提督「ホラー映画ねぇ……」 (28)

雷「きゃああああああ!!!」

睦月「ひえええええええ!!!」

TV「ウォォォ‼︎」

提督「……」

不知火「…………」

弥生「…………」

TV「コンナトコロニイラレルカ!オレハキュウジョタイヲサガスゾ!」

雷「あ、ああ!ダメよ開けちゃダメ!」

TV「ウォォォ‼︎」バーン

雷「いやああああ!!」

睦月「ひえええ!」

弥生「…………」

不知火「…………」

提督「…………」

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TV「クソ!バリケードガヤブラレタゾ!」

雷「落ち着いて!落ち着いて手筈通りに隣の部屋へ逃げるのよ!」

TV「ウワア!ウワ!ウワアアア」ズダダダダダ

睦月「ああ!ジャクソンさんが貴重な弾丸を!」

TV「ナニヤッテル!ハヤクニゲルゾ!……グアッ!」

雷「きゃああああああ!ジャクソンの流れ弾がニコライに!」

不知火「…………」

弥生「…………」

提督「…………」

TV「シッカリシロニコライ! マッテクレ!ジャクソンガ! モウアイツハホウッテオケ!」

睦月「ああ!そんな、ジャクソンさんが!」

TV「ウアアア!タス!タスケテクレエエエエエ!」

不知火「…………」

弥生「…………」

提督「…………」

雷「きゃああああああ!ジャクソン!ジャクソーーーン!」

ーーーーー

ーーー



TV「モウオワリヨ!ナニモカモオワリ!ミンナシヌノヨ!」

雷「ジェシカ!ダメよそんなこと言っちゃ!そういう時こそ希望を捨てちゃダメよ!」

TV「マダダ!フナツキバニオレノフネガアル!ウミヲコエヨウ!」

睦月「なるほど!海に出れば!」

TV「ウォォォ!」バーン

雷「きゃああああああ!」

睦月「ふええええええ!」

TV「クソッニゲロ!フナツキバマデニゲルンダ!」

雷「に、逃げて!生きてアレックス!」

睦月「うええ……もう無理じゃにゃい……」

雷「私たちが諦めてどうするの!?アレックスたちは命がけで生きようとしているのよ!」

睦月「うう……ごめんねぇアレックス……がんばってぇ……」

弥生「…………」

不知火「…………」

提督「…………」

くっそつまんね^^;

落ち着けよ早漏

こういうの嫌いじゃない

提督漏らしてそう

ビリー提督かな?

こういうの好きだよ

期待

この雷とは一緒に映画観たいとも観たくないとも思えるな

TV「ン?アレハ…………ジャクソン!?」

TV「ウ…………アアウウ」

雷「ジャクソン!無事だったのね!」

睦月「でもなんだか様子が変だねえ」

TV「ウ…………」

睦月「…………う?」

雷「うー…………」

TV「ウォアアア‼︎」

睦月「るえあああああ!」

雷「むぎあああああ!」

弥生「……っ!っ!……」ビクッ

不知火「……っ……!」ガタッ

TV「クソ! ナンテコッタジャクソンガ!」

雷「ジャクソン…………」

睦月「うう…………ジャクソンさん…………」

提督「…………」

弥生「…………」

不知火「…………」

ーーーーー

ーーー



雷「おもしろかったわ!」

睦月「ふあああ、怖かった……」

弥生「…………」

不知火「…………」

提督「パニック物としては普通におもしろかったけど欲を言えばもっと純粋なホラー要素が欲しかったな」

雷「もう!せっかく映画見てるんだからそんなに考えすぎないでいいの!」

提督「ん。すまん」

睦月「何も言わないからてっきりずっと怖がってるのかと思ってました」

提督「映画見るとどうしても集中するからな。つい黙っちゃうんだよね」

不知火「…………」

弥生「…………

睦月「でも救いようがない映画だったねえ…………。結局アレックスさん助からなかったし…………」

雷「でもアレックスのおかげでキャサリンが助かったわ……お腹の中の子供には強く生きて欲しいわね」

睦月「唯一の救いだねえ…………」

提督「ああ、キャサリンならこれの続編で海を越えて海外の国に着くんだけどそこも同じような状況で開始早々死ぬぞ。もともとはそれが今作のエンディングだったんだけど続編の予定ができたから…………どうした?」

雷「…………サイテー」

睦月「…………酷いです」

提督「…………」

ホラーはウチの鎮守府だけで間に合ってるよ

って話だと期待したのに

ネタバレはないわ提督さんよ、しかも駆逐艦が相手とか憲兵かながもんが出てもおかしくない

ひょっとして旧版「ゾンビ」と「デモンズ」ならあのヘリコプター違うって聞いたぞ。監督が一緒なだけって。アメリカからイタリアまで飛ぶとは思えないが…

雷「じゃあ私は電たちと約束があるからこれで!またいっしょに映画見ようね!」

睦月「うん、じゃあねー雷ちゃん!」

提督「さて、俺も飯食って仕事するか」スッ

ガシッ

不知火「…………」

弥生「…………」

提督「…………」

睦月「あ、あれ?」

提督「…………もしかして怖かったのか?」

不知火「問題ないわ」

弥生「なんのことですか?」

提督「俺トイレ行きたいんだけど」

不知火「仕方ないわね」

弥生「護衛します」

提督「ハハハ、怖かったんだろー?」グニグニ

不知火「やめてください」ウニウニ

弥生「セクハラ司令」

睦月「えーっと、弥生ちゃんとこれから演習に行かなきゃなんだけど…………」

提督「弥生、ほら大丈夫だって映画なんて深海棲艦と比べたら怖くなんかないだろ?」

弥生「別に怖くなんかないし」

不知火「全くもって幼稚ね」

睦月「も、もう!だめだよ弥生ちゃん!ちゃんとお仕事はしないと!」

弥生「…………うん」

睦月「大丈夫!睦月がついてるから怖くなんかないよ」

弥生「怖がってなんかないよ…………怖がってなんか…………」

睦月「それじゃあ睦月の艦隊!行ってくるのです!」

提督「おう、あったかくしていけよ」

スタスタ……

提督「…………」

不知火「…………」

提督「じゃあ俺もっーーーーー」

ガシッ

不知火「…………」

提督「…………」

ーーーーー

ーーー



提督「陽炎!」

陽炎「はいはーいどうしたの司令官…………ってなにそれ」

夕雲「あらいらっしゃい提督。不知火さんとずいぶん仲がいいのね」

提督「いや、どうやらいっしょに見たホラー映画が怖かったらしい」

不知火「怖がっていません」グイッ

陽炎「えー……………あんたってそんなキャラだっけ……」

不知火「勘違いしないでください。不知火はもしあの映画のような状況になった時のために司令官を護衛しているだけよ」

提督「おう…………」

ょ?」

不知火「問題ないわ。もとより不知火は司令のために一生を捧げるつもりよ」

陽炎「それは艦娘としてでしょ!これから遠征だってあるんだから無理にでも連れて行くわよ」

夕雲「あら、それじゃあ夕雲が不知火さんのかわりに提督の護衛につくわ。それなら不知火さんも安心、提督も安全、でしょ?」

不知火「…………し、しかし」

陽炎「…………あんた、司令官の期待を裏切る気?」

不知火「…………申し訳ありません、司令。少々見境がなくなっていました」

提督「いやいいよ怖かったんだもんな」

不知火「怖がってないわ」

陽炎「それじゃ私たちは遠征に行ってくるわね」

提督「ああよろしく。…………不知火のフォローを頼んだ」

陽炎「……わかったけど」

ーーーーー

ーーー



夕雲「はい、あーん」

提督「いや本当についてこなくてもいいだろ……」

夕雲「だって不知火さんにああ言ったんだもの。形だけでもいっしょにいないとね?」

提督「それはそうかも知れんが……」

夕雲「まあいいじゃないたまには2人きりで、ね?はい、あーん」

提督「いやいいよ、1人で食える」

夕雲「もう……つれないわね」

提督「なんか今日はずいぶん積極的だな……なんかあったか?」

夕雲「あら、別に何とも思ってないわよ。夕雲は一度も映画なんて誘われたことないのになーなんて」

提督「…………わかったよ。何が見たい?」

夕雲「んーやっぱり男女が夜に2人で見るものと言えばホラー映画かしら」

提督「意外だな。てっきり恋愛映画をチョイスするかと思ったのに」

夕雲「ああいう青いお話って感情移入できないから好きになれないのよねえ…………」

提督「そ、そうか……」

夕雲「そんなことより早く食べ終わらないと演習終えた子たちが報告に来るわよ」

提督「そうだな。さっさと食うか」

夕雲「でも焦らずにね」

夕雲「ところでみんなでどんな映画見てたの?」

提督「自転車で化け物の群から逃げたり夜中はバスタブの中で眠ったり臓物体に撒き散らして化け物の物真似したりする映画」

夕雲「…………コメディ映画?」

提督「ホラーって言ってもいろんなジャンルがあるからな。夕雲はどんなやつが見たい?」

夕雲「そうねえ……提督のおすすめに任せようかしら」

提督「ハハハ、責任重大だな」

>>25の始め、切れてない?

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