エレン「進撃の脱衣雀」(27)
ライナー「くっそう、また負けた・・・アルミンは強すぎるだろう、なぜ勝てない・・・・・・」
アルミン「ジャンとマルコとの対戦を合わせたらこれで十連勝目だ!チェスで僕に勝とうなんて十年、いや二十年は早いよ?」ニヤニヤ
ジャン「ライナーもダメか・・・オレもマルコもフルボッコにされたし」
マルコ「アルミンには誰も勝てないね」(せっかくの休日、でも天気も悪くて他にすることも無い、ので、僕とジャンとライナーの三人でアルミン相手にチェス勝負を挑んでいる・・・が、一度も勝てない)
エレン「なぁなぁ!物置からこんなもんを見つけてきたんだけど!これってゲームだよな!?みんなで遊ぼうぜ!」
ジャン「なんだそれ」(エレンが絵の刻み込まれた小さい樹脂製のブロックを持ってきた)
アルミン「麻雀牌だね、東洋のゲームだよ、二人から四人で遊べるね」
マルコ「麻雀かぁ、僕は詳しいルールは知らないな」
ライナー「俺は昔、ベルトルトとドンジャラで遊んだことがあるが・・・それの元になったゲームなんだよな?」
ジャン「オイ・・・数が多くないか?」ジャラジャラ
エレン「足りないみたいだったから、その辺にあった同じような奴も混ぜといたぜ!」トクイゲ
アルミン(混ぜすぎだ!全部で五百枚ぐらいあるんじゃないのか!?ちなみに通常の麻雀は136枚だよ)
ジャン「四人で遊べるならやってみようぜ」
ライナー「そうだな、チェスにも飽きてきたところだ・・・勝てないし」
マルコ「でもここにいるのは五人だから、だれかがあぶれちゃうよ」
アルミン(牌の足りていない麻雀セットに無理矢理ぶっこまれた数種類のドンジャラ・・・既に麻雀のルールは適用されない)
アルミン(この勝負運否天賦じゃない・・・おそらくは・・・愚図が堕ちていく・・・・・・勝つのは智略走り他人出し抜ける者・・・・・・!)
アルミン(もっとわかりやすく言えば・・・適当に役をでっちあげる大喜利的頭の回転と狡猾さを持つ者・・・・・・!)
アルミン「僕は見物させてもらうよ、四人で楽しみなよ」(チェスで十分に勝利を味わっているし、面倒だから見守ることに徹するか・・・)
マルコ「まず・・・なんだっけ?親子を決めるんだっけ?」
ジャン「親か、この中で最年長のライナーでいいんじぇねぇの?」
ライナー「俺の記憶だとサイコロを振って決めた気がするんだが、まぁいいか」
アルミン(そんなんで決めちゃっていいの!?親と子で点数変わっちゃうんだよ!?)
エレン「子供はマルコが長男としてオレが次男だな!」
ジャン「てめー!ふざっけんなよ!なんでオレがお前の弟なんだよ!」
マルコ「まあまあ、ゲームなんだし喧嘩しないでよ」
アルミン(いやいや、子ってそういう意味じゃないから)
親東
ラ
南マ□エ北
ジ
西
マルコ「次は牌を混ぜる・・・のでいいよね?」ジャラジャラ
アルミン「洗牌だね、裏返しのまま充分に混ぜてね」
ライナー「雀卓じゃなくて普通の木の机だから混ぜにくいぞ・・・」ジャラジャラ
エレン「うおおぉぉぉー!くちく・・・じゃなかった洗牌してやるっ!」ジャラポロジャラポロ
ジャン「お前もうちょっと丁寧にできねぇのかよ、机から落っこちてるぞ」ジャラジャラ
アルミン(いろんなもん混ぜすぎだよ・・・牌が多すぎて狭い机の上からポロポロ転げ落ちてるよ)
三十分後
マルコ「・・・もうそろそろよくない?」ジャラジャラ
ライナー「腕が疲れてきた・・・」ジャラジャラ
ジャン「エレンの野郎が混ぜる端から牌を落としやがるから終わんねぇんだよ!」ジャラジャラ
アルミン「エレン、君はちょっと休んでいてくれるかな?」(牌が多いだけじゃなくてエレンの洗牌が豪快すぎる・・・)
エレン「わかった・・・すまねぇ」シュン
アルミン「洗牌が終わったら、次は牌山を積むよ」
マルコ「それぞれの目の前に重ねて並べていくんだよね?」カチャカチャ
エレン「オレの目の前に!ウォールマリアをもう一度再現するッ!」ゴソッガッチャガッチャ
ライナー「それなら俺はウォールシーナを作るか」カチャカチャ
ジャン「へっ・・・独創性の無い奴らだぜ、オレはオレの城を作るぞ」カチャカチャ
アルミン(積み木か何かと勘違いしてない?)
マルコ「これでいいのかな?」←几帳面に並べてある、が、横は机の端から端までで上は三段積み
ジャン「なかなかキレイに積めたんじゃね」←凸凸凸凸凸凸凸
ライナー「難攻不落のウォールシーナの出来上がりだ」←縦五段x横五列x奥行き五列のブロック積み
エレン「オレのウォールマリアだって誰にも破れねぇぜ?」←きったねぇ、牌山というより将棋崩しの山みたい
アルミン(麻雀としてのゲームは成り立たないけど、せめて見た目ぐらいはそれらしくしようよ・・・)
マルコ「山から自分の牌を取るんだよね・・・十個ぐらいだったかな?」トントン
ライナー「あれ?九個じゃなかったか?」カチャカチャ
アルミン(ライナー、それはドンジャラルールだ)
ジャン「エレンこの死に急ぎバカヤロウ!オレの山から取るんじゃねぇよ!」
エレン「オレのウォールマリアから取ったら壁が崩れちまうだろーが!縁起でもねぇ!」ゴソォッ
ジャン「しかも、お前いくらなんでも取りすぎだろ・・・!」
エレン「いっぱいあるんだから多めに取ったって問題ないだろ?ケチくせーこと言うんじゃねぇよ」ジャラジャラ
アルミン(どいつもこいつも多牌とか少牌とかいうレベルじゃないよ!マルコとライナーは少なすぎるし、ジャンとエレンは積み上げすぎだ!)
マルコ「みんなの手牌が揃ったから、いよいよ始められるね」
エレン「じゃあオレが一番乗りだ!」スッ
ジャン「こいつまたオレの山から取りやがった・・・!」
アルミン(なんで勝手に引く!?親を決めた意味が無いだろう!?)
エレン「こんどはウォールローゼを作ってやる!」カチャカチャ
ジャン「くそ・・・っ、一気に三つも持って行かれた・・・」
アルミン(エレン、これは数を集めて目の前に積み上げるゲームじゃなくて役を作るゲームだよ?なんで開始直後に手牌が二段積みになってるの?)
ライナー「一つ取って一つ捨てるんじゃなかったか?」
エレン「そうなのか?一つじゃ少ないだろ、それにオレには捨てるものなんか何も無いぜ?無理に捨てなくてもいいんじゃねぇか?」
ジャン「取られた分は取り返してやる・・・次はオレだ」タン
アルミン(ジャンは一つ取って手牌からジャイアンの牌を捨てた、ドラえもんドンジャラも混じっているのか・・・20牌近く持っているから一牌取って二牌捨てるぐらいじゃないとまだまだ多いよ?)
マルコ「次は僕、でいいのかな?ところでこれって何をどうすればいいの?」
アルミン「牌を組み合わせて役を作るんだ、自分がそろえた牌で役ができてあがるのはツモ、人が捨てた牌で役ができてあがるのはロンだよ」(まずそこからなのかYO!僕の説明もいい加減だけどNE!)
エレン「え!?数を集めるだけじゃダメなのか?」
アルミン「牌の種類でグループを作る、連続した同じ柄の数字をそろえる順子、同じ柄の牌を集める刻子とか・・・でも、麻雀牌とドンジャラの牌が混ざっているからその限りではないね」(ルールを知らないとかいうレベルじゃない・・・どうやって遊ぶつもりだったんだ)
エレン「なんかめんどくさそうだ・・・どうなったら勝ちなんだ?」
アルミン「一番早く役を作った人があがり、つまり勝ちだ」
ジャン「待てよ、不揃いな牌を使って適当にやってるってことは・・・役も手持ちからひねり出せばいいってことだよな?」ピコーン
アルミン「まぁ、そうなるね」(ジャンが気付いたみたいだな・・・)
エレン「よーし!オレが一番にあがってやる!」スッ
ライナー「おい、エレン、今までの流れから考えると次は俺の番じゃないのか?」
エレン「え?そうなのか?でももう取っちゃったからしょうがねぇよな!」
アルミン(順番も滅茶苦茶だ!反時計回りとか時計回りとか以前にエレンは何回牌を取るんだ!?)
ライナー「多少順番が前後したぐらい問題ないよな・・・あれ?これ、無地だぞ?スペアじゃないのか?それともハズレか?・・・よくわからないから捨てておくか」トン
アルミン(それは『白(ハク)』だよ!そういう牌なんだよ!絶対に誰かが言うと思ったけどライナーが言うのは予想外だったな)
エレン「オレの番!オレの番!」スッ
マルコ「え?また?」
ライナー「山牌は腐るほどあるし、好きなだけ取らせてやればいいんじゃないか?」
アルミン(どんどんエレンの前に壁が築かれていく・・・)
ジャン「ふん・・・オレは死に急ぎ野郎と違って何をすべきかわかっているからな」カチャ
アルミン(ジャンは一索を捨てた、数を集めるだけのエレンと違って多少はわかってるみたいだけど・・・)
ライナー「その鳥、カン」
エレン「ライナー!なんで人の捨てたのをとるんだよ!ずるくねぇ?」
ライナー「チン、ポー、カンと言って他人の捨牌を貰えるルールがある・・・はず、だったよな?」
アルミン「ポン、カン、チーだよライナー・・・」(ルールの説明はもういいよね?説明したところでこいつらそんなものに縛られないから)
エレン「そっかぁー、人が捨てたのも取っていいんだ・・・!」メカラウロコ
マルコ「あはは、僕の引いたの見てよ!まる子だって!」
アルミン(マルコはちびまる子ちゃんドンジャラのまる子牌を引いて二筒を捨てた、ていうか見せ牌はルール違反だ!見せたくなる気持ちは分かるけど)
ライナー「マルコがまる子か、ドンジャラにはそんなものもあるんだな、オレとベルトルトはドラえもんのドンジャラでしか遊んだことが無いが」トン
アルミン(ライナーがドラえもん牌を捨てながら喋る、君はドンジャラ経験者ならもう少しルールをわかっていても良くないかな)
エレン「あ、オレ今回はパスでいいや、壁をきれいに並べたいから」カチャカチャ
アルミン(普通はパスとかできないからね!?・・・すでに普通じゃないから許されてるけど)
ジャン「お前は勝手すぎるだろ、じゃあオレの番か・・・おぉ!?」カチャ
ジャン「へっへっへ・・・来たぜぬるりと!オレ、ツモったぞ!あがりだ、オレの勝ちだ!」
エレン「うそだろ!?オレが・・・オレが負けるなんて!しかもジャンに・・・」
マルコ「どんな役であがったのか早く見せてよ」
ジャン「名づけて・・・そうだな、禿一色」パタ
ライナー「おお・・・見事に禿だらけだな!」
アルミン(ジャンの手牌は二十枚、ピクシス指令が四枚、キース教官が四枚、エルヴィン団長が四枚、ベルトルトが四枚に原作者が四枚、後半は禿って言っていいの!?・・・進撃のドンジャラなんて出てたんだ)
エレン「オレもいい線いってたと思ったんだけどなぁ・・・」
アルミン(エレンは・・・手牌が五十枚越えてるよ、役がどうとか言う以前の問題だよ、ノーテンにも程があるよ)
ライナー「俺は鳥で全部揃えようとしたんだがな・・・名づけて『鳥一色・自由の翼の調査兵団』」
アルミン(ライナーは手牌は全部で九枚、カンした一索が四枚、残りの五枚の内四枚が一索で残り一枚がドラえもんドンジャラのスモールライト・・・普通同じ牌は四枚までだろ!?)
マルコ「僕は唯一知っている役を作ろうとしたんだけどね」
アルミン(マルコは手牌は全部で十枚、白が三枚に中が三枚に發が三枚とちびまる子ちゃんドンジャラのまる子が一枚・・・大三元狙いか!?最も限りなく正解に近いかな?)
ジャン「勝ったら何か特典があるのか?」
アルミン「そうだね、役の点数に応じてお金を貰ったり血を抜いたり、珍しいルールだと脱衣麻雀といって服を脱がせたりするよ」
ジャン「服を脱がせるのはおもしろそうだな、よし、お前ら罰ゲームだ、脱げ脱げ」
ライナー「なんだ、そんなことでいいのか・・・大金でも要求されるのかとひやひやしたぞ」スポーン
エレン「服を脱ぐだけでいいとか・・・ジャンのくせに手緩いな」スパーン
マルコ「ええ・・・!本当に脱ぐの!?二人はもう全部脱いでるし・・・」モゾモゾ
アルミン(ライナーとエレンは速攻で真っ裸になった、罰ゲームなのになんであの二人は楽しそうなんだ?マルコは逆に恥らいまくってよもくさ脱いでいる)
ジャン「エレンとライナーは躊躇無さ過ぎだろ、普通に全裸だとおもしろくねぇな・・・ライナーは裸の上に立体機動のベルトを付けろ、エレンは兵団のブーツを履け」
ライナー「ハハハ、ジャンは面白いことを考えるな!この変態さんめ」イソイソ
エレン「素っ裸にブーツって変じゃねぇ?」イソイソ
マルコ「ちょっとジャン・・・!二人になんて格好させてんの!?」モタモタ
アルミン(全裸より何か身に着けてるほうがエロい・・・か、ジャンを少し見直した、けどライナーとエレンにやらせるのはどうかと思う!マルコはまだ脱いでいる途中だ、立体機動術以外でも遅いんだな・・・残りはシャツとパンツか)
ジャン「待て、マルコ、シャツは脱がなくていい、下のパンツだけ脱げ」
マルコ「下だけ脱ぐの!?ちょ、ちょっとみんな、あんまり見ないでよ・・・見えちゃうかもしれないから・・・!」スル
アルミン(マルコはシャツの裾を必死に抑えながら真っ赤な顔でうつむいている、エレンとライナーは公然猥褻すぎるけどマルコは逆に恥ずかしがり過ぎだ、男同士いつも風呂で見せ合ってるのに)
ジャン「上半身を普段通りにすることで剥き出しの下半身が際立つ、太腿のむちむち具合とかこのギリ見えそうな感じとかな!それに、はじらいは重要だろ?」
ライナー「確かに・・・下は履いてないという事実と見えそうで見えない危うさ、それにマルコの恥ずかしがりっぷりがいいスパイスになっているな」
エレン「オレにはよくわかんねぇな!」
ジャン「お子様には理解できなくて結構だ・・・そうだ、オレの立体機動装置をマルコに整備してもらおうっと!」ムラムラ
マルコ「え!?ちょっと・・・ジャン!?何、ナニー!?」ズルズル
アルミン(ジャンはマルコを引き摺ってベッドの方へと足早に立ち去って行った・・・)
エレン「なんで急に立体機動装置を整備しに行ったんだ?あいつ昨日もしてたろ?」
ライナー「そりゃあまあ・・・若いから、か?」
アルミン(その時、僕は気付いてしまった)
アルミン(ライナーのライナーが立体機動していることに)
アルミン「じゃ、僕は席をはずすから、ごゆっくりー」ソソクサ
ライナー「エレン、俺達も立体機動装置を整備しようか!」
エレン「え?なに?ライナーなにすん・・・・・・アッー」
よく読んでくれた 残念だが、脱いでくれる女の子などはじめからいない
だまして悪いが、ホモSSなんでな がっかりしてもらおう
おしまい
おつ
おつ
がっかりだよ
まーじゃんですらねえし
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