鈴谷「おはよう、提督」 (62)

提督「おはよう、鈴谷」

鈴谷「今日は朝から雪だね」

提督「少まぁまぁ積もっているな。朝飯前に少し雪かきでもするか」

鈴谷「良いよ。また夕立達が雪合戦で遊ばなければ良いんだけど」

提督「本当にあいつら好きだよな。俺にとっては雪は厄介だ」

鈴谷「そう? 鈴谷は結構好きだけど」



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提督「俺、腰椎椎間板ヘルニアなんだよ。第4~5間の」

鈴谷「あぁ~、それで雪かきした後、腰が痛いって」

提督「それに、冬道の運転は怖い」

提督「SUV車が最適なんだろうけど、車高が高い車は運転し辛くてな」

提督「セダンタイプで、4WDとESCが搭載されている車に乗っているよ」

鈴谷「鈴谷、車のことはよくわからないんだけど」

提督「あらら」

鈴谷「さ、そろそろ外に行こう?」

提督「そうするか。みんなにも声をかけてきてくれるか?」

鈴谷「うん」



夕立「ぽいぽいっ!」ブン

白露「痛っ! やったなー!」ブン

村雨「またこうなる・・・」

時雨「まぁまぁ、少しくらいは良いんじゃないかな?」

春雨「うぅ・・・今日は冷えるね」ブルッ

島風「ほらほら! 長門さん、私に追いつけるかなぁー?」タッタッ

長門「うわははは!」ドドドド

島風「えっちょっ、速!」



提督「お前ら! 雪かきをしろ!」

鈴谷「いつも通りだね」

響「中々冷えるね。朝食に1杯のストリチナヤを飲もう」

提督「飲むな!」

響「い、1杯だけ・・・」

提督「ダメだ!」

響「う・・・」ウル

提督「」



暁「あー! 司令官が響を泣かした!」

雷「ちょっと司令官!」

電「か、可哀相なのです!」

提督「こ、これは・・・!」

響「」シクシク

鈴谷「まぁまぁ、提督。1杯くらい良いんじゃないの? 響、お酒強いんでしょ?」

提督「し、しかし・・・」

長門「我が艦隊では、駆逐艦の言うことは絶対。違うか?」

提督「違うわ!」

長門「ほぅ・・・では、島風がどうなっても?」

島風「助けて提督!」ジタバタ

提督「し、島風!」

長門「この後、私がどれ程駆逐艦を大切にしているかを、足腰立たなくなるくらい島風に教えてあげるつもりだ」

提督「くっ・・・! わ、わかったよ」

鈴谷「長門さん、仕事して下さい」

長門「あ、はい」

鈴谷「また納豆定食?」

提督「納豆が好きなんだよ。美味いぞ?」

鈴谷「まぁ、鈴谷も嫌いなわけではないけど」

提督「そういうお前は、朝からカレーか」

鈴谷「いつ食べても飽きないからね」

提督「俺、どっちかと言うとハヤシライス派なんだけどな」

鈴谷「え・・・」ウル

提督「」

鈴谷「折角、毎日カレーのレシピ考えているのに・・・」

鈴谷「鈴谷が秘書官だから、提督が毎日食べても飽きないように工夫しているのに・・・」

鈴谷「うぅ・・・」グス

提督「い、いやこれは!」

熊野「提督?」ガシ

提督「」

熊野「今日は比叡さんのカレーを食べましょうか?」

提督「ひえー!?」

提督「熊野からお説教をされて、午前が無駄になってしまった」

鈴谷「その間に鈴谷が昼食用意してきたよ」

提督「おぅ、すまんな。今日も普通のカレーに見えるが・・・」

鈴谷「まぁ、食べてみてよ!」

提督「うぬ」パク

提督「辛ちぃーっ!?」

提督「ぬわぬわぬわ!」ビクビク

提督「鈴谷! 何をした!?」

鈴谷「へっへーん! 今日はガラムマサラをたっぷり入れてみました!」

提督「このクソビッチ! なんてことしやがる!?」

鈴谷「だって、今朝ハヤシライスの方が好きだとか言うから」

提督「だって、そうなんだもの」

鈴谷「絶対カレーの方が美味しいって!」

提督「お前にはあの、トマトの良い酸味ととろけるような牛肉の素晴らしさがわからんのか!」

提督鈴谷「ぐぬぬ・・・!」メリメリ

提督「やっと全部食べたぞ・・・」

鈴谷「お、毎度のこと、綺麗に食べてくれるね」

提督「俺は食べ物は粗末にしない主義なんだ」

鈴谷「比叡さんが作ったカレーも、残さず食べていたしね」

提督「当たり前だろ。折角一生懸命作ってくれたんだから、残さず綺麗に食べるのが礼儀だろ」

鈴谷「でも味が・・・」

提督「それは言うな。あと比叡可愛い」

鈴谷「・・・急に何?」

提督「比叡な。この鎮守府に一番最初に来てくれた戦艦なんだ」

鈴谷「うん」

提督「居眠りばかりして、集団食中毒まがいの事件を起こすし、なんか変わった奴だなーって思っていたんだ」

鈴谷「うん」

提督「でもな、あいつ最初の頃はよく俺に懐いていたんだぞ?」

鈴谷「あ、そうなの?」

提督「今は金剛達がいるからそうでもないけど、俺と接する時間が結構長かったな」

鈴谷「へ、へぇー・・・」ピクピク

提督「俺も、できるだけ早く資材を貯めてなんとかしようとしてたっけ」

提督「同じ戦艦を建造するか、金剛や妹達に会わせてあげたかったんだ」

提督「比叡が寂しくないようにってな」

鈴谷「・・・・・・」

提督「俺も不慣れなことも多くてな。どうにかしてやりたい気持ちはあったんだが」

提督「それでも、仕事に熱中し過ぎてしまうことも多々あった」

提督「そしたらな、比叡の奴、俺の服の袖を引っ張って」

提督「『提督、寂しいです・・・』って言ったんだよ」

提督「もう可愛くて仕方がなかったね。思いっきり抱きしめて、謝ったよ」

提督「それからは真っ直ぐ向き合って行動することにしたよ」

提督「比叡って結構練度高いだろ? お互い信頼関係が成り立ってたんだな」

提督「本当に可愛い奴だよ」

鈴谷「・・・・・・」



鈴谷「秘書艦は鈴谷なのに・・・」ボソ

鈴谷「鈴谷と一緒にいるときは、他の娘のこと言わないでよ・・・」ボソ




提督「ん?」

鈴谷「なんでもないよ! それより、さっきから比叡比叡うるさいよ!」

提督「おぉ、すまんな」




ヒエーーー!?




提督「・・・・・・」

鈴谷「また厨房の修理費がかかるね」

提督「はぁ・・・」

鈴谷「~♪」

提督「鈴谷、ギターなんて弾けたのか。つーか、それ買ったのか?」

鈴谷「なんか倉庫に放置されていたから、持ってきたよ」

提督「そうか・・・ん?」



―7―――――-―――――――-―-2――――――――-―
―-7-10-7-10――7―10-7――--―5―――-―――――-―
―――-9-7―――7――9-7-7―-―2―――--4-2―――-―
――――――9――――――7-9-―4-4-2――-4-2-4-2――
――――――――7-9―――7―-――-5-2―-―――5-2-―
―7―――――-――――――-――2――――2――――-―


提督「良い曲だな」

鈴谷「母港のテーマだよ!」

提督「なんじゃそりゃ」

提督「さて、今日はここまでにしておくか」

鈴谷「提督、今日は一緒に寝よう?」

提督「俺、他人の呼吸音とかが気になって寝付けないんだが・・・」

鈴谷「酷い! 鈴谷いびきなんてかかないよ!」

提督「そ、その・・・お前と寝るのはちょっと恥ずかしい」

鈴谷「良いじゃん良いじゃん! 減るもんじゃないんだしー!」

提督「はぁ・・・わかったよ」

提督「鈴谷は本当に甘えん坊だな」ナデナデ

鈴谷「えへへ・・・」

鈴谷「提督ぅー! 一緒にアイス食べy」



夕立「提督さん! 夕立偉いっぽい? 褒めて褒めてー!」

提督「よしよし、可愛い奴め」ナデナデ

提督「時雨もよく頑張ったな」ナデナデ

時雨「ふふ・・・」



鈴谷「・・・・・・」

鈴谷「・・・・・・」

鈴谷「鈴谷のテリトリー・・・」

鈴谷「提督、おはよう」

鈴谷「今日は良い天気だね」

鈴谷「昨日は夕張と一緒にアニメ見てたから眠いよ」

鈴谷「でもね、そんなこと言っていられないよね」

鈴谷「今日も1日頑張ろうね!」

鈴谷「朝ご飯食べてきたよ!」

鈴谷「今日は珍しく、納豆定食食べたんだ!」

鈴谷「提督とお揃いじゃん!」

鈴谷「久しぶりに食べたけど、中々美味しかったよ」

鈴谷「さて、午前中の作業に取り掛かろっか!」

鈴谷「よし、こんなもんかな」

鈴谷「今日はどうアレンジしようかなー」

鈴谷「ホウレンソウを使ってみようかな」

鈴谷「牛乳を一緒に混ぜると、結構まろやかになるんだよ?」

鈴谷「楽しみだなぁー」

鈴谷「・・・ごちそうさま!」

鈴谷「我ながら上出来ですな!」

鈴谷「これならハヤシライス派の提督も、納得できる美味しさでしょ?」

鈴谷「よし! じゃあ、午後も頑張ろう!」

鈴谷「やっぱりちょっと眠いね」

鈴谷「ちょっと提督の部屋で仮眠するね」

鈴谷「むふふー、提督のベッド!」

鈴谷「提督のニオイがするー!」

鈴谷「あははは!」

提督の霊圧が……消えた…………?……

なんか前もこんなのあったな

あれ、なんか段々不穏な…うん、気のせいだろう。回想なら

鈴谷「さて、眠気も取れたし、夕飯の時間まで頑張ろっか!」

鈴谷「いやぁ~、今日はいつにも増して書類の量が多いね」

鈴谷「んー・・・そんなに変わりないか」

鈴谷「今日の夕飯はシーフードカレーが良いなぁ」

鈴谷「提督も食べたい?」

提督のセリフが消えた
あっ

鈴谷「提督! 夕食にシーフードカレーがでてきたよ!」

鈴谷「すごい偶然だね! 鈴谷ってエスパーなのかも!」

鈴谷「食後のデザートには、レアチーズケーキがでてきたよ!」

鈴谷「響が焼いてくれたんだって! 響って結構料理できるんだね」

鈴谷「へぇ・・・」

鈴谷「それも・・・すごく美味しかった」

鈴谷「甘過ぎない、程良い甘味」

鈴谷「チーズも癖がなくて、タルト生地が良い具合にサクサクして美味しかった」

鈴谷「・・・・・・」



鈴谷「ふーん・・・」

たすけて!

鈴谷「夕張、ゴメンね。今日は仕事が残っているから」

鈴谷「うん、仕事の時間って結構大切なんだ」

鈴谷「鈴谷にとっては」

鈴谷「執務室で」

鈴谷「提督と一緒に仕事ができて」

鈴谷「提督の為に一生懸命仕事する鈴谷を」

鈴谷「提督が微笑みながら、鈴谷を撫でてくれる」

鈴谷「そんな、大切な時間」

鈴谷「ふふ・・・怖がらないでよ。鈴谷、そんなに怖い顔してる?」

鈴谷「何も間違ったことは言っていないと思うんだけどなー・・・」



鈴谷「ね?」



くまのん早くきてくれー!

鈴谷「響? どうしたの?」

鈴谷「え? 提督にこのウォッカを?」

鈴谷「どうして直接渡さないの?」

鈴谷「そっか、恥ずかしいのかー・・・」

鈴谷「・・・・・・」

鈴谷「・・・へへへ」




鈴谷「・・・ねぇ、響」



鈴谷「これ、提督と一緒に飲む物なの?」

鈴谷「へぇー、そうなんだ・・・」

鈴谷「提督とは、よく飲んでいるの?」

鈴谷「・・・そうなんだ」

鈴谷「それは知らなかったなー・・・」

鈴谷「随分提督と仲が良いんだね」

鈴谷「一緒にお酒を飲むくらいに」

鈴谷「鈴谷はね、カクテルが大好きなんだ」

鈴谷「チャイナブルーも好きだけど」

鈴谷「もっと好きなものがあるんだ」

鈴谷「それはね」

鈴谷「ブラッディ・メアリー」

鈴谷「すごく美味しくて、飲みやすくて」

鈴谷「とっても色が綺麗なんだ」




鈴谷「血みたいに」



鈴谷「スピリタスを使った方が、度数が強くなってもっと美味しくなるんだよ?」

鈴谷「咽にね・・・グッとくるのが良いの」

鈴谷「でもね、響」

鈴谷「お酒ばっかり飲んでいると、注意力が鈍るよ?」

鈴谷「鈴谷達は兵器、そして戦場にいる・・・このことは忘れちゃダメだよ?」

鈴谷「敵は、響を待ってはくれないし、本気で殺そうとしてくる」

鈴谷「そうでしょ?」

鈴谷「敵は響が思っている以上に多いし、そして手強い」

鈴谷「沈みたくないでしょ? だからね」




鈴谷「背後に気を付けてね?」



ハイライトの消えた子ってなんでこんな可愛いんだろ

鈴谷「・・・どうしたの、響?」

鈴谷「そんなに震えて・・・鈴谷、何か怖いこと言った?」

鈴谷「そうだよねー! 言ってないよねー! あはははは!」

鈴谷「・・・・・・」

鈴谷「あっと・・・結構長く話しちゃったね」

鈴谷「それじゃあ、鈴谷は仕事があるから」

鈴谷「響はもう寝たら? なんだか顔色が悪いし」

鈴谷「体調管理は大切だよ? 提督も心配するよ」

鈴谷「え? 鈴谷も日が暮れる前に寝た方が良いって?」

鈴谷「心配してくれているの?」

鈴谷「・・・・・・」

鈴谷「へへへへ・・・」

鈴谷「わかったよ。ご忠告どうも」

鈴谷「最近冷えてきているからねぇ」

鈴谷「夜中にトイレに行かないように、今のうちに済ませておいてね」

鈴谷「日の出も遅くなったし」

鈴谷「おねしょした、なんて恥ずかしいから」

鈴谷「わかった?」




鈴谷「それじゃあ」

鈴谷「おやすみ、響」



鈴谷「・・・ゴメンね、提督」

鈴谷「ちょっと響と話していたんだ」

鈴谷「これ、響が提督にだって」

鈴谷「高そうなウォッカだね。鈴谷もちょっと飲みたいかも」

鈴谷「今度、少しちょうだいね?」

鈴谷「あ、これはここに仕舞っておくね?」

鈴谷「えへへ・・・提督」

鈴谷「ん・・・すぅー・・・」

鈴谷「やっぱり、提督のニオイって落ち着くね」

鈴谷「ほら、見て。こうやって提督の制服を着れば」

鈴谷「全身が提督のニオイに包まれて」

鈴谷「まるで、提督が鈴谷を抱きしめてくれているかのように」

鈴谷「提督が傍にいるかのような感じがするんだ」

鈴谷「えへへへへへへへへへ・・・・・・」

鈴谷「今日も提督の部屋で寝ようっかなー」

鈴谷「ねぇ、良いでしょ? 良いでしょ?」

鈴谷「断れるわけないもんねー」

鈴谷「ふふ・・・ふふふ・・・」




熊野「・・・・・・」



かわいい

熊野「鈴谷さん・・・」

鈴谷「えへ・・・えへへ・・・熊野だー」

熊野「鈴谷さん・・・!」

鈴谷「なーにー? どうしたのー?」

熊野「いい加減、目を覚まして下さい・・・」

鈴谷「えー?」

熊野「そうやって現実逃避をして・・・もう耐えられないですわ!」

鈴谷「なんのことー? あはははは!」




熊野「提督は! もういないんです!」

鈴谷「・・・・・・」



鈴谷「・・・ねぇ、熊野。酷いこと言うね」

鈴谷「そんなに提督のこと嫌い? ねぇ?」

熊野「鈴谷さん・・・しっかりして下さい!」

鈴谷「鈴谷は大丈夫だよ?」

熊野「う・・・うぅ・・・」ポロポロ

鈴谷「あのさー? 今過ごしている時間も、鈴谷にとっては大切なんだよねー」

鈴谷「もちろん熊野と過ごす時間も大切だよ?」

鈴谷「でもさ」

鈴谷「空気読んでほしいよねー」




鈴谷「ね?」



熊野「どうしてこんな・・・」

鈴谷「はぁ・・・もう良いや。鈴谷、提督の部屋で寝るから」

鈴谷「提督と一緒・・・へへへ・・・」

熊野「待ちなさい! 話はまだ終わっていません!」ガシ




鈴谷「・・・・・・・・・・・・あ?」ギロ

熊野「」ビク




鈴谷「熊野さー・・・言いたいことがあるなら、はっきり言ってくれない?」

鈴谷「ねぇ? はっきりとさぁ・・・ねぇ!」

熊野「―――――っ!」




熊野「鈴谷さん! いい加減にして下さい!」

熊野「提督は! 今週いっぱいまで出張でいないんです!!」



かわいい

出張かよ!

鈴谷「・・・・・・」

熊野「それをいつまでも現実逃避して!」

熊野「おまけに妙に苛立って!」

熊野「夕張さんと響さんが怯えていましたわ! 尋常じゃなく怖いと!」

熊野「まったく! わたくしの姉だというのに、どうして提督がいないとそうなるんですか!?」

熊野「ちょっと! 聞いていますの!?」

鈴谷「・・・・・・」




鈴谷「うえーんっ! だって仕方がないじゃん!」

鈴谷「提督いないと寂しいもん! 暇だもん!」

鈴谷「いつも一緒にいなきゃヤダ!」

鈴谷「提督のニオイ嗅ぎたいもん!」

熊野「貴女は変態ですか!」

熊野「とにかく! 明日に提督はお戻りになられますから、今日はわたくし達の部屋で寝て下さい!」ガシ

鈴谷「いーやーだー! 提督の部屋が良いー!」ジタバタ

熊野「文句を言わないで下さい!」

鈴谷「熊野の強艦魔ー! 貧乳ー!」




熊野「あ?」ギロ

鈴谷「ひぃっ!?」ジョロロロ…



提督「ふぅ・・・やっぱり疲れたな」

提督「それにしても弥生ちゃんと卯月ちゃん・・・姉妹揃って小っちゃいのに」

提督「激しかったなぁ・・・///」




鈴谷「提督ぅー!!」ダキ

提督「おわっ! す、鈴谷か」

鈴谷「提督! かまってかまってー!」

提督「お前は夕立か!」

熊野「おかえりなさい、提督。提督がいない間、鈴谷さんが大変でしたわ」

提督「え?」

熊野「多くの艦娘に、新たなトラウマを植え付けましたの。困ったものですわ」

提督「ト、トラウマ・・・?」

熊野「響さんが1人でトイレに行けなくなって、今朝粗相をしたこととか」

熊野「夕張さんが部屋を出てくれないこととか」

熊野「金剛さんが鈴谷さんの発言の所為で怯えてしまって」

熊野「リラックス効果のある紅茶を飲み過ぎて、粗相を・・・」

提督「みんな漏らし過ぎだろ!?」

熊野「それに興奮した比叡さんが、『お姉様のダンディ・ライオンですわ!』と発狂して・・・」

提督「あの悪飯艦! 北海道のじゃがいも畑に埋めるぞ!」

よし分かった鈴谷は俺が貰う

熊野「とにかく、わたくしもみんなのケアをしますから、提督も頑張って下さい」

提督「すーずーやー! お前はー!」グイー

鈴谷「いはいいはい!」

提督「まったく、これだから重巡は・・・」ボソ

鈴谷「・・・・・・」

鈴谷「・・・?」クンクン

鈴谷「・・・・・・」




鈴谷「他の娘のニオイがする・・・」

提督「!?」ビク

鈴谷「ねぇ、提督・・・」

提督「は、はい・・・!」ビクビク




鈴谷「鈴谷がどれだけ提督を大切に思っているかを」

鈴谷「鈴谷が手取り足取り」

鈴谷「足腰立たなくなるくらい、教えてあげる」

鈴谷「今から」




鈴谷「ね?」

提督「」




提督「ぎゃあぁぁぁっ!!?」

鈴谷「~♪」




――― 終 ―――

え?これで終わりなん?
続きはよ

ハッピーエンドでよかった

弥生と卯月相手にナニをしたんですかねぇ…?

乙です。
バッドじゃなくて良かった良かった……でもこんなに想ってくれる鈴谷がいるのに、ウワキハダメデスヨ提督サン。

おつ


鈴谷の逆レイプはよ

乙です

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