今日はここまでにします
進まなくて本当申し訳ないです
乙
安心しろじっくりまったり楽しみに待ってる
乙!
どうしても海未母っていうと和食なイメージがついてきちゃうな
まあただの偏見なんだけど
まあ日舞の家元だからなあ
レスありがとうございます!
嬉しかったので調子乗って再開します。
他の作業しながらでペースが遅いので、溜めて読みたい人はまた後日にでも。
では再開
~放課後~
穂乃果「ほら海未ちゃん!ことりちゃん!早く部室いこ!」
海未「まったく。放課後が一番元気だなんて生徒会長として駄目ですよ」
ことり「けどμ’sの皆と一緒に頑張るの楽しいよね」
穂乃果「そうそう!」
海未「楽しいことばかりしていては駄目です。勉強だって」
穂乃果「もう!先に行くから!」タタタ
ことり「あ、逃げちゃった」
海未「穂乃果~~!」ダダダ
ことり「あ~~二人とも廊下走っちゃダメだよ~~」テテテ
穂乃果「いっちば~ん!」ガチャ
海未「穂乃果!廊下は走っちゃ駄目です!」ダダダ
ことり「はあはあ……皆結局走っちゃってたけどね」
凛「いっちばんにゃ~~」ガチャ
凛「ってあれ?一番じゃなかったや」
花陽「はあはあ………待ってよ~凛ちゃーん」
凛「もう、かよちん遅いにゃ。ってあれ?真姫ちゃんは?」
花陽「真姫ちゃんは普通に歩いてるからもうちょっとで来ると思うよー」
絵里「こら~、廊下は走っちゃダメでしょ」ガチャ
穂乃果「あ、絵里ちゃん、希ちゃん」
希「なんや今日はみんな走って部室に入って来てたね」
絵里「生徒会3人もいる部活で、しかもアイドルなんだからそういうことしちゃダメよ?」
海未「すみません……」
ことり・花陽「ごめんなさい……」
穂乃果「だって少しでも早く活動したかったんだもん」
凛「そうにゃそうにゃ!」
絵里「どうやら原因の二人が一番反省してないようね」
希「ふたりとも~~」ワシワシ
穂乃果「わ~~!!ごめんなさいごめんなさい!」
凛「反省してます!」
絵里「まったく。それじゃ、そろそろ着替えて準備しましょうか」
凛「やった~~!」
穂乃果「私が一番早いもんね!」ヌギヌギ
凛「あ!凛も負けないにゃ!」ヌギヌギ
海未「穂乃果!服をそんなくちゃくちゃにしたら皺になりますよ!」
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~ダンス練習にて~
海未「穂乃果!指先までしっかり意識して!」
海未「穂乃果!今のところずれてますよ!」
海未「穂乃果!もっと切なげな表情で!歌詞を意識して!」
~歌練習にて~
海未「穂乃果!ビブラート強すぎです!もうちょっと周りと合わせて!」
海未「穂乃果!もうちょっと抑揚を付けて!」
凛「穂乃果ちゃん、怒られてばっかりにゃ」
絵里「穂乃果はセンターにいることが多いからどうしても目立っちゃうから」
花陽「けど穂乃果ちゃんだけかわいそう……」
ことり「海未ちゃん、穂乃果ちゃんのこと大好きだから。きっと穂乃果ちゃんならもっとできるって信じてるから」
希「愛情の裏返しやね」
真姫「けど、さすがにやりすぎじゃない?その内、穂乃果も怒るんじゃない?」
ことり「ううん。穂乃果ちゃん、真剣だもん。海未ちゃんが自分ために言ってくれてるのをちゃんと分かってるよ」
凛「けど凛なら嫌になっちゃいそうにゃ~」
海未「!!!?」
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~帰り道~
穂乃果「ヘトヘトだよ~」
ことり「今日も穂乃果ちゃん、すっごく頑張ってたもんね♥」
穂乃果「けどラブライブ予選もあるんだからがんばらきゃ!」
ことり「あ、もう穂乃果ちゃんのお家に着いちゃった」
海未「穂乃果、手洗いうがいはしっかりしなきゃ駄目ですよ」
穂乃果「もう!お母さんみたいなこと言わないでよ。じゃあまた明日ね~」ダダダ
ことり「ばいば~い」フリフリ
海未「……ことり。相談があるのですが」
ことり「相談?」
海未「その………このままじゃ穂乃果に嫌われてしまわないでしょうか」
ことり「え!?」
海未「私は穂乃果のためを思って色々意見しているのですが……口うるさいと思われてないでしょうか」
ことり「う~ん。穂乃果ちゃんも自分のために海未ちゃんが言ってくれてるの分かってると思うけど」
海未「ですが……穂乃果に嫌われてしまうのではないかと不安で仕方ないのです」
ことり「海未ちゃん………分かったよ!私に任せて!」
海未「?」
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ほう
丁度区切りなんで今日はここまでにします。
読んで下さった方、レス下さった方、ありがとうございます!
ではではまた
乙
ことりちゃんはどう動くかな
不安になっちゃう海未ちゃん可愛い
少しだけ再開します
~翌朝~
穂乃果「遅刻しちゃった~~!」ダダダ
穂乃果「はあ、はあ………ご、ごめんね?海未ちゃん」
海未「いいえ、5分しか遅れてないじゃないですか。これなら十分学校に間に合いますよ」ニコ
穂乃果「え?う、うん。ほっ、よかった~。今日も海未ちゃんに怒られるかと思ったよ」
海未「ふふ、怒りませんよ」
穂乃果「よし!じゃあ今日も元気にい
ことり「ほ、穂乃果ちゃん!」
穂乃果「ん?どうしたの?ことりちゃん」
ことり「ご、5分も遅れるなんて気が緩んでる証拠です!」
海未「ことり、口調が私になっちゃってます」コソ
ことり「ご、ごめんね」コソ
穂乃果「え……?」
ことり「き、昨日も遅れてきちゃったのに、今日も遅刻するなんて…………え、と……ダメ!」
穂乃果「ご、ごめんねことりちゃん!」
ことり「っ!」ズキ!!!
海未「ことり、我慢です」コソ
ことり「う、うん………」コソ
海未「穂乃果も反省しているようですし、遅刻しないうちに行きましょうか」
穂乃果「うん………」ションボリ
ことり(穂乃果ちゃーーーん!)ズキズキ
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―教室―
穂乃果「あ、あれ?」机ゴソゴソ
海未「どうしたのですか?」
穂乃果「うん……なんか、数学の教科書ないみたい」
海未「それは当然です。今来たばっかりで机にあったら忘れて……もしかして教科書置きっぱなしにしてるんですか?」
穂乃果「ぜ、全部じゃないよ?けど数学は家になかったから教室に忘れちゃったのかなって思ったんだけど……」
海未「では今日は鞄の中にも」
穂乃果「うん。だって家になかったんだもん」
ことり「ほ、穂乃果ちゃん!」
穂乃果「なに?」
ことり「教室に教科書置いておくなんてダメだよ!」
穂乃果「え~~?だって全部持って帰ったらまた持ってこなくちゃダメになっちゃうし」
ことり「教科書置いてちゃ誰かに取られちゃうかもしれないよ!」
穂乃果「え~?誰もそんなことしないよ~」
ことり「そんなの分からないよ!穂乃果ちゃんの教科書だったら欲しいって人だっているかもしれないし。私だって」
穂乃果「私だって?」
ことり「う、ううん。何でもないよ」
海未「自習」ボソ
ことり「そう、お家でお勉強するためにもちゃんと持って帰らないと」
穂乃果「お家じゃあんまり勉強しないし」
ことり「それがダメなの!テスト前だけじゃなくて日頃からコツコツ勉強しなきゃ!」
穂乃果「そっか……そうだよね。今度から教科書全部持って帰るね……」ショボン
ことり(穂乃果ちゃーーーん!)ズキズキ
海未「ことり、普通のことです」コソ
ことり「う、うん……」
海未「でも今日は教科書がないですし、とりあえず隣りのことりの教科書を見せてもらうことにしましょう」
穂乃果「ごめんね、ことりちゃん……」
ことり「う、ううん気に……こ、今度から気を付けてね」
穂乃果「はい……」ショボン
ことり「………はぁ」ショボン
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ことりちゃん凹ませ続けるのは辛いので今日はここまでにします。
ワロタ
おつ
ことりちゃんの試練!
ほのかわいい
もうちょっとことりちゃんの苦悩が続きますので胸糞注意
ではぬるりと再開
~3時間目 終了~
ことり「穂乃果ちゃん。穂乃果ちゃん」ユサユサ
穂乃果「ん~~……はっ!お昼ごはん!!」ガバッ
海未「昼休みまであと1コマです」
穂乃果「なーんだ。まだごはんの時間じゃないのか~~」
ことり「穂乃果ちゃん。昨日も海未ちゃんに言われてたけど、授業中寝るのはよくないと思うな」
穂乃果「だって、お日様がポカポカしてて気持ち良かったから。つい」
ことり「そうだけど、お勉強もちゃんとしないと後で穂乃果ちゃんが困るんだよ?」
穂乃果「……そうだね。ごめんね?ことりちゃん」
ことり(海未ちゃーーーん)チラ
海未「確かに、今日みたいにポカポカ陽気だとついうたた寝しちゃうのも分かります。
次からは気を付けましょうね」ナデナデ
穂乃果「海未ちゃん………うん!」
ことり(ほっ)
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~お昼休み~
穂乃果「やっとお昼休みだよ~」
海未「さっきはちゃんと授業に集中していましたね」ナデナデ
穂乃果「うん。集中してたからお腹減っちゃった。早くごはんにしよ!」ゴソゴソ
海未「あ、穂乃果。昨日言っていたお弁当です」
穂乃果「え!?もう!?」
海未「はい。昨日帰ってからお母さんに伝えたところ、今日から作ると」
穂乃果「そっか~。じゃあ海未ちゃんママにお礼メールしよっと」ピッピッ
ことり「いいな~二人おそろいで」
海未「ことりの分も今度から頼みましょうか?」
ことり「ううん。さすがに悪いよ。私はお母さんのお弁当もあるし」
穂乃果「そうだよ。ことりちゃんのお弁当、毎日美味しそうなんだし」
ことり「へへ。お母さんに言ったら多分穂乃果ちゃんの分も作ってくれるよ」
穂乃果「ほんと!?」
海未「毎日お弁当の差し入れがあるとはリッチですね。ですが今日は園田家の番です。どうぞ」
穂乃果「ありがと~~じゃあオープン!!」
穂乃果「わあ!おいしそ~~!」
海未「あ、昨日穂乃果がお肉を食べたいと言っていたのでお肉を多く入れてもらいました」
穂乃果「やった!」
海未「この牛肉巻きは中に人参が入っています」
穂乃果「うん!人参の甘味と醤油の香ばしさがいい感じ!!」モグモグ
海未「ササミは疲労回復、体力増強にいいので梅干しと紫蘇を一緒に揚げてみました」
穂乃果「うん!梅と紫蘇の香りがすっごくいいよ!!」モグモグ
穂乃果「よし!じゃあそろそろランチパック食べよ!」ゴソゴソ
海未「穂乃果、ちゃんと量を減らして下さいね?」
穂乃果「も~~海未ちゃんは私を何だと思ってるの?食べれる限界があるんだし、ランチパックは1つだけにするよ」
海未「そうですか。偉いですね」ナデナデ
穂乃果「えへへ」
海未「あと、ピーマンを食べやすいように肉詰めにしてみました」
穂乃果「………」カポ
ことり「ほ、穂乃果ちゃん。お肉だけじゃなくてピーマンも一緒に食べなきゃ」
穂乃果「………ピーマン嫌い」
ことり「好き嫌いはダメだよ?お肉と一緒になら美味しいかも」
穂乃果「……ピーマンは何したって苦いもん」
海未「そうですね。いきなりそのままというのは無理があったのかもしれません。
穂乃果が食べやすいように刻んだり甘い味付けなどするべきでした。すいません」
穂乃果「う、海未ちゃんが謝ることじゃないよ!穂乃果がわがまま言ってるんだし……」
ことり「穂乃果ちゃん。一口だけ、ちょっとだけでいいから食べてみて?それでも無理なら残りは私が食べるから」
海未「ことり、いいですよ。今日は私が食べますから、ピーマン克服は段階を踏んでしましょう」
ことり「けど穂乃果ちゃんが最後に食べたのって給食で出た2年生のときだったし、
それから穂乃果ちゃんも変わってるかもしれないよ?」
海未「ですが、今食べてまた苦手意識を持つというのも問題が」
穂乃果「……………………………」パクッ
ことり・海未「あ!?」
穂乃果「…………………………………………………………やっぱり苦い」
ことり「穂乃果ちゃんえら~い!!」ナデナデ
海未「穂乃果すごいです!!!」ナデナデ
穂乃果「えへへ」
ことり「じゃあ残りは私が食べるね?」ヒョイ
海未「今度はもう少し食べやすいように工夫しますから」
穂乃果「うっ………できればもう食べたくないかな~~なんて」
ことり「だ~め♥」
穂乃果「うぅ……は~い」
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ほぉ~!
~放課後~
穂乃果「今日はなんだか疲れちゃったな~」
海未「練習も徐々に濃いものにしていますから。本番前にピークを一度作りたいので」
穂乃果「練習もそうだけど……」チラ
ことり(ぐっ)ズキズキ
海未「穂むらに着きましたね」
ことり「穂乃果ちゃん!しっかり手洗いうがいしてね!風邪ひいちゃう!」
穂乃果「もう、分かってるよ~。じゃあまた明日ね~」タタタ
ことり「………………………海未ちゃ~ん!」
海未「よく頑張りましたね」ナデナデ
ことり「うぅ………穂乃果ちゃんがションボリする度に心が痛かったよ~」
海未「ですが今日は聞き分けがよかったですね。いつも優しいことりが叱るというのが堪えたのかもしれません」
ことり「けどやっぱり辛いよ~」
海未「ことり………」
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~翌朝~
ピンポーン
ほのママ「は~い……あれ?海未ちゃんにことりちゃんじゃない」
海未「おはようございます」
ことり「おはようございまーす」
ほのママ「おはよう。今日はどうしたの?」
海未「穂乃果を迎えに来ました」
ふむ
ほのママ「そうなの?ちょっと穂乃果~~!!海未ちゃん達が迎えに来てるわよ~!!」
ドタドタドタ
穂乃果「え!?海未ちゃん、ことりちゃん、どうしたの!?」
海未「今日は穂乃果を迎えに来ました」
穂乃果「いつもは待ち合わせしてるのに?」
ことり「えへへ。あんまり距離かわらないし」
海未「それにこの方が穂乃果の遅刻を防止できますから」
穂乃果「そっか。で、でも今日はまだ用意できてなくて」
海未「待ち合わせよりも早く来たのだから当然です」
穂乃果「そっか。『余裕持って用意してないなんて!』って怒られるかと思ったよ」
ことり「ふふ、穂乃果ちゃんはいっつもギリギリだもんね」
海未「そういうわけで穂乃果が用意できていないのは予想していました。 ですから早くパジャマから制服に着替えて来てください」
穂乃果「わかったよ!ちょっと待っててね」ドタドタドタ
海未「本当に落ち着きのない子ですね」
ことり「ふふ、穂乃果ちゃんらしいね」
~5分後~
穂乃果「お待たせ~」ドタドタドタ
海未「古典と数学と生物と現国と美術の教科書は持ちましたか?」
穂乃果「え~と……うん!全部入ってるよ」
海未「体操服も鞄の中ですか?」
穂乃果「………体操服わすれてた~!!」ドタドタドタ
海未「迎えに来て正解だったみたいですね」
ことり「いつもはお母さんが忘れ物ないか確認してくれてるのかな?」
穂乃果「今度こそお待たせ!じゃあ行こっか!」
穂乃果「おか~さ~ん!!行ってきま~す!!」
ほのママ「気を付けて行くのよ~!」
海未「元気な一家ですね」ガラガラ
ことり「穂乃果ちゃんの家族は皆元気だね」
穂乃果「え~そうかな~?」
海未「私の家で今みたいに大声出すと叱られますよ」
穂乃果「海未ちゃん家は作法とかに厳しいもんね」
ことり「家もあんまり大きな声って出さないかな」
穂乃果「ことりちゃんもママもおっとりしてるもんね」
ことり「え~?おっとりはしてないよ~」
海未「ことり、説得力なさすぎです」
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――――――――――――――
今日はここら辺で終わりにします
見て下さった方ありがとうございます~
胸糞?むしろニヤニヤするわw
最高じゃないか
レスありがとうございます。
では再開させていただきます
~2時間目 終了~
穂乃果「う~~~ん………」
海未「穂乃果?唸ったりしてどうしたのですか?」
穂乃果「えっとね。前に考えた新曲の衣装とか、今になって良かったのかなって思って」
ことり「なんでぇ?あれかわいかったよ?」
穂乃果「う~ん、何というか……もっとこう、良くなる気がするんだ」
海未「なるほど。だから古典のノートが落書き帳に早変わりしてるんですね」
穂乃果「うっ………だって気になっちゃったんだもん!」
海未「そうですか。まあ穂乃果は猪突猛進ですからね。気になったら他のことが疎かになるのも分かります」
穂乃果「……あれ?怒らないの?」
海未「ええ。穂乃果はしたいようにすればいいです。穂乃果のフォローは私達がしますから」
穂乃果「海未ちゃん………」
ことり「ふふ、今日はとりあえず古典のノート、コピーしないとね」
穂乃果「ことりちゃんも怒らないの?」
ことり「うん♥私も海未ちゃんと一緒、穂乃果ちゃんを全力でサポートするよ」
穂乃果「ことりちゃん……二人ともありがとう!」
海未「穂乃果は学校のためを思って頑張ってるんですから。それをサポートするのは当然です」ナデナデ
ことり「そうだよ」ナデナデ
穂乃果「えへへ。じゃあもうちょっと頑張って新曲のこと、考えてみるね!」
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――――――――――――――
~お昼休み~
ことり「穂乃果ちゃん穂乃果ちゃん!」
穂乃果「ん?ことりちゃんどうしたの?」
ことり「もうお昼休みだよ?」
穂乃果「え!?嘘!!?」
海未「もうみんな昼食を食べていますよ」
穂乃果「ほんとだ。ちょっと集中しすぎちゃったみたい」
海未「普段の授業では見られない程、集中していましたね」
穂乃果「へへ。新曲のこと考えてたら色々思いついちゃって」
ことり「じゃあそのことお話しながらごはんにしよっか」
穂乃果「そうしよう!なんか意識したらお腹減ってきちゃった!」ガサゴソ
海未「まったく。穂乃果は本当に一つのことしかできないんですね。はい、これが今日のお弁当です」
穂乃果「やった~~今度、穂むらのお菓子もって海未ちゃんママにお礼しに行かなきゃ」
海未「それは母も喜びますね」
穂乃果「では、オーーープン!」カパ
穂乃果「わあ!お肉ばっかり!」
海未「今日は母にお願いしてお肉のみにしてもらいました」
穂乃果「あれ?でもピーマン……」
海未「ピーマンはもういいです。穂乃果がいずれ食べてみようと思えるときまで待つことにしましたから」
穂乃果「やった~~!!」
海未「あ、もしサラダなどの野菜が欲しくなれば私のお弁当から取ってください」
穂乃果「わかった!じゃあいただきまーす」
ことり「穂乃果ちゃん、ことりのお弁当からも欲しいものあったらあげるね?」
穂乃果「ほんと!?今日は穂乃果の誕生日じゃないよ!?」
ことり「ふふ、知ってるよ」
穂乃果「じゃーこれ欲しい!」
ことり「はいどーぞ♥」
穂乃果「ありがと! モグモグ……うん、美味しい!」
ことり「へへ、よかった」
ヒデコ「餌付け?」
ミカ「餌付けかな」
フミコ「餌付けっぽい」
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~放課後 μ's練習後~
凛「今日はあんまり穂乃果ちゃん怒られなかったにゃー」
穂乃果「あ、そう言えばそうかも」
真姫「けど、今日も穂乃果がずれてるとこなかった?まあ他の皆も完璧じゃないけど」
海未「確かに穂乃果がずれているところもありましたが、それは私の方で一緒に修正していきます」
絵里「その場で言った方がよくないかしら」
海未「穂乃果ばかりでなく、他の人も細かく見ようかと思いまして。今までは穂乃果にばかり注視しすぎていたのかもしれません」
希「なるほど。そやし今日は誰かさんがよく注意されてたんか」
にこ「ふふふ、大銀河宇宙ナンバー1アイドルのにこにーに注意するなんてなかなか度胸があるじゃない……」
海未「にこは細かいところでアレンジしすぎです」
にこ「アドリブって言うのよ!」
海未「アドリブは必要ありません。練習は決められたことを忠実に実行してください」
にこ「ぐぬぬぬぬぬ」
真姫「確かに、にこちゃんは合間合間ににこにーポーズをやりすぎ」
にこ「な!?キャラ付けは必要でしょ!」
絵里「けど、皆止まってる中でにこだけがポーズってのはやり過ぎよ」
凛「凛も何かポーズしなきゃ!」
真姫「張り合わなくてもいいの」
餌付けかわいい
海未「そういう訳で、今後は穂乃果を含めて全員のレベルアップを意識したいと思います」
絵里「そう、わかったわ」
花陽「うう~~やっていけるかな~」
ことり「大丈夫だよ。今までだってちゃんとできてたんだし」
穂乃果「よし、じゃあ帰ろっか!」
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今日はここまでにします。
読んで下さった方、レス下さった方ありがとうです
おつ
多分、明日あたり書きに来ます
一応報告しておきます
ぼちぼち書いていきます
~2週間後 穂むら~
穂乃果「着替え終わったよ~」
海未「穂乃果、鞄に今日の教科書を入れておきましたので」
穂乃果「は~い。ありがとう海未ちゃん」
海未「では行きましょうか」ガラガラ
穂乃果「うん。じゃあ行ってきまーす!!」
ことり「あ、ちょっと急がないと間に合わないかも」
穂乃果「今日はいつもより遅かったかな」
海未「そうみたいですね」
穂乃果「海未ちゃん達が迎えに来てくれるから気が緩んじゃってるのかな~」
海未「起きてくれているだけマシです」
ことり「昨日は私達が起こすくらいネボスケさんだったもんね」
穂乃果「朝食抜きはきつかったよ…………」
海未「ですが待ち合わせ場所でヤキモキするよりかはマシですね」
ことり「忘れ物ないかもチェックできるしね」
穂乃果「あ!信号かわっちゃう!急げ~~!」
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~2時間目 終了~
穂乃果「………」φ(。_。*)カキカキ
海未「今日は何を内職しているのですか?」
穂乃果「あ、海未ちゃん」
海未「どれどれ………ブログ?ホームページ開設?」
穂乃果「そう!μ'sがラブライブ予選を勝ち抜くには何が必要かな~と思って、やれそうなこと書き出してるの」
ことり「μ’sのブログとかホームページをつくるってこと?」
穂乃果「うん!だってそのほうが皆により知ってもらえるかなって」
海未「なるほど。μ'sの認知度を上げる必要があると。で、穂乃果はこういうのを作れるのですか?」
穂乃果「ううん。作ったことないしやり方も分かんないや」
ことり「ホームページってつくれるんだ~」
海未「そうですね…………花陽なら出来るかもしれませんね。よくパソコン触ってますし」
穂乃果「穂乃果だってパソコン触ったりはするけどできないよ?」
海未「とりあえず他のメンバーに聞いてみましょう。無理なら本などを参考にすれば何とかなるでしょう」
穂乃果「うん!」
ことり「穂乃果ちゃん。さっきの授業のノートは?」
穂乃果「えへへ。ホームページの内容とか書いたりはしたけど板書はしてないや」
ことり「そっか。じゃあ今日の分もあとでコピーしないとね」
穂乃果「ありがとう!でもコピー代がかさんでるんだよね~~はぁ……」
ことり「あ、そのことなんだけど。お母さんに聞いてみたら職員室のコピー機を使ってもいいって」
穂乃果「え!?ほんと!?」
ことり「うん。勉学目的なら問題ないって」
穂乃果「やった~!これでコピー代を気にしなくてもいいよ!」
海未「穂乃果がちゃんとノートを取れば問題ないんですけどね」
穂乃果「う………けどラブライブが終わるまでは集中できないよ」
海未「そう言うかと思ってました。仕方ないですね、期間限定ですよ?」
穂乃果「うん!」
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~放課後 部室~
穂乃果「いっちば~ん」ガチャ
穂乃果「………じゃなかった」
凛「ふふん。今日は凛が一番だったにゃ」
穂乃果「負けた~~」
真姫「そんなこと競ったって仕方ないでしょ?クラスによって終わる時間が違うんだし」
希「今日は2年生が一番遅かったみたいやね」
絵里「穂乃果、他の2人は?」
穂乃果「海未ちゃんとことりちゃんなら生徒会室だよ」
絵里「忘れ物でも取りに行ってるの?」
穂乃果「ううん。修学旅行のしおり作成だって」
にこ「じゃあなんであんたがここにいんのよ」
穂乃果「海未ちゃん達が後はやっとくからって」
絵里「駄目よ穂乃果。生徒会長なんだから穂乃果も参加しないと」
穂乃果「え~?海未ちゃん達は後で確認してくれたらそれでいいって言ってくれたよ?」
真姫「確かに穂乃果が作ると訳わかんないことになりそうだし、2人だけの方が効率よさそうね」
絵里「効率だけが大事じゃないでしょ。穂乃果がこの調子じゃ………私、ちょっと生徒会室に行ってくるわ」パタン
希「練習どないしよ。3人いいひんけど先に始める?」
花陽「けど、絵里ちゃんも海未ちゃんもいないなら練習メニューが」
にこ「ストレッチと筋トレくらいはできるでしょ。それでもこなかったらまた考えたらいいじゃない」
穂乃果「そうだね!じゃあ着替えよう!」ヌギヌギ
真姫「…………穂乃果」
穂乃果「ん?どうしたの?真姫ちゃん」
甘やかしすぎやん…
真姫「あなた、ちょっと………大きくなった?」
穂乃果「え?そうかな」モミ
真姫「いや、胸じゃなくて………あ、胸もだけどそうじゃなくて」
にこ「あんたちょっと太ったんじゃない?」
穂乃果「え~?そんなわけないよ~。だって毎日μ'sの練習でたっくさん運動してるもん。多分、筋肉がついたんだよ」
真姫「きん、にく?」
穂乃果「うん!だって毎日筋トレにダンスレッスンもしてるし。それになんてったってお昼に毎日お肉食べてるもん」
希「お肉?」
穂乃果「うん!海未ちゃんのお母さんが作ってくれるお弁当にはお肉がいっぱい入ってるんだ。
たぶんお肉一杯食べてるから筋肉がついたんだよ!」
皆「………………………………」
(アカン)
―生徒会室―
コンコン
海未「はい、どうぞ」
絵里「失礼するわね」
ことり「あれ?絵里ちゃん?どうしたの?」
絵里「今、修学旅行のしおりを作ってるの?」
ことり「うん、そうだよ」
絵里「そう。なぜ穂乃果がここにいないの?」
海未「穂乃果がいれば全日程が遊びになったり2週間の長期旅行になってしまいますので」
ことり「あはは、穂乃果ちゃんは色んなアイデア出してくれるんだけどね」
絵里「2人の方が効率がいいから穂乃果が部活に出ているの?」
海未「別に穂乃果を除け者にしているわけではありません。単に適材適所というだけです」
絵里「適材適所?」
海未「はい。穂乃果は今ラブライブに夢中です。その活動は音ノ木坂のためになるものです」
絵里「確かに、学校の知名度が上がったり学園のためにもなるわ」
海未「穂乃果のいいところは目標に向かって直向きに頑張れる情熱と、周りを巻き込むカリスマ性です」
ことり「だから穂乃果ちゃんにはμ'sのリーダーとして頑張ってもらいたいの」
海未「ええ。このような事務作業は私とことりが何とかすればいいだけの話です」
ことり「生徒会室にいなくても音ノ木坂のために頑張ってるんだから、生徒会長として問題ないよね?」
絵里「生徒会長は決裁をする役職じゃないのよ?修学旅行の日程だってちゃんと生徒会全員で決めないと」
海未「穂乃果の意見はすでに聞いてあります。まあ大半が実現不可能なものですが」
ことり「ちゃんと穂乃果ちゃんの意見も取り入れて作るよ?」
絵里「そうじゃなくて………皆で話し合うことが大切なの。
議論して修正していく過程が大事なのであって、穂乃果の意見が入るかどうかは重要じゃないの」
海未「今の生徒会は私達です」
ことり「私達はこの方が学園のためになると思ったの」
絵里「………わかった。失礼したわ」パタン
ことり「海未ちゃん………」
海未「絵里には分からないです。この気持ちは………」
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―屋上―
パタン
穂乃果「あ、絵里ちゃん」
にこ「ストレッチ終わったけど今日は何すんのよ」
絵里「穂乃果、生徒会室に戻りなさい」
穂乃果「え……」
絵里「私が穂乃果を生徒会長に推薦したのは音ノ木坂のためになると思ったからよ。
無責任に仕事を放り出しちゃダメよ」
穂乃果「けど海未ちゃん達も穂乃果がμ’sを頑張るのが音ノ木坂にとって一番だって言ってくれたよ?」
絵里「μ'sの活動は生徒会長じゃなくてもできるでしょ?
私は生徒会長としての高坂穂乃果を見たかったの。穂乃果なら学校をよくできると思ったのよ」
穂乃果「生徒会長としての仕事もちゃんとしてるよ?意見だって伝えてあるし、最終確認もしてるもん」
絵里「けど細かい調整は海未達に任せてるのでしょ?生徒会長は意見を言えば終わりじゃないの。
議論するなら進行役もしないといけないし、意見調整も生徒会長が率先してやるべきことなの」
穂乃果「そっか……そうだよね」
絵里「穂乃果、分かってくれたの?」
穂乃果「うん。穂乃果も海未ちゃん達に悪いなって思ってたから。これからはもっとしっかり生徒会長をやるよ。けど………」
絵里「けど?」
穂乃果「……μ'sの皆といられる時間が少なくなっちゃうね」シュン
絵里「あ……」
穂乃果「それは生徒会長になる前から分かってたことだけど………けど実際に生徒会のお仕事でμ'sの皆といられなくなると………
穂乃果「やっぱり辛いね。あはは……」
絵里「穂乃果………」キュン
穂乃果「絵里ちゃん達は3年生だし……あと半年もすれば………生徒会も大事だけど、穂乃果はやっぱりμ'sが一番大切だったから………
穂乃果「穂乃果が迷惑かけるより海未ちゃん達だけでやった方が仕事も早く終わるし、そっちの方がμ'sの9人で過ごせる時間が増えるかなって思ったんだけど。
けど生徒会長だから我慢しないとね」
絵里「穂乃果~~!」ギュッ
穂乃果「え?絵里ちゃん?」
絵里「生徒会長だからって我慢する必要なんてないわ!」
穂乃果「え?けど、生徒会長として頑張らなきゃ」
絵里「だからって穂乃果が無理に我慢する必要はないわ!
絵里「私ってバカね。自分が辛かったことを穂乃果に強要するなんて………我慢する辛さは誰よりも知ってたはずなのに」
穂乃果「絵里ちゃん?」
絵里「穂乃果にまで私のような辛い思いはさせないわ!私に任せて!」ダッ
穂乃果「え、絵里ちゃん?」
希「どっか行ってしもうたな」
真姫「任せてって言うくらいだから生徒会にでも行ったんじゃないの?」
にこ「だから練習メニューどうすればいいのよ!あ、にこにーポーズの練習とか?」
凛「その練習はもう結構にゃ」
花陽「練習どうしよう……」
希「海未ちゃん達も生徒会室にいるんやし、ちょっと相談しにいこか~」
―生徒会室―
コンコン
穂乃果「失礼しま~す」
絵里「海未!そっちは1日目のスケジュール表の作成をお願い!私は2日目を作るわ!」
海未「わかりました。お願いします」
絵里「ことりには注意事項の………そうね、行先も一緒だから私達の代のをそのまま引用しちゃって!」
ことり「は~い♪」
にこ「………何よこれ」
花陽「絵里ちゃんが、生徒会長?」
真姫「何で絵里が復帰してるのよ」
絵里「希!いいところに」
希「え?うち?」
絵里「昨年の生徒からの要望書をまとめたものを出してきて頂戴」
希「は~い。確かこのファイルに……」
にこ「なに自然に手伝ってんのよ」
希「いや、エリチから言われるとなんか体が自然と……あ、あったあった。はいエリチ」
絵里「ありがとう!μ'sは私が守るわ!!」
海未「私も助太刀します」
にこ「だから何なのよ、これ」
――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――
―再び屋上―
海未「絵里のおかげでしおりが予想以上に早く完成できました」
ことり「後は職員会議で承認されるのを待つだけだね」
絵里「去年も同じことをしたのだから簡単だったわ」
にこ「……もう練習できるんだったら何でもいいわ」
真姫「生徒会も生徒会だけど、海未これどういうこと?」ビシッ
海未「穂乃果ですか?穂乃果がどうかしたのですか?」
真姫「どうしたじゃないわよ。見て分からないの?」
海未「かわいいです」
真姫「いや、そこじゃなくて。ほTシャツからおへそ出てるじゃない!太り過ぎよ」
海未「ぽっちゃりしてる穂乃果もかわいいですね」
ことり「抱き心地いいよ~」ギュ
絵里「我慢はよくないわ。食べたいならそうさせてあげるべきよ」
真姫「………どうしちゃったのよ、皆して。穂乃果を甘やかしすぎじゃない?」
花陽「確かにこれは……」
凛「ちょっと制限しないとダメだよ」
真姫「お昼のお弁当がお肉ばっかりって穂乃果をどうしたいのよ」
希「別にええんちゃうかな」
真姫「な!?希までなに言ってんのよ」
希「食べたいって欲求は体からの信号なんよ。それが体に必要ってのを報せてくれる。スピリチュアルやね」
真姫「いや、それ単に食欲……」
希「穂乃果ちゃんがお肉食べたいと思ってるのは、今それが体に必要やから。μ'sで体動かしてるからやろうね。そやし食べたいなら食べたらいい」
にこ「それにしても限度ってもんがあるでしょ。お肉だけって偏りすぎよ」
希「うちも結構お肉中心やで?」
にこ「いや、そりゃあんたは………そうでしょうよ」
希「食べたい時に食べたい物を食べる。それが体に一番ええの」
絵里「そうよ。我慢は体に毒よ」
海未「穂乃果には思った通りにさせるのが一番です」
ことり「穂乃果ちゃんは自然が一番♥」
真姫「……………」
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―ファミレス―
凛「海未ちゃんたち、どうしちゃったんだろ」
花陽「なんか穂乃果ちゃんに対する態度が変わったよね」
にこ「ダンス練習とかでも穂乃果は全く怒られなくなったし」
真姫「おかげでにこちゃんが海未や絵里に怒られる回数が増えたわね」
凛「でもにこちゃんもアドリブしすぎにゃ」
にこ「穂乃果の体に比べたら私のアドリブなんて可愛いもんよ」
真姫「まあ、アイドルがあの体型じゃ……ねえ」
凛「特に穂乃果ちゃんはリーダーで真ん中にいることも多いし」
花陽「私だって大好きなお米を我慢してるのに……」
凛「かよちんかわいそうにゃ………」
にこ「2年と私以外の3年が駄目になったんだから、後は私達が何とかしなきゃ」
凛「そうにゃそうにゃ!このままじゃμ'sがダラけきっちゃうよ」
花陽「わ、私達がしっかりしないと!」
真姫「そうね。穂乃果を甘やかすのにも限度があるわ」
にこ「よ~し!明日から私達が頑張るわよ!!」
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今日はここまでにします
読んで下さった方がいれば感謝です
おつ
ssaイケナモノズなんでしこしことss書きます……
~放課後~
にこ「………って何で私達以外が部室に来ないのよ!!」
真姫「2年生全員が来てないってことは生徒会の仕事でもしてるんじゃないの?」
凛「けど絵里ちゃんや希ちゃんが来ないのはなんで?」
花陽「昨日みたいにお手伝いしてるとか?」
凛「な!!μ'sの危機にゃ!!」ダッ
花陽「あ、待って~凛ちゃ~ん」タタタ
にこ「はあ……凛達が呼びに行ったし待ってたら来るでしょ」
真姫「そうね」
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~10分経過~
にこ「おっそーーい!!」
真姫「凛達は何してるのよ」
にこ「私達も行くわよ!」ガタッ
―生徒会室―
にこ「頼もー!!って何やってんのよ」
絵里「修学旅行のしおり作成よ」
海未「昨日、職員会議で承認を得ましたので生徒に配る冊子を作成しているのです」
にこ「生徒会の仕事でしょ?なんで絵里達まで手伝ってんのよ」
絵里「私達が手伝えばそれだけ早く2年生が練習に参加できるでしょ?」
絵里「μ'sは他のスクールアイドルより人数が多い分、全体練習の必要性が高いわ」
希「ぱぱ~とやってもぉて、皆ではよ練習しよな」
にこ「で、何であんた達も手伝ってんのよ。呼びに行ったんじゃなかったの?」
凛「にこちゃん達は知らないからそんなことが言えるんだよ!」
花陽「私もμ'sのために頑張ります!」
真姫「μ'sのために生徒会の仕事って……」
希「μ's全員が生徒会室に来てしもうたな」
絵里「ふふ、皆が一緒だったらどこにいても楽しいわ」
希「そやね」
凛「じゃあ今度から皆で生徒会の仕事をしてその後練習すればいいにゃ!」
花陽「私達が手伝って早く終わらせれば、その分練習できるもんね」
真姫「ちょっと凛。どうしちゃったのよ」
凛「………そう。あれは真姫ちゃん達が来る10分前のこと……」
真姫「え?なに急に」
~回想~
凛「失礼しま~す!」ガラガラ
花陽「し、失礼しまーす」
海未「凛に花陽、どうしたのですか?」
凛「え~と……あ、やっぱり絵里ちゃん達いた~!」
絵里「ええ。昨日に引き続きお手伝いしてるわ」
希「はよ終わらせるからちょっと待っててなー」
凛「こ、こんなのおかしいにゃ!μ'sのために皆が生徒会のお仕事するなんて!」
絵里「そうかしら?」
希「困ったときはお互い様や言うし」
絵里「海未は作詞でことりは衣装作り、穂乃果はμ'sのリーダー。生徒会とのダブルタスクをこなすのは容易じゃないわ」
希「そうそう。生徒会での負担減らすんもμ'sのためになるんよ」
海未「絵里と希が手伝ってくれて本当に助かっています」
凛「……確かにそうかもしれないにゃ。ならμ'sのためになるなら凛も手伝う!」
花陽「り、凛ちゃん!昨日の約束」コソ
凛「あ、そうだった。あ、危なかったにゃー」
花陽「穂乃果ちゃん達がいなくても6人で練習するのもいいんじゃないかな?」
希「μ'sは9人いてこそμ'sやし」
絵里「ええ、出来る限り全員での練習時間を確保しないと」
凛「むむむ………穂乃果ちゃん!」
穂乃果「わ!びっくりしてホッチキス歪んじゃった………なに?凛ちゃん」
凛「穂乃果ちゃんはどう思ってるの!?μ'sのリーダーとして、生徒会長として!」
穂乃果「え?う~ん………
仕事が早く終わればその分ラブライブに集中できるし、生徒会の仕事も絵里ちゃん達に教わりながらだと私達だけより上手にいくから手伝ってくれて感謝してるよ?」
凛「で、出来ないなら始めから生徒会を断ればよかったのに!」
花陽「凛ちゃん!」
凛「あ………」
穂乃果「そ、そうだね。穂乃果が何も考えずに生徒会長に立候補しなきゃよかったかもしれないね……」
絵里「穂乃果………いいえ、私が生徒会長に推薦したせいよ」
希「穂乃果ちゃんが生徒会長になったら面白そうとウチも思ったんよ。だからウチもエリチに賛成した」
穂乃果「絵里ちゃん達のせいじゃないよ!ただ、穂乃果があれもこれもやりたいって欲ばっちゃったから……」
海未「穂乃果……」
穂乃果「μ'sだけじゃなくて生徒会長として、大好きな音ノ木坂をもっともっとよくしたいって」
穂乃果「それに、絵里ちゃん達3年生の卒業式も生徒会長としていいものにしたかったし……」
希「穂乃果ちゃん……」
絵里「そこまで考えてたのね……」
穂乃果「けど、穂乃果やっぱりバカだから……皆にいっぱい迷惑かけちゃってるね」シュン
穂乃果「ごめんね、凛ちゃん」ウルウル
凛「にゃ、にゃ~~!!」
穂乃果「り、凛ちゃん!?」
凛「凛もお手伝いするにゃ~~!!ホッチキスで留めまくるにゃ~!!」カチャンカチャン
~回想終了~
凛「あんな捨てられたチワワのような目で見られたら何も言えないにゃ~!!
凛「あんな穂乃果ちゃんに意見するなんて心を鬼にしても無理だよー!今まで注意し続けてた海未ちゃんは鬼だったにゃ~」
海未「なっ!?凛!」
凛「凛だって絵里ちゃん達3年生のために何かしたいし一緒にいたいにゃ!」
花陽「穂乃果ちゃん達だけ辛い思いしてるなんてかわいそうだよ!」
にこ「次々とやられていくわね」
真姫「はあ……絵里。これからも生徒会の仕事がある度に手伝うの?」
絵里「簡単なお仕事なら手伝いはいらないでしょうけど、人手がいるなら手伝うつもりよ。
絵里「個々人の練習は1人のときでもできるけど、9人皆で練習できる時間は限られてるもの。何とかして時間を確保しないと」
真姫「………希は?」
希「ウチもできる限り手伝おう思ってるよ。この9人はウチにとって………大切やし」
希「それにラブライブ頑張ろう思ったら穂乃果ちゃん達の負担も減らしてあげなね」
真姫「生徒会の仕事はまあ、そうね。手伝って何とかなる部分はμ's全体で頑張ってもいいけど」
真姫これはどうなのよ」ズビシ
穂乃果「ほへ?」
真姫「穂乃果の体型はどうするのよ。これは練習時間確保とか関係なく問題でしょ」
絵里「穂乃果に……私みたいに我慢してほしくないわ………ラブライブのために食生活まで制限させるなんて可哀想よ」
希「穂乃果ちゃんは私達9人を引き合わせてくれただけでも感謝してるんよ。これ以上望んだらバチがあたる」
にこ「あたらないわよ!肥満よ肥満!?肉オンリーをやめるだけだからむしろ穂乃果のためでもあるの!」
穂乃果「…………お肉食べるの、ダメ?」ウルウル
にこ「うっ!」
真姫「にこちゃん。穂乃果の目を見ちゃダメよ」
にこ「くっ!これがチワワの瞳!確かにやっかいね」
真姫「にこちゃん、妹とかに弱いもんね」
にこ「うるわいわね!」
真姫「凛や花陽はどうなのよ。肥満は可哀想とか関係ないでしょ」
凛「あんな目で見られると駄目って言えないよ~」
花陽「私も好きなもの我慢する辛さ知ってるから……」
真姫「はあ………穂乃果のカリスマ性がここにきてやっかいね」
にこ「あんた達のラブライブにかける思いってそんなもんだったの!?」
真姫「にこちゃん……」
にこ「私はラブライブで優勝するためだったら何だってするわ!」
にこ「ダイエットなんて全然苦じゃない!ステージに立つためには当然のことでしょ!?」
穂乃果「え?穂乃果、太った?」キョロ
海未「……………………」サッ
ことり「……………………」サッ
穂乃果「なんで二人とも目そらすの?」
真姫「穂乃果、なんでそれで太ってないって思ってるの?」
穂乃果「体幹トレーニングとかやってるからインナーマッスル?がついたのかなって」
真姫「うちの保健室って確か体脂肪測れるやつあったわよね。じゃあ測ってみましょうか」
穂乃果「………結構です」
真姫「自覚あるのね?」
穂乃果「………少しは」
にこ「穂乃果!!」
穂乃果「な、なに?にこちゃん」
にこ「あんたはそれでいいと思ってんの!?」
穂乃果「だ、駄目だと思います」
にこ「じゃあどうすんのよ!」
穂乃果「ダ、ダイエットしないといけないと思います」
にこ「思います!?」
穂乃果「し、します!!」
にこ「じゃあ行くわよ!」
穂乃果「え?」
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――――――――――――――――――――――
――――――――――――――
今日はここまでにします
SSA行きたかったーー!
胸糞だなぁ
おう海未ちゃんしっかりしようや
ダイエットです!って言う人が…
再開します
待ってた
にこ「穂乃果~!どんどんタイム落ちて来てるわよ!次も遅れたら1周プラスするからね!」
穂乃果「にこちゃんの鬼~!!」
海未「はあ、肩の荷が下りた気分です」オチャ ズズ
ことり「にこちゃんが監視役やってくれるなら安心だね」
真姫「孫を見守る祖父母のような目をしてるわよ」
ことり「真姫ちゃんもやってみたら分かるよ~~」
海未「……穂乃果に注意する度に反発されたりしょげられたら私だって辛いのです」
絵里「確かにそうね。私も穂乃果を見るとついつい甘くなっちゃうわ。なんだか亜里沙を見てるような気分ね」
希「のびのび自由にさせてあげたくなるんよねー」
凛「穂乃果ちゃん注意したら潤んだ目で見て来るんだもん……」
花陽「大好きな先輩に注意するってのも気が引けるし………」
真姫「まあ私達1年生が2年生の穂乃果を注意するってのも無理があるわね」
海未「これからはにこが穂乃果を引き締める役割をしてくれることでしょう」
ピンポンパンポーン
「高坂穂乃果さん。学園内におりましたら至急、理事長室まで来てください。くりかえします………」
穂乃果「ほへ?」
にこ「ちょっと!あとちょっとなんだし走り切ってから止まりなさいよね!」
海未「穂乃果が呼び出し、ですか」
ことり「なんだろうね?」
希「まあ呼び出されたんならとりあえず行かなあかんね」
絵里「穂乃果、とりあえず練習抜けて理事室に行ってきなさい」
穂乃果「はーい」
――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――――
――――――――――――――
~30分後 屋上~
ガチャ
ことり「あ、穂乃果ちゃん」
海未「やっと戻ってきましたね」
にこ「じゃあダイエット再開するわよ」
穂乃果「……………………………」ズーン
希「にこっち、そお焦らんと」
絵里「穂乃果?どうかしたの?」
海未「理事長から何か言われたのですか?」
穂乃果「………うん、ちょっと、色々と」
絵里「それはμ’sに関係すること?それとも穂乃果個人のこと?」
穂乃果「…………どっちも、かな」
希「他の人には話せへんことなん?」
穂乃果「………ううん。どっちかって言うとちゃんと話さないとダメだと思う」
絵里「そう。じゃあ話してもらってもいい?」
穂乃果「………うん。あの、えっとね?…………………………怒られちゃった」
絵里「怒られた?」
穂乃果「………うん。生徒会とか、μ'sとか…………あとは私自身のこととか」
希「具体的には?」
穂乃果「生徒会のことだと、ちゃんと生徒会長と仕事してるの?って」
穂乃果「なんか今年の修学旅行のしおりが去年と一緒だったり、絵里ちゃん達が生徒会室に来てるのを噂で聞いたって」
絵里「けど私が手伝うのもμ'sのためにもなるし」
穂乃果「うん、ちゃんと言ったよ?けど、理事長先生はアドバイスもらうのもいいけど、いずれ自分達だけでやらなきゃダメだから、今のうちから慣れといた方がいいって」
穂乃果「だからお手伝い頼むにしても3年生じゃない方がいいって」
希「まあ正論やね」
絵里「そうね…………できればそうしたいけれど、すぐに見つかるとも思えないし。
練習時間確保のために私達が手伝って、手伝ってくれそうな友達を同時に探すのがいいと思うわ」
海未「そうですね。3年の絵里達に負担を掛けるのは心苦しいですが、予選を間近に控えてる今は絵里達の助けがないと生徒会の仕事だけで結構な負担になりますし」
ことり「じゃあ友達とかにあたってみるね?」
にこ「で?生徒会の他にも何か言われたんでしょ?」
穂乃果「後は………μ'sに集中しすぎなんじゃないかって」
にこ「はあ?そりゃ予選前なんだから集中してるわよ」
穂乃果「そうなんだけど……………他が疎かになりすぎてるって」
にこ「…………………………………」
希「なんでにこっち黙るん?」
にこ「うるさいわね!!別になにもないわよ!」
真姫「他って勉強とか?」
穂乃果「…………うん」
絵里「具体的にはどういうことで怒られたの?」
穂乃果「前にμ'sのブログを作ったでしょ?」
真姫「ああ、花陽に丸投げして作ってもらったあれね」
穂乃果「あれの更新が授業中にもされててどうなってるの?って……」
真姫「どうなってるのって、そりゃあ授業中に穂乃果が携帯触って更新したんでしょ?」
希「なんで学園長はμ'sのブログ知ってるんかな?」
海未「ことりが言ったのですか?」
ことり「ううん。お母さんには特に言ってないけど」
絵里「まあたまたま見つけたから学園長としても、ことりの母としても確認してたってところじゃないかしら」
凛「授業中にブログ更新はまずいにゃ~」
花陽「だ、だよね?じゃあそれをやめたら」
穂乃果「後は先週の小テストが全滅だった」
一同「……………………………」
希「ぐ、具体的には?」
穂乃果「赤点しかなかった」
一同「……………………………」
希「あれ?にこっち怒らへんの?」
にこ「う、うるさいわね!人には得手不得手ってもんがあるでしょ!!」
絵里「もしかして、にこ。あなたも赤点ってことはないわよね?」
にこ「……にっこにっこに~☆な点数だったよ♪」
絵里「はあ………1学期にもラブライブ出場の条件にされてたって言うのに」
希「にこっち大丈夫なん?」
にこ「べ、別に大丈夫よ!今はラブライブを優先したいだけ!ラブライブが終ったらちゃんとするわよ!」
真姫「にこちゃんがそう言うのなら仕方ないけど」
凛「穂乃果ちゃんは皆のお手本となる生徒会長だし」
花陽「やっぱりちゃんとしてなきゃラブライブが駄目ってことになっちゃうかも………」
真姫「ダイエットみたいに勉強までにこちゃん任せってことも無理ね」
凛「にこちゃん自体が危ないにゃ」
にこ「ぐぬぬぬ………」
絵里「……………なら私が穂乃果の勉強を見るわ」
希「エリチはあかんよ。自分の勉強もあるんやし」
絵里「かと言って放っておくこともできないでしょ」
花陽「けど、3年生は受験勉強もあるし」
ギャー ギャー ギャー
ことり「う、海未ちゃん。どうしよう?」ハラハラ
海未「………………………………………」
穂乃果「う、海未ちゃん。どうしよう?」
海未「…………穂乃果は」
穂乃果「え?」
海未「穂乃果は、今までの私が嫌いではないのですか?」
穂乃果「今までの海未ちゃん?」
海未「口うるさく、いつも穂乃果を叱ってばかりで、厳しいばかりの、私です……」
穂乃果「え?ううん、海未ちゃんのこと大好きだよ?嫌いになんてならないよ!」
穂乃果「だって海未ちゃんがしっかりしてくれてるおかげで今の私がいるんだもん!」
穂乃果「海未ちゃんにはいーっぱい、いーーっぱい感謝してるんだよ?」
海未「穂乃果………………………………」
海未「なんですかこのお腹は!」ムギュッ
穂乃果「痛い痛い!つままないで!」
海未「好き嫌いするからこうなるのです!」
穂乃果「ちがうよ!海未ちゃんのお弁当がお肉ばっかりだったからだよ!」
海未「口答えしない!明日からはピーマン尽くしですからね!」
穂乃果「え!?それはむりだよ!」
海未「無理じゃありません!」
海未「はー……今までずっと我慢していたのでやっと言いたいことが言えそうです」
海未「大体なんですか!朝はズボラに寝坊助して、用意も禄にせずに私達に通学の準備をしてもらって。恥ずかしくないのですか!?」
海未「それに授業中には落書きしたり居眠りをしたりして。生徒の手本となるべき生徒会長がそれでいいと思ってるのですか!?それに他にも」
穂乃果「そんなにいっぺんに言わないでよー!」
海未「私は穂乃果のことを思って」
ことり「ま、まあまあ海未ちゃん。ちょっと落ち着いて。それに穂乃果ちゃんもちゃんと反省しないとダメだよ?」
穂乃果「ぶー」
海未「不貞腐れても知りません!今日も部活が終ったら勉強ですからね!」
穂乃果「え!?むりだよ!もうヘトヘトだもん!それにラブライブ終わるまで好きにしていいって」
海未「ものには限度があるのです。穂乃果が留年になれば多方面に迷惑がかかります」
穂乃果「まだ留年って決まったわけじゃないよ!」
海未「このままいけば留年確実です。今から少しずつでも取り戻していかなければ間に合いません」
ことり「確かに、このままだとちょっと危ないかな~」
穂乃果「ぐぬ、ことりちゃんまで」
海未「今までは散々甘やかしてきましたが、こうも堕落するようでは話になりません」
海未「穂乃果がしっかりと反省するよう、今までよりビシバシと厳しくしますからね」
穂乃果「う、う………海未ちゃんのおにーー!」
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――――――――――――――
~翌朝~
穂乃果「おっはよ~」
ことり「あ。おはよ、穂乃果ちゃん♥」
海未「おはようございます」
穂乃果「ふふーん、今日は待ち合わせに間に合ったもんね。これで海未ちゃんも文句ないよね?」
海未「正確には20秒ほど遅刻していますがね」
穂乃果「けど8時ジャストじゃん!」
海未「ジャストじゃありません、20秒遅刻です。それに待ち合わせに間に合うのは当然のことです」
穂乃果「………海未ちゃんは細かすぎるんだよ」
海未「これも穂乃果のためです。穂乃果はいい加減過ぎるのですからそろそろしっかりしてもらわないと」
穂乃果「いいもーん。これからも海未ちゃんとことりちゃんに支えてもらいながら生きてくんだから」
海未「全く……」
ことり「へへ、じゃあ私も海未ちゃんにお世話になろぉかな~?♥」
海未「やめて下さい。私ひとりじゃ穂乃果を世話することなんて無理です」
穂乃果「それじゃ私がすっごくダメみたいじゃん」
海未「自覚がないのがまた厄介です」
ことり「ほらほら、2人ともそろそろ行こ?学校遅れちゃうよ?」
穂乃果「そうだね!じゃあ今日も元気に行ってみよ~!」タッタッタ
海未「穂乃果、走ると危ないですよ」テクテク
ことり「今日もあったかくていい天気だね~」テクテク
終わり
グダグダと遅筆で本当に申し訳ありませんでした。
海未やことりちゃん以外にも絵里や希が穂乃果に甘々デレデレになってるところ書こうと思ってたんですが、
気が付いたら飛ばしてしまいました。
駄文でしたが読んで下さった方、レス下さった方には本当に感謝です。
ありがとうございましたー
すごく良い
すごく良い
乙
終わりなのか……もっと続けてもええんやで?やで?
乙乙
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